プロフィール
概要
仁・知・勇の全てに優れ、同期である双子座のサガと共に当時の黄金聖闘士の中心人物であり(この当時、彼ら2人以外の黄金聖闘士9人は10歳〜7歳の幼い子ども達で残る1人は200歳越えでさらには五老峰から動けなかった為)聖域の全ての聖闘士の憧れであり目標であった。また聖闘士の歴史上最年少で黄金聖闘士に選ばれている。
サガと並び次期教皇候補と周囲から期待され、本編の13年前に教皇シオンから次期教皇に任命された。しかしこの事がサガの嫉妬心を煽り、彼の謀反の一因となってしまった(アニメスペシャルの小説ではサガの二面性を察している設定がある)。
サガが生まれたばかりのアテナ(城戸沙織)を殺害をしようとしている現場に居合わせ、これを阻止するもののサガに「アイオロスがアテナの殺害を図った」と全ての罪をなすり付けられてしまいアテナを連れ聖域から逃亡した。この時途中で山羊座のシュラと交戦(※)・瀕死の重傷を負う。
※原作では描写されていないが、エピソードGではこの際のアイオロスはシュラを倒す気は無く殆ど無抵抗でエクスカリバーを喰らっている。シュラの方もアイオロスが謀反等信じられず、殺さないように手加減して生け捕りを試みている。
また、セインティア翔では、事件発生直前は自身の宮で就寝中で、聖闘少女の長だったオリヴィアが連れていたフクロウが彼の寝室に飛来したことで目を覚まして異変を悟り駆けつけて上記の経緯に至っている。
逃亡した先で偶然にギリシャに来ていた城戸光政にアテナと射手座の黄金聖衣を託し絶命する。しかし死後もその残留思念は黄金聖衣に宿り、度々星矢達の危機を救っている。
十二宮編では彼の聖衣が矢を射て人馬宮の壁にあった彼のメッセージを青銅一軍に見せた。
なお、このエピソードはアニメ版では引き延ばしのために人馬宮内に洞窟やら崖やらが次々と出現しており、ファンの間では「人馬宮アスレチック」と呼ばれてネタにされている。
ハーデス編で死亡した黄金聖闘士が復活した時唯一復活しておらず、その謎については作者曰く「アイオロスは死亡時期が違うので特別な扱いにしたかった。ハーデス編ではサガを話の主軸をするため、もし復活したら二人が対立していたので両雄が並び立たなくなるから」と述べている。
エピソードG
現役時代の彼が多く描写されている。なおこの作品での彼は非常にお茶目な性格である。
※本編にこんなシーンはないが、大体こんな性格。
エピソードGのファンブックである0巻の番外編で弟を露骨にかわいがる所を見せつけたり、アイオリア(当時7歳)に女神以外に愛する者は兄以外いないと言われ浮かれるなど某兄キャラに負けず劣らずのブラコンぶりを披露している
一方シリアス面では黄金聖闘士しての強さや誇り高さも大いに出ており、本編で不明だった部分がかなり補足されていた。
続編の「EPISODEG アサシン」では失われた世界(ロストワールド)のアイオロスが登場。
こちらは何と第九意識(ナインセンシズ)に目覚めて大神ゼウスを2度も破った実力者であり、教皇にまで就任している(※ちなみに、射手座に対応するアルカナは教皇という説がある)。
端的に述べるとぼくのかんがえたさいきょうのにいさん。
そこに至るまで相応の犠牲を払っており、アイオリアを依り代に蘇ったゼウスとの2度目の戦いではアイオリアごと討つ悲しい結末を迎えている。
なお、この世界ではアテナは「混沌女神」という双子の姿で生まれる性質がある上、青銅聖闘士をはじめとした聖闘士たちの人生も本家とはまるで異なっている。
セインティア翔
原作の時系列と同時であるため既に故人だが、射手座の聖衣箱に宿った彼の残留思念がアテに襲われた城戸沙織らを助けている。
LegendofSanctuary
以下ネタバレを含みます。
容姿は髭面になっている。基本的なポジションは原作と近いが、赤子のアテナを連れて逃亡したくだりはサガに押さえ込まれシュラに斬られて墜落、となっている。
ヒマラヤ山中の遺跡に落下し、城戸光政にアテナを託す際は彼の脳に直接記憶を転写する形で説明しており、死後は黄金聖衣のレリーフを残し消滅。
また、残留思念となってからも、サガに対して「お前は誰だ?」と真意を問うシーンがある。
一部のファンは「ロス川」「ヨヨス」などの愛称で原作と区別している。
黄金魂
他の黄金聖闘士同様、復活してアスガルドに降り立ち、6話の回想にて初登場する
最初に復活を果たし、アンドレアスと直接対峙していたのである。
アンドレアスが話し合いに応じる気がないと察知し、聖衣をまとい応戦するも、小宇宙が吸い取られていることに気がつくのが一足遅く、自らの渾身の一矢を持って、アンドレアスの右目に傷をつけるに留まる。
その傷はユグドラシルの成長を遅らせ、アンドレアス(ロキ)の目的を大きく阻害
黄金聖闘士全員に有意義な時間をもたらす結果を生み出し、矢自体はそれに気づいたロキに折られてしまうも11話にて傷を負いながらも弟・アイオリアの窮地に駆けつける。
実はアンドレアスの右目に傷をつけ、返り討ちにあった後は、地下に落ちていてポラリスのヒルダのお付きの者に発見され手当を受けていたのだが、その際にヒルダによる話を聞きドラウプニルを託される
同話にて、戦闘中にロキの技からアイオリアを自身の体を盾に庇い、その衝撃で吹き飛ばされる
