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任天堂のSRPG『ファイアーエムブレム』シリーズの登場人物。

CV:堀秀行(箱田真紀版ドラマCD)/大塚明夫(ドラマCD旅立ちの章)/中谷一博(ヒーローズ)

クラス:ソシアルナイトパラディン(アカネイア戦記/暗黒竜)/皇帝(紋章)/ジェネラル(覚醒)


概要

「私と貴公が功名を争うことをニーナ様が喜ばれようはずがない。ニーナ様のため共に力を合わせるとしよう。」


暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)、『アカネイア戦記』に登場。


物語の舞台「アカネイア大陸」の国家の1つ「オレルアン王国」の王弟で、同国の軍「狼騎士団」の隊長を務めている。

「草原の狼」と呼ばれる大陸有数の武人。また奴隷の孤児たちを解放し騎士として取り立てるなど、臣民を思いやる優しさと武人の誇り、王族としての高潔さを併せ持ち、民からも部下からも慕われる人格者である。


暗黒戦争


ドルーア帝国が発端となった「暗黒戦争」では、帝国に滅ぼされた宗主国アカネイアの王女ニーナを保護しつつ、マケドニア軍によって占領されたオレルアン王都奪還の機会を狙っていた。

マルス王子率いるアリティア軍と合流し、奪還に成功した後は騎士団と共にアリティア軍に加わり、戦争終結の大きな力となる。

その功績を認められ、戦争終結後はニーナと結婚し、アカネイア王国第24代国王となった。


英雄戦争

「光の王子だと……馬鹿め! 貴様など、俺の協力がなければとっくの昔に死んでいた。つけあがるなよ、マルス!!」


しかしその1年後、突如自らを「皇帝」と名乗り、アカネイア神聖帝国の建国を宣言。志を忘れたかのように圧政を敷き、各国の人民を苦しめるようになる。

その影響で各地で反乱が相次ぎ、鎮圧のためマルス達アリティア軍を向かわせるも、現地の悲惨な状況に疑問を覚えた彼等と対立するようになっていく。

そして彼等が暴虐の限りを尽くす腐敗貴族を誅した後、遠征中のスキを突いてアリティアを陥落させるという暴挙に至る。

程なく逃亡中のマルス達の前に現れるが、その姿は別人のように禍々しく、また敵対する者を寄せ付けない不可思議な力を持っていた

名君と呼ばれた彼に一体何があったのか……


悲劇

かねてより想いを寄せていたニーナと結ばれたハーディンだったが、ニーナの心には秘めた想いがあった。

グルニア王国の黒騎士カミュである。

ニーナは、かつて敵方でありながら己の身を匿ってくれた彼のことを戦死したと思しき今でも忘れられずにいた。

しかし彼女は、大陸の復興には新たな王を擁立しなければならないという周囲の声により気持ちの整理がつかぬまま婚姻を迫られ、ハーディンが選ばれたのは、他の候補であるアリティア王子マルスには既に婚約者がいるため除外されたという消去法でしかなかったのである。

聡明な彼はすぐにその事に気付き、カミュやマルスへの深い嫉妬と苦悩に苛まれてしまう。

次第に政務にも手が付かなくなり、やがて自室に閉じこもってをあおる日々を送るようになってしまった。


そこにつけ込んだのが、かつて暗黒竜メディウスを復活させ、ドルーア帝国を再建した暗黒魔道士ガーネフである。

彼は商人に化けてハーディンに接触し、負の感情を増幅させる宝玉「闇のオーブ」を渡した。

疲弊していたハーディンの心はオーブの力に耐えられず、増大した負の感情に飲み込まれて残虐な暴君へと変貌してしまったのである。


最期

ガーネフの思惑通り暴君となってマルスを追放した彼だが、大賢者ガトーの協力を得て戻ってきたマルスたち反乱軍に次第に追い詰められてゆく。

占領したアリティアは奪還され、圧政に不満を持つ他国の者達も集い、かつての部下であった狼騎士団もニーナの手紙を受け取った兄のオレルアン王の命で手を引いてしまう。

そうして迎えた王都パレス前での決戦はわずか1日で敗北

城内の最終決戦ではマルスへの嫉妬を吐露し、神器の槍グラディウスと敵対者の行動を封じる闇のオーブで無敵の強さを見せるが、対となる光のオーブで行動封じを無力化されてついに討ち取られた。

死の間際、ようやく正気に戻ってマルスに謝罪し、そしてガーネフに身柄を渡してしまったニーナを案じながら息絶えた。


アカネイア王になった後のハーディンの評価

ハーディン側にももちろん同情すべき点はあるし、全ての真実を整理すれば明らかにニーナとボアに悪い点もある。プレイヤー側から彼への評価は人それぞれであろうが、少なくとも作中における登場人物達からハーディンへの評価は、彼やニーナ、ボア等に関する事情を知った上でなお手厳しいものが多い。


事実、ボアの話を聞いて事の次第を知った後でも、ニーナやボアについて表立って咎めている人物は作中では特に登場しないのに対して、ハーディンを非難する人物は多く登場している。


新・紋章の謎でのマイユニットもミディアとの会話で私情で政務を投げ出したハーディンの行為は皇帝としてあり得ないとしている(加えてリンダやミディア達忠臣はニーナ個人に忠誠を誓っているから悪く言えなかった部分もあるだろうが)し、闇のオーブから解放されて正気に戻った後のハーディン自身も自分があまりに弱すぎたことを認め、マルスやニーナに謝罪している。

実際、「国外の人間」からなら非難されても仕方がない。理由はどうあれ、それだけの事をしてしまったし、例え生き延びたとしても戦後処刑されても文句が言えない。しかし「アカネイアの人間から」ならば話は変わってくる。


プレイヤーはマルス視点でアカネイア側、ニーナ派が加入してくるためにハーディンの悪評を聞く事はあるが作中全体で見てみると結局アカネイア側の人間がハーディンにやった事は「騙して最も大変な仕事を押し付けた」そして騙されていたハーディンがそれに気づいて自暴自棄になったら謝罪は全くせずにマルス側につき批判をした。これだけである。

事実、ハーディンは望まれてきたのにいざ国王として着任したら「身内に隠し事されて都合のいい再建道具扱い」と認識されてもおかしくない上、アカネイアの再建計画は「婿を呼び寄せて再建する」という部分以外、なにもかもおざなりだったと言わざるを得ない。


アカネイア側の人間が「ハーディンを騙し結婚させ皇帝の座に就けた事は無礼であった。恥じるべき行為であった。ハーディンが気づいた段階でどのような仕打ちを受けようが勇気を出し誠実に向き合うべきだった」と考えた者は最後までなかった。死亡時に間違った事をしたと理解したボアはアカネイア側の人間ではまだマシな方であったとすら言える。


これで政務を投げ出すな。王族の責任、皇帝の責任などをアカネイア側の人間に言われても筋違いと言うしかないだろう。アカネイア側の人間は臣下の責任、礼や忠を果たす事なく騙して外部の人間を利用しただけなのだから。少なくともアカネイア側の人間はハーディンを一方的に非難できる立場ではなく、「自分達アカネイアにも原因がある」「考えが浅はかで甘かった」と認識すべきである。


容姿

黒髪オールバックで、口ヒゲを蓄えている。目付きはやや鋭い印象を受ける。

『暗黒竜』では白いマントを羽織り頭にターバンを巻いており、どことなくインド風味の服装。一部のファンからは「カレー屋」「蛇使い」「石油王」と呼ばれたりもした。

『紋章』では、皇帝を名乗ることもあって豪奢な赤い甲冑の上に、ファー付きの黒いマントを羽織っている。また闇のオーブの影響か、目が常に真っ赤に光った恐ろしい形相になっている。


性能

暗黒竜と光の剣

味方入りするオレルアン騎士団の中では最も強く、最も扱いやすい。どのステータスもカインやアベルに負けない成長率なため、十分使える。ただし、HPの成長率が大きく劣るのがネック。


紋章の謎

第一部では味方として登場。前作と全く同じ性能なため、使い勝手もほぼ同じ。武器レベルが高いため、最初から強い武器を使えるのは大きい。

「屋内戦では下馬すること」という騎兵全種への弱体化調整がされた事で若干使いにくくなっているが、武器レベルが高く初期段階から「銀の剣」が使えるのでまだマシ。

第二部では敵として登場。職業も変わり、武器はのみとなっているが幸運とHP以外カンストしている上、HPは最大値付近の50のため、苦戦を強いられる。

また、見た目はジェネラルだがアーマーキラーの特効対象外である。

倒すためには戦闘能力が高い兵士に光のオーブを持たせる必要がある。


新・暗黒竜と光の剣

初期値は変わらないが、成長率がわずかに変わっている上、武器レベル配分が変わってる。槍は最初からBなため、ほとんどの槍を扱える。そのため、ジェイガンの持っていた銀の槍はこっちに回したほうが実用的。

ちなみにリメイク元同様、4章クリアー時に村長がハーディンに銀の剣を届けてくれと言われるが、今作ではすぐに装備できない。

これは原作再現をしながらゲームバランスの調整という一面が大きいだろう。

もし仮に剣の武器レベルもBにしてしまうと序盤に限ればジェイガンどころかオグマの上位互換になってしまう。

そりゃ最初から銀の剣も使えたらオグマよりハーディンを使う人が増えてオグマの立場が危うくなる。なんだかんだ言って、序盤の銀武器は破格の性能である。

流石に期待値はカインとアベル、オグマに劣る上、幸運の低さが気になるが、それでも無理させなければハード5でも最後まで使っていける程度には成長するので、剣レベルもBだったなら万人に愛されるお助けキャラになっていただろう。

だとしてもこの矛盾をどうにかしてほしかったが…。


新・紋章の謎

敵として登場。能力的には劣化メディウスではあるものの、幸運が0である事以外、総じて高水準のステータスとなっており、グラディウスによる強烈な一撃は脅威。特にルナティックでは幸運0、魔防25以外はオールカンストのHP80という、驚異の数値を誇る。お前本当に人間か?

