「はいはいはいはい!ちゃんと聞いてるから!スカート引っ張んないで!」
データ
概要
明朗快活な元気っ娘だが、重度の居眠り癖の持ち主。
姉妹艦の古鷹とは非常に仲良しだが、面倒を彼女に丸投げしてしまう一面も。
ちなみに、一部提督の間では彼女の居眠り癖は古鷹の夜戦に付き合わされて寝不足なだけと言う噂も。
なお史実では徹夜明けの朝に撃沈されているので、睡眠はしっかりとってほしいところだが……
2人を見ていると、古鷹のほうがお姉ちゃんっぽいが実際の起工は加古のほうが先であり、書類上でも最初のうちは加古型巡洋艦だった。
しかし加古の建造中にクレーン事故や軍縮条約締結などの面倒が重なって古鷹の就役が先になった。
もっとも、その差は僅か数ヶ月程度であり見た目はともかく関係は双子のような感じ。
姉妹関係を匂わすセリフがありながら実際にそれを言ったり、古鷹のことを「お姉ちゃん」と言わないのは多分そこら辺が原因。
秘書艦にしてつっつくと、スカートを引っ張ることができる。
グラフィックには反映されないけどね。
ちなみに他の艦娘へのセクハラと異なり、彼女の場合は半ば自業自得。
作戦会議をしている目の前でぐーすか寝こけようとする秘書艦では、イラッと来てスカートを引っ張ったりしたくなっても仕方ないね。
なお、古鷹型は重巡洋艦の中では設計が古いため、性能的には明白に他の重巡に見劣りしてしまう。
特に、火力は最大でも「49」とやたらに低く、同型艦の古鷹や大半の軽巡より下、駆逐艦と同レベルである。
愛でカバー。
その後、10/16のアップデートで能力値の修正がなされ、火力上限は「65」と十分実用レベルの火力になった。
今までが低すぎただけとも言うが。
因みに、運の数値などには反映されず性格からもあまり想像できないが、彼女も結構な不幸体質である。
- 川内型の1隻として計画されていたら、軍縮条約のおかげで建造が中止なる
- 条約後に別枠の巡洋艦として建造が開始されるが建造中にクレーン事故が起こり、完成が妹の古鷹に遅れる
- んで、いざ就役してみれば何故か同型の古鷹に主砲の命中率で劣る
- 第一次ソロモン海戦の大勝でツキが回って来たかと思えば、翌朝油断して潜水艦に撃沈される
- 艦娘になれば、提督にスカート引っ張られる
などなど…
とはいえ、加古の不幸の数々の多くが軍縮条約にまつわるものであることを考えると、(日本に限らず)建造中止になった多くの軍艦からすれば加古はこの世に生まれることが出来ただけでも幸運だったのかもしれない。
いずれ公式コミックで不幸姉妹のお茶会に誘われないか不安である。
一方、この事実から加古には古鷹以外に3人の“魂の姉妹”がいることになる。
なんつーか、古鷹と神通の胃に穴が開かないことを祈るばかりである。
モチーフ元
加古(かこ)は、日本海軍の重巡洋艦。古鷹型重巡洋艦の2番艦。第一次ソロモン海戦で活躍したが、その帰路、連合軍潜水艦の雷撃により沈没した。
(wikipediaより)
帰路に雷撃によって沈没した、というエピソードは、艦娘のほうの加古にもきっちり図鑑コメントで言及されている。
古鷹の潜水艦恐怖症の元凶と思われる。
当初軽巡洋艦の川内型4番艦の艦名として用意されていたが、ワシントン軍縮条約により工事中止。そのため条約制限いっぱいの20サンチ砲搭載大型巡洋艦の1番艦にスライドした。
しかし先述のとおり建造中の事故により古鷹が先に竣工、タイプシップとなった。
この経緯から、以降、慣例として重巡洋艦は山、軽巡洋艦は河川の名前がつけられるようになった。
例外は加古と、軽巡洋艦として建造中に条約切れとなり当初から重巡洋艦として竣工することになった利根型のみとなる。
なお最上型はゲーム中でも史実でも重巡扱いであるが、書類上では建造から喪失まで軽巡扱いである(このへんの軍縮条約にまつわる経緯は重巡洋艦記事を参照)。