ミクロネシア
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みくろねしあ
ミクロネシアとはオセアニア北西部の地域名
ミクロネシアとは、オセアニア北西部に散在する島々をまとめて指す地域名である。言いかえれば、日本国のすぐ南東に広がる島々でもある。オセアニアは他にオーストラリア、メラネシア、ポリネシアから成る。
ミクロネシアの語源はギリシャ語で、「小さな島々」を意味する。この地域の人々は太古から遠洋をカヌーで渡って移住し、生計を立てて来た。近世以降は列強の植民地活動に巻き込まれ、太平洋戦争でも多くの犠牲者が出た。しかし、現代に至ってこれら島々は次第に自立した社会を築きつつある。
大きく4つの群島とナウル島に分かれ、その中に5つの主権国家が成立している。およそ日本から近い順に、北西から南東に列挙していくと以下の通り。
- マリアナ諸島(アメリカ領)
- カロリン諸島(ミクロネシア連邦、パラオ共和国)
- マーシャル諸島(マーシャル諸島共和国)
- ギルバート諸島(キリバス共和国、ただしキリバスはさらに東のポリネシアの島々にも領土を広げる)
- ナウル島(ナウル共和国)
なお、小笠原諸島は通常東アジアに含むが、生物地理区に限ってはミクロネシアに区分される。北硫黄島の石野遺跡もミクロネシア文化圏と見られている。
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