概要
「COSMO BRAZER」で登場する光属性・魔法使い族のエクシーズモンスター。青いウェーブががったロングヘアーが特徴の少女。
ベッドの上に寝っころがりながら薬剤調合をするやる気のない姿などから察するに、名前の由来はシャイン(光属性)もしくはシャイニー(輝く)+ニート、あるいはシャイなニートであると思われる。
ゴーグルや部屋の内装など、アルケミック・マジシャンと雰囲気が非常に似ており、同パックに収録された罠カード「エクシーズ・トライバル」のイラストではシャイニート・マジシャンをベッドから引っ張り出そうとするアルケミック・マジシャンの姿が描かれていることから、二人は何かしら関係があると思われていた(tribalは種族、または家族などを指す)。
そしてマスターガイド4において、二人が学生時代からのライバルであり親友であるという事が判明した。そこから考えると上記の「エクシーズ・トライバル」というカード名も、「ライバルを引っ張り出そうとトライする」という意味も含めたダブルミーニングであるのかもしれない。
ちなみに英語名は「Slacker Magician」。Slackerとは「怠け者」という意味であり、よりド直球な名前になっている。また、上記の「エクシーズ・トライバル」の英語名は「Xyz Tribalrivals」であり、親友でありライバルでもあるという2人の関係がより強調されている。
カード効果
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/光属性/魔法使い族/ATK200/DEF2100
(1):このカードは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
(2):フィールドのこのカードを対象とする魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
解説
1ターンに1度の戦闘破壊耐性と、自身を対象とする魔法・罠・効果モンスターの効果を最大2回まで無効にする効果を持つ。
耐性自体は優秀なのだが、いかんせんステータスが守備に偏っているため、壁にしかならない点が問題。まさにニートである。
一応攻守を反転させる効果と組み合わせれば戦線に立たせることもできなくはないが、そこまでする必要があるかといわれると首をかしげるところである。
一応、光属性なので「オネスト」に対応している。あえて攻撃表示にして奇襲するのも手だが戦闘ダメージは期待できない・・・
このカードの特筆すべき点は、初の素材が2つのランク1エクシーズであるということだろう。
これまでのランク1エクシーズはいずれも3体の素材が必要であったためにどうにも使いづらかったのだが、このカードは2体で済むためにエクシーズ召喚自体はかなり容易。
魔法使い族にも優秀なレベル1モンスターが存在するので、それらを使用しているのならば採用の余地はあると思われる。いざとなれば「ワンダー・ワンド」や「ディメンション・マジック」のコストにもできる。
また、効果の関係上、上述の「エクシーズ・トライバル」との相性も良い(ただし自身の効果を1度でも使うと恩恵を受けられなくなってしまう)。
最近ではこのカードを軸にした暗黒界も存在する。暗黒界はその特性上頻繁に手札交換を行うため虹クリボーの効果を発動し易く、またゴーストリックは闇属性悪魔族のためゴーストリック・フロストとのシナジーも高い。これらのカードを使用しシャイニート・マジシャンを召喚しつつ、更に自身の効果でゲームから除外された虹クリボーをトランス・デーモンによって再び手札に加えて次のシャイニート・マジシャンに備えるのだ。
ただのロックデッキと違うのは暗黒界の象徴たる暗黒界の龍神グラファと相性のいいSinスターダスト・ドラゴンの存在である。
それぞれがかなり高い攻撃力を持つ上、これらから出せるランク8エクシーズも召喚を通してしまえばそのままゲームエンドまで持っていく性能を秘めている。
総じて扱いづらくはあるものの、少なくとも汎用性の面でいえばアルケミック・マジシャンよりは上であるといえる。
余談
遊戯王Wikiでは、これの元ネタが「shiny:光輝く」「Neet:ニート」の合いの子かそうでないかとまたも1円にもならない編集合戦を寝ずに繰り広げた事件。
遊戯王Wiki編集人は理由が不明だが「ニート・無職」という単語を避ける傾向があったとされ、結局審議のすえに、今の記事となっている。