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キュアブラック

きゅあぶらっく

TVアニメ『ふたりはプリキュア』および『ふたりはプリキュアMaxHeart』に登場するプリキュアの一人。美墨なぎさが変身する。
目次 [非表示]

光の使者、キュアブラック!


CV:本名陽子

概要編集

プリキュアシリーズ第1作『ふたりはプリキュア』と、その続編『ふたりはプリキュアMaxHeart』に登場するプリキュア

変身者は美墨なぎさ


イメージカラーは名前の通りに黒色なのだが、プリキュアオールスターズで後輩たちと共演する際はピンクチームの一員となる(詳細は後述)。

そのプリキュアオールスターズでは通算1人目にカウントされる。つまりは記念すべき最初のプリキュアである。


敵と対峙したときの決め台詞は相棒のキュアホワイトと二人揃っての掛け声となる。

ホワイト「闇の力のしもべたちよ!」

ブラック「とっととおウチに帰りなさい!」


変身やキメ技を使う際には、なぎさとほのかの二人が揃っていなければならないという制約がある(キメ技は兎も角、変身に関してはいつ出てくるのか分からない敵と戦うにおいて致命的な欠点といえる)。

変身後は人間離れした身体能力が備わり、その怪力や跳躍力を生かして闇のしもべたちに立ち向かう。

とりわけ体の頑丈さは驚異的で、たとえコンクリートの壁に叩き付けられようとも、骨折はおろか出血することもない(子供向けのアニメだから流血や怪我の描写を自粛してるだけでしょとか夢壊すようなこと言っちゃダメよ!)。

ただし、見た目上での怪我がなくても攻撃を受けると、相応の痛みは感じるし体力も削られていく。ダメージの蓄積が限界を超えると体は地に伏せ、意識は朦朧として指一本動かせないノックアウト状態となってしまう。

実際のところ、どんな攻撃を受けても見た目上は怪我はしないというのはキュアブラックの個性というより、他作品も含めた全てのプリキュアに共通する特徴である。しかし、キュアブラックは作中で敵の攻撃を受ける描写が歴代でもトップであり、そしてどれだけ強烈な攻撃を受けても、痛みに耐えながら立ち上がって果敢に戦い続けてきた。そのため、キュアブラックは歴代でも頑丈な印象がつきやすい。


外見編集

「ブラック」の名の通り、黒を基調としたコスチュームのプリキュア。後のシリーズに登場する黒いプリキュアは基本的にすべて敵である(例:ダークプリキュア)ことからも、主人公サイドで、しかも女児向けアニメで黒というカラーを纏うキャラは非常に珍しい。

作品の設定が「闇の使徒と戦う光の使者」なのに、あえて闇をイメージさせる黒色を主人公に採用したのも相当に挑戦的である(光の王子が大先輩としては例があるが)。

ただし、衣装の要所要所にはピンクや白の装飾がアクセントとして配置されており、小さな女の子が好みそうなデザインが意識されている。

(「黒の下地にピンクの模様」という一式の組み合わせとしてみると、これは女子向けの商品やコンテンツに多用される定番のカラーパターンである)

プリキュアシリーズは後になって「メイン主人公のイメージカラーはピンクである」というルールが確立したため、現在ではキュアブラックは桃キュアとして認識されることも多いのだが、現在も主人公サイド唯一の黒キュアということも事実である(後年ではキュアミューズ黒を基調とした姿として活動していたが、真の姿は黄キュアである事が判明した)。

主役キュアの記事も参照


ラクロスで鍛えている為か、なかなかの腹筋を持っている。

へそ出しのコスチュームが目をひくが、何故か続編のマックスハートでは隠れてしまっている。

どんな理由があったにせよ、そんなのぶっちゃけありえな~い!