中途半端にHPを残すと玉座の効果で大幅に回復するため、倒すときは一気に決めるべし。

リメイク元と同じように、攻撃するには光のオーブが必要なので、武器の三すくみも考慮して、絶対の信頼がおけるバーサーカーで対峙するのがいいだろう。

本作ではロシェ以外の狼騎士団員も仲間になるようになったが、展開上仕方ないとはいえ前作の味方ユニットの中でただ一人、最後まで敵のままであった。(ロレンスの場合、話す事でアイテムが貰えるようになっているが、ハーディンはマイユニットとも戦闘会話が出るだけで、全く立ち位置に変化がない。)


新・アカネイア戦記でのみ味方として使うことができる。初期値は前作よりも若干高い程度だが、成長率は圧倒的に高い。また、最初から銀武器を使えるため、メイン火力として大暴れできる。



ステータス・成長率

初期ステータス

作品兵種LvHP魔力速さ幸運守備魔防武器
暗黒竜Sナイト6209-783809
紋章(第一部)ソシアルナイト6259-773809
紋章(第二部)皇帝15020-2020-2020-
新・暗黒竜ソシアルナイト6249078381剣D槍B
新・紋章(ノーマル)皇帝3050200202002015槍A
新・紋章(ルナティック)皇帝3080300303003025槍A
新・アカネイア戦記ソシアルナイト8281009115120剣B槍B

成長率

※新・暗黒竜、新・紋章に関してはソシアルナイト(パラディン)の時のもの。

作品HP魔力速さ幸運守備魔防武器
暗黒竜5030-50603020070
紋章(第一部)5030-50603020370
紋章(第二部)味方ユニットにならない
新・暗黒竜50300555530200-
新・紋章味方ユニットにならない
新・アカネイア戦記90750656530450-

ヒーローズ

暗黒皇帝 ハーディン

属性
兵種槍/重装
武器グラディウス(専用)
奥義復讐
A守備魔防の大覚醒3
B攻撃隊形3

2018年2月から登場。闇のオーブで堕ちた暗黒皇帝として最初に登場。


ステータスは速さ以外やや平均寄りなバランス型。


カミュ同様にグラディウスを持っているので遠距離反撃可能。

一方パッシブBは攻撃隊形を持っており、奥義を駆使して攻め込むか金剛や明鏡の呼吸や迎撃隊形といった受け特化型も強い。

弱点は重装特効。さらに重装なので一マスしか移動出来ないがステータスに関してはほぼ弱点はないため、使いやすい。


2021年5月のアップデートで同じ武器を持つカミュ同様錬成武器対象に。効果自体に変化はないが特殊錬成効果は攻撃された時か敵のHPが満タンの時は戦闘中、全ステータス+4かつ攻撃を与えるだけでHPが7回復する。これでさらに耐久性能が上がった。


尚、公式4コマ漫画の42話では鎧を着たままドラムを叩くと言う、思わぬ方向でネタキャラ化され、「ノリノリすぎる」「ドラムセット壊しそう」「楽しそうで何よりです」とちょっとした話題になった。


草原の狼 ハーディン

属性
兵種槍/騎馬
武器草原の狼の白槍(専用)
奥義竜裂
A鬼神飛燕の迫撃
B攻撃速さの近影3

2022年11月から通常版がようやく登場。第一部で狼騎士団隊長を務めた時代のハーディンでウルフ達と再会、そして闇堕ちした自分自身との共演も実現。


闇堕ち版とステータスを比べると攻撃と速さは上がるが得意のHP、守備、魔防は下がっている。


専用武器はキラー武器効果とターン開始時、周囲三マス以内に味方がいれば自分と周囲三マス以内の味方騎馬の攻撃速さ+6かつ「自分から攻撃する時、絶対追撃」付与。前半の効果は兵種指定はないが出来るだけ騎馬も入れたいところ。

もう一つは自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、攻撃速さ+6かつ最初に受けるダメージを40%軽減。そして攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動前と移動後のマス距離分(最大3)×3のダメージ加算の疑似激突系効果も持っている。

闇堕ち版と異なり、味方と共に戦う完全なアタッカーなスキル編成で騎馬と組むと効果絶大。


守備面は落ちているので攻められると弱い。騎馬特効や魔法に弱いなど別ベクトルで弱点が増えている。遠距離反撃も無いので遠距離武器の対応力も劣っている。


余談

ちなみにFC版では「ハーディン隊長」と呼ばれており、王族という設定が明確にされたのはSFC版から。


関連タグ

ファイアーエムブレム FE

暗黒竜と光の剣 紋章の謎 アカネイア戦記 新・暗黒竜と光の剣 新・紋章の謎

皇帝 暗黒皇帝

オレルアン ウルフ ザガロ ロシェ ビラク

ニーナ マルス


ルドルフ アルヴィス ヴィガルド サナキ ヴァルハルト エーデルガルト=フォン=フレスベルグ…後輩となる歴代FEの皇帝たち

サイアス…同シリーズの中の人繋がり

CV:堀秀行(箱田真紀版ドラマCD)/大塚明夫(ドラマCD旅立ちの章)/中谷一博(ヒーローズ)

クラス:ソシアルナイトパラディン(アカネイア戦記/暗黒竜)/皇帝(紋章)/ジェネラル(覚醒)


概要

「私と貴公が功名を争うことをニーナ様が喜ばれようはずがない。ニーナ様のため共に力を合わせるとしよう。」


暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)、『アカネイア戦記』に登場。


物語の舞台「アカネイア大陸」の国家の1つ「オレルアン王国」の王弟で、同国の軍「狼騎士団」の隊長を務めている。

「草原の狼」と呼ばれる大陸有数の武人。また奴隷の孤児たちを解放し騎士として取り立てるなど、臣民を思いやる優しさと武人の誇り、王族としての高潔さを併せ持ち、民からも部下からも慕われる人格者である。


暗黒戦争


ドルーア帝国が発端となった「暗黒戦争」では、帝国に滅ぼされた宗主国アカネイアの王女ニーナを保護しつつ、マケドニア軍によって占領されたオレルアン王都奪還の機会を狙っていた。

マルス王子率いるアリティア軍と合流し、奪還に成功した後は騎士団と共にアリティア軍に加わり、戦争終結の大きな力となる。

その功績を認められ、戦争終結後はニーナと結婚し、アカネイア王国第24代国王となった。


英雄戦争

「光の王子だと……馬鹿め! 貴様など、俺の協力がなければとっくの昔に死んでいた。つけあがるなよ、マルス!!」


しかしその1年後、突如自らを「皇帝」と名乗り、アカネイア神聖帝国の建国を宣言。志を忘れたかのように圧政を敷き、各国の人民を苦しめるようになる。

その影響で各地で反乱が相次ぎ、鎮圧のためマルス達アリティア軍を向かわせるも、現地の悲惨な状況に疑問を覚えた彼等と対立するようになっていく。

そして彼等が暴虐の限りを尽くす腐敗貴族を誅した後、遠征中のスキを突いてアリティアを陥落させるという暴挙に至る。

程なく逃亡中のマルス達の前に現れるが、その姿は別人のように禍々しく、また敵対する者を寄せ付けない不可思議な力を持っていた

名君と呼ばれた彼に一体何があったのか……


悲劇

かねてより想いを寄せていたニーナと結ばれたハーディンだったが、ニーナの心には秘めた想いがあった。

グルニア王国の黒騎士カミュである。

ニーナは、かつて敵方でありながら己の身を匿ってくれた彼のことを戦死したと思しき今でも忘れられずにいた。

しかし彼女は、大陸の復興には新たな王を擁立しなければならないという周囲の声により気持ちの整理がつかぬまま婚姻を迫られ、ハーディンが選ばれたのは、他の候補であるアリティア王子マルスには既に婚約者がいるため除外されたという消去法でしかなかったのである。

