概要
これは何らかのメディア(小説、漫画、アニメ等)で発表された作品がゲーム化(特にコンピュータゲーム)に展開する際、容量の関係やゲームの性質に合わせるためとしてストーリーや設定、キャラクターを整理したり、新たに追加したりすることがある。そのことに関して原作とパラレルワールド化していたりまったく話が異なることが存在している。
またこれとは逆に原作がゲーム(ゲームの種類は問わない)で、他のメディアに進出した場合、設定やキャラクターが追加変更されることがある。その際発生した変更が他メディアに引き継がれた場合もこれに順ずる扱いとなる。
またこれらの設定等が逆に他のメディアで使用されることが存在される。その場合この言葉を用いるかどうかは不明である。
各種の事情
レトロゲームにおいてはハードウェアの限界、開発の順延による販売機会喪失の防止のためのありものとの組み合わせなどのため、頻繁にこれが行われる場合があった(メーカーとしてはバンダイとかタカラとか)。
一方次世代機以降に関してはハードウェアの限界による改変は少なくなったものの、販売機会喪失のためのありものに合わせることはあり、さらにはゲームを作る側の権利も向上したため、ファンへのサービスもかねてオリジナル要素やキャラクターを追加する、ということも存在している。
レースゲーム、主に頭文字Dのゲーム化である頭文字D_ARCADE_STAGEや湾岸ミッドナイトのゲーム化である湾岸ミッドナイトMAXIMUMTUNEでは実在メーカーの車種が多数登場するため原作キャラクターが原作で乗っていない車（主にゲームの発売あるいは稼働当時最新鋭の車。例としてトヨタのGRヤリス、日産のRZ34型フェアレディZ、ホンダのNC1型NSX、三菱のランサーエボリューションX、スバルのS207 NBRチャレンジパッケージ、スズキのスイフトスポーツなど）や原作キャラクターが装備していないホイール（実名で登場）・エアロパーツ（頭文字Dの場合はエアロパーツも実名で登場）も登場している。
なお、大人の事情により変更・差し替えになるものも存在する。例としては
- ソードアート・オンライン-アリシゼーション・リコリス-のアドミニストレータの衣装
- 湾岸ミッドナイトMAXIMUM TUNE及びドリフトスピリッツの湾岸ミッドナイトコラボ（2016年のコラボイベント以前）の島達也のブラックバードの5DX+以前のベース車両（ポルシェ・911→ゲンバラ（海外版では日産・Z33フェアレディZ）またはRUF(RUF・CTR)。6で大人の事情が解決されたため6以降ではポルシェになっている。）、イシダヨシアキが使用する車種（フェラーリ・テスタロッサ→、3DX・3DX+ではゲンバラ・アバランシェ（海外版ではスバル・アルシオーネSVX）、4～5DX+ではシボレー・コルベット、6以降及びドリスピではランボルギーニ・アヴェンタドール）等
- 頭文字D THE ARCADE、2021年以降に開催されたドリフトスピリッツの頭文字Dコラボイベントにおける藤原拓海のAE86スプリンタートレノのホイール（RSワタナベから前者はパナスポーツ、後者は別のメーカーのホイール）
- 湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE 6RR、ドリフトスピリッツの湾岸ミッドナイトコラボ（2023年）の悪魔のZ（ドリスピは原作タッチver）のホイール（RSワタナベから前者はRAYS（ちなみに6RRで装備しているホイールはVOLK RACING TE37 V（4穴仕様）だがプレイヤーが装備することは不可能（プレイヤーが装備できるのはTE37 SAGAである）、後者は別のメーカーのホイール）
原作ファン
これらの設定はいわゆる原作と異なるため、原作クラッシャー呼ばわりされても仕方ないものも存在する。それどころか一部作品のものにおいては原作の愛好者から原作レイプとして嫌われる事例も存在する。それらの設定の二次創作への導入は注意が必要な場合が存在する。
関連タグ
ゲーム化 ゲームオリジナルキャラ メディアミックス 原作レイプ 原作クラッシャー 原作破壊
