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アウグスト・ザムエル・ワーレン(August Samuel Wahlen)とは、小説『銀河英雄伝説』の登場人物である。

「一度失ったものを、もう一度失っても別に不自由はせんよ!!」

概要

CV:岡部政明(OVA)、江川央生(Die Neue These)


田中芳樹による小説『銀河英雄伝説』の登場人物。銀河帝国側の軍人として登場する。ローエングラム王朝における主要提督の1人。

座乗艦は火竜(サラマンドル)


ラインハルト・フォン・ローエングラムの改姓前の中佐時代に、彼の座乗艦『ヘーシュリッヒ・エンチェン』の副長を務めており、当時からラインハルトの才覚を「只者ではない」と高く評価しているところがあった。

後にラインハルトが元帥府を設立した際、コルネリアス・ルッツ達と共に艦隊司令官として招聘されており(当時の階級は中将)、物語最終盤には獅子の泉の七元帥の1人として抜擢されている。


後述するが、とある戦いの際に左腕を負傷して肘から先を失っている。


アムリッツァ会戦では、その前哨戦で自由惑星同盟軍第3艦隊と交戦し、これを敗走させた。


リップシュタット戦役においてはルッツと共にジークフリード・キルヒアイス上級大将の副将としてキフォイザー星域に赴き、数において優るリッテンハイム侯爵の軍を共に打ち破るなどの功績を残した。


ラインハルトが帝国の支配権を得ると大将に昇進、神々の黄昏作戦ではフェザーン方面の最後尾第五陣を指揮し、第一次ランテマリオ会戦においても同盟軍デュドネイ分艦隊を壊滅させ、更に左翼に楔を打ち込むことは失敗したものの張り付いて出血を強いる事で多大な損害を与えるなど、宇宙艦隊司令長官となったラインハルトの立てた作戦の実行に、軍事面で尽力した(但しこのランテマリオの戦いでは、結果的に同盟軍・ヤン・ウェンリー元帥に敗れている)。

その後、帝国軍補給路を脅かすヤン元帥の艦隊討伐を命じられるも、タッシリ星域で輸送船を餌としたヤンの奇策を前に敗北する。


ローエングラム王朝設立と共に上級大将に任ぜられ、地球教討伐を命じられる。しかし、この時、艦に潜入したテロリストの襲撃を受けて左腕を失う(以後、左腕は精巧な義手となっている)。

直後、地球教殲滅に協力したフェザーンの貿易商人・ボリス・コーネフと仲間としてついていたユリアン・ミンツオリビエ・ポプランに会い、地球教によって破壊された(とされる)商船の弁償を行い、更に彼らを帝都オーディンに連れて行った。

原作ではこのときユリアンとポプランはその素性を隠し通したが、藤崎版では「親切にしてくれた人を騙したくない」としてユリアン側が自ら素性を明かしている。ワーレン側も戦勝で入手した同盟軍の情報から素性に気づいていたが、ユリアンが言い出さなければ黙っているつもりであり、原作同様オーディンに連れて行っている。



新領土総督オスカー・フォン・ロイエンタール元帥がラインハルトに叛旗を翻した折は宇宙艦隊司令長官ウォルフガング・ミッターマイヤー元帥の指揮のもと討伐艦隊に参加。

第2次ランテマリオ会戦ではロイエンタールの猛攻で旗艦サラマンドルに直撃を受け義手が破壊されるも、「さあ、これで悪運を切り離したぞ。恐れるものは怯懦のみだ」と猶も戦場に踏み止まり戦線を維持し続ける剛毅さを示した。


ロイエンタールの死後、ハイネセンに残留。同地の治安維持に努めるが、イゼルローン革命軍が帝国軍と一戦交えるべく出兵、第11次イゼルローン攻防戦が発生する。

旧帝都オーディン側の回廊に展開していたヴァーゲンザイル大将の艦隊と連携してイゼルローン軍の挟撃を行うも、ヴァーゲンザイル艦隊の敗走に伴って作戦は失敗。それでも踏みとどまって応戦するが、ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツの強襲と要塞から放たれたトゥールハンマーの一撃で多数の艦を喪失し、撤退を余儀なくされた。