聡明な彼はすぐにその事に気付き、カミュやマルスへの深い嫉妬と苦悩に苛まれてしまう。

次第に政務にも手が付かなくなり、やがて自室に閉じこもってをあおる日々を送るようになってしまった。


そこにつけ込んだのが、かつて暗黒竜メディウスを復活させ、ドルーア帝国を再建した暗黒魔道士ガーネフである。

彼は商人に化けてハーディンに接触し、負の感情を増幅させる宝玉「闇のオーブ」を渡した。

疲弊していたハーディンの心はオーブの力に耐えられず、増大した負の感情に飲み込まれて残虐な暴君へと変貌してしまったのである。


最期

ガーネフの思惑通り暴君となってマルスを追放した彼だが、大賢者ガトーの協力を得て戻ってきたマルスたち反乱軍に次第に追い詰められてゆく。

占領したアリティアは奪還され、圧政に不満を持つ他国の者達も集い、かつての部下であった狼騎士団もニーナの手紙を受け取った兄のオレルアン王の命で手を引いてしまう。

そうして迎えた王都パレス前での決戦はわずか1日で敗北

城内の最終決戦ではマルスへの嫉妬を吐露し、神器の槍グラディウスと敵対者の行動を封じる闇のオーブで無敵の強さを見せるが、対となる光のオーブで行動封じを無力化されてついに討ち取られた。

死の間際、ようやく正気に戻ってマルスに謝罪し、そしてガーネフに身柄を渡してしまったニーナを案じながら息絶えた。


アカネイア王になった後のハーディンの評価

ハーディン側にももちろん同情すべき点はあるし、全ての真実を整理すれば明らかにニーナとボアに悪い点もある。プレイヤー側から彼への評価は人それぞれであろうが、少なくとも作中における登場人物達からハーディンへの評価は、彼やニーナ、ボア等に関する事情を知った上でなお手厳しいものが多い。


事実、ボアの話を聞いて事の次第を知った後でも、ニーナやボアについて表立って咎めている人物は作中では特に登場しないのに対して、ハーディンを非難する人物は多く登場している。


新・紋章の謎でのマイユニットもミディアとの会話で私情で政務を投げ出したハーディンの行為は皇帝としてあり得ないとしている(加えてリンダやミディア達忠臣はニーナ個人に忠誠を誓っているから悪く言えなかった部分もあるだろうが)し、闇のオーブから解放されて正気に戻った後のハーディン自身も自分があまりに弱すぎたことを認め、マルスやニーナに謝罪している。

実際、「国外の人間」からなら非難されても仕方がない。理由はどうあれ、それだけの事をしてしまったし、例え生き延びたとしても戦後処刑されても文句が言えない。しかし「アカネイアの人間から」ならば話は変わってくる。


プレイヤーはマルス視点でアカネイア側、ニーナ派が加入してくるためにハーディンの悪評を聞く事はあるが作中全体で見てみると結局アカネイア側の人間がハーディンにやった事は「騙して最も大変な仕事を押し付けた」そして騙されていたハーディンがそれに気づいて自暴自棄になったら謝罪は全くせずにマルス側につき批判をした。これだけである。

事実、ハーディンは望まれてきたのにいざ国王として着任したら「身内に隠し事されて都合のいい再建道具扱い」と認識されてもおかしくない上、アカネイアの再建計画は「婿を呼び寄せて再建する」という部分以外、なにもかもおざなりだったと言わざるを得ない。


アカネイア側の人間が「ハーディンを騙し結婚させ皇帝の座に就けた事は無礼であった。恥じるべき行為であった。ハーディンが気づいた段階でどのような仕打ちを受けようが勇気を出し誠実に向き合うべきだった」と考えた者は最後までなかった。死亡時に間違った事をしたと理解したボアはアカネイア側の人間ではまだマシな方であったとすら言える。


これで政務を投げ出すな。王族の責任、皇帝の責任などをアカネイア側の人間に言われても筋違いと言うしかないだろう。アカネイア側の人間は臣下の責任、礼や忠を果たす事なく騙して外部の人間を利用しただけなのだから。少なくともアカネイア側の人間はハーディンを一方的に非難できる立場ではなく、「自分達アカネイアにも原因がある」「考えが浅はかで甘かった」と認識すべきである。


容姿

黒髪オールバックで、口ヒゲを蓄えている。目付きはやや鋭い印象を受ける。

『暗黒竜』では白いマントを羽織り頭にターバンを巻いており、どことなくインド風味の服装。一部のファンからは「カレー屋」「蛇使い」「石油王」と呼ばれたりもした。

『紋章』では、皇帝を名乗ることもあって豪奢な赤い甲冑の上に、ファー付きの黒いマントを羽織っている。また闇のオーブの影響か、目が常に真っ赤に光った恐ろしい形相になっている。


性能

暗黒竜と光の剣

味方入りするオレルアン騎士団の中では最も強く、最も扱いやすい。どのステータスもカインやアベルに負けない成長率なため、十分使える。ただし、HPの成長率が大きく劣るのがネック。


紋章の謎

第一部では味方として登場。前作と全く同じ性能なため、使い勝手もほぼ同じ。武器レベルが高いため、最初から強い武器を使えるのは大きい。

「屋内戦では下馬すること」という騎兵全種への弱体化調整がされた事で若干使いにくくなっているが、武器レベルが高く初期段階から「銀の剣」が使えるのでまだマシ。

第二部では敵として登場。職業も変わり、武器はのみとなっているが幸運とHP以外カンストしている上、HPは最大値付近の50のため、苦戦を強いられる。

また、見た目はジェネラルだがアーマーキラーの特効対象外である。

倒すためには戦闘能力が高い兵士に光のオーブを持たせる必要がある。


新・暗黒竜と光の剣

初期値は変わらないが、成長率がわずかに変わっている上、武器レベル配分が変わってる。槍は最初からBなため、ほとんどの槍を扱える。そのため、ジェイガンの持っていた銀の槍はこっちに回したほうが実用的。

ちなみにリメイク元同様、4章クリアー時に村長がハーディンに銀の剣を届けてくれと言われるが、今作ではすぐに装備できない。

これは原作再現をしながらゲームバランスの調整という一面が大きいだろう。

もし仮に剣の武器レベルもBにしてしまうと序盤に限ればジェイガンどころかオグマの上位互換になってしまう。

そりゃ最初から銀の剣も使えたらオグマよりハーディンを使う人が増えてオグマの立場が危うくなる。なんだかんだ言って、序盤の銀武器は破格の性能である。

流石に期待値はカインとアベル、オグマに劣る上、幸運の低さが気になるが、それでも無理させなければハード5でも最後まで使っていける程度には成長するので、剣レベルもBだったなら万人に愛されるお助けキャラになっていただろう。

だとしてもこの矛盾をどうにかしてほしかったが…。


新・紋章の謎

敵として登場。能力的には劣化メディウスではあるものの、幸運が0である事以外、総じて高水準のステータスとなっており、グラディウスによる強烈な一撃は脅威。特にルナティックでは幸運0、魔防25以外はオールカンストのHP80という、驚異の数値を誇る。お前本当に人間か?

中途半端にHPを残すと玉座の効果で大幅に回復するため、倒すときは一気に決めるべし。

リメイク元と同じように、攻撃するには光のオーブが必要なので、武器の三すくみも考慮して、絶対の信頼がおけるバーサーカーで対峙するのがいいだろう。

本作ではロシェ以外の狼騎士団員も仲間になるようになったが、展開上仕方ないとはいえ前作の味方ユニットの中でただ一人、最後まで敵のままであった。(ロレンスの場合、話す事でアイテムが貰えるようになっているが、ハーディンはマイユニットとも戦闘会話が出るだけで、全く立ち位置に変化がない。)


新・アカネイア戦記でのみ味方として使うことができる。初期値は前作よりも若干高い程度だが、成長率は圧倒的に高い。また、最初から銀武器を使えるため、メイン火力として大暴れできる。



ステータス・成長率

初期ステータス

作品兵種LvHP魔力速さ幸運守備魔防武器
暗黒竜Sナイト6209-783809
紋章(第一部)ソシアルナイト6259-773809
紋章(第二部)皇帝15020-2020-2020-
新・暗黒竜ソシアルナイト6249078381剣D槍B
新・紋章(ノーマル)皇帝3050200202002015槍A
新・紋章(ルナティック)皇帝3080300303003025槍A
新・アカネイア戦記ソシアルナイト8281009115120剣B槍B

成長率

※新・暗黒竜、新・紋章に関してはソシアルナイト(パラディン)の時のもの。

作品HP魔力速さ幸運守備魔防武器
暗黒竜5030-50603020070
紋章(第一部)5030-50603020370
紋章(第二部)味方ユニットにならない
新・暗黒竜50300555530200-
新・紋章味方ユニットにならない
新・アカネイア戦記90750656530450-

