概要
既出の通り、ガンダムフロント東京内のDOME-Gにおける映像作品「機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two」(初公開、2013年8月)に登場するユニコーンガンダムの3号機である。しかし、その実情は1号機、2号機とは違ったものがある。
機体データ
形式番号
RX-0
頭頂項
21.7m(デストロイモード)
19.7m(ユニコーンモード)
本体重量
23.8t(デストロイモード/ユニコーンモード)
搭乗者
不明(ただし、劇中にて強化人間が搭乗している旨の台詞あり)
機体容姿及び、装備
容姿
機体カラーはガンダム作品の伝統とも言える全身黄金色。さらに機体の名前が示すとおり、頭部の展開式のアンテナは、デストロイモード時は不死鳥が羽を広げたような形状となる。また、サイコフレームの発光色は青色となる。
装備
1号機と同じく、ビームマグナムなど同じ装備を持ちつつも、背部バックパックのマウントラッチ(丁度、1号機がハイパーバズーカを装備する箇所)に接続された可動アームに、二基のアームドアーマーDEが追加されている。
まとわりつく思惑と、機体の特異性
開発背景
機体設定としては「先行納入されていたサイコフレームの素体をベースに、先んじてロールアウトした1号機、2号機の開発データを元に開発されたMS」とあり、アナハイム・エレクトロニクス社(というよりビスト財団)からは完全に独立した開発環境にあるMSである(本作準備稿では「つまらない意地で勝手に作った」と、マーサ・ビスト・カーバインの台詞あり)
このことは、機体の設定画に、AE社や、ビスト財団のマーキングが施されていないことからも伺え知れる。
開発には劇中でも登場する、ある連邦軍参謀(シナリオ台本における「参謀A」と思われる)の思惑が深く絡んでおり、その狙いは、地球連邦軍再編計画である「UC計画」からAE社を排除することにあると考えられる(ちなみにこのあたりは準備稿のほうが強く出ている)。
特異性
サイコフレーム搭載機のご他聞にもれず、フェネクスも暴走のような挙動を見せている。また準備稿では、恐ろしいことにパイロットのバイタルが消失した状況下で稼動、戦闘行動を継続するという行動まで見せている。なお、本機のNT-D発動時には、通信状況が不明瞭になる現象も確認されている。
備考
本機の名称「フェネクス」は、ソロモン72柱のうちの1柱の一つにも使われており、不死鳥としての
フェニックスと区別して、悪魔の方のフェニックスをフェネクスと呼称する場合もある。