帝国軍の敗戦によって、ノイエラントの治安が悪化したことを受けて、軍務尚書・パウル・フォン・オーベルシュタイン元帥、フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルトナイトハルト・ミュラー両上級大将が、旧自由惑星同盟首都・ハイネセンに赴任。ワーレンもオーベルシュタインの指揮下に入る。

ここでヤン・ウェンリーとの戦いをオーベルシュタインが批判したことにビッテンフェルトが激高、元帥を上級大将が殴り倒す事件が起き、オーベルシュタインの指示により、ビッテンフェルト麾下の「黒色槍騎兵」艦隊の指揮権を預かる。

が、オーベルシュタイン麾下の護衛隊とビッテンフェルト麾下の部隊が睨みあう事件が起き、ワーレンは双方の真ん中に装甲車を置き、暴発しないよう睨みをきかせている。


戦後、イゼルローン軍司令官・ユリアン・ミンツ中尉と会見、地球でも会ったことを思い出し、「おたがい、知人が少なくなったものだ」と語りあっている。


人物

基本的に剛毅且つ温和な性格で、用兵家としても一流。それ故に部下からの信頼も厚く、彼と会ったことのあるイゼルローン要塞司令官代理・ユリアン・ミンツ中尉も尊敬の念を抱いている。

苦杯をなめたヤンに対しても、敗北への無念さこそあれ怨恨は抱かず能力面は高く評価する柔軟さを持つ。


但しオーベルシュタインについてはあまり良い感情を抱いておらず(尤も、これは戦友であるビッテンフェルトやロイエンタールもそうであったが)、ビッテンフェルトとオーベルシュタインの仲裁を行った際も「義手の故障のせいにして軍務尚書を殴ろうか」とジョークとも本気ともつかないことを言っている。

また、独身者の多いローエングラム陣営の中でミッターマイヤー元帥、アイゼナッハ上級大将、後に結婚するウルリッヒ・ケスラー上級大将とともに妻に先立たれているが数少ない妻帯者であり、幼少の一人息子がいることが確認されている。


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銀河英雄伝説

銀河帝国

獅子の泉の七元帥

隻腕

「一度失ったものを、もう一度失っても別に不自由はせんよ!!」

概要

CV:岡部政明(OVA)、江川央生(Die Neue These)


田中芳樹による小説『銀河英雄伝説』の登場人物。銀河帝国側の軍人として登場する。ローエングラム王朝における主要提督の1人。

座乗艦は火竜(サラマンドル)


ラインハルト・フォン・ローエングラムの改姓前の中佐時代に、彼の座乗艦『ヘーシュリッヒ・エンチェン』の副長を務めており、当時からラインハルトの才覚を「只者ではない」と高く評価しているところがあった。

後にラインハルトが元帥府を設立した際、コルネリアス・ルッツ達と共に艦隊司令官として招聘されており(当時の階級は中将)、物語最終盤には獅子の泉の七元帥の1人として抜擢されている。


後述するが、とある戦いの際に左腕を負傷して肘から先を失っている。


アムリッツァ会戦では、その前哨戦で自由惑星同盟軍第3艦隊と交戦し、これを敗走させた。


リップシュタット戦役においてはルッツと共にジークフリード・キルヒアイス上級大将の副将としてキフォイザー星域に赴き、数において優るリッテンハイム侯爵の軍を共に打ち破るなどの功績を残した。


