概要
キタユメ。のブログ(通称・竹林)の2013年9月19日の「Davieさん」に掲載された漫画から。一般人と国との関係について描かれた漫画。幼いアメリカとDavieという少年が描かれている。
名前の由来は、アメリカとDavieが図鑑らしきもので見た青い花から。
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ネタバレ
※忙しい人のための簡単なあらすじ。ネタバレ注意。
幼い時のアメリカはある日、Davieと名乗る少年に出会う。
彼の家(?)に案内されたアメリカはそこで図鑑らしき本を見せてもらう。
その中には青い花が載っており、その花の話で盛り上がる。
彼の家から帰る際に、今度はその花を持ってくることをDavieと約束して帰った。
その後、アメリカは一生懸命探したが、結局花は見つけられなかった。
仕方がなくDavieにそのことを報告しに会いに行くが、そこにいたDavieは成長して青年になっており、少年のままであるアメリカのことを相手にせずに別の人と話していた。
アメリカはこのDavieの態度を花を持って来なかったからと勘違いをし、イギリスにその花のありかを尋ねる。
そこでイギリスはその花がアメリカ(国)ではなく、イギリス本国にあることを教える。
そのことを伝えるために少年アメリカは再びDavieを訪ねるが、Davieは中年になっており、奥さんと子供らしき人物と一緒にいた。
ちなみに少年アメリカのことも近所の子供と間違えたのか、友人同士ではなく大人と子供として可愛がった。
Davieとのことが原因で落ち込み、花のことでだだをこねる少年アメリカを見たイギリスは例の青い花をアメリカに渡す。
やっとの思いで青い花を手に入れた少年アメリカは、Davieのもとを訪ねる。
そして、そこにはようやくいた…青年でもなく、中年の子持ちでもないDavieが。
Davieを見つけた少年アメリカは彼に青い花を渡す。
しかし…
そう、その少年はDavieではなかった。
そして、少年はDavieに…Davieが永眠る棺桶に花を投げ入れた。
国である彼と人間であるDavieの時間軸は違うものである。その結末は残酷なものだった…。
余談だが、このように「国と人間の生きる時間の違い」をテーマにした他のマンガとして、『フランス人しか出てこない漫画(アニメ版タイトルは「私が去ろうとも貴方は残る」)』がある。
ちなみにこちらの話の主人公はフランスと普通のフランス人青年。
※この際の国とは、ヘタリアに出ている各国の擬人化キャラを指す。