「HUNTER×HUNTER」の主人公「ゴン=フリークス」(12歳)が急成長した姿の愛称として使われる事が多い。
さいしょはROCK・・・!
ゴンさんとは、とある理由で急成長したゴンのことである。
恐れ多く、とても呼び捨てになどできないので「さん」を付けて呼ばせていただくのが主流である。
もちろん公称ではないが、ゴンとは区別せざるを得ない。
ネタバレはこっちだ・・・
カイトを助けるため、個人的にもネフェルピトーを狙っていたゴン。コムギの治療中という状況も重なり、降伏の姿勢を見せたネフェルピトーにカイトの治療を命じるが、一旦は承諾して場所を移した後でカイトが既に死んでいて治療できない事を告げられたゴンは、茫然自失となり自分のせいでカイトが死んだと思い詰めてしまう。それを尻目に自分の折れた左腕の治療を済ませたネフェルピトーは、ゴンを王に仇をなす敵とみなし殺そうとする。カイトが元に戻らないことを完全に理解したゴンは、自暴自棄になりピトーへの憎しみに染まる。自分の念能力全てを使い果たしてでも、ピトーを殺すと決意したゴンは、ついに「ゴンさん」へと変貌を遂げる。 | 討伐隊としての目的とは別に、以前ネフェルピトーに襲われた際に自分たちを逃がすために犠牲になった
ボしてジャジャン拳)、完全勝利を遂げる。しかし、ピトーはゴンさんの力が命と才能をつぎ込んだ捨て身の能力であると洞察していた。王をも倒しうるゴンさんの力が、王にではなく自分のみに向けられていると理解したピトーは、「殺されるのが、ボクで良かった…!!」と死の間際に安堵していた。 | その変化は凄まじく、ゴン自身の年齢と能力をピトーが倒せるレベルにまで、強制的に成長させるというものであった。本来実力でははるかに格上であったピトーを、ゴンさんはたった二発で圧倒(
黒子舞想(テレプシコーラ)』により、骸人形と化したピトーの死体がゴンさんの命を奪わんと襲いかかる。かろうじて駆けつけたキルアの『神速(カンムル)』により助かったゴンさんだったが、かつてのカイトと同様に右腕を失ってしまう。ずっと尊敬していたカイトと今の自分とを重ねたゴンさんは、少しだけ救われた気持ちになり、キルアの制止を振り切ってピトーの死体に引導を渡す。 | ピトーの頭部を完全に粉砕してとどめを刺したゴンさん。しかしまだ決着はついていなかった・・・。死してなお、王への忠誠心により強大化した『
パームの能力でキルアに担がれているゴンさんが確認されている。生きてはいるものの、かなり深刻な状態であるとうかがえる。キメラアント編終了後に病院に入院してからというものの、その肉体はミイラの如く干からび、腐乱しているに近い状態。協会の除念師ですら『私が背負うには重過ぎる』と匙を投げ出してしまう程で、もはや誰にも救いようが無かった。ある人物を除いては… | その後
レオリオやジンたちがハンター協会の会長選挙で戦っている中、キルアの努力によりアルカをゴンの下へ連れて行くことに成功。そしてゴンはレオリオの下に戻ってくることによって完全に回復したことを読者にも知らしめた。しかし、その姿はイラストの様な、ゴンさんの姿ではなかった。まぁ、あの姿でこれから活躍されても困ると言えば困ったのだが… |
強制的に成長したんだ・・・!! 記事にされるレベルまで!!
