概要
『カレワラ』では“絶対神”とも呼ばれる事もあるフィンランド神話に登場する天空と天気、農作物(収穫物)を司る神。
雷神でもあり、空に散らばっているあらゆる雲を統率し、晴れた日の白雲も、雨を降らす黒い雨雲も思いのままに動かす事ができるとされる。
天そのものである故に気まぐれな性格をしており、相手の祈りを聞き届ける事もあれば、聞き届けない事もあり、勇者に力を貸す事もあれば邪悪な者に力を貸す事もあるトリックスターのような一面を持つとされる。
しかしその一方で一旦その願いを聞き遂げると、天に裂け目を作って氷や雹、挙句の果てには鉄塊までをも降らせることがある強大な力の持ち主だといわれている。