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ウェッジ・アンティリーズ

うぇっじあんてぃりーず

ウェッジ・アンティリーズは映画「STARWARS」シリーズに登場するキャラクター。「共和国再建のための同盟」に属するパイロットで、「ルークエピソード」三部作におけるレギュラーキャラでもある。
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概要

ウェッジ・アンティリーズは映画「STARWARS」シリーズに登場する共和国再建のための同盟に所属するパイロット。オリジナル・トリロジー全てに出演しており、またエースパイロットとして多くの活躍場面を与えられていることから、ファンの間でも人気の高いキャラクターである。


経歴

生い立ち〜反乱同盟への亡命

  • 生まれはハン・ソロと同じく惑星コレリア。カノン作品では両親以下家族のことは不明(レジェンズ作品の設定は後述)。
  • ヤヴィンの戦いの数年前には帝国軍TIEファイターパイロットの候補生として訓練学校に在籍していたが、帝国の政策に嫌気が指したためサビーヌ・レンらの手引きで級友のホビー・クリヴィアンとともに脱走。その後反乱同盟に合流した。
    • ちなみにTIEファイターのパイロットは帝国軍の候補生の中でも特に技量の優れたものしかなれないので、ウェッジの元々の操縦の腕前も相当なものだったと思われる。
  • 反乱同盟に合流後はフェニックス戦隊やマサッシ・グループを渡り歩き、パイロットとして活躍した。その際、何度かヘラ・シンドゥーラ将軍の指揮下に入っている。

エースパイロットとして

  • 反乱同盟に加わって数年後、帝国が建造した超兵器デススターをめぐり、ついに帝国と反乱同盟による全面戦争銀河内戦が勃発。ウェッジもデススターの設計図を奪取するスカリフの戦いに参加した。
  • その後、ヤヴィンの戦いではコールサイン"レッド2"として参加。この際反乱同盟に加わったばかりのルーク・スカイウォーカーの窮地を救っている。
    • この戦いでは、第一次攻撃隊の失敗を受けて突入を決心したレッド中隊隊長の命令でルーク、ビッグスとともに上空で待機を命じられていたが、レッド中隊隊長以下の第二次攻撃隊の全滅を受け、ルークの指揮で第三次攻撃を実施することを決意した。
    • だが、攻撃の最中ダース・ベイダーの乗機に打たれメインエンジンが破損。これを受けルークから離脱を命じられたウェッジは涙を飲んで直ちに戦場から離脱。この戦線離脱により彼はヤヴィンの戦いでデススターを攻撃した同盟軍30機のうち生き延びた3機(Xウィング2機、Yウィング1機)のパイロットの一人となった
  • ホスの戦いでは新編されたローグ中隊に加わり、ルークの指揮の下"ローグ3"のコールサインでT-47エアスピーダーに搭乗して参戦。戦闘開始直後から機器故障や後部砲手を喪うなどの不運が続いたルーク機が充分な活躍が出来ないなか、ルークの指示に従ってのケーブルを相手の脚に絡ませ転倒させる事で、それまでエアスピーダーの攻撃をものともしなかったAT-AT一両を仕留めるという戦果をあげた。ホスからの撤退時にはルークとの再会を約束して別れた。
  • エンドアの戦いではベイダーとの決着をつけるべく中隊から離れたルークに代わりレッド中隊隊長として参戦。デススター破壊に貢献した。
    • 空中戦での彼の「俺が(敵編隊の)リーダーをやる」発言やそれに続く敵機撃墜は彼のエースっぷりを示す名場面である。
    • また、第2デススター内部への突入時にはミレニアム・ファルコンと共に反応炉まで到達した。この際、反応炉に直結している出力調整装置の破壊を命じられたが、ウェッジは一撃で破壊し爆発まで十分な時間を残して脱出に成功している
    • なお、この突入時にはデススター内部の配管の隙間を通るために飛行中に愛機の翼を畳んですぐ開くという曲芸をして見せている。
  • 終戦後のエンドアでの宴ではルークとの再会を喜んでいた。

銀河内戦終結後

  • エンドアの戦い後を描く小説「アフターマス」では主役の一人として登場。その卓越した操縦技能から、中隊から離れて単独で偵察任務に当たっている様子が描かれている。
    • 同作中では帝国の残党の秘密会合の情報を察知。単身追いかけるも敵の策略に嵌り拘束される憂き目にあうも、同僚のノラ・ウェクスリーの活躍で救出されている。
    • ノラが夫を帝国との戦いで亡くしたあと、一時的に同棲していたこともある。
  • ファーストオーダー台頭後はレイア率いるレジスタンスの協力者として活躍。ファーストオーダーの囚人を救出するためにノラと共に惑星コレリアに向かったこともある。
  • ファーストオーダーとレジスタンスの最終決戦となったエクセゴルの戦いではランドの駆るミレニアム・ファルコンに搭乗。砲手として参加し、卓越した指揮を見せるランドーを讃えつつ敵機の撃墜に貢献した。