上述の通り、ストーリー展開を箇条書きにするとシリアスそのものである。
なので「何でこんな記事にするくらいネタにされるのか」と首をひねる諸氏も多かろう。
そんな紳士淑女の皆様方においては、是非とも単行本を手にして、実際の現場が描かれた絵を目撃してほしい。
明らかにシリアスな展開にもかかわらず、「何かがおかしい」と言わざるをえない、言語化できないカオスがそこにあるのだ。ゆえに文字という形ではその衝撃の1割も理解されないだろうが、一応はどういう絵面になっているのかを簡単に紹介する。
まずに目がいくのはゴンさんの体格。
成人並みに成長しており、全身の筋肉は膨れ上がってムッキムキである。顔も大人びたものになったが童顔で、絶望感によりレイプ目になっている。
そうしてかなりの体格の変貌を遂げたが別に着替えた訳ではなく、服はゴンの時に着ていたものをそのまま着ているため、子供服のシャツと短パンを着用、靴は脱ぎ捨てて素足である。でも全身の筋肉は膨れ上がってムッキムキである。服なんか当然ピッチピチで破れかけ。
ムッキムキのオッサンがとっちゃん坊やみたいな顔つきでパツパツの子供服を着ているのである。
そして何より、トレードマークはその異様な長さの髪である。13kmと見間違うような黒髪ロングの剛毛は真っすぐに天を衝いている。
単純に考えれば、このゴンさんの変化が「(強制的な)成長」であり身長などが年齢相応に伸びている事から、髪も年齢分伸びたと表現したかったのだろうと思われるが、余りにも別人へと変貌を遂げた事、何より溢れ出るオーラによってとても長い髪が全部逆立ちそのページのコマ割りに使われると言う珍事により、スーパーサイヤ人的な何かなのか魔族大覚醒みたいなものなのか、推測は尽きない。
ゴンさんはピトーを圧倒的な実力差で殺している事からピトーよりも遥かに上のレベルに到達していることになるが、そうなるとある1つの推測が生まれる。
ネテロよりも強いのではないか、と言う事だ。
ネテロは故ハンター協会会長であり、ノヴやモラウと言ったベテランのプロハンターからも「念能力者最強」と言われているため、疑う余地のない実力者である。
しかしネテロはピトーを最初に見た時「あいつワシより強くね?」と呟いており、また作戦決行に備えて山篭りをする前とはいえ、コルトに王に勝てるか尋ねた所、磨き抜かれて針のようにまで鍛えられたネテロのオーラを見ても尚、「王にたどり着く前に直属護衛軍の誰かに殺される」と評されるなど、「ピトー>>ネテロ」の力関係が描かれてきた。
ゴンさんは将来手に入れられる(かも知れない)力を強制的に引き出したのであって、あり得ない力を作り出した訳ではないので、ピトーよりも強くなれたと言うことは、潜在能力だけならネテロを遥かに超えていると言う事がある意味ネタバレされている事になる。
もっとも、ネテロはネテロで全盛期は半世紀以上も前だったとの事なので、全盛期の状態で比較すればピトーやゴンさんよりも強かった可能性は十分ある。
また、ゴンさんの成長は恩人の死などの悲劇的な背景の上で「二度と念能力が使えなくてもいいという覚悟と決意」によるものであり、ピトーやキルアが評して曰く「天賦の才を持つものが全てを投げ出してようやく得られる程の力」であるため、あくまでハンターとしての義務・仕事としてNGLに赴いたネテロとは土俵がまるで違うと言える。
さらにクラピカに対して「幻影旅団への復讐を止めて欲しい」と思っていたのに対して、自身の恩人の死に対してはち切れんばかりの憎しみが溢れ、思いっきりブーメランをしている点もよく突っ込まれる。もっとも人生経験の浅い12歳なら当然かもしれないが。
因みに、過去にゴンと触れ合ったゼパイルは、ゴンの年相応の純粋さと、すごいと思ったものは善悪の区別なく称賛し心を開く好奇心を「危うい」と評しており、その言葉がある意味で現実となった結果とも言える。
ギャグ・・・なのか・・・?
恩人が自分のせいで死んでいたことが判明するという、限りなく鬱でシリアスなストーリー・・・のはずだった。
主人公が覚醒したにもかかわらず、ゴンさんの容姿のあらゆる点がミスマッチしていて、笑うことができず、どこから突っ込んでいいのか分からない展開になっている。
そのインパクトで最早ゴンさんは、ネタキャラとして不動の地位を得ている。しかし読者がゴンさんの容姿に慣れていけば、話の通りに感傷的でシリアスなキャラクターとしても見えるだろう。
ちなみに、1つ目の見出しにもある「さいしょはRock...」であるが、当然ながら本編ではゴンさんはこのような英語混ぜこぜの謎のセリフを口にしてはいない。
これは、この衝撃的極まる回のフライングバレがネットで最初に行われた時、その画像のセリフが英訳されたものであった事に由来する。
ジャジャン拳の「さいしょはグー」の部分は英語では「First comes Rock」となるため、あまりに衝撃的なゴンさんのネタが広がる際に、日本語版のセリフと混ぜて「さいしょはRock」と言うキャッチフレーズが作られてしまったのである。
