礼拝の時間は終わった。であれば、次は戦いの時間だ
プロフィール
真名 | イヴァン雷帝(イヴァン四世) |
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クラス | ライダー |
性別 | 男性 |
身長 | 531cm |
体重 | 2548kg |
出典 | 史実及び異聞帯 |
地域 | ロシア |
属性 | 秩序・悪・人/混沌・悪・人 |
好きなもの | 王妃アナスタシア、信仰、礼拝の時間、就寝前の音楽鑑賞 |
嫌いなもの | 国政に巣食う賊臣、反逆者、自身の苛烈さ |
設定担当 | 東出祐一郎、奈須きのこ |
ILLUST | danciao |
CV | 黒田崇矢 |
属性は秩序と混沌、どちらにも割り振られる。カルデアに登録された霊基は秩序側。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するライダークラスのサーヴァント。レアリティは☆5。
第2部1章『永久凍土帝国 アナスタシア』にて登場。ロシアの異聞帯を統べる王であり、強大な存在。しかし普段は大量の殺戮猟兵を展開するために常に眠り続けている。
真名
「雷帝」の異名で恐れられたロシア最大の暴君、『イヴァン四世』。
現在の人類史にいたる過程で「不要なもの、不要なゆらぎ(イフ)」としてそぎ落とされた“もしも”のロシア、「その先は行き止まり(デッドエンド)なので歴史を打ち切る」と並行世界論にすら切り捨てられた『永久凍土帝国 アナスタシア』に君臨する皇帝。それがイヴァン雷帝である。
サーヴァントとして蘇ったイヴァン雷帝その人だが、異聞帯の歴史においては世界最初のヤガとして存在している。彼の帝国に住まう者はみなヤガだが、それは人間の姿では、最早生きていけない過酷な環境だからだ。ただし、その過程で彼らは人間であったときに得た大切なものを失った。
汎人類史におけるイヴァン雷帝は、暴君でこそあったが、魔術とは縁遠い存在であった。
しかし、異聞帯において世界凍結の危機が迫ったとき、彼は魔術師たちを招聘。
魔獣と人を結合させる技術を伴って、生き延びる道を求めた。
しかしそれは、最早人間とは異なる生物を世界に産み落としたも同然であり、
やがて精神も変容してしまった彼らは行き詰まりの人類史――
剪定されるべき世界と認識されてしまった。
慟哭は止まらず、雷帝は嘆きながら巡礼を歩む。
人物
一人称は「余」、または「我ら」。
ロシア最悪の暴君といわれる程の苛烈さと残虐さを持つ一方、ひたすらに敬虔な信仰心を持っていた人物。そんな凄まじく乖離した二面性を持った彼が異端と呼ばれ社会から排除されずに済んだのはやはり絶対的な権限を持った皇帝であったからだろう。
16世紀の人物と比較的現代の知識に理解のある人物(ノッブなどと同世代)ではあるのだが、姿がマンモスを人型にしたような威圧感のある姿なので、現代の一般人であれば彼を目視しただけで昏倒すると言われている。 これについては彼の持つ権勢が圧倒的である事も後押ししている。
敬虔な国教会信徒として慈悲を以って接する彼は、凍てつく大地の民を慮る「国父」としての深く遠大な度量を示す。特に敬愛の情を抱く相手の言葉は真摯に受け止めようとするだろう。
その一方でやはり暴君「雷帝」としての激烈さは「凄まじい」の一言に尽きる。一度怒りに火が点けば敵対者はおろか周囲のすべてを破壊し、殲滅し尽くしてなお収まるか知れない程。
カイニスの見立てでは、キリシュタリアの担当する異聞帯の主神と戦っても勝てるのではないか、とのこと。 キリシュタリアも強い歴史であった彼の異聞帯が早々に消えた事を残念がっていた。
信心深いが故に自らの罪に後ろ髪を引かれる贖罪者でもある。
マスターを自らの参謀と捉えつつ、召喚時に「余を罰するがいい」と神妙な言を零す(ちなみに第2部プロローグでカルデアを襲撃するようコヤンスカヤに依頼をしたのは彼である)。
絆を深めることでヤガとして同胞に加えようと考えるほど気に入ってくれるが、さすがのぐだーずもそれは丁重に断っている模様。同胞に加わらないことに不満を零すが、微睡みの中で見たマスターの姿を慈しむことで良しとする姿から、その愛の深さを窺うことが出来る。
2019年12月に実装された幕間の物語にて、カルデアに召喚されたイヴァン雷帝は「異聞帯の肉体に汎人類史と異聞帯双方の意識を持つサーヴァント」であると本人が発言した。
