学名は「氷(の中)のトサカを持つ爬虫類」と言う意味。これは南極のカーク・パトリック山のジュラ紀前期の地層から発掘された事に因んでいる。
発掘された化石は少数だが、それらから推測される大きさは全長6~7メートル程度。
最大の特徴は涙骨が変化して形成されている扇状のトサカで、これがリーゼントを思わせる事から「エルヴィス・プレスリー」のニックネームを頂戴した。トサカは薄く脆弱な作りと装飾的な形状から、もっぱら視覚的なディスプレイ器官だったと思われる。
化石にはアロサウルス類に見られる特徴と、ディロフォサウルス等に見られる原始的な特徴が入り混じっており、この恐竜が進化上どの系統に属するかはまだハッキリと結論が出ていない。