「デュアルシステムが新たな戦略を生み出す!」
概要
デュアルモンスターは、『遊戯王』に登場する通常モンスターとしても扱う効果モンスターの総称である。
「デュアル」とも呼ばれる。
解説
効果モンスターの一種。カードに「○○族・デュアル」と書かれているものが該当する。
墓地にいる時やフィールドに出たばかりの状態では通常モンスター扱いとなり、1ターンに1度の通常召喚の権利を消費して「再度召喚」することで効果モンスターとなる。
再度召喚した場合、テキストの●部分の効果が適用される。
共通テキスト
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●(得られる効果)
上記の(2):のような表記になったのは9期から。8期以前のテキストでは「通常召喚としてもう1度召喚できる」に当たる部分が「通常召喚扱いとして再度召喚する事で~」と記されていた。
デュアルモンスターの一覧
括弧内は他に属するカテゴリー。
余談
手札やデッキにいる間は効果モンスター扱いとなるため、通常モンスターのサポートカードが使えないため注意。
またどのモンスターが再度召喚しているのかも把握しておかなければいけない。
登場した当初は1ターン内に再度召喚できる方法が限られていたが、現在は装備するだけで再度召喚した状態にできる魔法カード「スーペルヴィス」が登場し、格段に使い勝手が良くなっている。
また、中にはE・HEROアナザー・ネオスのように再度召喚せずに戦うモンスターもいる。
課題が多い分、攻守のステータスが優れているモンスターや強力な効果を持っているモンスターが少なくなかったため、一時期はメタビート型HEROや、植物族デッキなどで猛威を奮っていた。しかし、再度召喚を要する点から、テンポと展開力を重要視するシンクロ召喚との相性は微妙で、再度召喚の手間を軽くできるが、墓地に溜まりにくいペンデュラムとの兼ね合いが難しいなど、近年では構築や運用が難しくなっている。その一方で、デュアルの要素を含むカード群・化合獣や、過激な効果とデーモンの名を有するデュアルモンスターの登場など、所属モンスターの多様化や強化も進められている。
ちなみにアニメ・漫画では再度召喚という処理の表現が難しいためかサポートカードで再度召喚された扱いにしたり再度召喚を行わずに使用したりアニメではそもそも登場シーン自体が回想のみだったり…といったように再度召喚は全く行われていない。