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概要

ゲーム『スプラトゥーン』シリーズの楽曲。

メインテーマ「Splattack!」と並ぶ、Splatoonを代表する楽曲の一つである。


イカ世界のトップアイドル・シオカラーズの4thシングルであり、ストーリー中に回収できるミステリーファイルで「全イカのDNAに刷り込まれているといっても過言ではない」と言われるほど、イカ界ではとても有名な楽曲。


それもそのはず、この曲はシオカラ地方(シオカラーズの地元)に伝わる伝統民謡「元祖正調塩辛節」を現代に沿ったアイドルポップに仕立て直したものなのだ。

シオカラーズの二人は子供の頃に原曲のほうをちびっこ民謡コンクールで歌って優勝しており、これが芸能界入りのきっかけ。デビュー後しばらく売れない時期が続いたものの、シオカラ節をリリースしたことで大ヒット。一躍スターダムに上り詰めた。


ミニゲーム「イカラジオ」ではトラック18に収録されている。


ゲーム内での登場

その知名度のわりに、普段のナワバリバトルではシオカラ節がBGMとして流れることはない。ではどこで登場するのかというと...。


イカ、『スプラトゥーン』のネタバレを含みます。




























ヒーロー一式を

アタリメ司令...ヌヌ! これは! きけば天国 歌えば極楽、みなさんご存知 シオカラ節じゃ!


イカタコの壮絶な戦いを描いたオフラインモード「ヒーローモード」のラスボスタコツボキング戦の終盤に流れる。


それまでかかっていた「I am Octavio」に、ラジオの周波数を変えるSEと共に割り込んで曲がスタート。それと同時に、縄でぐるぐる巻きに拘束されていたアタリメ司令縄をぶっちぎってノリノリで踊り出す。

敵のはずのDJタコワサ将軍苦しがるでも嫌がるでもなくノリノリで決めポーズも取るほど踊り、むしろテンションが上がってパワーアップしてしまう。さらにステージもタコツボキングのタコ足型のオブジェクトから無数のレーザーが放たれ、ライブ会場のように変化する。ここまで来ると、戦っているんだかライブで盛り上がってるんだかわからない。


歌を歌っているのはNew!カラストンビ部隊の先輩隊員である1号・2号の二人。拘束されてるはずのアタリメ司令が自力で縄をぶっちぎって踊るほどハイカラな歌を知ってるなんて、この二人一体何者なんだ…


先の通り、シオカラ節がかかった後の戦闘は足場が狭くなるうえタコツボキングの攻撃も苛烈になるため一筋縄ではいかない。一見すると処刑用BGMにも聞こえるが、かといって味方側の単なる勝利フラグでないのもこの曲の特徴と言えるだろう。


海外版でのローカライズ

前述の通りシオカラ節は民謡のリミックスという設定だが、海外では民謡に馴染みが薄いゆえかやや設定が異なる。例として、『1』の海外版ではアタリメ司令の台詞が


「That heavenly melody... It's the one and only SQUID SISTERS!」

(訳:この天国のようなメロディーは、シオカラーズのものに違いない!)


と訳されており、そもそもゲーム中に「シオカラ節」という曲名が登場しない。

このため海外ファンからは単に「Final Battle」(最終決戦)などと呼ばれていたが、3DSのテーマ配信の際に正式な海外タイトルが「Calamari Inkantation」(カラマリ・インカンテーション)であることが判明した。


「Calamari」は英語で(食べ物としての)イカを意味し、海外版でのシオカラーズの名称「Callie(=アオリ)」「Marie(=ホタル)」の由来となっている。「Inkantation」は「ink」+「incantation(『呪文』『おまじない』の意味)」の掛詞と思われる。

直訳で「カラマリの呪文」、意訳すれば「アオリとホタルのおまじない」だろうか。


他にも

  • 料理のイカリングから「リング→天使の輪→昇天」と連想して「きけば天国、歌えば極楽」を指す表現
  • 西遊記の孫悟空が頭につけられた緊箍呪のように呪縛を意味する「イカリングの呪文」

などなど、様々な解釈がされている。


外部出演

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALでは、インクリングの勝ち上がり乱闘でのラスボスとしてなんとあのマルクが登場する。


