「わしの味方になれば、世界の半分をお前にやろう」
概要
名前通り竜族の王で、光の玉を奪ってアレフガルドを恐怖のどん底に叩き落した。
また、ドムドーラの町を滅ぼしたり、ローラ姫を誘拐したりといった悪事にも手を染めている。
尚、竜王は誘拐したローラ姫をその内自身の妻としようと考えていたようだが何故さらった時点で手籠めにしなかったのかは永遠の謎。
自分の玉座にまで乗り込んできた勇者に対し、世界の半分をかたに取引を迫ってくる。
「はい」と答えると当然バッドエンド。
DQ2にはひ孫が登場し、その他シリーズ作にも顔を出す時がある。
第一形態
竜の頭の形をした杖を持ち紫のローブを着た魔法使いのような姿をしている。
戦闘では魔法を主に使用。ベギラマとマホトーンを唱える。
が、Ⅰのマホトーンはロトのよろいを装備すると完全耐性ができる為に全く怖くない。
リメイク後は見直されて、マホトーンの代わりにラリホーになる。さらにベホイミまで使ってくるので更にタフになった。
第二形態
「竜王が真の姿を現した!」
第一形態直後に巨大なドラゴンへと姿を変える。
攻撃と激しい炎のみというシンプルにして強力な行動パターン。
フバーハだのルカニだのは無いので純粋な体力勝負となる。
しかも守備力が200もあるので長期戦は必至。
リメイク版ではなんとローテーション行動に。
激しい炎→攻撃→火炎の息or火の息→攻撃or火の息のパターンで行動する。
火の息は9~15、火炎の息は12~17しかダメージを受けないので攻撃の苛烈さという面では弱体化した。
また守備力も150にダウンした為にスペック的には弱体化したともとれるが、HPが高く長期戦は変わらない。
ドラゴンクエスト列伝ロトの紋章における竜王
ロト3部作の時系列上、「III」から「I」に繋がる間の物語として描かれた外伝マンガ「ドラゴンクエスト列伝ロトの紋章」では若かりし頃の竜王が描かれた。
作中での設定は小説版「ドラゴンクエスト」の設定と類似しており、もともとは善なる神に連なる竜の一族の生まれで、勇者ロトに光の玉を授けた竜の女王を母に持つこと、異魔神に呪われた名を与えられ魔王とされたという設定になっている。
若かりし頃の姿ということもあり、魔道士風のローブを身にまとった姿や年寄り風の言葉遣いはなく、
屈強な戦士といったイメージで一人称も「俺」と、とにかく若い。性格面でもゲーム中での会話イベントで見せたような老獪さはなく、魔に属する身として主人公アルスの故郷カーメンを滅ぼすなどの悪行を働く一方で、忠義を尽くした部下の死すら軽視する異魔神に対する憤りや反発心を隠さないなど、全うな武人としての性質を併せ持っている。
異魔人が倒された後は善なるものへ回帰することはなく魔物たちを統率して世界の覇権を握ろうと目論むようになる姿がエピローグで描かれ、物語が「I」での戦いに繋がっていくことが示唆されている。