概要
| フルネーム | Justin Brooks Verlander (ジャスティン・ブルックス・ヴァーランダー) |
|---|---|
| 国籍 | アメリカ合衆国 |
| 出身 | ヴァージニア州グーチランド郡マナキン・サボット |
| 生年月日 | 1983年2月20日 |
| 身長・体重 | 196cm、102kg |
| 投球・打撃 | 右投・右打 |
| 守備位置 | 投手 |
| プロ入り | 2004年MLBドラフト1巡目（全体2位） |
経歴
2004年のMLBドラフト1巡目(全体2位)でデトロイト・タイガースから指名を受ける。
翌2005年、初めてメジャーに昇格するも先発登板した2試合で何れも敗戦投手となり、2Aへ落とされてこの年を終えた。
2006年からメジャーに定着。この年は30試合に先発し17勝9敗、防御率3.63、奪三振124の成績でア・リーグの新人王に選出された。
2007年6月12日に自身初、球団史上33年ぶりとなるノーヒットノーランを達成。
2008年は、この年のリーグ最多敗戦となる(11勝)17敗を喫する。
2011年はキャリア2度目のノーヒッターゲームを達成するなどシーズン24勝(5敗)、防御率2.40、奪三振250で投手3冠王になり、満票でサイ・ヤング賞を獲得、さらには投手としては19年ぶり(先発投手では25年ぶり)のシーズンMVPにも選ばれた。
2017年8月31日にトレードでヒューストン・アストロズへ移籍。この年、自身は勿論、アストロズにとっても初となるワールドシリーズ制覇を経験。オフには女優・モデルのケイト・アプトンと結婚した。
2020年9月にトミー・ジョン手術を受けることを表明し、2021年はリハビリのため全休した。
39歳で迎えた2022年は、1年のブランクがあることを感じさせない活躍を見せてアストロズ2度目のワールドシリーズ制覇の戦力となり、サイ・ヤング賞を獲得した。
シーズン終了後にニューヨーク・メッツへと移籍したが、2023年8月にトレードにより古巣のアストロズへと戻った。
所属チーム
- デトロイト・タイガース (2005-2017)
- ヒューストン・アストロズ (2017-2022、2023-)
- ニューヨーク・メッツ (2023)
余談
ワールドシリーズに5度進出しており、そのうち2度は優勝もしているが、個人ではこれまで僅か1勝しか挙げていない。ワールドシリーズの舞台で1つも勝てないまま5敗以上した投手は史上初だと云う。2019年まで通算で7試合に登板(全て先発)して0勝6敗。2022年のワールドシリーズ第5戦(ヴァーランダー自身通算9試合目)にして漸く初勝利を掴んだ。
弟はMLB.comのアナリストで、大の大谷翔平マニアで知られるベン・バーランダー。ジャスティンとベンは9歳離れている。なお、さすがに弟程ではないが、ジャスティンも大谷に対して一目置いている旨を度々発言している。
バーランダーは2004年のMLBドラフト全体2位で指名を受け21歳でメジャーデビューしているが、彼より先に(全体1位)指名されたマット・ブッシュは素行不良から刑務所に3年3ヵ月収監されるなどして、ドラフト全体1位指名選手史上初となる30代でメジャーデビューと云う珍記録を作っている。またバーランダーの次に(全体3位)指名されたフィリップ・ハンバーは完全試合達成投手の中では勝利数でMLB史上最少記録を残して引退している。
