概要
エスカレーターとは、人が建物の各階を移動する目的で設置・利用される、階段状の輸送機器である。
本来は立ち止まって乗る事を想定して設計されているのだが、急ぐ人の為に片側を空ける乗り方が慣例化しており、使い方をめぐってトラブルになる事も。(後述)
ちなみに、内部進学により受験が必要ない学校(一貫校)のことをエスカレーター式と呼ぶ。
利用の際の注意点
自動的に進むなら歩けば効率が良いと言われているが実際はそうではない。
急ぐ者に配慮して片側を空けたがために多く載せられず、全体的に輸送効率が悪くなる結果に陥ってしまう。どう効率が悪くなるのかは、一度に載せる数が減り、待つ者が多くなりやすいという形である。
輸送効率や事故防止等の理由から『エスカレーターでの歩行はご遠慮下さい。』等施設側も注意書きで釘を刺すも両側に立ち、歩かない習慣が根付いた愛知県以外では日常的にエスカレーター歩きが後を絶たない。
その理由としては個人(特に本人)の移動効率は良いからである。それと引き換えに前述の通り全体の輸送効率が悪くなってしまうだけでなく、負荷がかかり故障の原因になる場合もある。
エスカレーターは前述の通り立ち止まって乗る事を前提に設計されており、目的地に一秒でも早く着くためにあるのではない事を踏まえて利用していきたい。
一般的な注意
動作機構がむき出しのため思わぬ事故にあう場合がありますのでとくに巻き込まれないように靴やズボン、持ち物には注意。
靴;やわらかいEVAサンダルや子供長靴はステップの段差が狭くなる部分で挟まれやすくなりますのでステップの中央に(端の黄色のペイント部分には踏み入れないように注意しましょう)。
ズボン:いわゆるラッパズボン、パンタロンなど裾広がりのものは無意識にエスカレータの可動部と不稼働部に挟まれることがありますので階段にするかエレベータのほうを使いましょう。
傘や杖はステップの凹凸に挟まれ最終段でバランスを崩すことがありますので浮かすようにするか
杖を使っている場合は遠回りでもエレベータを使ったほうが安全です。また、肩掛けかばんや脱いだ着物をもって使うと手掛けベルトに挟まれてしまうこともあるので服はカバンに入れる、肩掛け紐と手掛けベルトを近づけないなどの注意が必要です。挟まれを検知しますと急停止しますので慣性が作用し同じ時に乗っていた人もけがをするなどの事故になってしまいます(当然上りより下りのほうが危ない)。事故者を救護するため乗降部に停止ボタンがありますが係員に対応してもらいむやみに押さないのがよいでしょう。周りに人がいない、エスカレータ利用者もいないのなら躊躇すべきではないでしょう。
車いす利用に関して
車いすをエスカレータに乗せる行為は危険以外ありませんので、エレベータを使うべきでしょう。エスカレータ施設しかない場合は駅の場合駅係員(事前に乗降スケジュールと利用駅がわかる場合、車いす利用する旨伝えるのが安心です)施設や店舗ではインフォメーションセンターに行って車いす利用の旨いうのがよいでしょう。新型エスカレータは特別な操作をすることで車いすでも安全に乗降できるような制御ができるものがあります。インフォメーションに尋ねれば専門スタッフの手配も可能でしょう。(一度対応すれば館内に居ることは理解のはずなので用が済めばその階の店員などに声をかければ対応してもらえるはずです)
余談
日本で手掛けているメーカー 三菱電機 日立ビルシステム 東芝エレベータ フジテック
過去 椿本チエイン マスダ機械製造 設置場所 いずれも滋賀県彦根市(静態保存)
日本一長いエスカレータ マジックストロー 設置場所 香川県丸亀市 時間3分14秒
日本一短いエスカレータ 設置場所 川崎市 段数 5
弧を描くエスカレータ 設置場所 横浜市ランドマークプラザほか 現在三菱電機しか作れない
普通のエスカレータなのに有料 藤沢市 江の島エスカー(全区間乗り通しで360円) 登りのみの片道
関連タグ
ベルトコンベア/ベルトコンベヤー ムービングウォーク(動く歩道)