つまり会稽零式と呼ばれる仙道人形を正体とする覇王と事情が近い状態であるらしい。お陰で実装からかなり経った時点で、今更のように自分が象であることをマスターに問い質してくる。
異聞帯の肉体で召喚されたことに対しては、戦闘力のためだけでなく「敗北者であると同時に汝を見届ける者」だからだと捉えており、マスターの選択を見守り行く末を見届けると述べている。
イベントや幕間の物語では、異聞帯での威圧的な態度とは違い物静かで鷹揚な性質をよく見せる。
なかなかに茶目っ気もあり、征服王と結託してひと騒動起こしてみたり、挨拶がてらに「余だよ」とのたまってみたり、バレンタインのお返しに絵本を読み聞かせてくれたりと、怒りに囚われなければかなり大らかな王様であるらしい。 史実でもそうだがかなりの読書家で、文化発展のために数多の希少書籍を保有し、伝説とまで化している。絆礼装はこの書庫にまつわるもので、幕内でもあるキャスターの開設する書庫の蔵書を補強するために動き出すのだが……
実は彼は、生前一時の怒りに我を忘れて息子を殴り殺してしまったことがある。この事はバレンタインのお返しシナリオで語られている。この一件は雷帝にとって一生もののトラウマになってしまったらしく、晩年はこの一件の罪の意識によって不眠症を発症してしまった。
能力
異聞帯のサーヴァントであり、劣悪な環境で生存する魔獣との合成人類「ヤガ」であるため、肉体・物理面では無類の強靭さを発揮する(おそらく象系統の魔獣と思われる)。
トップクラスの筋力耐久に引きかえ、敏捷性は規格外の巨体ゆえ、Dランクと低い。
宝具の使用を本分とするライダークラスらしく、宝具そのものが規格外かつ強力無比。
ただし第二宝具に関しては、領土と規定できる自陣と自身の睡眠がカギを握るため、能力の完全使用にはそれなりの土地と、補給される兵士を賄うだけの魔力リソースが必要になると考えられる。
モーション中では、手から直接雷撃を食らわせたり、震脚と同時に地を這う雷撃を放ったり、象の牙を伸ばして貫いたり、杖から雷撃を放出したり、周囲に電撃の衝撃波を広げたり、胸の発光体から閃光を発射したり、牙の間から圧縮した雷撃弾を発射したりと『雷』に因んだ能力を使う。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
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藤丸立香 | B+ | A+ | D | C | B | A |
保有スキル
対魔力(D) | ライダーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。一工程(シングルアクション)の魔術なら無効化出来る。魔力避けのアミュレット程度のものである。 |
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騎乗(EX) | ライダーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。本来は馬に乗る程度のランクだが、『無辜の怪物(異)』によって騎乗すべき生物と融合している。 |
矛盾精神(A→A+) | ロシアの皇帝として、中央集権政治を確立したイヴァン雷帝は同時に恐怖政治を敷く事となった。午前に罪を悔いて聖堂に籠もり、午後からは叛逆者に対する拷問を歓喜と共に行った。完全に聖人と兇人が同化したような精神は、ランダムに属性を二種類に変化させる。即ち秩序か混沌か、である。 |
無辜の怪物(異)(A) | 『無辜の怪物』の亜種。人でありながら「神」と同等である存在と自称し、嘗て権勢を誇った貴族達を追いやった事で、その権力は頂点に達した。ロシアは彼を絶対的な皇帝と敬い、西欧の人間は彼を「恐怖(テリブル)」と呼んで怯えた。凍土帝国における彼は、当時最強を誇った魔獣と結合する事で、異聞帯ロシアを支配するに相応しい怪物となった――成り果てたのである。 |
非常大権(A) | 対立した貴族を支配する為に、イヴァン雷帝が求めた皇帝への絶対服従権がスキル化したもの。周囲の人間への強烈な威圧感は、全能力のランクを下げる強烈な『重圧』の効果を齎す。一般の人間であれば、目視する事も難しい。Bランク以上の『カリスマ』スキルにより、打ち消す事が可能となる。 |
宝具
我が旅路に従え獣(ズヴェーリ・クレースニーホッド)
- ランク:A+→EX
