概要
エルシオンに変わる山野バンの新たなLBXであり、アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。
A国のLBX実験部隊「ファイアースウィーツ」の隊長、ジャック・ジェラート中尉から譲り受けたプロト・Iの予備機をベースに、山野博士が開発。
ベースとなったプロト・Iや同時に開発されたイカロス・フォース同様、「高次元多関節機構」によって、従来のLBXには不可能だった挙動が可能になっている(腰を180°回転させる等)。
また、ライディングソーサや飛行形態を介さずに単独飛行する事が可能であり、宇宙空間においても他のLBXより円滑に動く事ができる。
さらに、イカロス・フォースとの共闘時には、「ウェポンフォーム」と呼ばれる双剣の姿に変形し、イカロス・フォースの専用兵装となる。(このとき、エネルギーを帯びたブレード部分がオレンジ色に発光する(キットではクリアパーツで再現)。)
イカロス・フォース同様、ギリシャ神話の登場人物「イカロス」を名前の由来とする。
基本装備は、刃の部分がビームとなった槍「ゼロ・ランス」と、「Z」のレリーフが刻まれたビームシールド「ゼロ・シールド」。
他にも、トリトーンの基本装備である錨型のハンマー「シーホースアンカー」等、エルシオン同様多彩な武器を操る事ができる。
必殺ファンクションは、ウェポンフォームに変形したイカロス・フォース(こちらは大剣の姿に変形)を装備し、敵を叩き切る「メテオブレイカー」。
他にも、エルシオンも使用していた「ホーリーランス」や、劇場版では、後にオーディーンMk-2も使用する「グロリアスレイ」、両手銃タイプの必殺ファンクションである「サンダーバースト」も使用している。
さらに、アニメ版で一時的に海道ジンの手に渡った際は、ジ・エンペラーの必殺ファンクション「インパクトカイザー」を使用していた。
派生機体
アーミー・イカロスZ(ゼロ)
ゲーム版にのみ登場。紫中心のカラーリングとなったイカロス・ゼロのカラーバリエーション機。
通常のイカロス・ゼロ同様、ウェポンフォームへの変形機構を備えている。
アーミー・イカロスF(フォース)、ミネルバ改・天同様、宇宙空間での運用に特化した性能となっている。
PSP、PSVita版『W』では、予約特典のパスワードでのみ入手可能なレア機体だった。
イカロス雷門Z(ゼロ)
こちらもゲーム版限定。『イナズマイレブンGO』の新生雷門のユニフォームをモチーフとした、イカロス・ゼロのカラーバリエーション機。
こちらも同様に、ウェポンフォームへの変形は問題無く可能。
『ウォーズ』のランキングバトルでは、松風テンマの僚機として登場している。
『装甲娘』において
適合者の本名は「イマイ ムツキ」(CV:秦佐和子)。旧版、ミゼレムクライシス版共に登場している。詳細は『イカロス・ゼロ/イマイ_ムツキ』を参照。
その他、関連・派生機体のLBXも装甲娘として、
がいる。詳細は適合者の個別記事参照。
余談
ゲーム版のストーリー上で手に入る本機には、設定を反映してか、コアボックスの余剰スペースに宇宙空間での能力が上昇する補助パーツが最初から装備されている。
しかし、これが取り外し不可であり、パラダイス攻略の時には助かるものの、ありがた迷惑な感じも否めない。
関連リンク
ダンボール戦機W LBX ナイトフレーム 山野バン 海道ジン プロト・I
醤油:劇場版の宣伝の為に公開されたショートギャグアニメにおいて、本機が醤油差しにされるというネタが存在している。
歴代バン機:AX-00 / アキレス / オーディーン / イプシロン(ゲーム版及び漫画『ダンボール戦機外伝』のみ) / エルシオン / イカロス・ゼロ / オーレギオン / オーディーンMk-2 / アキレスⅡ