ラインハルトが帝国の支配権を得ると大将に昇進、神々の黄昏作戦ではフェザーン方面の最後尾第五陣を指揮し、第一次ランテマリオ会戦においても同盟軍デュドネイ分艦隊を壊滅させ、更に左翼に楔を打ち込むことは失敗したものの張り付いて出血を強いる事で多大な損害を与えるなど、宇宙艦隊司令長官となったラインハルトの立てた作戦の実行に、軍事面で尽力した(但しこのランテマリオの戦いでは、結果的に同盟軍・ヤン・ウェンリー元帥に敗れている)。

その後、帝国軍補給路を脅かすヤン元帥の艦隊討伐を命じられるも、タッシリ星域で輸送船を餌としたヤンの奇策を前に敗北する。


ローエングラム王朝設立と共に上級大将に任ぜられ、地球教討伐を命じられる。しかし、この時、艦に潜入したテロリストの襲撃を受けて左腕を失う(以後、左腕は精巧な義手となっている)。

直後、地球教殲滅に協力したフェザーンの貿易商人・ボリス・コーネフと仲間としてついていたユリアン・ミンツオリビエ・ポプランに会い、地球教によって破壊された(とされる)商船の弁償を行い、更に彼らを帝都オーディンに連れて行った。

原作ではこのときユリアンとポプランはその素性を隠し通したが、藤崎版では「親切にしてくれた人を騙したくない」としてユリアン側が自ら素性を明かしている。ワーレン側も戦勝で入手した同盟軍の情報から素性に気づいていたが、ユリアンが言い出さなければ黙っているつもりであり、原作同様オーディンに連れて行っている。



新領土総督オスカー・フォン・ロイエンタール元帥がラインハルトに叛旗を翻した折は宇宙艦隊司令長官ウォルフガング・ミッターマイヤー元帥の指揮のもと討伐艦隊に参加。

第2次ランテマリオ会戦ではロイエンタールの猛攻で旗艦サラマンドルに直撃を受け義手が破壊されるも、「さあ、これで悪運を切り離したぞ。恐れるものは怯懦のみだ」と猶も戦場に踏み止まり戦線を維持し続ける剛毅さを示した。


ロイエンタールの死後、ハイネセンに残留。同地の治安維持に努めるが、イゼルローン革命軍が帝国軍と一戦交えるべく出兵、第11次イゼルローン攻防戦が発生する。

旧帝都オーディン側の回廊に展開していたヴァーゲンザイル大将の艦隊と連携してイゼルローン軍の挟撃を行うも、ヴァーゲンザイル艦隊の敗走に伴って作戦は失敗。それでも踏みとどまって応戦するが、ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツの強襲と要塞から放たれたトゥールハンマーの一撃で多数の艦を喪失し、撤退を余儀なくされた。


帝国軍の敗戦によって、ノイエラントの治安が悪化したことを受けて、軍務尚書・パウル・フォン・オーベルシュタイン元帥、フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルトナイトハルト・ミュラー両上級大将が、旧自由惑星同盟首都・ハイネセンに赴任。ワーレンもオーベルシュタインの指揮下に入る。

ここでヤン・ウェンリーとの戦いをオーベルシュタインが批判したことにビッテンフェルトが激高、元帥を上級大将が殴り倒す事件が起き、オーベルシュタインの指示により、ビッテンフェルト麾下の「黒色槍騎兵」艦隊の指揮権を預かる。

が、オーベルシュタイン麾下の護衛隊とビッテンフェルト麾下の部隊が睨みあう事件が起き、ワーレンは双方の真ん中に装甲車を置き、暴発しないよう睨みをきかせている。


戦後、イゼルローン軍司令官・ユリアン・ミンツ中尉と会見、地球でも会ったことを思い出し、「おたがい、知人が少なくなったものだ」と語りあっている。


人物

基本的に剛毅且つ温和な性格で、用兵家としても一流。それ故に部下からの信頼も厚く、彼と会ったことのあるイゼルローン要塞司令官代理・ユリアン・ミンツ中尉も尊敬の念を抱いている。