レジェンズにおけるウェッジ

  • レジェンズ作品(ディズニーの買収に際し時系列を整理する前に発売された作品群)では、生い立ちは後年の「反乱者たち」などで語られているものとは異なり、辺境の惑星で燃料補給センターを経営していた両親をセンターの爆発事故で亡くし、その後密輸業者に転向したあと反乱同盟に入ったとされている。
  • また、レジェンズ作品においては女優をしている妹がいる。シャルという名前の女性で、ウィンサ・スターフレアの芸名で、スターウォーズ世界の銀河系では銀河規模で放映されているドラマを任されるクラスの花形女優となっている。
    • しかも話はここで終わらず、彼女は帝国のエースパイロットであるスーンティア・フェル男爵と結婚し、幸せな家庭を築いている。なお、彼女と男爵の息子であるジャグドは、レジェンド作品におけるハンレイアの娘であるジェイナといい仲になったりしている。
      • ちなみにフェル男爵自体はエンドアの戦いに参戦しているのが映画で判明している。第2デススターに突入した反乱同盟の攻撃部隊を追いかけ、最後尾のXウィングを撃墜したTIEパイロットが彼である(と言われている)...わかるか!
    • ついでに言うと、ジャグドは後年フェル帝国という国家を興し、その初代皇帝になっている。同帝国は本編から100年以上あとの「レガシー」時代では共和国の後継国家である銀河連合自由同盟を蹴落として銀河の覇権を握っている。
  • レガシー作品におけるウェッジを語る際に避けて通れないのが、エース部隊「ローグ中隊」だろう。ヤヴィンの戦いに参加したレッド中隊の流れを組むこの部隊は、ホスの戦いやエンドアの戦いに加え、その後の新共和国黎明期の戦いを支え続けた、反乱同盟・新共和国の中でもエース中のエースのみを厳選した特別部隊である。
    • ローグ中隊の隊長は、共にヤヴィンの戦いを生き延びたルーク・スカイウォーカーとウェッジが共同で拝命していたが、のちにルークはジェダイ復興のため不在がちになったため、実質的な指揮はウェッジが担当していた。
    • エース中のエースでないと入隊すらできない究極のエース部隊と言うことなので、このローグ中隊はレジェンズ作品群では大変な人気であり、多くの作品で登場している。また、1999年にはNINTENDO64版のゲームとして「出撃!ローグ中隊」というゲームが発売されている。
  • ウェッジ自身も新共和国の将軍に出世しており、帝国残党との戦いに貢献したあとバスティオン協定で和平がなると一度現役を退き愛する家族と時間を過ごしていた。しかし、ユージャン・ヴォング大戦の勃発を受けて現役に復帰。この際、元帝国軍所属の超巨大戦艦エグゼクター級スター・ドレッドノート「ルサンキア」の指揮を任され、劣勢になっている新共和国軍を支え続け、「ルサンキア」が全面反抗作戦の嚆矢として果てたあとも戦いつづけ、無事に味方の勝利を見届けたあと今度こそ正式に退役した。

余談

  • ウェッジを演じたデニス・ローソン氏は、新三部作でオビ=ワン・ケノービを演じたユアン・マクレガー氏の叔父にあたる。ユアンの最初のスターウォーズ体験は、出演している叔父の雄志を見に家族総出で映画館に見に行ったことだと後年のインタビューで語っている。またスターウォーズに叔父さんが出演してる事を友人に自慢したと言う。
  • 非公式wikiによるとスカリフの戦いにも参戦しているとのことだが、実は「ローグ・ワン」劇中ではスカリフに向けて緊急発進するスターファイター隊の出撃アナウンスをしているのはウェッジであるとする説がある。これは、ファンへの粋な小ネタとして、ウェッジの演者のデニス・ローソン氏が出撃アナウンスを担当していたのだが、このアナウンスをウェッジとして演じたのか、はたまた他のキャラとしてカメオ出演したのかは不明。
    • スターウォーズの作中でレギュラー役の俳優が別役で出ることは他にも例があり、ルーク役のマーク・ハミル氏もドラマ「マンダロリアン」でカンティーナにいるバーテンドロイド役(の声優)として出演している。
  • アンティリーズ(Antilles)という姓はスターウォーズ作品には頻繁に登場する。映画で登場しただけでも、「ファントムメナス」で元老院議長選挙に出馬するパルパティーンの対抗馬と目されていたオルデラン出身の元老院議員ベイル・アンティリーズ、「シスの復讐」「新たなる希望」でオルデランのベイル・オーガナ議員のコルベットの船長を務めたレイマス・アンティリーズ船長の2名がいるが、この二人とウェッジの血縁は不明。
    • シリーズで血縁関係でもないのに名前が重なることは極めて稀である。近似の例としてスローン大提督とレイ・スローネ提督(日本語訳では一時期レイ・スローン表記だった)があるが、あちらはそもそも綴りが違う。また、シークエル・トリロジーの主人公であるレイとレイ・スローネ提督もファーストネームの日本語表記が同じだが、主人公のレイの綴りは"Rey"なのに対し、スローネ提督の綴りは"Rae"である。こう見ると、綴りを含めて全く同一であるアンティリーズ姓の3名がいかに特異かわかっていただけるだろう。
    • ちなみにAntillesは中央アメリカの西インド諸島に属するアンティル諸島の英語・フランス語での表記である。ジョージ・ルーカス監督はアンティル諸島に何か深い思い入れがあるのだろうか?

関連タグ

STARWARS  反乱同盟  パイロット


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