曖昧さ回避
- スペイン発祥のダンスの1つ。
- スペインの衣装の1つ。
- モーリス・ラヴェルが作曲したバレエ音楽。
- 『takt op.』に登場するキャラクター。→ボレロ(ムジカート)
ダンス
スペイン発祥のダンス。3拍子で、元来は歌にカスタネットやギターでリズムをつけ、1人またはペアで踊るダンスだった。19世紀になるとヨーロッパ全体に広まった。
衣装
衣装の一つで、羽織って前を閉めないか襟首のみを留めるひらひらした上着、上半身の1/2~2/3のひらひらした上着(このタイプは前が閉じていることもある)を指すことが多い。
「ボレロ」の衣装の由来は、ボレロの踊り子が着用していた上着が元になっているためだと言われており、主に、婦人向けと子供向け。通常はワンピースやキャミソール、ビスチェなどの上に重ね着する。
典型的な例として、スペインの闘牛士の上着がある。
よく知られているボレロは、
- 羽織るだけか、襟首を一箇所で留めるジャケット及びチョッキ(ベスト)のボタン無しのもの
- ブレザー、カーディガン、デニムジャケットにもアレンジ衣装がある
- 上半身の1/2~2/3の長さのジャケット
- このタイプは、前が閉じていることもある
などがあり、ボレロのひらひらした動きをお洒落に見せる効果や、インナーを隠さずに見せる効果や、カーテン状のボレロとピッチリしたインナーの対比を作ることで腰を細く見せる効果がある。
また、日本では女子用の学校制服として用いられていたが、近年ではブレザーの急激な台頭が影響し、その数を急速に減らしてきている(それでもワンピース型よりは数を減らしていないが)。
バレエ音楽
フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1928年に作曲した、ハ長調のバレエ音楽。通常の演奏時間は約15分。あるバレエ演者の依頼により、スペイン人役のためのバレエ曲として制作されたらしい。
当初は『ファンダンゴ』のタイトルが予定されていたが、なぜか『ボレロ』に変更された。
デジモンアドベンチャーでは
有澤孝紀によってアレンジ版が第1作の劇場版をはじめ、本編第18話などで使用されている。
特にデジモンファンにとっては劇場版第1作の印象が根強く、同作にも登場したパロットモンが活躍する『LAST_EVOLUTION_絆』のPVでも用いられた。
細田守監督と関弘美プロデューサーによるスペシャルインタビューで語られた所によると同じフレーズが小編成から大編成まで延々と繰り返していく様がデジモンの進化と結びついたが故の採用であるとの事である。