ちなみにプリキュアがスパッツをはいているのは彼女が元祖である。


戦闘スタイル編集

ブラックの戦闘スタイルは、正面から敵に突っ込んで全力でパンチやキックを叩き込むという、清々しいほどにパワフルでスパルタンなインファイター。

ブラックのようにシンプルな戦闘スタイルのキャラクターをアニメで扱うと、バトルアクションが単調で味気ないものになりやすいが、本作の場合は攻撃をするときにコンマ数秒タメを行ったり、下部からアッパーで拳がズームアップされるアングルなどを駆使して、とにかく「重い打撃」を印象づけさせる工夫がなされている。作中で何度も見せる「だだだだだだ…!!」という叫び声と共に絶え間なく左右の拳を叩き込むラッシュ攻撃は今でもファンの語り草である。

ブラックのパワフルなアクションは「力のブラック・技のホワイト」といった具合に華麗な技を駆使するキュアホワイトとは対照的な映像となり、「ふたり」で戦うプリキュアのバトル演出が高度なレベルで完成している。

ブラックの全力で敵にぶち当たる姿は、映画「プリキュアオールスターズ」で数十人の後輩達と共演しても「パワー及び徒手空拳では不動のNo.1」として頼もしく描かれている。


代表的なキメ技編集

前述の通りブラックとホワイトの二人、又はシャイニールミナスを含めた三人が揃うことで使用できる。

ブラックとホワイトが手をつないでから、それぞれがもう一方の手を天にかざして白と黒のイナズマを召喚し、それを二人同時に放つ技。白黒二色の光線が螺旋を描いて一条の渦となり、敵を撃つ。彼女たちが使うキメ技の基礎にして原点。

  • プリキュア・レインボー・セラピー

無印前半から使用。ブラックとホワイトが手をつないでから、それぞれがもう一方の手を天にかざして白と黒の円状の波を召喚し、球体のオーラでザケンナーに取り付かれた生物からザケンナーを取り除く技。マーブル・スクリューが破壊技なら、こちらは恐らく浄化技。

  • プリキュア・レインボー・ストーム

無印後半から使用。レインボーブレスを装着したブラックとホワイトが、手を繋いだのち、一度マーブルスクリュー発射時と同様の動作を取った後、それぞれ独自の溜めポーズ(ブラックは腰の横でレインボーブレスを付けた方の腕の拳を握る動作。この人の変身ポーズのあの位置と角度をイメージするといいかも)をとり、その後二人同時に拳を突き出し、虹色の光のパワーを放つ技。

マーブル・スクリューとは違い虹色の光線で、発射時のポーズも平手ではなく握りこぶしなのが特徴。レインボーブレスがプリズムストーン由来の力であるがゆえか、マーブルスクリューより強力。

  • プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス

MHから使用。ブラックとホワイトが手をつないでから、それぞれがもう一方の手を天にかざして白と黒のイナズマを召喚し、それを二人同時に放つ技。発射される光線は白い光線に黒い電撃が亀裂のようにはしったようなものになった。レインボー・ストームより威力が上。

  • エキストリーム・ルミナリオ

MH前半から使用。ブラックとホワイトとルミナスの三人による技。ハーティエル・バトンから発せられるエネルギーによりブラックとホワイトがハート型の光から爆発ような光線を発射する。マーブル・スクリュー・マックスより威力が上である。

  • プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス・スパーク

MH後半から使用。スパークルブレスを装着したブラックとホワイトがマーブル・スクリュー・マックスを発射した状態で、「スパーク!」という掛け声をかけることで光線が虹色に変化し、相手を飲み込む。エキストリーム・ルミナリオより威力が上である。


無印版とMH版の違い編集

キュアホワイトもそうであるが、続編のMaxHeartではデザインが変更されている。

キュアブラックは上記の通りへそ出しの消失が目立ちがちで、それ以外変わっていないかのように勘違いされがちである。

プリキュア5のデザインチェンジが目に見えてわかるものだっただけに、余計差を感じる人もいる。

しかし実際は、微妙な変更度合いながら、全般的に見ても手を加えられていない部分はないのではないかというくらいデザインに手が加わっている。

描く際にはその違いを意識しながら描くと、目から鱗で楽しくなってくるかもしれない。


なお、映画「プリキュアオールスターズ」をはじめとするクロスオーバー作品や客演はほぼ一貫してMaxHeart版で登場する。


無印版

キュアブラック

MaxHeart版

キュアブラック

比較

ハッピーバースデー!!★力と力★みなぎる勇気♪


  • 大まかな違い
    • コミューンのパワーアップによってキャリーのデザインが変更。
    • 胸のリボンにハートのアクセサリーが付く。
    • 全般的にフリルが増加。
    • ベルトのデザイン変更。
    • ヘソ出し消失。

