概要
名前は同じくアラビアンナイトの登場人物・シンドバッドから採られている。
CV:小野大輔
プロフィール
出身地 | パルテビア帝国 |
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立場 | シンドリア王国国王→シンドリア商会会長 |
年齢 | 34歳(初登場時29歳) |
身長 | 183cm |
体重 | 83kg |
家族構成 | 父(バドル)、母(エスラ) |
特技 | 魔力操作 |
趣味 | 冒険 |
好きな食べ物 | 魚全般 |
嫌いな食べ物 | 油っぽい食べ物 |
好きなタイプ | 全ての女性 |
嫌いなタイプ | ジュダル |
好きな休日の過ごし方 | 酒盛り |
悩みごと | まだ若いのに、おじさん呼ばわりされる |
弱点 | 酒 |
人物
シンドリア国王にして七海連合の長。愛称は「シン」。
出身はパルテビア帝国のティソン村。外伝『シンドバッドの冒険』では彼の過去が語られている。
未開であった絶海の孤島を開拓し、シンドリア王国を興した元冒険家。
14歳の時に第1迷宮「バアル」を攻略したのを皮切りに、七つの海と七つの迷宮(ダンジョン)を制覇し、七人の「ジン」の主となった伝説の迷宮攻略者でもあり、その偉業から、「七海の覇王」の異名を持つ。
ファンによる愛称は「七海の葉王」。
由来はアラジン・モルジアナと初めて出会うシーンから。葉っぱ一枚あればいい。
ジュダルが出現させた迷宮も勝手に攻略したため、彼とは過去に幾度か衝突している。
また、共に世界を征服しようなどと言う誘いを幾度となく受けているようだが、その度に断っている。
アラジンを「シンドリアのマギ」として何とか勧誘しようとしているが失敗している。
王として自国に私心を砕いており、その才量から国民から慕われている。
が、酒癖と女癖は最悪で、無自覚ジゴロな事から「七海の女ったらし」とも。
練紅玉からは恋心を抱かれていたが、ゼパルによって操られて自国をめちゃめちゃにされた事で、激しく怨まれている。
初登場時に、泥酔して眠りこけている間に金属器を含めた身ぐるみを全て剥がされたり、酔って手を出した女性からの苦情が日々王宮に届けられたりするなど、幾度も問題を起こすせいでその点だけは家臣およびジャーファルを筆頭とする八人将からも一切信用されていない。
旅先でも現地妻を幾人も作る程の遊び好きだが、とある事情で妻子を持つ気は一切無いとの事。
一方、為政者の義務として戦いに備えて国力を蓄えるべく、アラジン達や対立関係にある煌帝国の皇族である白龍や紅玉も利用しようとするなど、目的のために権謀術数を巡らすことも厭わない冷徹な面もある。
特に紅玉を操っていたことについてはアリババから怒りを買った。
アラジンを始めとした若者から「おじさん」と呼ばれていることを、実は密かに気にしているらしい。
イスナーンによると、半分堕転している。
その理由は、かつて旧シンドリアとパルテビアの戦争で黒き器としてイル・イラー召喚の暗黒点にされてしまったセレンディーネ、及びその中に吸収された死亡した自国民の黒ルフを自分自身に受け入れてしまったため。その際にアルマトランの魔導士・ダビデ老とつながり、以降彼に囁かれるようになった。
過去編『マギ シンドバッドの冒険』
マギ本編中に、かつて冒険家であった頃の物語を書き記した人気冒険記「シンドバッドの冒険」の著者として語られる場面があるが、ついに2013年5月から、週刊少年サンデー(後に裏サンデーへ移行)で、その名を冠したシンドバッドの過去編・・・即ち、彼が主人公の外伝作品『マギ シンドバッドの冒険』が連載開始された。
DVDにはスタッフが全精力をかけて作ったアニメが収録される。
「シンドバッドの冒険」のアニメ版の作画は、漫画担当の大寺義史よりになっている。
『マギ シンドバッドの冒険』は、詳しい出自や現在彼の周りに居る人々の過去も明らかにされ、今や彼は、主人公3人と並ぶ本作の顔の1人と言える。
なお、『シンドバッドの冒険』は、原作を大高忍が、作画を『マギ』アシスタントである大寺義史が担当している。ぱっと見た所では、ほとんど本編との絵の差異は無いが見分けが分かる人には分かる。
出自
パルテビア帝国ティソン村にて、漁師である父・バドルと母・エスラの間に生まれる。凛々しい眼鼻立ちは父譲り、太い眉は母親譲りのようだ。
不思議な事に、彼がこの世に誕生したその瞬間に災害が起こり、両親と共に危機に晒されるが、生まれたばかりのシンドバッドが逃げるべき方向を指し示し、一家は行き延びるという出来事があったという。その他にも、両親は幼い息子の持つ不思議な可能性を目にしていた。
父親は戦争経験者であり、体中におびただしい数の傷跡を抱え、左足を失っていた。一家の父として、一人息子と妻を守り続けた父親の姿と思想は、幼いシンドバッドに強い影響を与えている。その尊敬する父親は、とある事件を皮切りにシンドバッドが5歳の時に戦争で死亡。また、母親も後に病に倒れ亡くなってしまう。