ヒーローズ

暗黒皇帝 ハーディン

属性
兵種槍/重装
武器グラディウス(専用)
奥義復讐
A守備魔防の大覚醒3
B攻撃隊形3

2018年2月から登場。闇のオーブで堕ちた暗黒皇帝として最初に登場。


ステータスは速さ以外やや平均寄りなバランス型。


カミュ同様にグラディウスを持っているので遠距離反撃可能。

一方パッシブBは攻撃隊形を持っており、奥義を駆使して攻め込むか金剛や明鏡の呼吸や迎撃隊形といった受け特化型も強い。

弱点は重装特効。さらに重装なので一マスしか移動出来ないがステータスに関してはほぼ弱点はないため、使いやすい。


2021年5月のアップデートで同じ武器を持つカミュ同様錬成武器対象に。効果自体に変化はないが特殊錬成効果は攻撃された時か敵のHPが満タンの時は戦闘中、全ステータス+4かつ攻撃を与えるだけでHPが7回復する。これでさらに耐久性能が上がった。


尚、公式4コマ漫画の42話では鎧を着たままドラムを叩くと言う、思わぬ方向でネタキャラ化され、「ノリノリすぎる」「ドラムセット壊しそう」「楽しそうで何よりです」とちょっとした話題になった。


草原の狼 ハーディン

属性
兵種槍/騎馬
武器草原の狼の白槍(専用)
奥義竜裂
A鬼神飛燕の迫撃
B攻撃速さの近影3

2022年11月から通常版がようやく登場。第一部で狼騎士団隊長を務めた時代のハーディンでウルフ達と再会、そして闇堕ちした自分自身との共演も実現。


闇堕ち版とステータスを比べると攻撃と速さは上がるが得意のHP、守備、魔防は下がっている。


専用武器はキラー武器効果とターン開始時、周囲三マス以内に味方がいれば自分と周囲三マス以内の味方騎馬の攻撃速さ+6かつ「自分から攻撃する時、絶対追撃」付与。前半の効果は兵種指定はないが出来るだけ騎馬も入れたいところ。

もう一つは自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、攻撃速さ+6かつ最初に受けるダメージを40%軽減。そして攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動前と移動後のマス距離分(最大3)×3のダメージ加算の疑似激突系効果も持っている。

闇堕ち版と異なり、味方と共に戦う完全なアタッカーなスキル編成で騎馬と組むと効果絶大。


守備面は落ちているので攻められると弱い。騎馬特効や魔法に弱いなど別ベクトルで弱点が増えている。遠距離反撃も無いので遠距離武器の対応力も劣っている。


余談

ちなみにFC版では「ハーディン隊長」と呼ばれており、王族という設定が明確にされたのはSFC版から。


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  • 黒マルス・暗黒竜と光の剣編

    暗黒竜と光の剣~No2~

    黒マルスによる暗黒竜と光の剣のお話です。今回は“レフカンディの罠”から“ノルダの市場”までです。大まかな話の流れはゲームと同じですが、かなりの捏造文章、展開の仕方がゲームとだいぶ違います。マルスが黒いので、純情で優しい温和なマルス様しか許せない方は閲覧にご注意下さい。また、アカネイアや身分が高い者が他国を見下したり、身分の低い者を蔑むような形をとっていますので、それらが許せない方は閲覧されない方がいいと思います。(それはひどいですから。まあ、捏造なんで流していただけるとうれしいですが…)オグナバ要素はありませんが(個人的な贔屓はあります(汗))、「ナバールとオグマ」(「オグマとナバール」も)と多少リンクしてます。それらを読んでなくても何の問題もないのですがね(笑)注意書きをよく読んでから閲覧を決めてください。今回は黒マルス節が炸裂しなかったので本当に黒マルスとしていいのか?と悩みましたが、ゲームのマルス様と比べたらはるかに黒いので、黒マルスとしました。こんなマルスもあるかもしれないなあ~という軽い感じで読んで頂けたら嬉しいです。それでは、今回の黒マルス、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。
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  • 魔符達の修羅場

    最悪のダブル ~魔符達の修羅場~ 1

    以前から書きたいと思っていた配信の魔符の方々の話です。本来、魔符のキャラは喋らないのですが、この話では会話が可能ということでお願いいたします(笑) 紋章の謎に出てくるある三人がネタになっています。 覚醒のキャラは、ルフレ、ギャンレル、クロム、マリアベルが出てきます。ギャンルフ、クロマリで夫婦です。 話は、絆の秘湯の温泉で繰り広げられるのですが、簡単に言えば、ギャンレルとクロムを仲良くさせようとして、それぞれ二人の妻であるルフレさんとマリアベルがある計画を立てるのですが、その計画に魔符のキャラが絡んできます。 ちなみに魔符のキャラが誰なのかはタグを見てください。このタグで大体想像できると思いますが、『修羅場』です。 ダブル組ませたらヤバイだろというキャラ二人が無理矢理ダブル組まされております。ある意味えげつないです。キャラが崩壊している可能性大です。特に紋章の謎のキャラが。イメージぶっ壊れると思います。 それでも見てやるぜという心の広い方だけ閲覧願います。 たぶん、紋章の謎をやっていないと分からないかも知れませんが、あ、ちなみに紋章の謎のネタバレがあるので注意してください。 今回、1とありますが、続きます。たぶんどんどん泥沼修羅場に成り果てると思いますので、男女の修羅場が苦手な方はお気をつけ下さい。今回は、登場するまでですが続きは気長にお待ち下さい。
  • 新紋章支援会話(ハーディン)

    もし新・紋章でハーディン様が仲間になったら…という妄想支援会話です。お相手はマイユニとオレルアンズです。キャライメージがかけ離れてしまっているかも知れません…。■3/9(土)21:00にオレルアンズチャットやります!終了しました!有難うございました!
  • FE

    赤い竜騎士と草原の狼

    アカネイア戦記『赤い竜騎士』より、ミネルバとハーディン。ミシェイル×ミネルバ前提ですのでご注意ありたし。
  • 朝色の空の果て

    朝色の空の果て(後編)

    ずっと昔に自サイトにアップしたなにか。 旧紋章の謎 2部20章の冒頭部です。 ミディア目線の前編とハーディン目線の後編になります。 ハーディンはオレルアン王と異母兄弟、母親は草原の民という設定で書いてます。
  • エムブレム戦記−Last Chronicle−

    第5章「草原−オレルアン−」

    青々と広く生い茂る背の低い草々。仰げば一面に広がる青天井。 「草原」とは、何物にも縛られない自由の象徴であった。 無二の権利である自由が奪われた時、そこに住む遊牧の民達が見る地平は、何処へ続くのか。 今、草原に愛されし王国が不自由な抵抗に重い腰を上げようとしていた。 Side to セリス ここからしばらくこういったいわゆる各シリーズの顔見せみたいな回が続きます 最上級職データ ・イシスフェンサー 上限値:HP65、力34、魔力32、技38、速さ40、幸運40、守備36、魔防35 使用可能武器:剣、斧、炎、雷、風 クラスチェンジボーナス:HP+5、力+3、魔力+5、技+4、速さ+2、守備+2、魔防+3、体格+1、移動+1 特殊スキル「魔剣」 力+魔力+武器の威力分の攻撃値で戦闘を行う。相手の守備と魔防、低い方の数値でダメージを計算。 クラスチェンジルート 剣士or傭兵→フォーレスト→イシスフェンサー
    29,567文字pixiv小説作品
  • 或る森の中でのこと~父と息子と年頃オオカミ~

    この話(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=779647)の補完話です。ターバンとマントコスの下りをkwsk書いてやろうとしたら、主君にまで想いがばれちゃったでござる\(^0^)/ ウルフ→ロシェ描写あり
  • 託された者

    ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣のマルスとオグマの話です。 パレス奪還くらいの時期のお話です。 キャラクターの性格は漫画版(箱田先生版)の設定を基準にしているため、ゲーム内とは設定や口調が多少異なるところがあります。 漫画版のマルスがオグマの事を大変に頼りにしている感じ。また、オグマがマルスの事をなかなか気に入っている感じを表現したく書きました。
  • エムブレム戦記−Last Chronicle−

