概要
美水かがみによる、オタクな少女、泉こなたと、そのクラスメイトの柊つかさ、高良みゆき、つかさの双子の姉である柊かがみの4人を中心とした、女子高生の日常生活を描くほのぼの癒し系コメディ。
月刊ゲーム雑誌「コンプティーク」2004年1月号から連載開始。一時休載を挟みながら、2017年からは不定期連載となってMITAINA!に移籍されることになった。(vol.3より掲載予定)単行本は2013年に発売された10巻が最新。
2007年のアニメ化に伴い爆発的な人気を博した。また、アニメでは「アニメ店長」や「涼宮ハルヒの憂鬱」などとのコラボでも話題を呼んだ。
月刊コンプティーク誌上には読者ページ「らっきー☆ちゃんねる」があり、後にラジオ、アニメの1コーナーに発展した。
主な舞台は埼玉県内のある都市に建つ高校、陵桜学園(モデルは作者の母校、春日部共栄中学高等学校)である。アニメ版では明確に春日部市(糟日部市)、またその周辺地域(秋葉原も重要な地名として登場する)として設定されている。
作者の地元である幸手市では、2009年から2011年まで美水の旧居(2008年にさいたま市に転居)をギャラリーとして改装・一般公開していた。また、泉家の面々(故人のかなた、居候のゆたかを含む)に特別住民票を交付しており、その際にこのギャラリーの住所が泉家の住所として利用されている。
かがみ・つかさ姉妹およびみさお・あやのは鷲宮の在住(柊家は鷲宮神社に相当する「鷹宮神社」の神主一家という設定である)
歴史
2003年12月 | 雑誌「コンプティーク」2004年1月号にて連載開始。 |
2005年8月 | 初のドラマCD発売。 |
2005年12月 | ニンテンドーDSソフト「らき☆すた 萌えドリル」発売。(2007年5月に続編発売、どちらもドラマCDのキャスト) |
2007年4月 | テレビアニメ放送スタート。キャストはドラマCDから総入れ替えとなっている。 |
2008年1月 | PS2ソフト「らき☆すた 陵桜学園桜藤祭」発売。(2010年12月にPSP版が発売) |
2008年8月 | 2作目のドラマCD発売。(キャストはアニメ版に変更) |
2008年9月 | アニメ番外編DVD「らき☆すたOVA」をリリース。 |
2009年3月29日 | らき☆すた関連曲を紅白歌合戦形式で披露したライブ、「らき☆すた in 武道館 あなたのためだから」を開催。 |
2009年春 | 泉こなたの家を再現したギャラリー「きまぐれスタジオ美水かがみギャラリー」を幸手市に開館。2011年1月10日に閉館。 |
2009年12月~2010年1月 | 角川書店とpixivの合同企画「あきらのタッグパートナー」を募集。 |
2009年12月 | PSPソフト「らき☆すた ネットアイドル・マイスター」発売。 |
2011年1月2日 | ニコニコ生放送(ニコ生)で、OVA「JK」+本編24話を生放送、そしてニコニコチャンネルにて公式配信。 |
2011年5月27日 | アニメ本編+OVA+ライブ+らっきーれーさー本編のブルーレイコンプリートボックス発売。 |
2011年7月2日、3日 | ニコニコ生放送(ニコ生)で、OVA「JK」以外の本編24話の台湾字幕つきの動画が放送。 |
2012年1月2日 | AT-Xで本編再放送。 |
2012年1月4日、5日 | ニコニコ生放送(ニコ生)で、OVA「JK」に本編24話の生放送。1部は12話まで、2部はOVAの「JK」までの2日間放送。 |
2012年9月 | ミュージカル「らき☆すた≒おん☆すて」が上演。 |
2013年4月~7月 | スピンオフ「宮河家の空腹」がWebアニメ化。宮河姉妹のキャストは変更となる。 |
2014年6月~11月 | 雑誌「コンプティーク」2014年7月号より2014年12月号まで「美水先生新企画」の準備のため休載。 |
2017年7月~ | 雑誌「コンプティーク」2017年8月号より不定期連載。(以降、実質休載中) |
登場人物
「学園もの」としての側面を持っており、登場人物の多くが陵桜学園の在校生・卒業生、教員、またその関係者である。
公式ガイドブックで、プロフィールとパラメーターをまとめて公開している。