苦杯をなめたヤンに対しても、敗北への無念さこそあれ怨恨は抱かず能力面は高く評価する柔軟さを持つ。


但しオーベルシュタインについてはあまり良い感情を抱いておらず(尤も、これは戦友であるビッテンフェルトやロイエンタールもそうであったが)、ビッテンフェルトとオーベルシュタインの仲裁を行った際も「義手の故障のせいにして軍務尚書を殴ろうか」とジョークとも本気ともつかないことを言っている。

また、独身者の多いローエングラム陣営の中でミッターマイヤー元帥、アイゼナッハ上級大将、後に結婚するウルリッヒ・ケスラー上級大将とともに妻に先立たれているが数少ない妻帯者であり、幼少の一人息子がいることが確認されている。


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アウグスト・ザムエル・ワーレン
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アウグスト・ザムエル・ワーレン(August Samuel Wahlen)とは、小説『銀河英雄伝説』の登場人物である。

「一度失ったものを、もう一度失っても別に不自由はせんよ!!」

概要

CV:岡部政明(OVA)、江川央生(Die Neue These)


田中芳樹による小説『銀河英雄伝説』の登場人物。銀河帝国側の軍人として登場する。ローエングラム王朝における主要提督の1人。

座乗艦は火竜(サラマンドル)


ラインハルト・フォン・ローエングラムの改姓前の中佐時代に、彼の座乗艦『ヘーシュリッヒ・エンチェン』の副長を務めており、当時からラインハルトの才覚を「只者ではない」と高く評価しているところがあった。

後にラインハルトが元帥府を設立した際、コルネリアス・ルッツ達と共に艦隊司令官として招聘されており(当時の階級は中将)、物語最終盤には獅子の泉の七元帥の1人として抜擢されている。


後述するが、とある戦いの際に左腕を負傷して肘から先を失っている。


アムリッツァ会戦では、その前哨戦で自由惑星同盟軍第3艦隊と交戦し、これを敗走させた。


リップシュタット戦役においてはルッツと共にジークフリード・キルヒアイス上級大将の副将としてキフォイザー星域に赴き、数において優るリッテンハイム侯爵の軍を共に打ち破るなどの功績を残した。


ラインハルトが帝国の支配権を得ると大将に昇進、神々の黄昏作戦ではフェザーン方面の最後尾第五陣を指揮し、第一次ランテマリオ会戦においても同盟軍デュドネイ分艦隊を壊滅させ、更に左翼に楔を打ち込むことは失敗したものの張り付いて出血を強いる事で多大な損害を与えるなど、宇宙艦隊司令長官となったラインハルトの立てた作戦の実行に、軍事面で尽力した(但しこのランテマリオの戦いでは、結果的に同盟軍・ヤン・ウェンリー元帥に敗れている)。

その後、帝国軍補給路を脅かすヤン元帥の艦隊討伐を命じられるも、タッシリ星域で輸送船を餌としたヤンの奇策を前に敗北する。


ローエングラム王朝設立と共に上級大将に任ぜられ、地球教討伐を命じられる。しかし、この時、艦に潜入したテロリストの襲撃を受けて左腕を失う(以後、左腕は精巧な義手となっている)。

直後、地球教殲滅に協力したフェザーンの貿易商人・ボリス・コーネフと仲間としてついていたユリアン・ミンツオリビエ・ポプランに会い、地球教によって破壊された(とされる)商船の弁償を行い、更に彼らを帝都オーディンに連れて行った。

原作ではこのときユリアンとポプランはその素性を隠し通したが、藤崎版では「親切にしてくれた人を騙したくない」としてユリアン側が自ら素性を明かしている。ワーレン側も戦勝で入手した同盟軍の情報から素性に気づいていたが、ユリアンが言い出さなければ黙っているつもりであり、原作同様オーディンに連れて行っている。



