発見と命名
1987年にアルゼンチンのフィンクル部層から発見され、同国を代表する古生物学者ホセ・ボナパルテとロドルフォ・コリアによって「アルゼンチノサウルス・フィンクレンシス」と命名された。名前はそのまんま「アルゼンチンの爬虫類」を意味する。
生態
発見以来、化石が一割程度しか発見されていないので詳細は不明だが、全長は少なくとも35メートルはあったとされる(当初は60メートルとされた)。生まれたときはおそらく全長50センチ程度で、この大きさまで成長するまで40年近くかかったとされる。
唯一の天敵は同時期に棲息したマプサウルスだったとされる(よくギガノトサウルスと一緒にいる構図が多いが、彼らはアルゼンチノサウルスより後の時代の恐竜だった)。
現在発見されている恐竜の中では史上最大とされている。
体重について
この恐竜において最も謎とされているのは、その体重である。発見当初は100トンに達する史上最重量の陸生動物とされたが、それでは体温が50度を超えタンパク質の変性を引き起こしてしまうとされ、現在では否定されている。現在のところ彼らの体重は75トン以下だったと推測されているがこれにもかなり無理がある(何か特殊な体温調節のための器官を持っていたという説もあり)。おそらくはマメンチサウルスやスーパーサウルスと同様に50トン程度とされている。