    第1章「胎動−スタートアップ−」

    脈打つ鼓動が高鳴る度に命は刻まれる。 命の鳴動は自然の産声、大陸の拍動は歴史の振動。 波打つ世界の「胎動」が早く強く響く時、命を取り巻く時流の動乱は「始まり」を告げる。 「エムブレム戦記」第3部、「Last Chronicle」です。 第3部は前々作、前作の「エムブレム戦記」、「Second Trial」の話の完結編にして、今シリーズの完結作となります。 最初ということで以下に注意書きを。 ・今作で取り扱うシリーズは基本的に前作と同じですが、今作からこれまで殆ど出てこなかった「竜人族」や「ラグズ」を登場させます。 ・前々作はセリス、前作はエフラムがメインでしたが、今作のメインはマルスの予定です。 ・完結作ということで話を詰めに詰めたので前2作の比じゃないくらい長いです。申し訳ありませんがご了承下さい。 ・例によって例の如く話は最初からいきなり進むので、非常に申し訳ありませんが前々作、前作を読んでいないとよく分からない要素が出てくる(というか今作は多分それが顕著」なので、あらかじめご了承下さい。 ・前々作のあとがき、前作の次回予告に代わるものとして、今作はラストに「エムブレム・クロニクル」と名付けた本編の単語や人物、武具の解説を載せました。補足や情報の補填程度にどうぞ読み流して下さい。 長くなりましたが、どうか宜しくお願い致します。
    24,467文字pixiv小説作品
  • 朝色の空の果て

    朝色の空の果て(前篇)

    ずっと昔に自サイトにアップしたなにか。 旧紋章の謎 2部20章の冒頭部です。 ミディア目線の前編とハーディン目線の後編になります。
  • ファイアーエムブレム新・紋章の謎SS

    異国の宰相

    第13話です。ニーナやボアの人物像に違和感があるかもしれませんが、私としてはこんな感じじゃないか、と考えた結果です。 注:光のオーブの力と使用方法を捏造しています。
  • エムブレム戦記−Last Chronicle−

    第37章「別離−デスティニー−」

    一瞬たりとも止まることのない時流には、数奇なる運命が幾千幾万と交錯する。 それは、激しく揺れ動く戦という乱世にはより甚だしいものとなる。 国と国の間に立ち上がる動機が生まれる事もまた運命、国と国の間でぶつかる火花が散る事もまた運命。 そして、その火花に焼かれて散り行き、生ある者と「別離」する者が現れる事もまた、「運命」なのである。 Side to オレルアン 古参の市井の蜂起と悲運。 最上級職データ ・遊牧騎将 上限値:HP60、力32、魔力23、技34、速さ40、幸運40、守備33、魔防32 使用可能武器:剣、弓 クラスチェンジボーナス:HP+2、力+2、魔力+1、技+4、速さ+3、守備+3、魔防+3、体格+1、移動+1 特殊スキル「陽動」 次の敵ターン終了まで、自身の回避値が1.5倍になり、敵ユニットが全て自身を攻撃するようになる。スキル「待ち伏せ」を持っている場合、それが常時発動。 クラスチェンジルート 遊牧民→遊牧騎兵→遊牧騎将 ハンター→ホースメン→遊牧騎将
    51,301文字pixiv小説作品
  • マルス物語

    04.グラ制圧

    前半は作者の別作「FEメモ書き 04」とほぼ同じです。後半が加筆となります。
  • 妄想支援会話集

    FE妄想支援会話集 新・紋章の謎(アカネイア編2)

    トーマスが一晩でやってくれました。英雄戦争に対する自分なりの考察を、独断と偏見でまとめてみました。まあ、あくまでも妄想によるところが大きいんで、その、温かい目で見ていただけたら…と思います。もしかしたら筆者のミスで、公式との微妙な食い違いもあるかも知れません。できれば、ジョルジュとの支援でこの会話をやりたかったですが、トーマスのキャラ設定も色々肉付けできたので、それはそれでよしです。 1P:ミディアとトムス 2P:ミディアとミシェラン 3P:ミディアとトーマス
  • エムブレム戦記−Last Chronicle−

    第36章「野戦−アウトライン−」

    広大なる外の下に草原はあり、なだらかに息吹く草原に風は吹く。 緩やかに柔らかく吹く風を享受する時を平和と呼ぶのなら、立ち止まる事のない速さで突き抜ける風がもたらすのは、予断を許さない緊張なのか。 聞き慣れた風の胎動が時を告げた時、狼達の「野戦」は転換期を迎えようとしていた。 Side to オレルアン 野にある者同士の奮起と意地。
    31,539文字pixiv小説作品
  • 草原の騎士団

    ハーディンの魔符と戦って勝っても仲間にいるパラディン達とボウナイト達が仲間に出来ないというバグがあったのでヌオオオオオオォッ!!(゜□゜)カッとなって書いた物です。■ハーディン様はターバン(暗黒竜)です。■誰かオレルアンズ語り合いましょう…!チャットでも何でも喜んで語ります!
  • FEメモ書き

    FEメモ書き 03.ハーディンがグルニアを潰した理由・他

    ハーディン「おれは しょうきに もどった!(当社比)」 紋章の謎20章での暗黒皇帝のセリフ「俺はグルニアさえ潰せばそれで良かった」 この部分がのどに刺さった小骨のように引っかかったので、自分なりに考察してみる。
  • 眼差し

    ずっと昔に自サイトにアップしたもの。 アカネイアの新王となったハーディンの一人語り。 誤字修正程度しかいじってないです。 ハーディンのことをなにか書いたほうがいいだろうかと思いながら自サイトを見ていたら、これ以上のものが今の自分に書ける気がしなかったので持ってきました。 私はちまちまオルレアンズを書く作業に戻ります。
  • エムブレム戦記−Last Chronicle−

    第49章「進撃−コンクルージョン−」

    少年は進み始めた。圧迫された平和を元の形へ戻す為。 少年は進み続けた。荒らされた平和を均す為。 そして今も尚、青年は進む足を止められずにいる。 守るべき戦いと攻める為の「進撃」の境目すら曖昧になり、その先にある栄光の意味すら見失いながら。 Side to イザーク 東方の英雄と、草原の狼の決着。 前の話→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12118112 分かりづらいですが、話の流れとしては49話→46話となっています。
    30,930文字pixiv小説作品

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ハーディン
14
ハーディン
14
任天堂のSRPG『ファイアーエムブレム』シリーズの登場人物。

CV:堀秀行(箱田真紀版ドラマCD)/大塚明夫(ドラマCD旅立ちの章)/中谷一博(ヒーローズ)

クラス:ソシアルナイトパラディン(アカネイア戦記/暗黒竜)/皇帝(紋章)/ジェネラル(覚醒)


概要

「私と貴公が功名を争うことをニーナ様が喜ばれようはずがない。ニーナ様のため共に力を合わせるとしよう。」


暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)、『アカネイア戦記』に登場。


物語の舞台「アカネイア大陸」の国家の1つ「オレルアン王国」の王弟で、同国の軍「狼騎士団」の隊長を務めている。

「草原の狼」と呼ばれる大陸有数の武人。また奴隷の孤児たちを解放し騎士として取り立てるなど、臣民を思いやる優しさと武人の誇り、王族としての高潔さを併せ持ち、民からも部下からも慕われる人格者である。


暗黒戦争


ドルーア帝国が発端となった「暗黒戦争」では、帝国に滅ぼされた宗主国アカネイアの王女ニーナを保護しつつ、マケドニア軍によって占領されたオレルアン王都奪還の機会を狙っていた。

マルス王子率いるアリティア軍と合流し、奪還に成功した後は騎士団と共にアリティア軍に加わり、戦争終結の大きな力となる。

その功績を認められ、戦争終結後はニーナと結婚し、アカネイア王国第24代国王となった。


英雄戦争

「光の王子だと……馬鹿め! 貴様など、俺の協力がなければとっくの昔に死んでいた。つけあがるなよ、マルス!!」


しかしその1年後、突如自らを「皇帝」と名乗り、アカネイア神聖帝国の建国を宣言。志を忘れたかのように圧政を敷き、各国の人民を苦しめるようになる。

その影響で各地で反乱が相次ぎ、鎮圧のためマルス達アリティア軍を向かわせるも、現地の悲惨な状況に疑問を覚えた彼等と対立するようになっていく。

そして彼等が暴虐の限りを尽くす腐敗貴族を誅した後、遠征中のスキを突いてアリティアを陥落させるという暴挙に至る。

程なく逃亡中のマルス達の前に現れるが、その姿は別人のように禍々しく、また敵対する者を寄せ付けない不可思議な力を持っていた

名君と呼ばれた彼に一体何があったのか……


悲劇

かねてより想いを寄せていたニーナと結ばれたハーディンだったが、ニーナの心には秘めた想いがあった。

グルニア王国の黒騎士カミュである。

ニーナは、かつて敵方でありながら己の身を匿ってくれた彼のことを戦死したと思しき今でも忘れられずにいた。

しかし彼女は、大陸の復興には新たな王を擁立しなければならないという周囲の声により気持ちの整理がつかぬまま婚姻を迫られ、ハーディンが選ばれたのは、他の候補であるアリティア王子マルスには既に婚約者がいるため除外されたという消去法でしかなかったのである。

