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概要


通称“タイの闘神”
所属企業八頭貿易
身長187㎝
体重91㎏
拳願仕合戦績初参戦
年齢28歳
誕生日12月12日
尊敬する人物ラルマー13世
最近ハマッていること一人カラオケ
CV平川大輔(ドラマCD)/津田健次郎(Webアニメ)

タイが誇るヘヴィー級四大団体を制覇した世界最強のボクサー。タイの王家に仕える護衛でもあり、当代のラルマー13世に絶対的な忠誠を誓っている。

先代のラルマー12世に才を見出され二十年ムエタイの修練を重ねた結果ムエタイで史上最強のナックモエ(ムエタイ選手)と賞されていたが、パンチを軽視する現代のムエタイでは実戦ではラルマーを守ることは出来ないと考え、ムエタイの弱点であるパンチを克服し打撃を極めるためにボクサーに転向した経緯がある。

世界最高峰のストライカーであり、デトロイトスタイルから繰り出される連続フリッカージャブは、グローブをつけた状態でひと呼吸の間に13発というあまりの速さから『フラッシュ』と称される。グローブを外した状態では15発の速さを可能にしている。

その強さを見込まれ、乃木英樹と同じ派閥『四龍』の一角である八頭貿易の飯田正社長にスカウトされ、ラルマーからの頼みを了承する形で代表闘技者として拳願絶命トーナメントに出場する。


無愛想で自他共に厳しい人間であり、他人にあまり心を開かない堅物である。戦いの場を神聖視しており、金と名声をリングに求める者や卑怯な戦い方をする者などは心底軽蔑している。


過去に判定勝ちし、大声でリベンジを挑みまくってくる鎧塚サーパインに対してはあまりの鬱陶しさに呆れて押し負けており、よく一緒にいるが再戦はしない。一方で仕合を観戦するときは常にサーパインの肩を持ったり、内心「好敵手(とも)」と呼ぶなど、普段の雑なあしらい方とは裏腹に、サーパインの実力を評価しており、一人の戦士としてよく認めている。「後方彼氏面してる」と読者からネタにされることも。


なおおまけ漫画ではサイレント系のシュールギャグ要員として作者から重宝されており、原作ではほとんど絡みのない賀露吉成となぜか共演することが多い。

また世界観を共有する『ダンベル何キロ持てる?』のシャドーボクシング回ではインストラクターとして最初から最後まで登場したが、日本語がまだ喋れないという設定だったのか最後のコマ以外は台詞がなかった。


日本人の名前を呼ぶ際は「スエキチ・カネダ」「オウマ・トキタ」とフルネームでカタカナ表記になる点が、事情や条件こそ違うものの十鬼蛇王馬と似ている。


本作におけるベストバウト量産名人の一人で、ガオラン自身もキャラクター人気投票では堂々の第一位に選ばれている。


活躍

以下ネタバレ注意




ケンガンアシュラ

拳願絶命トーナメント第一回戦では金田末吉と対戦。体格で明らかに有利なガオランは得意の猛攻を食らわせる。体力で大きく劣る金田だが、鍛え上げた『先読み』により微妙に打撃を外しつつ、得意の投げ技を決めて腕を折りにかかる。しかしガオランは投げられた姿勢からパンチを繰り出して躱し、すかさず猛攻を加えてあっさり金田をダウンさせた。

ガオランは、当初は凡骨と見下していたが、明らかに弱者でありながら恐ることなく正面から自分の拳を受けてきた金田を本物の戦士と認めつつ、勝者として去ろうとする。しかし立ち上がった金田は手心を加えられたと感じ、弱者に対しても本気で来いと魂の叫びを聞かせた。

「弱者が最強目指して 何が悪いんだよ!!!??」(金田)

これはガオランに本気を出させて、事前にビデオて見て研究していた技を出させるための金田の策略(半ば本音)であったが、ガオランは真摯に聞き、自身が金田に同情して情けをかけていたことを金田への侮辱だとし謝罪して「ボクサー」ではなく「闘技者」として金田に敬意を払って改めて全力で戦う。金田は10手の読みの先でガオランの得意技を捉えてカウンターを繰り出そうとするが、最後は読みをガオランに上回られて敗北した。決着後ガオランは力・速度・技の全てが自分よりも下の金田が、全力の自身を相手に10手目まで対抗した結果から「良き闘いだった」と言い、金田を「強敵(友)」と呼んで認め、その後二人は親しくなり、トーナメント中一緒に居るようになった。