新領土総督オスカー・フォン・ロイエンタール元帥がラインハルトに叛旗を翻した折は宇宙艦隊司令長官ウォルフガング・ミッターマイヤー元帥の指揮のもと討伐艦隊に参加。

第2次ランテマリオ会戦ではロイエンタールの猛攻で旗艦サラマンドルに直撃を受け義手が破壊されるも、「さあ、これで悪運を切り離したぞ。恐れるものは怯懦のみだ」と猶も戦場に踏み止まり戦線を維持し続ける剛毅さを示した。


ロイエンタールの死後、ハイネセンに残留。同地の治安維持に努めるが、イゼルローン革命軍が帝国軍と一戦交えるべく出兵、第11次イゼルローン攻防戦が発生する。

旧帝都オーディン側の回廊に展開していたヴァーゲンザイル大将の艦隊と連携してイゼルローン軍の挟撃を行うも、ヴァーゲンザイル艦隊の敗走に伴って作戦は失敗。それでも踏みとどまって応戦するが、ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツの強襲と要塞から放たれたトゥールハンマーの一撃で多数の艦を喪失し、撤退を余儀なくされた。


帝国軍の敗戦によって、ノイエラントの治安が悪化したことを受けて、軍務尚書・パウル・フォン・オーベルシュタイン元帥、フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルトナイトハルト・ミュラー両上級大将が、旧自由惑星同盟首都・ハイネセンに赴任。ワーレンもオーベルシュタインの指揮下に入る。

ここでヤン・ウェンリーとの戦いをオーベルシュタインが批判したことにビッテンフェルトが激高、元帥を上級大将が殴り倒す事件が起き、オーベルシュタインの指示により、ビッテンフェルト麾下の「黒色槍騎兵」艦隊の指揮権を預かる。

が、オーベルシュタイン麾下の護衛隊とビッテンフェルト麾下の部隊が睨みあう事件が起き、ワーレンは双方の真ん中に装甲車を置き、暴発しないよう睨みをきかせている。


戦後、イゼルローン軍司令官・ユリアン・ミンツ中尉と会見、地球でも会ったことを思い出し、「おたがい、知人が少なくなったものだ」と語りあっている。


人物

基本的に剛毅且つ温和な性格で、用兵家としても一流。それ故に部下からの信頼も厚く、彼と会ったことのあるイゼルローン要塞司令官代理・ユリアン・ミンツ中尉も尊敬の念を抱いている。

苦杯をなめたヤンに対しても、敗北への無念さこそあれ怨恨は抱かず能力面は高く評価する柔軟さを持つ。


但しオーベルシュタインについてはあまり良い感情を抱いておらず(尤も、これは戦友であるビッテンフェルトやロイエンタールもそうであったが)、ビッテンフェルトとオーベルシュタインの仲裁を行った際も「義手の故障のせいにして軍務尚書を殴ろうか」とジョークとも本気ともつかないことを言っている。

また、独身者の多いローエングラム陣営の中でミッターマイヤー元帥、アイゼナッハ上級大将、後に結婚するウルリッヒ・ケスラー上級大将とともに妻に先立たれているが数少ない妻帯者であり、幼少の一人息子がいることが確認されている。


関連タグ

銀河英雄伝説

銀河帝国

獅子の泉の七元帥

隻腕

「一度失ったものを、もう一度失っても別に不自由はせんよ!!」

概要

CV:岡部政明(OVA)、江川央生(Die Neue These)


田中芳樹による小説『銀河英雄伝説』の登場人物。銀河帝国側の軍人として登場する。ローエングラム王朝における主要提督の1人。

座乗艦は火竜(サラマンドル)


ラインハルト・フォン・ローエングラムの改姓前の中佐時代に、彼の座乗艦『ヘーシュリッヒ・エンチェン』の副長を務めており、当時からラインハルトの才覚を「只者ではない」と高く評価しているところがあった。

