概要
大韓民国の首都で、東アジアにおけるメトロポリスの一つでもある。大韓帝国時代は漢城と称し、大日本帝国時代は京城と称していた。戦後の独立の際に、京畿道から分離して同国唯一の「特別市」となった。
あまり知られていないが、首都でありながら朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との国境(38度線)がかなり近い場所にある(約40km)ため、北朝鮮からミサイル発射実験や核実験を予告される度、市内は日本以上に緊迫した状態になる。
名称
李氏朝鮮・大韓帝国の首都名は漢城(府)、大日本帝国の朝鮮総督府所在地名は京城(府)であったが、韓国において古代から朝鮮語の「ソウル/서울」が国民の間では使われており(日本語で言えばみやこ)、独立後は朝鮮語の「ソウル」となった。そのため、日本の地図ではカタカナで書かれている(中国では同音に近い首爾が使われている)。
しかし、便宜上鉄道路線などには京の字が使われる(例、京釜線)。