第二回戦では加納アギトと対戦。拳願会最強の『牙』としてあらゆる格闘技術を備えるアギトはガオランにボクシングで挑むが、ガオランは真っ向からボクシングで迎え撃つ。腕のリーチが長いアギトが有利に思われたが、カウンターを決めてからは一瞬アギトの記憶を飛ばすほどに打ちまくり、「『今はまだ』お前のボクシングには及ばん」と実力を認めさせた。

そこでアギトはボクシング以外の技術で挑もうとするが、ガオランは巧みな駆け引きで結局アギトにボクシングをせざるを得ない状況を作り出し、アギトに「『亀』に改名しろー!」とヤジが飛ぶほどにここでも一方的に打ちまくった。

その直後、機が熟したアギトは「適応」したときの凶悪な笑みを見せる。攻め方を変え、『システマ』(ロシアの武術)を対ガオラン用にチューニングし、ガオランの打撃を抑え込んだ。必勝パターンに入ったことで、会場は「やはり牙には勝てないのか」と諦めの空気が漂う。アギトはすでに勝ったかのようにガオランに「ムエタイを使え、持てるすべての力で挑め」と上から目線で挑発した。


しかしガオランはこれを意地になって否定せず、逆に挑発にも乗らず、涙のように血を流しながら不気味で不敵な笑みを浮かべてこう言い放つ。


「貴様が見るのは、『さらに先』だ」


寡黙でポーカーフェイスで時々(サーパインとの絡みで)コミカルだった彼が初めて浮かべるゾッとするような笑みに、全ての読者の鳥肌が立ったであろう名シーン。作中ガオランが吊り目になること・笑うことはこのシーンが初めてであり、相手のことを「貴殿」と呼ぶガオランが「貴様」と言っているのも地味ながらポイントである。


ガオランはボクシングを主体にムエタイの技を駆使する独自の戦術を展開し、覚醒したはずのアギトを打ちまくって苦戦に追い込む。金田は内心では自身との戦いでは本気ではなかったと思っていたが、サーパインや金田に向けた「許せよ、決して手を抜いていたわけではない。オレはいつも本気だった。勝負の範疇でな。ここから先は、生殺の領域だ。」というモノローグが入り、動脈への肘での攻撃といった殺すことも厭わない技を繰り出して勝負は佳境に入る。

引き続きガオランはアギトを完全に打撃で圧倒。アギトは大久保直也を一撃で葬ったカウンターパンチを繰り出してガオランの平衡感覚を狂わせるが、打撃を防御していた腕のダメージが深刻で致命傷を与えられなかった。さらにガオランの拳を肘で防御しながら破壊するが、それでもガオランの猛攻はやまず打たれまくる。

しかし最後はアギトが大久保からコピーし、己の物にしていた「打投極絞」を即座に切り替える戦法を使用し、スープレックスからのサッカーボールキックを継ぎ目なく繰り出して決着を見た。


敗れたガオランは右手の感覚がなくボクサーとしての復帰が危ぶまれたが、戦い抜いたことに後悔はなく、またアギトが再起不能にしなかったことから「まだ上を目指せる」と向上心を見せる。敗北こそしたものの、打撃において最初から最後まで一切を譲ることはなかった。


その後、最終話ではボクサーとして復活できたことが明らかになっている。


ケンガンオメガ

ネタバレ注意



日本の古武術に学んだ部位鍛錬をやり遂げ、最強の右拳を手に入れて『煉獄』との交流戦における拳願会チームの代表選手として登場。味方のメンツについて、信念がなく結束力が弱いことを危惧していた。


第一試合の出場者についてチームが揉めているのを収めるため、最初に名乗りを上げ黄金帝カーロス・メデルと対戦。生きる伝説との対峙を好機と捉え、拳を交える。

序盤こそ得意の『フラッシュ』を上回るメデルの神速ぶりに苦戦するが、かつて金田を破った読みの鋭さでメデルを追い詰める。メデルの「打の完成形」を前に再び苦しめられるが、見切りと神拳を以て一度目のダウンを奪う。ムエタイの解禁も加わりメデルを敗北寸前まで追い込むが、『煉獄』の「場外反則」ルールを利用され、共に場外へと投げ出される。判定としてはガオランの拳が先に場外の床についたことで、メデルとのストライカー勝負にこそ勝ったものの、仕合としてはガオランが敗者となった。