後にラインハルトが元帥府を設立した際、コルネリアス・ルッツ達と共に艦隊司令官として招聘されており(当時の階級は中将)、物語最終盤には獅子の泉の七元帥の1人として抜擢されている。


後述するが、とある戦いの際に左腕を負傷して肘から先を失っている。


アムリッツァ会戦では、その前哨戦で自由惑星同盟軍第3艦隊と交戦し、これを敗走させた。


リップシュタット戦役においてはルッツと共にジークフリード・キルヒアイス上級大将の副将としてキフォイザー星域に赴き、数において優るリッテンハイム侯爵の軍を共に打ち破るなどの功績を残した。


ラインハルトが帝国の支配権を得ると大将に昇進、神々の黄昏作戦ではフェザーン方面の最後尾第五陣を指揮し、第一次ランテマリオ会戦においても同盟軍デュドネイ分艦隊を壊滅させ、更に左翼に楔を打ち込むことは失敗したものの張り付いて出血を強いる事で多大な損害を与えるなど、宇宙艦隊司令長官となったラインハルトの立てた作戦の実行に、軍事面で尽力した(但しこのランテマリオの戦いでは、結果的に同盟軍・ヤン・ウェンリー元帥に敗れている)。

その後、帝国軍補給路を脅かすヤン元帥の艦隊討伐を命じられるも、タッシリ星域で輸送船を餌としたヤンの奇策を前に敗北する。


ローエングラム王朝設立と共に上級大将に任ぜられ、地球教討伐を命じられる。しかし、この時、艦に潜入したテロリストの襲撃を受けて左腕を失う(以後、左腕は精巧な義手となっている)。

直後、地球教殲滅に協力したフェザーンの貿易商人・ボリス・コーネフと仲間としてついていたユリアン・ミンツオリビエ・ポプランに会い、地球教によって破壊された(とされる)商船の弁償を行い、更に彼らを帝都オーディンに連れて行った。

原作ではこのときユリアンとポプランはその素性を隠し通したが、藤崎版では「親切にしてくれた人を騙したくない」としてユリアン側が自ら素性を明かしている。ワーレン側も戦勝で入手した同盟軍の情報から素性に気づいていたが、ユリアンが言い出さなければ黙っているつもりであり、原作同様オーディンに連れて行っている。



新領土総督オスカー・フォン・ロイエンタール元帥がラインハルトに叛旗を翻した折は宇宙艦隊司令長官ウォルフガング・ミッターマイヤー元帥の指揮のもと討伐艦隊に参加。

第2次ランテマリオ会戦ではロイエンタールの猛攻で旗艦サラマンドルに直撃を受け義手が破壊されるも、「さあ、これで悪運を切り離したぞ。恐れるものは怯懦のみだ」と猶も戦場に踏み止まり戦線を維持し続ける剛毅さを示した。


ロイエンタールの死後、ハイネセンに残留。同地の治安維持に努めるが、イゼルローン革命軍が帝国軍と一戦交えるべく出兵、第11次イゼルローン攻防戦が発生する。

旧帝都オーディン側の回廊に展開していたヴァーゲンザイル大将の艦隊と連携してイゼルローン軍の挟撃を行うも、ヴァーゲンザイル艦隊の敗走に伴って作戦は失敗。それでも踏みとどまって応戦するが、ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツの強襲と要塞から放たれたトゥールハンマーの一撃で多数の艦を喪失し、撤退を余儀なくされた。


帝国軍の敗戦によって、ノイエラントの治安が悪化したことを受けて、軍務尚書・パウル・フォン・オーベルシュタイン元帥、フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルトナイトハルト・ミュラー両上級大将が、旧自由惑星同盟首都・ハイネセンに赴任。ワーレンもオーベルシュタインの指揮下に入る。

ここでヤン・ウェンリーとの戦いをオーベルシュタインが批判したことにビッテンフェルトが激高、元帥を上級大将が殴り倒す事件が起き、オーベルシュタインの指示により、ビッテンフェルト麾下の「黒色槍騎兵」艦隊の指揮権を預かる。