『陵桜学園入学案内書』では、パラメーター的なものは段階式の「胸ランク」しかなかった(別途に「萌えパラメーター」があったが、各キャラで共通の能力が基本的にないイメージ的なもの)。
『こなたは俺をヨメ!!』の「キャラパラメーター」で「学力」「運動」「オタク」「家事」「胸」の5段階式に移行。
『10周年だよ、全員集合!』の「きゃらくたー・ぱらめーたー」でも5段階式は引き継がれているが、数値はあちこちで変更された。
個別記事にあるパラメーターは、『こなたは~』と『10周年~』で変更があった場合、「変更前→変更後」の形で記している。
作者が左利き(ただし、幼少期に矯正され現在は右利き)であることから、利き手の設定されている登場人物のほとんどが左利き、または両利きである。
注:CV名は初代ドラマCDおよびゲーム「萌えドリル」シリーズでの出演声優 / アニメ版および「桜藤祭」以降のゲームでの出演声優 / 宮河姉妹のみ「宮河家の空腹」Webアニメなどの出演声優。演者名はミュージカル「らき☆すた≒おん☆すて」の出演俳優。
なお、アニメではモブのほとんどをくじら・立木文彦が担当した。
メインキャラクター
主要人物(高1→高2→高3→大学・専門学校生)
- 泉こなた(CV:広橋涼 / 平野綾 / 演:酒井蘭)
- 柊つかさ(CV:中原麻衣 / 福原香織 / 演:小川真奈)
- 柊かがみ(CV:小清水亜美 / 加藤英美里 / 演:櫻井ゆりの)
- 高良みゆき(CV:中山恵里奈 / 遠藤綾 / 演:萩原和佳奈)
背景コンビ(高2→高3→大学生)
1学年下(高2→高3)
2学年下(高1→高2)
- 小早川ゆたか(CV:清水愛 / 長谷川静香 / 演:水越朝弓)
- 岩崎みなみ(CV:松来未祐 / 茅原実里 / 演:小市眞琴)
- 田村ひより(CV:新谷良子 / 清水香里)
- パトリシア・マーティン(CV:雪野五月 / ささきのぞみ)
- 若瀬いずみ
陵桜学園教師
泉家・小早川家・成実家
柊家
高良家
岩崎家
その他の家族など
- 日下部兄(しゅう君)
- 田村母
- 若瀬母
- 若瀬兄
- あゆみちゃん
スピンオフ作品のキャラクター
太字はあだ名
らっきー☆ちゃんねる
あきらの王国
宮河家の空腹
- 宮河ひなた(CV:能登麻美子 / 高口幸子 / 島形麻衣奈) ひなた
- 宮河ひかげ(CV:田村ゆかり / 鹿野優以 / 川崎琴) ひかげ
- 内海ゆきな(CV:曽和まどか) ゆきな うーにゃ
- 小池えりか(CV:岩崎可苗) えりりん えりちゃん
- 水島だいすけ(CV:小田果林) だいちゃん
- 大沢かずひこ(CV:松岡禎丞)
- 小泉まりな(CV:山田奈都美)
その他のキャラクター
- にゃもー(CV:不明)
- 編集K
アニメオリジナルキャラクターなど
☆は美水かがみデザイン・イラストが存在しないもの
らっきー☆ちゃんねる関連
アニメイト関連
上記以外のアニメオリジナルキャラクター
上記以外のゲームオリジナルキャラクター
他にも多数のキャラクターが登場している。
ミュージカル「らき☆すた≒おん☆すて」オリジナルキャラクター
- 長瀞なぎさ(演:中根礎子)
- 東松山あおい(演:樋口真央)
- 越谷ちなみ(演:熊谷知花)
- ブラスター木野(演:鶴田亮介)
- 飛ばしや川井(演:福山健介)
- エンジェル尾崎(演:宜野座新)
- カミソリ相崎(演:鷹野晶)
- MC森雅紀(演:森雅紀)
- 演劇部部長(演:宜野座新)
ゲストキャラクター
他にも特にゲーム版には多数のキャラクターがゲスト出演している。
- 兄沢命斗(CV:関智一)
- 星井ラミカ(CV:長沢美樹)
- 高橋社長(CV:小杉十郎太)
- 殿鬼ガイ(CV:三木眞一郎)
- 道玄坂登也
- 雷場竜(CV:関俊彦)
- 美虎ちゃん
- デ・ジ・キャラット
- びんちょうタン
- 初音ミク(CV:小杉十郎太)
TVアニメ
京都アニメーション製作。2007年4月から9月まで、チバテレビなどの独立UHF局を中心とした16局で放送された。全24話。2012年にAT-Xで再放送。監督は山本寛(1話〜4話)、武本康弘(5話〜24話)
OVA