ゴンさんネタあるところによく見られる「This_way...」も同じ。こちらは日本語版のセリフが「こっちだ」と1単語であった事からか、和英のミックスはされなかったようであるが。
余談だが、ゴンさんが登場した回が掲載された前後の週刊少年ジャンプでは、「バクマン。」の主人公達がどうすればシリアスな笑いが表現できるのかについて熱い議論を交わしていた。従ってバクマン本編よりも先に「HUNTER×HUNTER」の方が、その笑いを実現してしまったのである。
アニメ化はやるよ
その衝撃的なインパクトの強さのおかげで、ハンタ再アニメ化決定時にも「ゴンさんのシーンが見たい」「新人声優の潘めぐみがどうゴンさんを演じるのか」と、放送前からアニメ化された際にどうなるのかが注目されていた。
やがて年月が過ぎ、キメラアント編でゴンさん回間近になった際、ジャンプ本誌でゴンさん回の話の内容が掲載された。アニメ絵のゴンさん全体像が掲載され当然の如く話題になる。
そしてゴンさん回の放送時、ファンは期待と不安を胸に迎えたが、蓋を開けるとドスの利いためぐみ氏の声やアニメ絵による強烈な演出やバトルシーンで、原作ファンは勿論のことゴンさんネタは知っているがH×Hを知らない人も含め多くの話題を集め、案の定大量のコラ画像やMADが多数作成された。その一方、シリアス面においても原作のシュールな作画に反ししっかりとしたアニメ絵や暗いBGMなどで、ネタにされつつも本来の悲劇的な話の内容に目も向けられる効果も生み出した。
また、キルアがゴンさんを突き飛ばしてピトーの奇襲を避けさせるシーンも、キルアが飛び出すたった一歩のみ足音がするという一点でどれだけ咄嗟かつ余裕のない場面だったかを表現するという演出がされている(キルアはご存知の通り「クセになってんだ、音殺して動くの」というほどほぼ無意識で足音を消している。それすら出来ない程の切迫した状況だということ。)
同時期放送中のアニメであるハピネスチャージプリキュア!との中の人ネタの類の絵も多数投稿された。⇒ひめさん
余談だが、ゴンさん以前にもめぐみ氏はNARUTOの犠牲になったのだでおなじみのうちはオビトの少年期、遊戯王ZEXALのメラグなど、ジャンプ作品アニメで「味方側だったが全てを捨てダークサイド側になる」役を数度演じており、ゴンさん回を演じたことにより声優デビューがまだ日が浅いにもかかわらず主人公、ヒロイン、黒幕のダークサイド系キャラを演じたという異例の事態になった。
どれほどの代償を払えば、これだけのフィギュア化を・・・!!
アニメでのゴンさん登場(2014年5月28日放送131話「イカリ×ト×ヒカリ」)のタイミングに合わせてきたのかバンダイにてまさかのフィギュア化が発表された。
2014年5月28日11:00より予約開始。
価格も2,943円(税別)と、ゴンの憎しみに則した設定(?)となっている。
一次発送分・二次発送分・三次発送分・四次発送分完売です。
アニメゴンさん登場回が放送される週の次週発売のジャンプ本誌において、H×Hが約2年ぶりに連載再開されるという絶妙なタイミングでもあった。
また、ゴンさんフィギュアの大好評を得て、続くシリーズとして師匠のフィギュア化までも決定。
第3弾も予定されているという。この路線でいくと彼だろうか?
とH×Hキャラクターが続くのかと思われたが、第3弾はドラゴンボールのヤムチャであった。…それも普通ではなく、あの名?シーンのフィギュア化だったのだが。
外部コラボも、もうおやすみ
二次創作物のみならず公式でもその圧倒的存在感を示すゴンさんだが、近年ではパズドラや白猫プロジェクトといった外部作品とのコラボでもこの姿で登場していたりする。
・パズドラにおけるゴンさん
属性は木・火。
ゲーム内での性能としては、回復能力を犠牲にした火力特化な性能となっている。
最初は釣竿を持った快活な初期の頃のゴンだが、最終段階まで進化させると今すぐにでもジャジャン拳を放とうと構えているゴンさんの姿になる。
使用できるスキル名も「ジャジャン拳・グー」である。
また、2022年に行われた復刻版コラボではデザインや性能を一新した新しいゴンが登場した。
こちらも最初は初期の頃のゴンで、2度変身を繰り返すとゴンさんの姿になる。ただ、その際のゴンさんのポーズは先述のものと違いジャジャン拳を振りぬいたところになっている。
使用スキルも名前が「もう おやすみ…」となり、その性能も瞬間的な火力をこれでもかと伸ばす代わりに使用後のデメリットが甚大という、より原作を再現したものとなった。
・白猫プロジェクトにおけるゴンさん
キルアやクラピカら仲間達と共にプレイアブルキャラクターとして参戦したゴンだが、アクションスキル(当該作品内で言う必殺技)を使えば、元の少年の姿からゴンさんの姿へと一気に変貌し、原作さながらの凶悪性能で暴れ回れる。しばらく時間が経つと元の姿に戻ってしまうが、(ある程度の制限が掛かるとは言え)何度でもゴンさんに変身できるというある意味では原作よりもチート性能と化した能力を手に入れている。
