「よろしくニャン♪」
プロフィール
概要
タイムボカンシリーズ第8作『怪盗きらめきマン』の主人公の1人で、ジュテーム署署長のオデコロンの愛娘。
女子高生で、変身前に着ている服も実は制服。
明るく元気な性格で、流行に敏感。
顔立ちも年頃の少女らしく可愛らしいので男子生徒からもモテるが、本人は劇中に登場する漫画家「アン・トワネット」の描く少女漫画の様な恋に憧れており見向きもしていない。
突如未来からやって来たパフに頼まれ、両親には内緒で『怪盗きらめきマン』として活動し未来を救う鍵となる『ゴールドアイ』を共に探す事になるが、学生故にテスト勉強の期間に怪盗活動が重なるのを快く思っていない(が、結局はパフにせがまれて半ば強引にきらめきマンとしての活動を強いられる)。
きらめきマン1号
リップが変身する本作の変身ヒロイン枠。
『ヤッターマン』から『オタスケマン』までの定番だった男女ペアの変身ヒーローならびに『ヤットデタマン』からしばらく設けられていなかった変身ヒロイン枠が本作で復活したが、従来と異なり男女の順番が逆転しており彼女が事実上のリーダーとなっている。
これまでのタイムボカンシリーズの変身ヒーロー(ヒロイン)とは違い怪盗であり、世間一般からすればこちらが悪とも言える役柄であるが、劇中の描写は基本的には過去作と大きくは変わっていない。
ゴールドアイに関しても、偽物だと分かればご丁寧に持ち主の元に返している。
しかし、ゴールドアイを護衛する花の刑事トリオや他の警官は父が署長を務めるジュテーム署の警察官なので、父に対して多少は申し訳なく思っている。
武器は電流を流すテレスティック。
物語後半の動向
ネタバレ注意!
物語終盤、パフの祖父であるリキッド博士の口からパフとリキッド博士はリップの遠い子孫である事が明かされ、この歳で(未来の)孫がいることにショックを受けるものの、未来を救う為にパフに最後まで付き合う事を決意し、最終回で本物のゴールドアイを無事に奪還する。
しかし、ゴールドアイとはリキッド博士が愛用するぬいぐるみが入ったカプセルであり、「ゴールドアイが無ければ(500年後の未来の)世界は混乱に陥る」と聞かされていたリップとパフは腰を抜かす。
が、「ぬいぐるみを抱いてないと眠れない=国際科学警察庁長官であるので睡眠不足で仕事が出来なくなれば世界情勢に影響が出る」という事であり無理矢理ではあるが2人は納得する。
未来から先に現代に来ていたリキッド博士から全てを聞かされていた母マスカラから、「(リップが怪盗きらめきマンとして活動していた事は)パパさんには内緒にしましょう。きっと腰を抜かすから」と言われるが、扉越しからしっかり話を聞いていた父は本当に腰を抜かしてしまっていた。
事件も解決しパフは自分の時代に帰還したがそれからしばらくして、物語の黒幕にしてパフと同じ500年後の未来人であるドック・リンゴがタイムマシンの故障で未来に帰れなくなった為、度重なる失敗で警察官をクビになった元花の刑事トリオと手を組んで泥棒として悪行を働いていた。
それを見かねたリップは父公認で『きらめき刑事ポリデッカー(通称きらめきデカ)』として活動する事を決めタイムマシンでパフの元に向かい彼を説得、今度は正真正銘の『善玉』として、文字通りの『三悪』に戻った元花の刑事トリオ達と戦う事となったところで本編は終了した。
余談
- リップ役の川上とも子氏は本シリーズで山本正之氏と共に多くの主題歌を担当した「ピンク・ピッキーズ」に所属しており、また以前よりタイムボカンシリーズのファンであった為、本作の製作が決まった際にはどんな事があっても役を掴み取ろうとオーディション当日は風邪を引いていたのにもかかわらず参加し無事に主人公の座を獲得したという。
- 本作はシリーズ唯一のテレビ東京系列の作品であり、同局がコンテンツの管理に対して厳しい為か現時点ではその後のシリーズへのゲスト出演は実現していない(リップ役の川上氏は本作出演後の2011年に永眠しており、オリジナルキャストでの登板は不可能であり仮にリップ/きらめきマン1号がアニメ作品にゲスト出演しても台詞無しまたは声優交代は避けられない状況となっている)。
関連動画
関連タグ
歴代ヒロイン関連
三蔵法子(イタダキマン)→リップ/きらめきマン1号→アイちゃん/ヤッターマン2号(平成ヤッターマン)
※変身ヒロインに限定した場合は三日月ナナ/オタスケマン2号(タイムパトロール隊オタスケマン)が前になる。