14歳の時にユナンに誘われ、迷宮「バアル」を攻略。一人目のジンを従え、剣の金属器を手に入れた後、彼は旅立ちを決意する。なお、この頃の身長は156cmである。
この作品では本編でも語られていた「奴隷までに堕ちた」というエピソードも描かれている。
本編でも登場したキャラや八人将の過去も共に描かれている。
ジン
・バアル
第1迷宮に封印されていた、憤怒と英傑の精霊(ジン)。剣に宿る。
最初は父・バドルの形見の剣に宿ったが、パルテビアとの戦争の際にバルバロッサの金属器「グラシャラボラス」の能力によって破壊されてしまった。その後、ヤンバラの元での1年間の修行中に別の剣に移し替えている(どこで入手したものかは不明)。
雷を操る力を持ち、ジンの姿は稲妻のように折れ曲がった2本の角と龍のような尻尾に鱗を持つ大男。魔装したシンドバッドもそれに準じた姿になる。
極大魔法は、剣に集めた雷の力を一気に解き放つ「雷光滅剣(バララークインケラードサイカ)」。
第6迷宮に封印されていた、虚偽と信望の精霊(ジン)。赤い宝石の金の首飾りに宿る。
最初、ジンを宿すための(金属器以外の)金属製品が必要なことを知らなかったシンドバッドに、ブァレフォールが自身のお気に入りだという赤宝石の首飾りを薦め、それに宿った。しかし、バアルと同じくグラシャラボラスによって破壊されてしまったため、ヤンバラの元での修行中に現在の首飾りに移されている。
三角耳と尻尾を持つ、狐か狼のような姿をしたジン。魔装後は三角耳と複数の尻尾が生え、長いピンク色の髪を持つ姿に変わる。また両掌に眼が開き、能力発動時はここから力を発する。
戦闘では氷魔法を用いて戦うが、本来の能力は物質の「停滞」。氷魔法も、空気中の水分を停止させ固化することで使用している。この能力を他者にかければ、相手も気づかぬうちに肉体や思考までも鈍化させてしまうことができる。非常に強力である反面、魔装自体は非常に脆い。
魔装はシンドバッドの冒険で初登場。
・ゼパル
第16迷宮に封印されていた、精神と傀儡の精霊(ジン)。右手中指の指輪に宿る。
半獣の子供のような姿をしたジンで、挑戦者の精神を試す試練を課す。当初はシンドバッドとの舌戦に勝利したセレンディーネが契約し自身のサーベルに宿したが、暗黒点となって死亡してしまったセレンディーネのルフと同化したことで力を受け継ぎ、現在はシンドバッドのジンとなっている。魔装後はジンと同様の半獣の子供の姿になる。
能力は「精神干渉」。音を操り、聞く者の精神に語りかけることで一種の催眠が可能。しかし攻撃範囲が広い反面技が大味になりがちで、シンドバッド自身にもうまく制御できない。
また他者の頭の中にルフを植えつけ、少しの間なら身体を乗っ取ることができる(一度に植えつけられるのは3人まで)。ただし、この能力は相手の頭に音魔法でルフをねじ込む必要があるため、眠っている時など意識を完全に奪っている状態でないと行えない。
この他にセレンディーネが魔装した際には、音波で物体を高速振動させて破壊する技も使用している。
・フルフル
第34迷宮に封印されていた、狂喜と冥闇の精霊(ジン)。銀の首飾りに宿る。
長く曲がった角を持ち、悪魔の翼を模した尻尾を持つ青年の姿をしたジン。魔装後もそれに準じた姿となる。
詳細は不明だが、手から光弾を作り出して攻撃する能力を持つ。
第41迷宮に封印されていた、支配と服従の精霊(ジン)。右手首の銀の腕輪に宿る。
風を操る能力を持つ。魔装後は、伸びた髪の毛と両手足が漆黒の羽のようになり、上半身には羽衣を纏う。
技は、両腕から竜巻を作り出しそれを一つに重ねて巨大な竜巻にして対象にぶつける「風裂斬(フォラーズゾーラ)」
第42迷宮のジン。右手人差し指の指輪に宿る。
蝶あるいは蛾のような触角や翼を持つ女性型のジン。魔装後は髑髏の首飾りを付けた人魚の姿になり、頭の羽や背中の翼、尾ひれの先に虹色に輝く蝶の羽のような文様を持つ。またシンドバッドを囲むように剣の切先が生えたウロボロスの様な蛇が現れ、背中にも同様の光背を持つ。女性型のジンということもあり、額の眼や長く伸びた髪などに女性的な意匠を持つ。
技として、上空から無数の切先を降らせ広範囲を攻撃する「千剣時雨(ヴェパール・イステラーハ)」を使用する。
第49迷宮のジン。左手首の金の腕輪に宿る。
四つの眼を持ち、虎の様な耳や体毛を持つ大男の姿のジン。魔装後は下半身が虎の体となった半人半獣の姿となり、金色に長く伸びた髪と後頭部から生えた虎の足を持つ。
武器として湾曲した長剣を持ち、剣技で戦う戦闘スタイルをとる。
関連イラスト
魔装
葉っぱ一枚あればいい
ちなみに公式
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