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ゲネル・セルタス

だんなはたべもの

モンスターハンターシリーズに登場するモンスターの1つ。シリーズ最強の鬼嫁でもある。
目次 [非表示]

概要

モンスターハンター4に登場する甲虫種モンスター。

別名「重甲虫」「重量級の女帝」。

緑の光沢のある甲殻に重厚な脚、顔を守る鋭く堅い爪に長い尻尾と巨大なハサミと、非常に特徴的な外見の大型モンスター。


シリーズ初の「大型」に分類される甲虫種でもある。

その巨体は飛竜にも匹敵し、危険度は並の飛竜をも上回るとされている。具体的にはあのリオレウスと同格かそれ以上。

作品によってはグラビモスジンオウガといった、「その地の主」とも呼ばれる強豪と同格なのである。


同じくMH4でデビューした徹甲虫アルセルタスと雌雄の関係にあるモンスターで、セルタス種の雌個体がこのゲネル・セルタスとされている。

しかし、アクラ・ジェビアアクラ・ヴァシムを思わせるサソリのような姿をした外見、先端に鋏のような器官をもつ長い尻尾、アルセルタスの倍近くはあろうかという巨体など、おおよそ似ても似つかぬ外見をしている(実際、自然界でもカイガラムシのように同じ種類でも雄と雌で形態が大きく異なる虫は存在する)。

よく見てみると足の構造や白い模様などは共通しているのだが、それでも事前情報なしには、両者が同族だとは信じられないだろう。


は退化しており、自力で飛行することはできない。そのため、普段は地上で生活しているようだ。

また、高圧縮した体液を口から発射する「甲虫激砲」という技を持っている。


戦闘能力

重量級の女帝」と称されるその見た目に違わず、圧倒的な重量とパワーを生かした肉弾戦を得意とする。

攻撃はどれも一発一発が非常に重く、とりわけ多用してくる突進は無視できない威力となかなかのホーミング性能、巨体からくる広めの当たり判定を兼ね備えており厄介。

また特徴的な尻尾のハサミも大きな脅威であり、地面に突き刺して前方をえぐり取ったり、こちらを狙って正確に挟んでくるなど侮れない。

身を覆う甲殻もそれなりの強度を誇り、特に尻尾はかなり切れ味のいい武器でも簡単に弾かれてしまう。

とはいえその巨体故、攻撃のテンポは若干遅めで、慣れればそこまでの脅威ではない。


このモンスターの最大の脅威は、ずばり雄個体のアルセルタスとの連携・および使役にある。

一部のシステム的な制限を除き、ゲネル・セルタスの狩猟クエストには確定でアルセルタスが乱入する仕様になっている。この時のアルセルタスはゲネル・セルタスの元へと積極的に移動し、ハンターは必然的にこの二頭を同時に相手取らざるを得ない。

アルセルタスばかりを狙えば死角から重い一撃で吹き飛ばされ、かといってゲネルに矛先を向ければアルセルタスからの不意の妨害で思わぬ大ダメージを喰らうことも。

狩猟の際は双方を確認し、立ち回りに気を配るべし。


【切り絵】重甲虫 ゲネル・セルタス万古の重甲冑

ときおり胴体下部から悪臭効果のあるガスを噴射するが、これはゲネル・セルタスが持つ特殊なフェロモン。

これを分泌することでアルセルタスを呼び寄せ、近づいたところを尻尾のハサミで捕らえ、直接フェロモンを注入するというえげつないやり方で支配下に置いてしまう。こうして従順になった雄をその背に乗せることで、セルタス種の戦闘力の真骨頂、合体状態が完成する。

合体後はゲネルの攻撃と独立してアルセルタスがカギ爪や粘液で攻撃してくるようになり、またアルセルタスを衝角にした強化突進が解禁される。

さらにアルセルタスの介助により、なんと低速ながらもあの巨体で滞空・飛行が可能に。

滞空からの強烈なボディプレス、さらには空中版の強化突進も繰り出してくるようになってしまう。

また合体状態では落とし穴にかけても、アルセルタスがゲネルを持ち上げることですぐに脱出されてしまう。

厄介な形態だが、片方を乗りダウンや麻痺、睡眠などで拘束してしまえば合体は簡単に解除できる。ただし、解除直後に再合体を図ることもあるので要注意。

また当然、アルセルタスを狩猟してしまえば合体を当面封じることができる…が、倒してもすぐに次のアルセルタスがリポップする仕様になっているため根本的な解決策にはなりえない。


セルタス夫妻

このように戦闘面ではアルセルタスから様々に尽くされるゲネル・セルタスだが、彼女からの旦那に対する扱いは冷酷そのもの

合体状態で疲労した場合、なんと尻尾で掴んだアルセルタスを何度も地面に叩きつけて殺害してしまう

疲れからの八つ当たり、とかそんな人間味のある理由があるわけでもなく、彼女は撲殺したアルセルタスをムシャムシャと捕食してスタミナの回復を図るのである。

要するにセルタスの雄は雌にとって「強化パーツ兼非常食」という扱いであり、もはや恐妻とか鬼嫁とか、そういう次元を超えている。良いようにコキ使われた挙句、撲殺されて喰われるアルセルタスは泣いていい。