聡明な彼はすぐにその事に気付き、カミュやマルスへの深い嫉妬と苦悩に苛まれてしまう。

次第に政務にも手が付かなくなり、やがて自室に閉じこもってをあおる日々を送るようになってしまった。


そこにつけ込んだのが、かつて暗黒竜メディウスを復活させ、ドルーア帝国を再建した暗黒魔道士ガーネフである。

彼は商人に化けてハーディンに接触し、負の感情を増幅させる宝玉「闇のオーブ」を渡した。

疲弊していたハーディンの心はオーブの力に耐えられず、増大した負の感情に飲み込まれて残虐な暴君へと変貌してしまったのである。


最期

ガーネフの思惑通り暴君となってマルスを追放した彼だが、大賢者ガトーの協力を得て戻ってきたマルスたち反乱軍に次第に追い詰められてゆく。

占領したアリティアは奪還され、圧政に不満を持つ他国の者達も集い、かつての部下であった狼騎士団もニーナの手紙を受け取った兄のオレルアン王の命で手を引いてしまう。

そうして迎えた王都パレス前での決戦はわずか1日で敗北

城内の最終決戦ではマルスへの嫉妬を吐露し、神器の槍グラディウスと敵対者の行動を封じる闇のオーブで無敵の強さを見せるが、対となる光のオーブで行動封じを無力化されてついに討ち取られた。

死の間際、ようやく正気に戻ってマルスに謝罪し、そしてガーネフに身柄を渡してしまったニーナを案じながら息絶えた。


アカネイア王になった後のハーディンの評価

ハーディン側にももちろん同情すべき点はあるし、全ての真実を整理すれば明らかにニーナとボアに悪い点もある。プレイヤー側から彼への評価は人それぞれであろうが、少なくとも作中における登場人物達からハーディンへの評価は、彼やニーナ、ボア等に関する事情を知った上でなお手厳しいものが多い。


事実、ボアの話を聞いて事の次第を知った後でも、ニーナやボアについて表立って咎めている人物は作中では特に登場しないのに対して、ハーディンを非難する人物は多く登場している。


新・紋章の謎でのマイユニットもミディアとの会話で私情で政務を投げ出したハーディンの行為は皇帝としてあり得ないとしている(加えてリンダやミディア達忠臣はニーナ個人に忠誠を誓っているから悪く言えなかった部分もあるだろうが)し、闇のオーブから解放されて正気に戻った後のハーディン自身も自分があまりに弱すぎたことを認め、マルスやニーナに謝罪している。

実際、「国外の人間」からなら非難されても仕方がない。理由はどうあれ、それだけの事をしてしまったし、例え生き延びたとしても戦後処刑されても文句が言えない。しかし「アカネイアの人間から」ならば話は変わってくる。


プレイヤーはマルス視点でアカネイア側、ニーナ派が加入してくるためにハーディンの悪評を聞く事はあるが作中全体で見てみると結局アカネイア側の人間がハーディンにやった事は「騙して最も大変な仕事を押し付けた」そして騙されていたハーディンがそれに気づいて自暴自棄になったら謝罪は全くせずにマルス側につき批判をした。これだけである。

事実、ハーディンは望まれてきたのにいざ国王として着任したら「身内に隠し事されて都合のいい再建道具扱い」と認識されてもおかしくない上、アカネイアの再建計画は「婿を呼び寄せて再建する」という部分以外、なにもかもおざなりだったと言わざるを得ない。


アカネイア側の人間が「ハーディンを騙し結婚させ皇帝の座に就けた事は無礼であった。恥じるべき行為であった。ハーディンが気づいた段階でどのような仕打ちを受けようが勇気を出し誠実に向き合うべきだった」と考えた者は最後までなかった。死亡時に間違った事をしたと理解したボアはアカネイア側の人間ではまだマシな方であったとすら言える。


これで政務を投げ出すな。王族の責任、皇帝の責任などをアカネイア側の人間に言われても筋違いと言うしかないだろう。アカネイア側の人間は臣下の責任、礼や忠を果たす事なく騙して外部の人間を利用しただけなのだから。少なくともアカネイア側の人間はハーディンを一方的に非難できる立場ではなく、「自分達アカネイアにも原因がある」「考えが浅はかで甘かった」と認識すべきである。


容姿

黒髪オールバックで、口ヒゲを蓄えている。目付きはやや鋭い印象を受ける。

『暗黒竜』では白いマントを羽織り頭にターバンを巻いており、どことなくインド風味の服装。一部のファンからは「カレー屋」「蛇使い」「石油王」と呼ばれたりもした。

『紋章』では、皇帝を名乗ることもあって豪奢な赤い甲冑の上に、ファー付きの黒いマントを羽織っている。また闇のオーブの影響か、目が常に真っ赤に光った恐ろしい形相になっている。


性能

暗黒竜と光の剣

味方入りするオレルアン騎士団の中では最も強く、最も扱いやすい。どのステータスもカインやアベルに負けない成長率なため、十分使える。ただし、HPの成長率が大きく劣るのがネック。


紋章の謎

第一部では味方として登場。前作と全く同じ性能なため、使い勝手もほぼ同じ。武器レベルが高いため、最初から強い武器を使えるのは大きい。

「屋内戦では下馬すること」という騎兵全種への弱体化調整がされた事で若干使いにくくなっているが、武器レベルが高く初期段階から「銀の剣」が使えるのでまだマシ。

第二部では敵として登場。職業も変わり、武器はのみとなっているが幸運とHP以外カンストしている上、HPは最大値付近の50のため、苦戦を強いられる。

また、見た目はジェネラルだがアーマーキラーの特効対象外である。

倒すためには戦闘能力が高い兵士に光のオーブを持たせる必要がある。


新・暗黒竜と光の剣

初期値は変わらないが、成長率がわずかに変わっている上、武器レベル配分が変わってる。槍は最初からBなため、ほとんどの槍を扱える。そのため、ジェイガンの持っていた銀の槍はこっちに回したほうが実用的。

ちなみにリメイク元同様、4章クリアー時に村長がハーディンに銀の剣を届けてくれと言われるが、今作ではすぐに装備できない。

これは原作再現をしながらゲームバランスの調整という一面が大きいだろう。

もし仮に剣の武器レベルもBにしてしまうと序盤に限ればジェイガンどころかオグマの上位互換になってしまう。

そりゃ最初から銀の剣も使えたらオグマよりハーディンを使う人が増えてオグマの立場が危うくなる。なんだかんだ言って、序盤の銀武器は破格の性能である。

流石に期待値はカインとアベル、オグマに劣る上、幸運の低さが気になるが、それでも無理させなければハード5でも最後まで使っていける程度には成長するので、剣レベルもBだったなら万人に愛されるお助けキャラになっていただろう。

だとしてもこの矛盾をどうにかしてほしかったが…。


新・紋章の謎

敵として登場。能力的には劣化メディウスではあるものの、幸運が0である事以外、総じて高水準のステータスとなっており、グラディウスによる強烈な一撃は脅威。特にルナティックでは幸運0、魔防25以外はオールカンストのHP80という、驚異の数値を誇る。お前本当に人間か?

中途半端にHPを残すと玉座の効果で大幅に回復するため、倒すときは一気に決めるべし。

リメイク元と同じように、攻撃するには光のオーブが必要なので、武器の三すくみも考慮して、絶対の信頼がおけるバーサーカーで対峙するのがいいだろう。

本作ではロシェ以外の狼騎士団員も仲間になるようになったが、展開上仕方ないとはいえ前作の味方ユニットの中でただ一人、最後まで敵のままであった。(ロレンスの場合、話す事でアイテムが貰えるようになっているが、ハーディンはマイユニットとも戦闘会話が出るだけで、全く立ち位置に変化がない。)


新・アカネイア戦記でのみ味方として使うことができる。初期値は前作よりも若干高い程度だが、成長率は圧倒的に高い。また、最初から銀武器を使えるため、メイン火力として大暴れできる。



ステータス・成長率

初期ステータス

作品兵種LvHP魔力速さ幸運守備魔防武器
暗黒竜Sナイト6209-783809
紋章(第一部)ソシアルナイト6259-773809
紋章(第二部)皇帝15020-2020-2020-
新・暗黒竜ソシアルナイト6249078381剣D槍B
新・紋章(ノーマル)皇帝3050200202002015槍A
新・紋章(ルナティック)皇帝3080300303003025槍A
新・アカネイア戦記ソシアルナイト8281009115120剣B槍B

成長率

※新・暗黒竜、新・紋章に関してはソシアルナイト(パラディン)の時のもの。

作品HP魔力速さ幸運守備魔防武器
暗黒竜5030-50603020070
紋章(第一部)5030-50603020370
紋章(第二部)味方ユニットにならない
新・暗黒竜50300555530200-
新・紋章味方ユニットにならない
新・アカネイア戦記90750656530450-

