概要
歴代の様々な『トランスフォーマー』シリーズに登場するキャラクター。当記事では主にG1シリーズと実写映画版に登場するビルドロン(英名:コンストラクティコンズ)の一人について解説する。なお、IDWパブリッシングより出版されたコミックでは「スカベンジャーズ」というデストロン(ディセプティコン)の集団が登場しているが、当記事で解説するスカベンジャーとの関連性はない。
G1
CV:ドン・メシック/吹:喜多川拓郎ほか
デストロンのビルドロン師団に所属する採掘兵で、装軌式油圧ショベルに変形し、デバスターに合体する際は右腕に変形する。携行する武器はビームサイクロンで、デバスターの右腕部をドリルに換装し、ビークルモードの車体に装着する事で「ドリルミサイルショベル」となる。
バケット部には磁気、イオン、電気、ガスなどのエネルギー源を探知するセンサーが内蔵されており、他の仲間に認めてもらうために行く先々で有用な物を発掘しようとするが、その卑屈な態度も相まってか他の仲間からは「役立たず」と見なされてしまうことが多い。
また、不運の持ち主でもあり、アニメではデバスターに合体する際にダイノボットに隙を突かれて集中攻撃を受けたり、メカの不調の為にミックスマスターから修理を受けていたところをサイバトロンに見つかりメガトロンに怒られるなど、災難に遭うこともしばしば。
その一方で『ザ・ムービー』では他のデストロンと共にサイバトロンの宇宙船を襲撃し、プロールを射殺する戦果を挙げている(初期プロットでは溶かして殺す予定だった)。
実写映画版
実写映画第2作目『トランスフォーマーリベンジ』に登場するコンストラクティコンズの1人。テレックス/O&K社製の鉱山用大型油圧ショベル・RH400に変形し、デバステーターに合体した時は上半身になる。コンストラクティコンズの中では最大級の巨体を誇り、地球の生物とは似ても似つかない異形のロボットモードが特徴。
しかし劇中ではビークルモードのみの登場で、即座にデバステーターへと合体しているためロボットモードを披露していない。
序盤のシーンで同型機のデモリッシャー(デモリッシャーは各部が白いのに対し、スカベンジャーは全身がほぼ真っ赤という違いがある)が上海で暴れており、発売された玩具はデモリッシャーと同様のデザインとなっている。
その他
ビーストウォーズ
映像作品には登場しなかったが、トランスメタル版の海外版玩具で登場。ビーストモードはメカ蟻、ビークルモードは二連装ドリルタンクに変形する。ドリルはロボットモードでは、それぞれ両腕にマウントされる。
日本版玩具では、ビーストウォーズ版インフェルノがメタルス化した「メタルスインフェルノ」として発売された。
なお、「スカベンジャー」は、元々インフェルノ(海外版ではinferno=インファーノ)の初期名称であり、初期の海外版ビーストウォーズの脚本では、この名称が使用されていた。
また、スカベンジャーの玩具の初期名称は、インファーノとなっている。
アルマダ(マイクロン伝説)
同作に登場する「デバスター」は、海外版の名称がスカベンジャーである。
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