他に勝ち上がり乱闘でマルクと戦うのはカービィロゼッタ&チコセフィロス

彼らの場合、戦闘中のBGMは原作通りの「vs.マルク」が流れるのだが、インクリングの場合はどういうわけかシオカラ節が流れるのである。


マルクとインクリングの接点と言えばマルクソウルスプラッシュマルクを使ったこと、後は地面に潜ることくらいしかないが、インクリングの勝ち上がり乱闘は各色をイメージした相手と戦うことになるものであり、そのラスボスとして虹色の羽を持つマルクに白羽の矢が立ったという感じだろうか。

BGMや空中にいるボスという共通点から、今作における触手攻撃の描写をDJタコワサ将軍になぞらえているという説も。


余談

  • 過去に有料配信されていたスプラトゥーンのニンテンドー3DS用テーマを適用すると、3DSのメニューBGMをこの曲にできる(しかし、3DS/Wii Uのニンテンドーeショップが2023年3月28日にサービス終了してしまったため、現在は入手不可)。
  • この曲はJOYSOUNDに収録されている。ハイカラ気分を味わいたい人はカラオケに足を運んでみてはイカがだろうか。

関連項目

スプラトゥーン シオカラーズ 処刑用BGM 神曲






以降のシリーズでは(ネタバレ注意)

スプラトゥーン2

以下、スプラトゥーン2の重大なネタバレにつき注意。



























ホタルアオリちゃん! 思い出して!」


~Music Start~


ホタル「聞けば天国!」

アオリ「うたえば...ごくらく...?」


アオリ「ア...アタシの イばしょ、ココじゃない...!


えいっ!


あんたがヒーロー


ブキチ待ってました! みなさんご存知、シオカラ節でし!


その名も「濃口シオカラ節」にパワーアップして再登場。2番の歌詞が追加されたほか、後半にはフェスBGMとしておなじみ「ハイカラシンカ」が挿入されている。


4号はホタルとブキチが乗った空中トラックが飛行し、紫と黄緑のレーザーが飛び交い、下ではオクタリアンたちがサイリウムを振る中、ブキチリクエストの「バッキバキに改造したガチホコ」を担ぎ、環状ライドレールの上で将軍と最後の戦いを繰り広げる。


なお、タコワサ将軍に一定のダメージを与えると「カラダガ、イウコト、キカナイ...!」と発言するが相変わらずノリノリでポーズをキメており、何なら再戦時には「オドラズニハ イラレナイ...」なんて言っている。シオカラ節のグルーヴ恐るべし。


スプラトゥーン2 ファイナルフェス

FINAL FESTIVAL!!

ファイナルフェスでは、「ミッドナイト・ボルテージ」「キミ色に染めて」と共に、特別マッチのBGMとして濃口シオカラ節が再生される。

僅かだがアレンジがされており、2分ジャストになっている。

また、残り1分ではハイカライブで再生された「イマ・ヌラネバー!」のシオカラーズ・テンタクルズのコラボバージョンが再生される。




オクト・エキスパンション



イカ、オクト・エキスパンション、及びシリーズの根幹に関わる重大なネタバレがあります。
































「蛸壺や はかなき夢を 夏の月」


オクト・エキスパンション

まず、オープニングにてサビの部分が僅かに流れる。

主人公である8号は、気絶している間僅かにシオカラ節を口ずさんでいたようだった。











実は、8号は無印スプラトゥーンでの最終決戦に居合わせ、シオカラ節のグルーヴを宿し、3号に憧れていたのだった。

また同時にイイダも居合わせており、彼女は先に地上へと出ていたことになる。

また、広場のタコ達も同じ経緯をたどってきたと考えると、イカとタコとの共存に只ならぬ貢献をした曲であることが分かる。




イカ、裏ボスのネタバレにつき注意

































よみがえる あこがれのキミ その雄姿 シオカラ節の グルーヴに乗せて...

『心の中のヒーロー』


全ての駅をクリアすることで戦える、心のなかの3号戦でも、シオカラ節が再生される。

8号の脳内では、よほどシオカラ節へのグルーヴが沸き立っているのだろう。

なお、背景も前作の決戦の舞台に似ている。


スプラトゥーン3では

シリーズ3作目となる本作でも、どこかしらでシオカラ節が登場するのではないかと予想されていた。事実、本作の舞台となるバンカラ地方では、「元祖正調塩辛節」とは別の独自の塩辛節が存在することが明かされている。


そして...(リンク先項目のネタバレを参照)

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