おかえりなさいとは、帰るべき場所に辿りついた存在へと向けられる、迎えのメッセージである
言葉として
語尾が「~なさい」となっているが命令語ではなく、元々は「おかえりなさいました」等、語尾がついていたが省略化されたのもの。より丁寧な表現をするならば省略化せず「おかえりなさいました」や「おかえりなさいませ」とするのがよい。しかし一般的には更なる省略である「おかえり」が広まっているため、そのままでも十分に丁寧な印象を持つ。
一つの存在ではなく、複数の存在の間に存在する『絆』、帰るべき場所である『故郷』を浮かび上がらせる歓迎といたわりの言葉である。
そしてこの言葉は、2010年6月13日夜、日本中で、一つの遥かな旅の帰還に対して捧げられた。
たとえその身を失おうと、その魂が戻ってきたことを感じた時、この言葉は捧げられるものである。
おかえりなさい
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