概要
CV:北川米彦(アニメ版)、柴田秀勝(劇場版)、稲田徹(ゲーム『キン肉マンジェネレーションズ』以降)、森川智之(完璧超人始祖編)
『黄金のマスク編』に登場する神(新シリーズでは弟、シルバーマンと共に神として崇められていた太古の時代の超人)。そして、本編のキーアイテム「黄金のマスク」の正体でもある。
ある日、人間の少年が興味本位で発した一言を機に兄弟喧嘩が始まり、その長期にわたる争いに神々や人々を悩ませてしまう。それを危惧した裁きの神ジャスティスの計らいで、二人は真剣を用いた決闘を行うことになるが、両者が同時に相手の首をはねる相打ちに終わり、その御首は「黄金のマスク」「銀のマスク」として後世に伝えられることとなった。
しかし、マスクになってなおも決闘の顛末に納得のいかなかったゴールドマンは、大魔王サタンと盟約を結び悪魔将軍へと変貌。悪魔六騎士やバッファローマンといった悪魔超人の精鋭たちを従えてキン肉マンら正義超人を苦しめた。
新シリーズ『完璧超人始祖編』において、その前身はシルバーマン共々、本編の黒幕でもある完璧超人始祖(パーフェクト・オリジン)の一人であったことが発覚。
かつてまだ人間が誕生するよりも遥か昔、地上で争いを繰り返す「超人」という存在を粛清する計画が神々の間で模索されるが、唯一ひとりの神だけは「超人すべてが悪ではなく、中には優れた者も存在する」と主張。その神は、自らひとりの超人となって地上へ降り立ち、自身が見出した10人の超人たちを救出。その中に、ゴールド・シルバーの兄弟が含まれていた。
以降は、その元神である超人(=ザ・マン)を含む11人の超人たちにより“完璧超人始祖”が組織され、ゴールドマンはザ・マンの最初の弟子とし“完璧・壱式(パーフェクト・ファースト)”の称号を与えられる(因みに弟シルバーは“弐式(パーフェクト・セカンド)”)。
しかし、これまで地上の超人を見守ろうとしてきたザ・マンが、自らが地上の超人への介入を深め、死した魂すらも管理しようとするなど方針を大きく変化させていく。これを機に始祖の間では混乱・不和が生じ、ゴールドマンも「己自身が地上の超人を先導する」という考えから下野。地上の超人を自ら指導し、後に「悪魔超人」と呼ばれることになる派閥を形成していくことになる。
キン肉マン公式サイトでは悪魔将軍の名も、悪魔将軍の姿となる前のこの時期に名乗り始めたとしている。
天上兄弟喧嘩の真相などは悪魔将軍の項目で。
そして超神との戦いの最中、超人と言われる存在が生まれる最初期の超人であることが明らかになり、超人を生み出す技術を開発したザ・マン=慈悲の神が自らをモデルに作り出した超人である事が明かされた。悪魔将軍の強さもこの系譜にあたる神に師事したためと推測がされている。
旧シリーズではかなり感情豊かだったが、新シリーズでは明確な感情を表に出すことはない冷静さと不器用さもある真っ直ぐな一面を見せる。そのためか人付き合いは苦手らしいが、穏健寄りのメンバーとは軽口、議論、相談と親しげにしていた様子がある。
サタンの独り言からすると旧シリーズ時点では自我が奪われていたそうだが、少なくとも弟との相打ちに納得がいってない怒りや正義超人の絆に感動したのはゴールドマンのはずなのだが…(キン肉マンだとよくあること)。この辺りは改心したのがあくまで可能性を見出したという解釈に変わっているのも含めて設定がやや異なっている様子。