ヒーローズ

暗黒皇帝 ハーディン

属性
兵種槍/重装
武器グラディウス(専用)
奥義復讐
A守備魔防の大覚醒3
B攻撃隊形3

2018年2月から登場。闇のオーブで堕ちた暗黒皇帝として最初に登場。


ステータスは速さ以外やや平均寄りなバランス型。


カミュ同様にグラディウスを持っているので遠距離反撃可能。

一方パッシブBは攻撃隊形を持っており、奥義を駆使して攻め込むか金剛や明鏡の呼吸や迎撃隊形といった受け特化型も強い。

弱点は重装特効。さらに重装なので一マスしか移動出来ないがステータスに関してはほぼ弱点はないため、使いやすい。


2021年5月のアップデートで同じ武器を持つカミュ同様錬成武器対象に。効果自体に変化はないが特殊錬成効果は攻撃された時か敵のHPが満タンの時は戦闘中、全ステータス+4かつ攻撃を与えるだけでHPが7回復する。これでさらに耐久性能が上がった。


尚、公式4コマ漫画の42話では鎧を着たままドラムを叩くと言う、思わぬ方向でネタキャラ化され、「ノリノリすぎる」「ドラムセット壊しそう」「楽しそうで何よりです」とちょっとした話題になった。


草原の狼 ハーディン

属性
兵種槍/騎馬
武器草原の狼の白槍(専用)
奥義竜裂
A鬼神飛燕の迫撃
B攻撃速さの近影3

2022年11月から通常版がようやく登場。第一部で狼騎士団隊長を務めた時代のハーディンでウルフ達と再会、そして闇堕ちした自分自身との共演も実現。


闇堕ち版とステータスを比べると攻撃と速さは上がるが得意のHP、守備、魔防は下がっている。


専用武器はキラー武器効果とターン開始時、周囲三マス以内に味方がいれば自分と周囲三マス以内の味方騎馬の攻撃速さ+6かつ「自分から攻撃する時、絶対追撃」付与。前半の効果は兵種指定はないが出来るだけ騎馬も入れたいところ。

もう一つは自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、攻撃速さ+6かつ最初に受けるダメージを40%軽減。そして攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動前と移動後のマス距離分(最大3)×3のダメージ加算の疑似激突系効果も持っている。

闇堕ち版と異なり、味方と共に戦う完全なアタッカーなスキル編成で騎馬と組むと効果絶大。


守備面は落ちているので攻められると弱い。騎馬特効や魔法に弱いなど別ベクトルで弱点が増えている。遠距離反撃も無いので遠距離武器の対応力も劣っている。


余談

ちなみにFC版では「ハーディン隊長」と呼ばれており、王族という設定が明確にされたのはSFC版から。


関連タグ

ファイアーエムブレム FE

暗黒竜と光の剣 紋章の謎 アカネイア戦記 新・暗黒竜と光の剣 新・紋章の謎

皇帝 暗黒皇帝

オレルアン ウルフ ザガロ ロシェ ビラク

ニーナ マルス


ルドルフ アルヴィス ヴィガルド サナキ ヴァルハルト エーデルガルト=フォン=フレスベルグ…後輩となる歴代FEの皇帝たち

サイアス…同シリーズの中の人繋がり

CV:堀秀行(箱田真紀版ドラマCD)/大塚明夫(ドラマCD旅立ちの章)/中谷一博(ヒーローズ)

クラス:ソシアルナイトパラディン(アカネイア戦記/暗黒竜)/皇帝(紋章)/ジェネラル(覚醒)


概要

「私と貴公が功名を争うことをニーナ様が喜ばれようはずがない。ニーナ様のため共に力を合わせるとしよう。」


暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(ともにリメイク版含む)、『アカネイア戦記』に登場。


物語の舞台「アカネイア大陸」の国家の1つ「オレルアン王国」の王弟で、同国の軍「狼騎士団」の隊長を務めている。

「草原の狼」と呼ばれる大陸有数の武人。また奴隷の孤児たちを解放し騎士として取り立てるなど、臣民を思いやる優しさと武人の誇り、王族としての高潔さを併せ持ち、民からも部下からも慕われる人格者である。


暗黒戦争


ドルーア帝国が発端となった「暗黒戦争」では、帝国に滅ぼされた宗主国アカネイアの王女ニーナを保護しつつ、マケドニア軍によって占領されたオレルアン王都奪還の機会を狙っていた。

マルス王子率いるアリティア軍と合流し、奪還に成功した後は騎士団と共にアリティア軍に加わり、戦争終結の大きな力となる。

その功績を認められ、戦争終結後はニーナと結婚し、アカネイア王国第24代国王となった。


英雄戦争

「光の王子だと……馬鹿め! 貴様など、俺の協力がなければとっくの昔に死んでいた。つけあがるなよ、マルス!!」


しかしその1年後、突如自らを「皇帝」と名乗り、アカネイア神聖帝国の建国を宣言。志を忘れたかのように圧政を敷き、各国の人民を苦しめるようになる。

その影響で各地で反乱が相次ぎ、鎮圧のためマルス達アリティア軍を向かわせるも、現地の悲惨な状況に疑問を覚えた彼等と対立するようになっていく。

そして彼等が暴虐の限りを尽くす腐敗貴族を誅した後、遠征中のスキを突いてアリティアを陥落させるという暴挙に至る。

程なく逃亡中のマルス達の前に現れるが、その姿は別人のように禍々しく、また敵対する者を寄せ付けない不可思議な力を持っていた

名君と呼ばれた彼に一体何があったのか……


悲劇

かねてより想いを寄せていたニーナと結ばれたハーディンだったが、ニーナの心には秘めた想いがあった。

グルニア王国の黒騎士カミュである。

ニーナは、かつて敵方でありながら己の身を匿ってくれた彼のことを戦死したと思しき今でも忘れられずにいた。

しかし彼女は、大陸の復興には新たな王を擁立しなければならないという周囲の声により気持ちの整理がつかぬまま婚姻を迫られ、ハーディンが選ばれたのは、他の候補であるアリティア王子マルスには既に婚約者がいるため除外されたという消去法でしかなかったのである。

聡明な彼はすぐにその事に気付き、カミュやマルスへの深い嫉妬と苦悩に苛まれてしまう。

次第に政務にも手が付かなくなり、やがて自室に閉じこもってをあおる日々を送るようになってしまった。


そこにつけ込んだのが、かつて暗黒竜メディウスを復活させ、ドルーア帝国を再建した暗黒魔道士ガーネフである。

彼は商人に化けてハーディンに接触し、負の感情を増幅させる宝玉「闇のオーブ」を渡した。

疲弊していたハーディンの心はオーブの力に耐えられず、増大した負の感情に飲み込まれて残虐な暴君へと変貌してしまったのである。


最期

ガーネフの思惑通り暴君となってマルスを追放した彼だが、大賢者ガトーの協力を得て戻ってきたマルスたち反乱軍に次第に追い詰められてゆく。

占領したアリティアは奪還され、圧政に不満を持つ他国の者達も集い、かつての部下であった狼騎士団もニーナの手紙を受け取った兄のオレルアン王の命で手を引いてしまう。

そうして迎えた王都パレス前での決戦はわずか1日で敗北

城内の最終決戦ではマルスへの嫉妬を吐露し、神器の槍グラディウスと敵対者の行動を封じる闇のオーブで無敵の強さを見せるが、対となる光のオーブで行動封じを無力化されてついに討ち取られた。

死の間際、ようやく正気に戻ってマルスに謝罪し、そしてガーネフに身柄を渡してしまったニーナを案じながら息絶えた。


アカネイア王になった後のハーディンの評価

ハーディン側にももちろん同情すべき点はあるし、全ての真実を整理すれば明らかにニーナとボアに悪い点もある。プレイヤー側から彼への評価は人それぞれであろうが、少なくとも作中における登場人物達からハーディンへの評価は、彼やニーナ、ボア等に関する事情を知った上でなお手厳しいものが多い。


事実、ボアの話を聞いて事の次第を知った後でも、ニーナやボアについて表立って咎めている人物は作中では特に登場しないのに対して、ハーディンを非難する人物は多く登場している。


新・紋章の謎でのマイユニットもミディアとの会話で私情で政務を投げ出したハーディンの行為は皇帝としてあり得ないとしている(加えてリンダやミディア達忠臣はニーナ個人に忠誠を誓っているから悪く言えなかった部分もあるだろうが)し、闇のオーブから解放されて正気に戻った後のハーディン自身も自分があまりに弱すぎたことを認め、マルスやニーナに謝罪している。

実際、「国外の人間」からなら非難されても仕方がない。理由はどうあれ、それだけの事をしてしまったし、例え生き延びたとしても戦後処刑されても文句が言えない。しかし「アカネイアの人間から」ならば話は変わってくる。


