概要
地域のスポーツ活性化を目的として、四国アイランドリーグplusに続く日本で2番目のプロ野球の独立リーグとして2006年に設立され、2007年より試合を開催。
開幕初年度の2007年シーズンは、リーグ名称を「北信越ベースボール・チャレンジ・リーグ」(北信越BCリーグ)の名称で4チームのリーグ戦からスタートした。
野球興行だけでなく、野球選手の指導・マネジメント業務と野球教室・各種スポーツイベントの企画運営も事業内容に含まれている。
2014年シーズンからは、ホテルルートインを運営するルートインジャパンとの命名権(ネーミングライツ)契約を行い「ルートインBCリーグ」の名称を使用している。
参加チーム
(※各チームの所属またはOB選手、コーチについては各記事を参照のこと)
現在の加盟チーム
チーム名 | 本拠地 | 参加初年度 | 備考 |
---|---|---|---|
信濃グランセローズ | 長野県 | 2007年 | 公式HP |
群馬ダイヤモンドペガサス | 群馬県 | 2008年 | 公式HP |
埼玉武蔵ヒートベアーズ | 埼玉県北部 | 2014年 | 公式HP |
福島レッドホープス | 福島県 | 2014年 | 公式HP |
栃木ゴールデンブレーブス | 栃木県 | 2017年 | 公式HP |
茨城アストロプラネッツ | 茨城県 | 2019年 | 公式HP |
神奈川フューチャードリームス | 神奈川県 | 2020年 | 公式HP |
過去の加盟チーム
チーム名 | 本拠地 | 参加初年度 | 備考 |
---|---|---|---|
新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ※1. | 新潟県 | 2007年 | 公式HP |
富山サンダーバーズベースボールクラブ | 富山県 | 2007年 | 公式HP |
石川ミリオンスターズ | 石川県 | 2007年 | 公式HP |
福井ワイルドラプターズ※2. | 福井県 | 2008年 | |
オセアン滋賀ブラックス※3. | 滋賀県 | 2017年 | 公式HP |
※1.2024年よりNPBにイースタン・リーグの2軍戦のみ参加することに伴い脱退。
※2.設立時は『福井ミラクルエレファンツ』、2019年シーズン終了後に経営母体の変更に伴い球団名を変更。
※3.設立時は『滋賀ユナイテッドベースボールクラブ』。
準加盟
チーム名 | 本拠地 | 備考 |
---|---|---|
山梨ファイアーウィンズ | 山梨県 | |
静岡県民球団 | 静岡県西部 | 仮称の球団名 |
山梨は2023年に準加盟を承認され、同年12月に球団名が決定した。運営体制上の課題を理由に2024年からの公式戦参入は見送られたが、同年7月に2025年からの公式戦参入が決定した。
静岡県民球団は浜松市の新球場建設後に始動予定(2024年からNPBの2軍限定でウエスタン・リーグに参加しているくふうハヤテベンチャーズ静岡は、静岡市清水区を拠点とする別のチーム)。
上記の他、活動を休止した福井の関係者が新規に立ち上げた千葉スカイセイラーズがベイサイドリーグを脱退して2025年からのBCリーグ加盟を目指しており、2024年中は山梨との「定期対抗戦」を組んでいるが正式な加盟申請には至っていない。
沿革・歴史
- 2008年シーズンの2チーム加入に伴い名称から北信越を外し6チームのリーグ戦に。
- 2014年6月に2チームが2015年度からの加盟が正式承認され、8チームに。
- 2016年6月、2017年度からの参加を前提に2チーム2017年シーズンからの加盟が正式に決定、2017年度から10チームに。
- 2018年シーズンから選手に26歳という年齢制限を設けるとともに、各球団で5人まで「オーバーエージ枠」を設けた。2020年シーズンは6人までに拡大されたが、2021年シーズンより撤廃。
- 2018年、「茨城アストロプラネッツ」の本加盟が承認され、2019年シーズンより参加。一方で静岡県民球団は準加盟が承認されたが、設立・運営体制が不十分という理由で本加盟は見送られた。
- 2018年オフから2019年開幕前にかけて、複数チームが球団名を変更。2018年10月に武蔵が「埼玉武蔵ヒートベアーズ」に、11月に福島が経営母体およびチーム名の「福島レッドホープス」へ、2019年1月に滋賀が命名権契約により球団愛称が「オセアン滋賀ユナイテッドBC」に。
- 2019年6月、「神奈川フューチャードリームス」の本加盟が承認され、2020年シーズンより参加。
- 2019年オフから2020年開幕前にかけて、複数チームが球団名を変更。2019年12月に福井が「福井ワイルドラプターズ」に、2020年1月に滋賀の運営企業名が「オセアン滋賀」となったことに伴い「オセアン滋賀ブラックス」に。
- 2021年シーズン終了後、西地区の富山・石川・福井・滋賀の4球団はBCリーグへの加盟更新を行わずリーグから離脱。同4球団による別の独立リーグ「日本海オセアンリーグ」が設立され同リーグへ加盟する。「ルートインBCリーグ」は2022年シーズンより8球団体制へ移行。
- 日本海オセアンリーグの方は福井球団が諸般の都合で2022年限りで活動を終了、その代わりに首都圏の千葉・神奈川(YKSホワイトキングス。BCリーグのフューチャードリームスとは別球団)から新球団を加入させる方針が決まり、さらに滋賀球団も、移動遠征費用の兼ね合いから2023年の活動休止が決まる。その為、千葉・YKS(神奈川)の2球団は後身の「ベイサイドリーグ」(BSL)に入り、石川と富山は新たに「日本海リーグ」を結成、互いに交流戦を行う形となって2023年から活動している。
- 2023年「新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ」がNPBファームリーグ拡大による参加を申請、9月に2024年シーズンからのイースタン・リーグ新規参加について内定、同時に離脱も決定した。
- BSLは千葉の脱退によりリーグ戦が不可能となり、YKSは活動を休止。千葉は2025年のBCリーグ加盟を目指すとしている。
チームの地区別構成
- 2007年
新潟・信濃・富山・石川の4球団で総当たり戦
- 2008年~2014年
「北陸地区」(福井・石川・富山)と「上信越地区」(新潟・信濃・群馬)
- 2015年~2016年
「東地区」(福島・武蔵・群馬・新潟)と「西地区」(信濃・富山・石川・福井)
- 2017年~2019年
「FUTURE-East(東地区)」(福島・武蔵・群馬・新潟・栃木)と「ADVANCE-West(西地区)」(信濃・富山・石川・福井・滋賀)
- 2019年
「FUTURE-East(東地区)」(福島・武蔵・群馬・新潟・栃木・茨城)と「ADVANCE-West(西地区)」(信濃・富山・石川・福井・滋賀)
- 2020年
「FUTURE-East(東地区)」(福島・武蔵・群馬・栃木・茨城・神奈川)と「ADVANCE-West(西地区)」(新潟・信濃・富山・石川・福井・滋賀)
- 2021年
「東地区」(茨城・栃木・武蔵・神奈川)と「中地区」(福島・新潟・群馬・信濃)と「西地区」(富山・石川・福井・滋賀)
- 2022年~2023年
「南地区」(茨城・栃木・武蔵・神奈川)と「北地区」(福島・新潟・群馬・信濃)
- 2024年
現行の7球団による総当たり戦