- 種別:対人宝具(ゲームマテリアル)/ 対人宝具(自身)(書籍マテリアル)
- レンジ:0(ゲームマテリアル)/ 1(書籍マテリアル)
- 最大捕捉:1人
「余に眠れと言うのだな?」
「悪夢のように現れ、悪夢のように殺す。粛清の時は来た――『我が旅路に従え獣(ズヴェーリ・クレースニーホッド)』!!」
神獣の十字行。皇帝がいずれ行き着く(と信じている)天上の国に向けての行進。
つまり前に立ち塞がる者は皇帝への叛逆であり、それは即ち神への冒涜である。
イヴァン雷帝は在りし日の巨獣状態を一時的に取り戻し、容赦なく敵を粉砕する。
詳細は該当記事を参照。
我が夢路に這い出よ黒犬(チョールヌイ・オプリチニキ)
- ランク:B
- 種別:対人宝具(ゲームマテリアル)/ 対軍宝具(書籍マテリアル)
- レンジ:領土内すべて(ゲームマテリアル)/ 1(書籍マテリアル)
- 最大捕捉:3000人(ゲームマテリアル)/ 500人(書籍マテリアル)
黒犬兵団。イヴァン雷帝が非常大権と共に導入した「親衛隊(オプリチニキ)」が変貌した宝具。
オプリチニキとは、あらゆる貴族に対する財産、土地の没収などを行える権限を持つイヴァン雷帝の手足とでも言うべき存在だった。黒衣を纏い、黒毛の馬に乗り、黒い馬具をつけ、馬の首には犬の頭をくくりつけた。同時に獣毛を箒状に編んだムチを持ち、「裏切り者に対しては犬のように襲い掛かり、箒で掃き出す」という意味合いを込めたという。かつては寝食すら共にし、同じ屋根の下で暮らす共同体だった彼らは、いまやこの世に存在しない。彼らが這いずるのは魔獣雷帝イヴァンの夢の中だけ。イヴァンが眠りに入ると発動する自動防御、制圧宝具。言峰綺礼が言うには、動くものに反応する性質を持つ。そのまま無数の兵士たちの姿に分散し、彼に仇なす敵兵を鏖殺せんと奔走する。集団の暴力としては圧倒的であるが、個々の力は弱いのが唯一の救い。ただし、首都モスクワ近辺では一体一体が低ランクサーヴァントに近しい力を持つ。
言語能力と単純な思考能力は有するが、当然ながらすべてが「イヴァン雷帝のため」であることに偏執している。しかしイヴァン雷帝から指示権を与えらえた者、周到な欺瞞には判断が鈍り、とりあえずは粛清対象から一旦は除外する。いうなればロボット的判断しか下せないため、即応性のある行動には欠いている。また、イヴァン雷帝に逆らう者を例外なく殺すという思考を最優先させているため、もしも対象者を短絡的に殺す判断をしてはまずい状況であったとしても、反逆者の殺戮を放置するという判断を下すことができない。ただし例外的にコヤンスカヤが率いている部隊に関しては、イヴァン雷帝よりもコヤンスカヤへの忠誠を優先させる行動を取る。兵団内の連携は個体間で即時に伝播する一方、イヴァン雷帝へは別の者が上奏するか、兵団がイヴァン雷帝の覚醒を促さない限り、伝達速度は速くない節もある。
ゲーム内では「殺戮猟兵」と表記された。
ゲーム上での性能
《Quick:1/Arts:2/Buster:2》と☆5ライダーに多いセイバー型カード構成。宝具込みでBusterチェインを狙っていける。スキルは「矛盾精神(A)」「無辜の怪物(異)(A)」「非常大権(A)」と全てランクが高い複合スキル。初期CTが7・8で回転率にも優れる。詳細は後述するが、巨体に似合わずスキルは全て小回りが利くため、ボス戦・高難易度での編成で本領を発揮する。
「矛盾精神(A)」は「NP獲得量アップ(3T)」を付与し、さらに「弱体解除」を行う複合スキル。どちらの効果を使うかで少々切りどころに悩むが、最短CTが5と短めなため積極的な運用ができる。NP獲得量アップ状態でのA,Qカードによる攻撃は☆5ライダー中トップのNP獲得量を誇る。
「無辜の怪物(異)(A)」は「毎ターンスター獲得状態(3T)&Busterカード性能アップ(3T)」を付与。スキルレベルを最高まで強化すると、毎ターンスター10個獲得&Buster性能40%アップという破格の数値を叩き出す。スター集中度が高いライダークラスに属するため、パーティー編成によりスター配分を偏らせて自身に集めると火力を伸ばしやすい。
「非常大権(A)」は「自身に無敵状態を付与(1T)+敵全体の攻撃力ダウン(3T)&強化解除」。できることが多く、どのタイミングで使っても腐りにくい。ちなみに全体バフ剥がしはスキルでは初登場。
