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ヘビーメタル

へびーめたる

音楽のジャンルの一つヘヴィメタルの別称。もしくは重戦機エルガイムに登場するロボット兵器の通称。
  1. 音楽のジャンルの一つ。ヘビメタとも略される。ヘヴィメタルのほうでも知られる。HR/HMを参照。
  2. 重戦機エルガイムにおけるロボットの総称。本項で解説

重戦機エルガイムのヘビーメタル

重戦機エルガイムの舞台ペンタゴナワールドにて跋扈するロボット兵器の総称。約18メートルの巨体を揺るがせながら軽快な動きも可能としている。

それまでの巨大ロボットの構造概念を一変させたムーバブル・フレームという技術が使用されているのが特徴である。これは人間で言うところの骨格や筋肉を機械で再現させた機構のことで、より人間に近い関節の動きや無理のない運動を可能にした。エルガイムのプラモデルは正座ができるというのが有名。

また富野監督の発案により、コックピット内全てがスクリーンになり外の様子が全て一望できる360度全天リニアシートもエルガイムMk-Ⅱから導入された。

これらの発想は後の機動戦士Zガンダムにも輸入されている。


逆にガンダム世界(というか当時のいわゆるリアル系ロボットアニメ)の、現実的な兵器/工業機械然としたロボット群とは異なり、個性的な異世界感を出している要素もある。

ヘビーメタルという名称に反し、実は極端に強化されたプラスチックで造られている(ヘビーメタルに限らず作中世界では工業素材はプラスチックが幅を利かせている設定)。それ故、表面の塗装が剥げたとしても銀色の金属地が出るわけではなく、破損する場合も「マシッと割れる」とされている。

また、エネルギーは光から発電して賄う。ここで言う光とは主に太陽光だが敵のビーム兵器も含まれており、装甲で受け止めたビームのエネルギーの一部は自機の稼働に再利用されるようになっている。その為のコーティングから機体表面は独特の鋭い光沢で覆われている。(参考として、本放送当時のプラモデルの作例では銀色を塗った上にクリヤー系の色を塗り重ねてこのコーティングの表現としたものが多かった。) 後述するが、ヘビーメタルは本来量産を度外視した「スーパーロボット」であることと合わせ、いわば装飾に凝った鎧を纏い勇名を轟かせる騎士や戦国武将の如き、ある種の華やかさを持つイメージなのである。


エルガイムMk-2グルーン


作中では性能の高い「A級」と、量産のために構造を簡略化された「B級」の分類がある。さらにA級を上回る「オリジナル」という機体も存在するが、こちらはロストテクノロジーと化しており、本編の時代においては製造が不可能な代物である。

そのオリジナルこと本来のヘビーメタルは、各々の製作者が技術の粋を凝らした一騎当千のスーパーロボットであり、一部の例外(第二次聖戦争当時の二大勢力であるポセイダル勢ブラッドテンプルカモン勢ガイラム)を除けばそれぞれ一体限りのワンオフ機である。それに対して、設計の段階から量産を前提に性能を限定し生産性を優先させた、いわゆる「なんちゃってヘビーメタル」がB級ヘビーメタル、本来のヘビーメタルを全く同じにもう一機造りだすことは不可能だがなんとか頑張って複製したレプリカがA級ヘビーメタルである。

複製機の登場で本来のヘビーメタルはオリジナルと呼ばれるようになったのである。

(実際にはエルガイム、エルガイムMk-Ⅱ、ヌーベルディザードはオリジナル機のレプリカではなくオリジナル機そのものなのだが、どういうわけかA級とされている。)


またユニークな設定として「機種名とは別に機体名を持つ」という点がある。

例えばカルバリーテンプル(機種名)のクワサン・オリビー機はヘルミーネ(機体名)。

エルガイムは機種名がエルガイム、アハメス(あるいはアーメス)が機体名である。ガイラムの21番機だった頃からアハメス、ダバ・ハッサーによる大改装で機種がガイラムからエルガイムに変わってもあの機体はアハメスなのである。(左胸の装甲に記してある。)

一方アモンデュール・スタックは機種名がアモンデュール、機体名がスタックだが、流石に頭部を丸ごと付け替えたら話が別なのか、機種がエルガイムMk-Ⅱになったら機体名はグレイオンに変わってしまった。

(…が、この辺り曖昧な部分もあり、エルガイムMk-ⅡをアーメスMk-Ⅱと称する文献もある。)


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重戦機エルガイム

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