・モンスターハンターダブルクロスにおけるゴンさん
「ゴンヘッド」「ゴンアーム」「ゴンスーツ」「ゴンレッグ」を装備することでゴンさんになりきることができる。無論ゴンヘッドだけをつけることもできるし、ピチピチの子供服短パンTシャツを流用することもできる。
性能はレア8防具なのでG級水準ではあるが、最終装備に比べれば防御力は低く、スキルも「怒」「裏会心」「溜め短縮」と使い勝手が良いとは言えない。あくまでコラボのネタ装備である。
この装備を作成するのに必要なイベント素材を手に入れるクエストで狩猟するのはネルスキュラとゲネル・セルタス(とアルセルタス)。キメラ=アント編の話なので虫系をチョイスしたのだろうが、クエスト名は何故か「ハンター×ハンター・最終試験」。
ただ、MHXXには装備合成システムというものがあり、中身を別の有用な防具にして、見た目だけゴンさんにすることが可能。
3DS版では当初はコラボ装備全般が(恐らく著作権の問題で)防具合成システムの対象外だったのだが、Nintendo Switch ver.の発売に伴ってswitch verと3DSver両方でこの制限が解除され、ゴンさんシリーズも防具合成に使えるようになった。
・モンスターストライクにおけるゴンさん
ゴンの神化形態として実装された光属性キャラ。
ステータスはバランス型に分類されているが、HPがかなり低く、代わりにパワー型に迫る攻撃力とスピード型に匹敵する速度を誇る火力特化性能。
味方に触れられると発動する友情コンボは雑魚殲滅力が非常に高いだけでなく、ボス単体へのダメージソースとしても有効。
通常のイラストではボール内に収める為に髪が垂れ下がり気味ではあるが、ストライクショット(切り札)使用時は髪が画面上方へとはみ出して伸び、どの位置で放っても画面内どころか、画面外に潜んでいる敵さえも全て巻き込む程の広範囲・超火力の大爆発を起こす。
後に獣神化した際もゴンさんの姿で実装され、アビリティーやステータス、そして勿論ストライクショットも強化され、一層強力なキャラクターとなった。
・JUMP FORCEにおけるゴンさん
50周年記念の対戦ゲーム「JUMPFORCE」でのゴンの必殺技がコレ。きちんと肉体もゴンさんに強制成長させてブチかます。Jスターズでは強制成長させずにやっていただけに、ようやくきちんと再現されたと言える。
・コトダマンにおけるゴンさん
コトダマンではH×Hコラボは前後半に分けて行われ、前半に普通のゴン、後半にゴンさんが登場した。
属性は貴重な冥属性(火水木に弱く光闇に強い)で、使用できる文字は『こ、ご、ん』。
強力な攻撃を放つことができ、さらに『ん』で使えばクエストが終わるまで『ん』が使えなくなってしまう代わりにさらに火力が上がる。
天賦の才を持つ芸能人が更に その才を全て投げ出してようやく得られる程の姿!!
2019年12月開催のコミックマーケット97では、腹筋崩壊太郎でも話題になった芸人のなかやまきんに君(コミケ初参戦)によるゴンさんが降臨した。
過去にも知名度の高さからゴンさんのコスプレイヤーは数多く存在したが、原作さながらに鍛え上げられた肉体美、何よりなかやま氏本人も童顔なのもあってコスプレの相性は抜群に良く、意外な親和性に周囲からも数多くの高い評価と好意的な意見を得た。
なお、素のなかやま氏は短髪なので当然逆立った髪はカツラでの再現だが、海風やビル風の激しい立地の東京国際展示場前にもかかわらずまったくズレ落ちることがなかったことに驚いた人も少なくなかったとか。
絶え間ない修行を経て ようやくたどり着くはずの名言!!
・もうこれで終わってもいい だからありったけを
・来いよ 建物(アジト)は壊したくない
・こっちだ ついてこい
・さいしょはグー ジャンケン…
・ボ(腹を蹴り上げる時の効果音)
・カイト 教わった通り… とどめを刺したよ だから…
・(右腕が切り落とされて)大丈夫 痛くないよ 強がりじゃない 少しだけ 嬉しい やっと… カイトと同じになれた あの時の… 少しだけ 救われた
・右腕はやるよ
・お前も もう おやすみ…
教わった通り、イラストを描いたよ だから・・・
・強くてニューゲームなH×H
・やっと、ゴンさんと同じになれた(他作品が)
もうこれで終わってもいい だから関連動画を
・【アニメ】H×H306話ゴンさんvsピトー作画予想
・きんに君によるコスプレ
・???
来いよ、関連タグは壊したくない
HUNTER×HUNTER 冨樫義博 ゴン=フリークス 消したらゴンさん
ネフェルピトー シャウアプフ キルア=ゾルディック カイト(HUNTER×HUNTER) 黒子舞想
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