宝具は『我が旅路に従え獣(ズヴェーリ・クレースニーホッド)』、効果は上述の通り。宝具威力アップが付与されてから攻撃になるので火力は伸びやすい。宝具火力は未強化の時点でもイスカンダルに次ぎ、既に宝具強化されているドレイクを上回るほど(そもそも彼女は一発の威力よりも回転率重視の性能をしているという面はあるが)。クリティカルを狙いやすいクラスなので、スキル1発動中にAクリで再びNPを稼ぎ、Buster耐性ダウン中にもう一発叩き込むことさえ視野に入る。幕間の物語クリアで宝具を強化でき、火力とデバフ効果がアップする。
パーティを組む際に相性が良いのは、やはり星出し・クリティカル&Buster強化・NP供給を一人でこなせるマーリンなどか。巨体に反しそこまででもないHPを補うこともできる。
育成に関しては、霊基再臨とスキルの両面で「隕蹄鉄」が相当数必要になるほか、「万死の毒針」と2部1章からの新素材「永遠結氷」がスキルのレベルアップ終盤で大量に必要になる。
難敵を相手に、皇帝の威光をこれでもかと見せつけてやろう。
味方になれば非常に頼もしい事この上ないが、敵に回ると恐ろしい事になる。『非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ』で戦える彼の再現体は宝具耐性(1回)、デバフ無効という万全の防御体制に加え、生半可にHPを残すとチャージMAXで発動する非常大権でせっかくのバフが剥がされて(対粛清防御や無敵で乗り切るという戦法も通じない)一気にパーティを倒されてしまう。
関連人物
生前
アナスタシア
生前の妻。王妃にして正妻である。
彼女に先立たれてしまったことで、雷帝の精神は更に不安定になっていった。
今でも、彼女へ抱いている愛は少しも変わっていない。
イワン王子
イヴァン雷帝と同じ名を持つ、ロシア民話の英雄。
自身のバレンタインイベントでは彼の説話について語ってくれるが、彼の辿った未来は幸福な治世を築いたというもので、イヴァン雷帝の治世とは真逆な物であった。
もしサーヴァントで召喚された場合、魔剣サモショークの逸話からセイバー、黄金の鬣を持つ馬を連れ帰った逸話からライダークラスで現界するものと思われる。
異聞帯
自身の妃と同じ名の皇女。
異聞帯では記憶の混濁などもあって彼女のことを本当に自分の妻だと思い込んでいた。
カルデアで召喚し出会うことになった場合は「娘も同然」とまた別の寵愛を注いでいる。
暴君であった彼が唯一師事した人物。
だが彼がそう名乗っただけの別人だということには気付けなかった。
宮廷音楽家。音楽の無い世界で雷帝だけが彼の音楽を受け取ることができた。
もっとも、その旋律・音色の全ては雷帝を眠らせておくために血に塗れていたのだが。
Fate/Grand Order
自身が治めてきた世界を破壊する者。
彼/彼女との戦いの果て、雷帝は自らが何を愛し、何を捨て、何がなくてはならなかったのかを思い出し、剪定されてしまった理由を悟り最終的には敗北を認めた。カルデアに召喚後は、異聞帯での自身を彼/彼女から教えられ、その選択と決断の行き着く先を見届けるべく力を貸すことを決めた。
王属性ライダーの一角。
征服者と圧政者という違いはあれど、どちらも根っからの略奪者属性(イヴァン雷帝の場合は生前の圧政で貴族階級から領地と税を絞り上げていた)という傍迷惑な共通点がある。
また彼も読書家であり、平素の大らかな人格も似るのか、互いに気の合う相手となっている。
そのせいか図書館騒動では、二人して意気揚々と結託し、オマケに目的地で書籍を好きなだけ漁った挙げ句に二人揃って強奪する気満々だったという……が、上には上がいた。
簒奪者二名の被害者。自分の開設する書庫に「偉大なるアレクサンドリア恐るべきイヴァン可憐なる紫式部図書館」というえげつない名前を付けられそうになり、頭を抱えることに。
その後、イヴァン雷帝が持ち帰った電子化されたのち再発行された希少書籍の山を見て浮足立ってしまい、さらにえぐい名前にされたことに気付かず、雷帝が去った後に気付いて卒倒した。
なおこの顛末は蘭陵王の幕間にまで尾を引いている。
古書店のゴースト
幕間の物語に登場した、ロンドンの古書店をねぐらとする名もなき悪霊。
簒奪者二名に古書店の希少書籍を賭けた戦いを持ち掛けるも敗北する……が、実は書店とは何ら所縁の無いただの本好きの幽霊でしなかく、さも書店員の振りをしてイヴァン雷帝に書籍の代金を支払わせた挙げ句、その金を持ち逃げしようとトンズラするという、とんでもない図々しさを発揮した。当然捕まってしばかれた。やりおる喃、やってくれた喃……!
