概要
オーニソプター(ornithopter)という英語名は、ギリシャ語の「オルニソス/ὄρνῑθος(鳥)」+「プテロン/πτερόν(翼)」に由来するとのこと。
飛行機を作る際に、当初は「鳥のように翼を動かして飛ぶ乗り物」を想定して開発が進められたが、鳥の翼は空中で複雑な動きと形の変化をして、いわば空気を掻いて「泳いで」いる事に気付かなかったため失敗を繰り返し、結局は、鳥の滑空(翼を動かさない)を模したグライダーに、軽量・強力なエンジンを取り付ける方向で、20世紀に入ってやっと飛ぶ事ができるようになった。
現実には、21世紀に入っても、有人機は辛うじて秒単位の時間飛べるかもしれないだけであり、そんな物は当然実用化されていない。もっと小型(動力模型レベル)なら、それなりに飛べる物が存在する。
ファンタジーやSFでは、現実とは異なる技術や物理法則により、有人機が実用化されている作品もある。
動力源
現状ではモーターからの動力とソレノイドを用いて動かすことはできるが、これではとても羽ばたきなど再現できない
実用化するには人工筋肉がどうしても必要になる。研究レベルではいくつもあるが
「電気を流すと収縮する微細な金属製・抽出した筋細胞を培養した筋繊維」の2つが期待されている(ちなみに昆虫はレイノルズ数に関係するのでまた原理が異なる)