概要
遊戯王OCG&遊戯王ラッシュデュエルに存在する召喚法。
当初の名義は「生け贄召喚」で、下級モンスターを生贄に捧げることで上級モンスターを召喚する。
遊戯王5D'sが放送された2008年以降、公式表記が「アドバンス召喚」に改められ、アニメでも生贄と呼ぶことはなくなった。
カードテキスト内の「生け贄に捧げる」も「リリースする」に変更され、ルール上では同じ意味として扱われる。
永続罠カード「生贄封じの仮面」はカードテキストこそルール変更後に合わせているが、カード名自体はこのままで推移しており、旧ルールの名残となっている。
OCGでは召喚権を消費しているため、アドバンス召喚した上級モンスターを除去されるとディスアドバンテージが大きい。
一方でラッシュデュエルでは召喚権を廃しており、かつ大量にドローできるため積極的にアドバンス召喚が行われる。
ゲームデザインの違いが分かりやすい例と言えよう。
公式の説明(OCG)
レベル5以上のモンスターについては召喚前に、自分フィールドの別のモンスターを「リリース」(=墓地へ送る事)をしなければなりません。
これを「アドバンス召喚」と呼びます。
レベル5・6のモンスターは1体、レベル7以上のモンスターは2体をリリースする必要があります。
(公式ルールブック マスタールール(2020年4月1日改訂版)対応 バージョン 1.0 より引用)
公式の説明(RD)
レベル5以上のモンスターを通常召喚(召喚・セット)することをアドバンス召喚と言う。
アドバンス召喚する場合は、自分フィールドに居るモンスターをリリースする(墓地へ送ること)必要があるぞ。
レベル5・6の場合は1体、レベル7以上の場合は2体のモンスターをリリースしよう。
(公式サイトより引用)
関連カード(追記歓迎)
OCG
三幻神
- モンスター3体のリリースを要求するモンスター。
- 原作では解読不能とはいえアドバンス召喚が生まれる前にリリースに関するテキストを持つカード(ラーの翼神竜)が存在することになる(当時は生け贄召喚名義)。
真竜(遊戯王)
- 魔法罠をリリースに使用可能。
- 消費を抑えながらアドバンス召喚の関連カードを利用できる。
堕天使(遊戯王)
- こんにちでこそランク8のエクシーズ召喚を狙えるカテゴリであるが、元々は堕天使ルシフェルを主軸としたアドバンス召喚デッキであった。
- 上記の経緯からか、主人公がエクストラデッキを使えないというぶっ飛んだ二次創作作品も存在している。
ふわんだりぃず
- 特殊召喚が一切できなくなる代わりに効果でさながらラッシュデュエルのような連続召喚を行う鳥獣族のテーマ。
- エースであるふわんだりぃず×えんぺんは特殊召喚したモンスターへのメタ効果を持つ。
帝シリーズ
- アドバンス召喚時成功時に効果を適用できる。
RD
- 相手のアドバンス召喚を封じる効果を持つ。
- 最上級モンスターは、高レベルモンスターをリリースしてアドバンス召喚を行うことで使用できる効果を持つ。