曾祖伯父(曽祖父の兄)。
コンスタンティノスの弟の娘が雷帝の祖母である。2021年時点で実装されているサーヴァントでは一番近い血縁=雷帝の本来の姿と共通点があっても不思議ではない人。「ローマ皇帝はみんなアフロディーテの子孫」である為、コンスタンティノスの甥である雷帝が、2021年時点で最後のローマ皇帝系譜である事がこれで確定した。
「それにしても臀部が良い!」
余談
これまでに実装されたサーヴァントとしては最大クラスの体躯の持ち主。
身長5m強・体重2.5t強と、ダレイオス三世やアステリオス、チャールズ・バベッジをも軽々と超えている。重量でもパッションリップの1tを凌駕。しかもあちらは巨大な金属の腕が重さの原因なのに対し、こちらは自前の骨肉の重みなのだがら、その規格外ぶりが際立っている。ゴルゴーンとヘシアン・ロボを並べてみれば完全な人外パーティと化し、最早どちらが敵かわかりゃしない。
……え、ハロウィンのアルターエゴの方が重い(4t)?あっちはデタラメの権化やしノーカンでお願いします(汗)。あと彼女たちと比べるのも勘弁してあげてください。
(ただし前者からの認識は「はじめて自分より大きいものを見た」というものなので少なくとも宝具時のデカさは通常の彼女と比べても大きいと思われる)
前述したサーヴァントでパーティーを編成すると、画面の圧迫がオカシイことになる。
特にイヴァン雷帝は、画面上部のパラメーター表記に頭が掠っている。
再臨していくと、肌というか外皮の青色が濃くなっていく。
担当声優はフェルグスの叔父貴を演じる黒田崇矢氏。戦闘画面ではエコーがかかるのでそれほど気にならないが、ごついイヴァン雷帝の姿に反して、黒田氏特有の男の色気たっぷりな皇帝ボイスを拝聴できる。なおマイルームではこのエコーは消えるため鮮明なボイスを聞くことができる。
そのせいか、「象が如く」とか「雷帝の極み」とか、挙句「死を偽装して引退後にこっちに呼ばれたんすね!?」だの「北斗の次はFateに来たんすね!?」だの、中の人ネタを振られることも。
ちなみにマンモスはシベリアのエヴェンキ族の神話にて蛇神ジャブダルと共にシベリアの地を作ったとされる為、正に「神の畏怖」の体現者に相応しい。もしかしたらイヴァン雷帝に合成された魔獣の正体はこのマンモスなのかもしれない。
顔のデザインについて
クリーチャー然とした独特の容姿をしているため、しばしば「どれが顔なのかよく分からない」と話題になる。アナスタシアからは「目が苦手」と言われ、避けられているが、……目、どこ?
2018年クリスマスイベントにてブラダマンテが目眩ましした際、「額についているのが眼ですね!」と言われていた……が、『Fate/Grand Order Material Ⅶ』の設定画コメントによれば「ヒゲと眉がそのままアーマー化したようなデザイン」「よく目はどこかと聞かれるのですが、深い闇から覗いています」とのことで、顔に付いている2本のツノが眉の部分にあたり、真っ暗くなっている部分が顔面、その下がヒゲである模様。
『非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ』では、コヤンスカヤ配下の意志のない兵器「再現体AN602-Ivan」として登場している。ちなみにこの再現体の名前は、ソ連が開発したツァーリ・ボンバの正式名と開発時のコードネームと同じであったりする。
関連イラスト
関連タグ
サーヴァント ライダー(Fate) 永久凍土帝国アナスタシア ヤガ(Fate)
異聞帯の王
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