そしてやっぱり、死骸が消えれば新たな犠牲者…もといアルセルタスが呼び寄せられるのである。


最大の大技である『甲虫激砲』は、大気中の水分を口腔内に充填し、チャージしたそれを特大の粘液塊数発として一気にブッ放すという豪快なもの。

ゲネル・セルタスの放つ攻撃の中でも最大級の火力を持ち、さらに被弾すれば水属性やられでスタミナ回復を阻害されるため回避を心がけよう。



初登場時のムービーでは段差下からヌッと現れ、上空のアルセルタスをいきなり尻尾で捕縛、もはや圧殺しかねない勢いで締め上げ始める。(実際音が生々しい)

そしてアルセルタスはいったん沈黙するものの、フェロモンの影響で極度の興奮状態になって覚醒。

そんな旦那兼非常食を背中に搭載し、合体状態のセルタス夫妻が雄たけびを上げる……というものである。


亜種

モンスターハンター4Gに登場。別名「砲甲虫」。原種とは違い、乾燥した砂漠地帯に生息する。

体色が黄土色に変化しているほか、尻尾の鋏がより大きく、鋭く伸びているのが特徴。

この鋏を生かした、原種にはない連続攻撃や拘束攻撃もしてくる。

また原種より体が大きく、原種の最大金冠=亜種の最小金冠が成り立つ程に差が大きい。


アルセルタスに対する仕打ちは原種を凌駕しており、地中にいる雄を無理矢理掘り起こして使役する

これだけなら雄の扱いはまだ原種とどっこいどっこいだったのだが、どうやら彼女の雄に対する仕打ちはこれだけでは済まないようで、尻尾で雄を捕らえたまま相手に打ち付けたり、挙句の果てには甲虫激砲と共に雄を発射してくるのだ。

強化パーツで食料だった雄の扱いが、ここへ来てさらに鈍器、ついには砲弾と加速度的に悪化していないだろうか。どこまでいじめ抜けば気がすむんですか?

ちなみに後者の攻撃で吹っ飛んだアルセルタス亜種はそこらへんにいるブナハブラのように

木っ端微塵に砕け散り、もはや死体すら残さない。合掌。

そして犠牲になった雄の数はちゃんとギルドカードの狩猟数に加算される上、とあるイベントクエストではこの仕様を利用して、何匹もアルセルタス亜種を討伐するというあんまりにもあんまりな内容のものまで存在していたりする。


余談

  • 「雌雄で名前や姿が異なる」というパターンは、リオレウス&リオレイアテオ・テスカトル&ナナ・テスカトリオルガロンに続き4例目。
  • セルタス系の武器はすべて水属性になる。恐らく、ゲネル・セルタスが水ブレスを吐くことができるため、それを反映したのだろう。水属性担当の甲虫種モンスターというのもセルタス夫婦が初だったりする。
    • あと片手剣と弓を除いてドリルが付く。
  • 防具は腰だけならアルセルタスから取れる素材で作れるが、残りの部位はゲネル・セルタスの素材が必要。おまけに狩猟できるようになるにはストーリーの後半あたりまで待たなければならない。そのため最初の方では何故か腰だけしか作れなくて困惑したハンターもいたかもしれない。
  • 下位では「重甲エキス」、上位では「濃縮重甲エキス」、G級では「特濃重甲エキス」と呼ばれる素材が、他のモンスターでいう逆鱗や紅玉に匹敵するレアもの。本体剥ぎ取りや部位破壊、基本報酬で入手できるが、ビックリするほど出ない。しかも、セルタスのもの以外にも様々な武具で使用するため需要が高い。
  • 甲虫激砲発射時に反動でその巨体が重々しく後退する様子や、動くたびにガキョンガキョンという効果音が鳴ったり機械が唸るような音を鳴らしながら体から蒸気を噴き出す様が某レイヴン達に人気の模様。
  • 余談だが、雌の虫がつがいとなる雄を捕食するという行動自体は、実はザラにあったりする。しかし、あくまで種の繁栄のための行動であり、決してフェロモンで呼び寄せた挙句食い殺すというものではない。
    • だが、ゲネル・セルタスにとってアルセルタスは「食料兼交尾兼武器になる虫」としか思っておらず、同種の生物だと認識されていない。やはり所詮は虫なのだろうか。
  • 天空山の戦闘BGM「万古の重甲冑」はゲネル・セルタスのテーマ曲。もちろん、甲虫種にテーマ曲が与えられるのはこれが初。大型モンスターだからこそだ。

関連項目

モンスターハンター モンスターハンター4 MH4

甲虫種 アルセルタス

鬼嫁 肉食系女子


陳宮(Fate)

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