などなど…。


フォームチェンジ編集

映画「ふたりはプリキュアMax Heart2 雪空のともだち」でのパワーアップフォーム。羽の装飾が各所につけられる。


映画「プリキュアオールスターズDX2」でのパワーアップフォーム。

コスチュームは上記のスーパ-プリキュアとほぼ同じだが、背中に黄金色の羽が生える。

DX3」でも同じフォームが登場する。

キュアレインボーブラック


余談編集

唯一無二の戦闘スタイル編集

後々まで続くことになったプリキュアシリーズであるが、後代のプリキュアたちのバトルアクションの原型となったのは、キュアホワイトの「技巧を駆使して華々しさを魅せる」という戦闘スタイルである。

結果的に、あまりにストレートなパワーファイターであるブラックはプリキュアオールスターズにおいても唯一無二の個性を持ち続けることになった。

実際にあるランキングサイトでは「歴代最強のプリキュアと言えば?」というお題に対して、二位のキュアホワイトに対して四倍近い差をつけて堂々の一位を獲得している。

尚、三位のキュアムーンライトとは十倍以上の差をつけており、パワーファイターという独自性も相まって、オンリーワンにしてナンバーワンといういろいろな意味で伝説の存在である。

外部リンク


イメージカラーが黒の理由編集

女児向けの変身ヒロインアニメの主人公としては異例な「漆黒のコスチュームを纏う主人公」であるキュアブラックだが、これはアニメの制作陣が考えたことではなく、メインスポンサーであるバンダイのガールズトイ事業部の渡辺紀子が強くこだわったものであるらしい。

渡辺女史は「女児人気がないニッチな色で可愛いのが作ることができれば個性になる」という狙いで「黒の主人公」を玩具化する企画を東映アニメーションに打診したのだという。

つまりプリキュアという作品は「黒の主人公」を女児に提供するという発想から企画されたのだ。

ただし、渡辺の中のイメージでの「黒の主人公」はゴシックロリータ雰囲気であったらしい。

だが、そういうノリがよくわからなかったプロデューサーの鷲尾天は、単に「黒の衣装を纏う主人公」をスポンサーの要望だからというだけで義務的に拾うことになったということ。


実際に完成したキュアブラックのデザインについては、ゴスロリの意匠は「言われてみれば」みたいな感じで籠められてはいるのだが、実はキュアブラックのコスチュームデザインのコンセプトは「西部劇のガンマン」である。

スカートの腰回りのラインが斜めになっているのは、ガンベルトが銃の重みで垂れ下がったイメージから。肩口や袖のフリル、胸のリボンなどにも、カウボーイのフリンジ(すだれ飾り)っぽいところもある。


関連イラスト編集

キュアブラック

ふたりはプリキュアキュアブラック


↓キュアブラックで登録されている現存する最古絵

プリキュア


変身前の姿と変身後の姿のタグの使い分けに関する注意と配慮について編集

プリキュアに変身した後の姿しか描かれていないイラストに対して、変身前の姿である『美墨なぎさ』等のタグを付ける行為は、変身前の姿のイラストだけを見たい人にとっては検索妨害になってしまうので、そのような行為は避けるべきである。

また、変身前の姿しか描かれていないイラストに対して、変身後の姿である『キュアブラック』のタグを付ける行為に関しても同様に避けるべきである。

中にはもちろん、変身前後の姿の両方のタグが付けられている事を気にしない人もいるだろうが、検索の際に気になるという人もいるため、そのような人への配慮としてタグの使い分けをしっかりと行う事が推奨される。


関連タグ編集

プリキュア ふたりはプリキュア

美墨なぎさ メップル キュアホワイト シャイニールミナス

へそキュア / セパレートキュア

平成プリキュア  主役キュア

海藤みなみ/キュアマーメイド11年後ヘソ出しコスチュームを受け継いだ後輩


キュアブラックキュアブルーム


プリキュアオールスターズ」プリキュアタグ編集

1.美墨なぎさ / キュアブラック2.雪城ほのか / キュアホワイト

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