が、オーベルシュタイン麾下の護衛隊とビッテンフェルト麾下の部隊が睨みあう事件が起き、ワーレンは双方の真ん中に装甲車を置き、暴発しないよう睨みをきかせている。


戦後、イゼルローン軍司令官・ユリアン・ミンツ中尉と会見、地球でも会ったことを思い出し、「おたがい、知人が少なくなったものだ」と語りあっている。


人物

基本的に剛毅且つ温和な性格で、用兵家としても一流。それ故に部下からの信頼も厚く、彼と会ったことのあるイゼルローン要塞司令官代理・ユリアン・ミンツ中尉も尊敬の念を抱いている。

苦杯をなめたヤンに対しても、敗北への無念さこそあれ怨恨は抱かず能力面は高く評価する柔軟さを持つ。


但しオーベルシュタインについてはあまり良い感情を抱いておらず(尤も、これは戦友であるビッテンフェルトやロイエンタールもそうであったが)、ビッテンフェルトとオーベルシュタインの仲裁を行った際も「義手の故障のせいにして軍務尚書を殴ろうか」とジョークとも本気ともつかないことを言っている。

また、独身者の多いローエングラム陣営の中でミッターマイヤー元帥、アイゼナッハ上級大将、後に結婚するウルリッヒ・ケスラー上級大将とともに妻に先立たれているが数少ない妻帯者であり、幼少の一人息子がいることが確認されている。


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    リップシュタット戦役から少し後のケンプとワーレン。二人の夫、二人の父親のお話。
  • 台所会戦

    ざっと十年前、『ばんざいぬいぐるみ』名義で書いていた銀英伝を題材にした二次創作です。 少しづつですが手を入れて再公開していこうと思います。 節々に違和感があると思われますが、それは私設定と言う奴です、お気になさらず。 昔書いた30のお題で、ロイエンタールが酷い事になった小咄です。 ロイエンタールファンは読まない方が良いかなあ。 勝手な家族設定がお嫌な方もBrowserbackしてください。
  • 大作戦シリーズ

    ファーレンハイトのタダ酒大作戦!!

    ビッテンフェルトとファーレンハイトが立てた、タダ酒にありつく作戦とは・・・。 今、ルッツの謎が明らかに・・・。←捏造^^@ 出演・・・フリッツ・ヨーゼフ・ビッテンフェルト、アーダルベルト・フォン・ファーレンハイト、コルネリアス・ルッツ、アウグスト・ザムエル・ワーレン、ナイトハルト・ミュラー、オイゲン。 特別出演として、ヘルムート・レンネンカンプ
  • 二冊目のグリム童話

    「ワーレン提督と息子さんのほのぼのしたお話」にファーレンハイト提督を絡めて。 ワーレンとファーレンハイトがワーレンの息子くんに『グリム童話』を読み聞かせるお話です。
  • ワーレンと諸提督

    問答の果て

    原作三巻~六巻冒頭のどこか。提督の列に加わって以後のファーレンハイトと、ワーレンの海鷲の別室での会話。ノット仲良し。
  • ワーレンと諸提督

    からくり二つ

    芸術の秋のころのワーレンとオーベルシュタイン。義手の男と義眼の男。
  • 銀河の海

    銀河の海3

    このお話は、T○N○先生の漫画「コ-ラル 手のひらの海」(朝日新聞出版 全5巻)の世界観をお借りした銀河英雄伝説の登場人物が人魚だったり人魚の兵隊だったりするファンタジーです。 ルッツとクララは人魚、ワーレンと息子君は、人魚の皇帝・ラインハルトから純白の真珠を賜った人魚の兵隊です。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11808696 銀河の海1 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12663697 銀河の海2
  • 藤と銅の挽歌   ~フェザーン最後の日~