2008年9月26日に『らき☆すたOVA(オリジナルなビジュアルとアニメーション)』として発売された。製作陣はTVアニメ版(5話以降)と共通で、短編がオムニバス形式で収録されている。
主題歌
オープニングテーマ
作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 神前暁 / 歌 - 泉こなた(平野綾)、柊かがみ(加藤英美里)、柊つかさ(福原香織)、高良みゆき(遠藤綾)
オープニング映像では埼玉県および東京都内の各地をモデルとした背景で、キャラクターたちが踊る様子が描かれている。
後に、アニメ・ゲームソング関連の作曲家によるリミックスアルバムが2枚リリースされており、第二弾ではJAMprojectが「JAMがもってった!セーラーふく」としてフリーダムにカバーしている。
エンディングテーマ
第1話 - 第12話のエンディングは、こなたら4人が休日に訪れたカラオケボックスで歌っているという設定で、彼女らの掛け合いと歌がエンディングテーマとして使用されている。
ほとんどの場合ワンコーラスを歌い切ることはなく、途中で切り上げられて終了している。のちに『TVアニメ『らき☆すた』エンディングテーマ集 〜ある日のカラオケボックス〜』として、エンディングのドラマパートとフルコーラスが収録されたアルバムが発売された。
こなたは5曲披露しているが、他のキャラクターはかがみを除いて1曲のみ、11・12話は4人の歌唱が使われている。
第13話以降はみのる役の白石稔(一部の回ではあきら役の今野宏美、つかさ役の福原香織も)が出演する、実写のエンディングとなる。ロケ地は神奈川県城ヶ島、北海道の中央部の山あい、富士山周辺など。
基本的には本作および制作陣が共通する『涼宮ハルヒの憂鬱』関連の楽曲、または白石が即興で作詞作曲したオリジナルソングを、アカペラで歌うというもの。歌詞はだいたいうろ覚えである。
16話では『三十路岬』のPV、24話(最終話)は『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の主題歌、『愛はブーメラン』を白石がカバーしたものが使われている。映像はこれまでの総集編である。
サブタイトル
1話 | つっぱしる女 |
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2話 | 努力と結果 |
3話 | いろいろな人たち |
4話 | やる気の問題 |
5話 | 名射手 |
6話 | 夏の定番 |
7話 | イメージ |
8話 | 私じゃなくても旺盛 |
9話 | そんな感覚 |
10話 | 願望 |
11話 | いろんな聖夜の過ごし方 |
12話 | お祭りへ行こう |
13話 | おいしい日 |
14話 | ひとつ屋根の下 |
15話 | いきなりは変われない |
16話 | リング |
17話 | お天道様のもと |
18話 | 十人十色 |
19話 | 二次に本質あり |
20話 | 夏の過ごし方 |
21話 | パンドラの箱 |
22話 | ここにある彼方 |
23話 | 微妙なライン |
24話 | 未定 |
OVA | JK |
放送したテレビ局
関連イラスト
表記ゆれ
関連タグ
作者
グループ
泉家 柊家 柊姉妹/柊四姉妹 宮河姉妹 背景コンビ 胸ぺったんガールズ らき☆すた四天王
関連作品ほか
らっきー☆ちゃんねる らっきーちゃんねる あきらの王国 あきらキングダムズ あきらのタッグパートナー
宮河家の空腹 陵桜学園 陵桜学園桜藤祭 らき☆すた≒おん☆すて
埼玉県 鷲宮(旧鷲宮町) 久喜市 幸手市 春日部市 埼玉新聞
コンビ・カップリング
その他
二次創作(公式化)
二次創作
黒こなさん 貞こなた ブルー・マーダー へんたいかがみさん 黒つかさ つかバラさん みWiki
みゆきさん愛してる こなたと付き合ってみた えす☆えふ らぶらき! かがみ様はシューター らき☆すたバニー部 らき☆すたパロ かん☆これ
他作品繋がり
Re:ステージ!プリズムステップ…コラボを実施。2021年現在、メイン4人の最新の収録が行われた作品でもある。
そらのおとしもの からかい上手の高木さん…ED曲が、アニメキャラクターが回替わりで歌うカバー曲であるアニメ作品繋がり。