吹き飛ばされた先で、ヒルダから託されていたドラウプニルがアイオリアには反応、アイオリアにドラウプニルを託す
最終回にてサガに「その目を見ればわかる・・・死してなお茨の道を歩んできたのであろう!」と言葉を掛け、サガからは「かつてお前が流した血に比べれば我が胸の痛みなど・・・」と返され、その返答に「しかし今、こうして再び共に戦えること・・・私は誇りの思うぞ?サガ」と告げた後、息ぴったりのタイミングでロキに、技を当てている
なお、消滅する瞬間にはサガに対し、かつての好敵手としての関係を取り戻しており、サガの『行くか・・・』と言う問いに「うむ・・」答えて浄土に帰っていっている。
Knights of the Zodiac
原作と同様にサガと共に呼び出され、教皇の座をシオンより託される。その後、杯座の聖衣で未来を見る儀式が行われるがその時に当代のアテナはポセイドンとハーデスに敗れて地上を滅ぼすとの予言が映し出された。そのため教皇はアテナの殺害を決め、聖域全体がそれに同調したのだが、アイオロスは原作と同様に赤子のアテナを抱えて聖域を出奔。城戸光政に託して息絶える。
彼の霊は蝶の形となって随所で登場。修行時代の魔鈴に仮面を託し、聖域を覆う闇を暴くように伝えていた。人馬宮へ向かう星矢たちの前にも現れ、聖域の歴史を書き記すクレオの下に案内。間接的にデスマスクの誘惑で死を選ぶ直前だった沙織を救う。
その一方で、教皇の座を託された彼が教皇の決定に反した行動を取ったことは作中でも疑問視されていたが、人馬宮においてその全貌が判明。
人馬宮にたどり着いた星矢たちに射手座の黄金聖衣は各々の修行地でアイオロスと激突する幻を見せた。人馬宮アスレチックに近い流れを形を変えて盛り込んだと言える。この時アイオロスは言葉を発しないが矢を連射する技やアトミックサンダーボルトを披露している。
そしてアイオロスに4人が決意を見せて幻から目を覚ますと、隠されていた杯座の聖衣が出現。予言には続きがあり、アテナと11人の青銅聖闘士によって光がもたらされる様子が映し出されていた
。しかし、何者かの手によってその予言が歪められ、聖域には滅びの部分しか伝わっていなかったのだ。
原作と同様に射手座の黄金聖衣の矢が人馬宮の壁に隠された遺書を4人に見せ、星矢たちは決意新たに先へと進む。その後、スターヒルで重傷を負った魔鈴の元に現れて再起させ、ミロとの戦いで気を失っているアイオリアにも声をかけている。
必殺技
- 黄金の矢(射手座の黄金聖衣の付属品)
射手座の黄金聖衣の武器である弓矢を放つ。星矢が劇場版で黄金聖衣を纏った際には決め技となる事が多い。
冥王ハーデス冥界編では12人の黄金聖闘士の小宇宙を結集させて放つ事で嘆きの壁を破壊した。
- アトミックサンダーボルト(アニメ版)
該当項目参照。
- インフィニティブレイク(エピソードG)
いわゆるペガサス流星拳系の技で、こちらは無数の矢のようなオーラを連続で放つ技となっている。
- シャドウアロー(エピソードゼロ)
相手の影を射抜いて動きを封じる技で、いわゆる影縫いの術のようなもの。
- ライトニングフレイム(エピソードGアサシン)
漢字表記で「厳霊乃焔」。
アイオロス版のライトニングプラズマともいうべき技だが、最大の違いは単に光速拳を放つ技であったライトニングプラズマとは異なり、その威力の強さ故に焔すらも発生する程。
- ライトニングテリオス
漢字表記で「厳霊乃極」。
ライトニングボルトの上位互換技で、こちらは高威力のライトニングボルトを直接相手の体に叩き込む。
食らった相手の血で稲光が真紅に染まるのが特徴(勿論星矢世界だから起こる現象である)。
- ライトニングボイド
漢字表記で「厳霊乃虚無」。
ナイトセンシズに至ったアイオロスが習得した最強技であり、虚無の力を持つ黒い雷撃を敵に浴びせる。
威力はなんとあの「アテナエクスクラメーション」にも匹敵するという。
- 幻朧魔神拳
双子座の黄金聖闘士の伝統技「幻朧魔王拳」の上位技。
対象の憎悪と小宇宙を限界まで跳ね上げてしまう恐ろしい技。
冥王異伝ダークウィング
黄金聖闘士や冥闘士の内訳がまるで異なるパラレルワールドが舞台であるにもかかわらず、彼だけは唯一本家から登場している。
この世界では私立グラード国際大学付属高校の教師を務め、時任惣次郎に才能を見出して双子座の黄金聖闘士に育て上げた射手座の黄金聖闘士である。
しかし、山羊座の黄金聖闘士である九頭龍詠斗の襲撃を受けて殺害される。
その際に本家『聖闘士星矢』の記憶が流れており、我々の知るアイオロスと無関係ではない事が示唆されたが…。
名前の由来
ギリシア神話にアイオロスは四人いるが、いて座に関係するアイオロスは二人。
一つ目は、天空神ウラノスの息子にしていて座の原型となったケイローンの愛娘テアーを
誘拐した男。
二つ目は、アイオロスとテアーの間に生まれた娘アルネーを愛人にしたポセイドンとの間に生まれた子供。(祖父と同じアイオロスの名をつけられた)。
どちらが名の由来か考えた場合、下半身が馬なので、おそらく孫(ひ孫)の方なのだろう、
関連イラスト
関連タグ
作品・キャラクター
セインティア翔 エピソードG LegendofSanctuary