プレイヤーはマルス視点でアカネイア側、ニーナ派が加入してくるためにハーディンの悪評を聞く事はあるが作中全体で見てみると結局アカネイア側の人間がハーディンにやった事は「騙して最も大変な仕事を押し付けた」そして騙されていたハーディンがそれに気づいて自暴自棄になったら謝罪は全くせずにマルス側につき批判をした。これだけである。

事実、ハーディンは望まれてきたのにいざ国王として着任したら「身内に隠し事されて都合のいい再建道具扱い」と認識されてもおかしくない上、アカネイアの再建計画は「婿を呼び寄せて再建する」という部分以外、なにもかもおざなりだったと言わざるを得ない。


アカネイア側の人間が「ハーディンを騙し結婚させ皇帝の座に就けた事は無礼であった。恥じるべき行為であった。ハーディンが気づいた段階でどのような仕打ちを受けようが勇気を出し誠実に向き合うべきだった」と考えた者は最後までなかった。死亡時に間違った事をしたと理解したボアはアカネイア側の人間ではまだマシな方であったとすら言える。


これで政務を投げ出すな。王族の責任、皇帝の責任などをアカネイア側の人間に言われても筋違いと言うしかないだろう。アカネイア側の人間は臣下の責任、礼や忠を果たす事なく騙して外部の人間を利用しただけなのだから。少なくともアカネイア側の人間はハーディンを一方的に非難できる立場ではなく、「自分達アカネイアにも原因がある」「考えが浅はかで甘かった」と認識すべきである。


容姿

黒髪オールバックで、口ヒゲを蓄えている。目付きはやや鋭い印象を受ける。

『暗黒竜』では白いマントを羽織り頭にターバンを巻いており、どことなくインド風味の服装。一部のファンからは「カレー屋」「蛇使い」「石油王」と呼ばれたりもした。

『紋章』では、皇帝を名乗ることもあって豪奢な赤い甲冑の上に、ファー付きの黒いマントを羽織っている。また闇のオーブの影響か、目が常に真っ赤に光った恐ろしい形相になっている。


性能

暗黒竜と光の剣

味方入りするオレルアン騎士団の中では最も強く、最も扱いやすい。どのステータスもカインやアベルに負けない成長率なため、十分使える。ただし、HPの成長率が大きく劣るのがネック。


紋章の謎

第一部では味方として登場。前作と全く同じ性能なため、使い勝手もほぼ同じ。武器レベルが高いため、最初から強い武器を使えるのは大きい。

「屋内戦では下馬すること」という騎兵全種への弱体化調整がされた事で若干使いにくくなっているが、武器レベルが高く初期段階から「銀の剣」が使えるのでまだマシ。

第二部では敵として登場。職業も変わり、武器はのみとなっているが幸運とHP以外カンストしている上、HPは最大値付近の50のため、苦戦を強いられる。

また、見た目はジェネラルだがアーマーキラーの特効対象外である。

倒すためには戦闘能力が高い兵士に光のオーブを持たせる必要がある。


新・暗黒竜と光の剣

初期値は変わらないが、成長率がわずかに変わっている上、武器レベル配分が変わってる。槍は最初からBなため、ほとんどの槍を扱える。そのため、ジェイガンの持っていた銀の槍はこっちに回したほうが実用的。

ちなみにリメイク元同様、4章クリアー時に村長がハーディンに銀の剣を届けてくれと言われるが、今作ではすぐに装備できない。

これは原作再現をしながらゲームバランスの調整という一面が大きいだろう。

もし仮に剣の武器レベルもBにしてしまうと序盤に限ればジェイガンどころかオグマの上位互換になってしまう。

そりゃ最初から銀の剣も使えたらオグマよりハーディンを使う人が増えてオグマの立場が危うくなる。なんだかんだ言って、序盤の銀武器は破格の性能である。

流石に期待値はカインとアベル、オグマに劣る上、幸運の低さが気になるが、それでも無理させなければハード5でも最後まで使っていける程度には成長するので、剣レベルもBだったなら万人に愛されるお助けキャラになっていただろう。

だとしてもこの矛盾をどうにかしてほしかったが…。


新・紋章の謎

敵として登場。能力的には劣化メディウスではあるものの、幸運が0である事以外、総じて高水準のステータスとなっており、グラディウスによる強烈な一撃は脅威。特にルナティックでは幸運0、魔防25以外はオールカンストのHP80という、驚異の数値を誇る。お前本当に人間か?

中途半端にHPを残すと玉座の効果で大幅に回復するため、倒すときは一気に決めるべし。

リメイク元と同じように、攻撃するには光のオーブが必要なので、武器の三すくみも考慮して、絶対の信頼がおけるバーサーカーで対峙するのがいいだろう。

本作ではロシェ以外の狼騎士団員も仲間になるようになったが、展開上仕方ないとはいえ前作の味方ユニットの中でただ一人、最後まで敵のままであった。(ロレンスの場合、話す事でアイテムが貰えるようになっているが、ハーディンはマイユニットとも戦闘会話が出るだけで、全く立ち位置に変化がない。)


新・アカネイア戦記でのみ味方として使うことができる。初期値は前作よりも若干高い程度だが、成長率は圧倒的に高い。また、最初から銀武器を使えるため、メイン火力として大暴れできる。



ステータス・成長率

初期ステータス

作品兵種LvHP魔力速さ幸運守備魔防武器
暗黒竜Sナイト6209-783809
紋章(第一部)ソシアルナイト6259-773809
紋章(第二部)皇帝15020-2020-2020-
新・暗黒竜ソシアルナイト6249078381剣D槍B
新・紋章(ノーマル)皇帝3050200202002015槍A
新・紋章(ルナティック)皇帝3080300303003025槍A
新・アカネイア戦記ソシアルナイト8281009115120剣B槍B

成長率

※新・暗黒竜、新・紋章に関してはソシアルナイト(パラディン)の時のもの。

作品HP魔力速さ幸運守備魔防武器
暗黒竜5030-50603020070
紋章(第一部)5030-50603020370
紋章(第二部)味方ユニットにならない
新・暗黒竜50300555530200-
新・紋章味方ユニットにならない
新・アカネイア戦記90750656530450-

ヒーローズ

暗黒皇帝 ハーディン

属性
兵種槍/重装
武器グラディウス(専用)
奥義復讐
A守備魔防の大覚醒3
B攻撃隊形3

2018年2月から登場。闇のオーブで堕ちた暗黒皇帝として最初に登場。


ステータスは速さ以外やや平均寄りなバランス型。


カミュ同様にグラディウスを持っているので遠距離反撃可能。

一方パッシブBは攻撃隊形を持っており、奥義を駆使して攻め込むか金剛や明鏡の呼吸や迎撃隊形といった受け特化型も強い。

弱点は重装特効。さらに重装なので一マスしか移動出来ないがステータスに関してはほぼ弱点はないため、使いやすい。


2021年5月のアップデートで同じ武器を持つカミュ同様錬成武器対象に。効果自体に変化はないが特殊錬成効果は攻撃された時か敵のHPが満タンの時は戦闘中、全ステータス+4かつ攻撃を与えるだけでHPが7回復する。これでさらに耐久性能が上がった。


尚、公式4コマ漫画の42話では鎧を着たままドラムを叩くと言う、思わぬ方向でネタキャラ化され、「ノリノリすぎる」「ドラムセット壊しそう」「楽しそうで何よりです」とちょっとした話題になった。


草原の狼 ハーディン

属性
兵種槍/騎馬
武器草原の狼の白槍(専用)
奥義竜裂
A鬼神飛燕の迫撃
B攻撃速さの近影3

2022年11月から通常版がようやく登場。第一部で狼騎士団隊長を務めた時代のハーディンでウルフ達と再会、そして闇堕ちした自分自身との共演も実現。


闇堕ち版とステータスを比べると攻撃と速さは上がるが得意のHP、守備、魔防は下がっている。


専用武器はキラー武器効果とターン開始時、周囲三マス以内に味方がいれば自分と周囲三マス以内の味方騎馬の攻撃速さ+6かつ「自分から攻撃する時、絶対追撃」付与。前半の効果は兵種指定はないが出来るだけ騎馬も入れたいところ。

もう一つは自分から攻撃するか周囲二マス以内に味方がいると戦闘中、攻撃速さ+6かつ最初に受けるダメージを40%軽減。そして攻撃した側(自分からなら自分、敵からなら敵)の移動前と移動後のマス距離分(最大3)×3のダメージ加算の疑似激突系効果も持っている。

闇堕ち版と異なり、味方と共に戦う完全なアタッカーなスキル編成で騎馬と組むと効果絶大。


守備面は落ちているので攻められると弱い。騎馬特効や魔法に弱いなど別ベクトルで弱点が増えている。遠距離反撃も無いので遠距離武器の対応力も劣っている。


余談

ちなみにFC版では「ハーディン隊長」と呼ばれており、王族という設定が明確にされたのはSFC版から。


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