概要
前作からの正統なシリーズの続編であり1998年6月より全国のゲームセンターにて稼動開始。本来は1997年度内に完成予定だったが、半年ほど遅れての稼動となった。
前作の反省点を活かした調整や新システムが追加されルールは複雑になったもののゲームバランスは向上し、これによりゲーメスト大賞'98を受賞している。ただプロモーション戦略の失敗やファン層とゲームセンターの客層の不一致があったりしてシリーズは本作が最後となっている。
2012年12月20日にNESiCAxLiveで配信され、その事があり2013年には開発者スタッフ、元雑誌編集者、声優によるトークイベントが開催され、稼働20周年の2016年にはトークイベントだけでなく対戦大会やミニライブも行われた。「サイキッカー集団ノア緊急集会」オフィシャルアカウント
ストーリー
前作から2年後。
「第一次超能力戦争」と呼ばれる戦いから、サイキッカーたちは二大勢力を形成し、凄まじい戦いを繰り広げていた。
一つは前大戦で崩壊した「ノア」の指導者キース・エヴァンスが復活するという噂が流れ、それにより再び組織された「新生ノア」。もう一つは「ノア」を裏で利用していたリチャード・ウォンが組織が崩壊した事でサイキッカーたちを軍に引き渡し「軍サイキッカー部隊」として率いており、この二大勢力の戦いは再びサイキッカーたちを戦いへと導いていく。
そこにサイキッカーを狩り続ける少年マイトが加わり自体はより混沌を深めていく。
登場キャラクター
新キャラ
- マイト(CV:緑川光)
- パトリシア・マイヤース(CV:くまいもとこ)
- 灌頂玄信(CV:糸博)
- カルロ・ベルフロンド(CV:中村大樹)
- レジーナ・ベルフロンド(CV:福島おりね)
- 刹那(CV:酒井哲也)
- ガデス(CV:大友龍三郎)
前作からの登場キャラ
- ウェンディー・ライアン(CV:氷上恭子)
- ゲイツ・オルトマン(CV:津久井教生)
- エミリオ・ミハイロフ(CV:高山みなみ)
- リチャード・ウォン(CV:真殿光昭)
- キース・エヴァンス(CV:津久井教生)
- バーン・グリフィス(CV:真殿光昭)
勢力図
ウォンの裏切りによるノア崩壊という形で終結した前作の抗争から失踪したキースの意志を継ぎカルロの元再起した『新生ノア』とウォン率いる『軍サイキッカー部隊』、およびどちらにも属さない『第三勢力』の三つ巴の戦い。
勢力 | 主要キャラクター | 所属キャラクター |
---|---|---|
新生ノア | カルロ・ベルフロンド、キース・エヴァンス | レジーナ・ベルフロンド、ゲイツ・オルトマン、ソニア※、ブラド・キルステン※ |
軍サイキッカー部隊 | リチャード・ウォン | ガデス、刹那、エミリオ・ミハイロフ |
第三勢力 | バーン・グリフィス、マイト | パトリシア・マイヤース、ウェンディー・ライアン、灌頂玄信、六道玄真※ |
※家庭用のみ。
派生ゲーム
- サイキックフォース2012(ドリームキャスト版)
- アーケード版の完全移植に加え、ストーリーモードや本作オリジナル要素も追加。
- サイキックフォース2012(Windows版)
- ドリームキャスト版以降に発売されたが、追加要素は搭載されずコンフィグも貧弱であったが、当時としては厳しい動作スペックを要求したものの好評を博した。
- サイキックフォース2(PlayStation版)
- サイキックフォース COMPLETE
- 「サイキックフォース」と「サイキックフォース2012」と「2012EX」の3作品を収録したタイトル。サイキックフォースはPS版、2012はDC版ベースの移植になっている。
メディアミックス
ドラマCD
1998年発売。全2巻。
「サイキックフォース2012」制作スタッフの全面協力し、脚本にゲーム本編のアドバイザーが参加しており、外伝や派生ではなくサイキックフォース2012のオフィシャルストーリーとなっており本編をより深く知る事が出来る。キャストの変更はなくゲーム版のオリジナルキャストが担当している。
関連イラスト
関連タグ
前作:サイキックフォース