手痛い敗北に深く落ち込み詫びるが、アギトや十鬼蛇王馬からは慰めの言葉を掛けられる(呉雷庵からは嘲笑された)。この敗北により拳願会チームはまとまりを見せるようになり、煉獄の土俵で闘っているということを再認識するきっかけとなった。


対抗戦後はリアルチャンピオンシップに参加するため一時的に拳願会から移籍。豊田出光が立ち上げた新団体「餓狼」にて初代王者となり、参加資格を得る。

リアルチャンピオンシップでは一回戦目にて拳願会代表となった嵐山と対決。あえて速度を落とした「フラッシュ」をブラフとして活用し、先手を取ることに成功する。


「先読み潰し」により「先の先」を封じつつ「振り」を警戒してアウトボクシングに徹するが、インファイトに切り替えた瞬間を狙われ「振り」を食らい無視できないダメージを負いつつも、嵐山との立ち会いを誉れと捉え、ムエタイを解禁して試合に臨む。


「先読み潰し」と「振り」への警戒による精神疲労を抱えつつ、嵐山の打撃を封殺するほどの速度と手数で優位に立ち続け「神の御光」を繰り出す。「神の御光」の勢いを利用された「振り」のカウンターを受けるも嵐山の狙いを読み切り、投げられる直前に「神の御光」と「振り」の速度を乗せた膝蹴りを頭部に打ち込んだことで嵐山に勝利。二回戦への出場を果たす。アギトとは「悲願」である再戦を誓い合い、彼の武運を祈り退場した。


ダンベル何キロ持てる?

上原彩也香の光栄ボクシングジムでイベントのゲストとして参加。

上記の様にこの時は日本語を話せないためか、上原ナナに通訳をしてもらっていた。

自分目当てに大勢の参加者がいることに自慢げに胸を張るなど普段は見せない砕けた一面を見せるものの、トレーニングのためとは言えあからさまに露出過多な待雄やジェイソンなどのメンバーに疑問を抱きつつも流される状況に、首を捻りながらもイベントを終えたものの、就寝前に一人になってようやくツッコみを入れた。



戦闘技術


打の極

ムエタイとボクシング、二つの打撃系格闘技を極めたガオランだからこそ可能な格闘術であり、ヘヴィー級選手としては小兵であるガオランが編み出した最も己を活かせる戦法。ムエタイの動きを踏襲しつつ、手技のコンビネーションを多用して戦うスタイルとなる。「足」はあくまでサブウェポン、メインウェポンは「手」と定めている。

手技と足技による猛攻は加納アギトですら手を焼き、二虎流の「不壊」を以てしても無効化が敵わないほどに熾烈かつ脱力でいなすような真似も封じられる。メデル戦以降、更に速度が向上した。


神拳(ゴッドフィスト)

絶命トーナメント後にガオランが身につけた何者にも砕けない右拳。

サーパインの堅固な骨を目標として、骨折が完治した右手を空手家の部位鍛錬を参考に巻き藁打ちなどで徹底的に痛めつけ、昼夜を惜しまない狂気の努力により1年という短期間で完成させた。

その硬さはメデルに「ボクサーの拳じゃない」と評されるほど。


神の御光(ゴッドグロー)

神拳によって進化した右ストレート。速度、威力共に高く、嵐山からも受けてはならない技として警戒されるほど。


先読み潰し

相手の思考速度を上回る速さで動き、選択肢が生まれる以前に制圧することで「先の先」そのものを封じる技術。ガオラン自身は「先の先」を使えないが、この技術により互いに「通常の先読み」を強制する関係上、使う必要がなくなっている。


関連動画


関連タグ

ケンガンアシュラ

ダンベル何キロ持てる?…劇中に登場するジムの光栄ボクシングジムに所属しており、インストラクターを務める。


ガオラン・カウイチット:タイに実在するナックモエでボクサー。『ガオラン』でググると出てくる。彼がガオラン・ウォンサワットのモデルかは不明である。

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