    ざっと十年前、『ばんざいぬいぐるみ』名義で書いていた銀英伝を題材にした二次創作です。 少しづつですが手を入れて再公開していこうと思います。 節々に違和感があると思われますが、それは私設定と言う奴です、お気になさらず。 これはアンソロジーに参加した際の作品で、多分冊子の中で一際異彩を放っただろう作品です。 判る人には判って貰える、そんな世界ですよ|ω・`)
  • ワーレンと諸提督

    功を求めて

    ワーレンと主要提督シリーズ、お相手はレンネンカンプ。 バーミリオン後のハイネセン。軍の最高幹部たちの話題は。
  • 鉄腕ワーレン(惑星フェザーン、サジタリウス宇宙港)

    ワーレン提督、だと思う描写を頑張ってみます。 ……結婚して死別したけど男の子いるのね、エンディング時点で7つの。 よし設定しよう。……って、物語の設定に対する空間恐怖症? ワーレン(Wahlenかな)家の名前は、ローマ皇帝から付けてみます。 カユス(←ガイウス) ユリアーナ(←ユリウス) アウグスト(←アウグストゥス) (亡くなった奥さんの名前はあえて決めない) ティベリウス(そのまんま) ロシアンティーの件の、「ママレード」表記。気になるけどそのまま! (おうちの事情) 参考ながら、途中で死んだケンプの子はグスタフ・イザーク8つ、次男カール・フランツ5つで、エンディング時点だと11と8つ。 ミュラー家。原作では独身。でも数百年後に子孫はいる想定。ありがちな姓なので関係ないミュラーさんをもう出してる。 ビッテンフェルト家。原作では独身だけど、猪は多産の象徴なので、子孫がいっぱいいたらいいなあ。ウィリバルト坊ややオトヴィン坊やはif設定だけど、数百年後には中枢の議員から銀河騎馬民族まで幅広く。 メックリンガー家。原作では独身。60年後創作ではヴェストパーレ男爵を継いでたので、うちだとif設定ではマグダレーナの親戚と結婚したことに。 ミッターマイヤー家。胡乱界隈では残念な末路になりやすいヴォルフなので、数百年後設定では「マールバッハ」「ロイエンタール」を名乗ってる。 ケスラー家。うちではリンドバーグみたいな目に遭わせてる。 アイゼナッハの妻子も付けたくなるけど、子供の性別も人数も分からないし、そこは我慢だ。 新無憂宮のイメージソースであろう阿房宮、「阿房」は「epang(ウーパン)」だと。「afang(アーファン)」かと思っていたら、こんなところで特殊発音が!
  • ワーレンと諸提督

    約束は遠く

    ワーレンとシュタインメッツ。ラグナロック直前、シュタインメッツが恋人といるところをワーレンが見かけたお話。
  • 【5/4 超星々のオラトリオ2019】新刊サンプル

    超星々のオラトリオで頒布予定の新刊二冊のサンプルです。 SUPER COMIC CITY 28・転 内 超星々のオラトリオ2019 西1ホール・ソ3a 折たく柴 1頁目 『かくて竜は眠りにつく』(小説/文庫/88頁/700円)銀河英雄伝説 ワーレン中心本。 「ワーレンと諸提督シリーズ」https://www.pixiv.net/novel/series/1023399  を「鱗数あれど同じものなし」の章題で再録。他は描き下ろしです。 サンプル部分は描き下ろしの「血の色だけが等しく」より 2頁目 『石を燃やす水』(小説/文庫/60頁/500円/R18)銀河英雄伝説 メルカッツ×ファーレンハイトのパラレル本。成人向け。 「石を燃やす水」シリーズhttps://www.pixiv.net/novel/series/891799  に描き下ろし掌編をつけた上での再録。 サンプル部分は描き下ろしの「いつもと違う日」より。全年齢向けですが本自体は成人向けです。

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