概要
「全ての龍の祖」「伝説中の伝説の存在」などと呼ばれる龍。別名は「祖龍」。
輝く白い体毛、王冠のように頭を飾る四本の角、そして白い甲殻が全身を覆う神々しい姿をしていて、禍々しい雰囲気の黒龍や紅龍とは逆の印象を与える。
が、激情時には体の一部分が赤く染まり、胸の辺りに赤い電流が走るなど、一転して禍々しい姿ととなる。
闘いの舞台は聖なる空の柱、あるいは古の搭。逃げ場のない頂上で戦闘を行う。
咆哮時に雷を広範囲に落雷させ攻撃したり、空中から雷球を放つ攻撃を行う。
ほぼ全ての攻撃は即死クラスであり、シリーズでトップクラスの攻撃力を持っている。
また、体力をある程度減らすと常に激情している状態になる。
こうなると全身の肉質が硬化し、あらゆる武器をはじき返してしまう。また、属性もダメージを大幅にカットしてしまうため、効率的にダメージを与えるためには爆弾などの肉質を無視してダメージを与えられる手段を使う必要がある。
MH4G
MHP2Gを最後にしばらく登場していなかったが、MH4Gにて、イベントクエスト限定のモンスターとして遂に復活。
過去作では塔の頂での戦闘であったが、今回は原種と同様、シュレイド城での決戦となる。この関係上、フィールド内にあるバリスタや大砲、撃龍槍などを使用可能になったため、過去作と比べて部位破壊、戦闘共に格段に行いやすくなったと言える。
モーションはMH4で再登場したミラボレアス、ミラバルカンのモーションが取り入れられており、メテオと同様のモーションでの落雷攻撃、二足歩行状態からのチャージブレス、粉塵爆破と同様のモーションによる放電攻撃などを繰り出す。フィールド全体に雷を落とす攻撃も健在だが、これまでとは異なり、フィールド外に一気に飛び去り、飛行しながら雷を落とすというものに変更された。なお、落雷を繰り出した後は、特定のプレイヤー目掛けて急降下しながら突っ込んでくる。
肉質も変化しており、他のミラ系同様、尻尾を除く全身が軟化している。ただし、怒り時は四肢の肉質が硬くなるので注意(代わりに胸部の肉質がかなり軟化する)。
攻撃モーションが強化された一方、攻撃力は調整されており、防御力と雷耐性さえしっかりと確保しておけばそうそう即死することはなくなった。体力も35分以内で十分討伐可能なレベルに落ち着いている。
余談
うふふ、あなたハンターなんでしょ?
ある場所まで一緒に来て欲しいの…素敵な所よ。
白い光が綺羅星のように舞い散って…
退屈なんてさせないんだから…
MHP2Gでは当モンスターをターゲットとしたクエストの依頼人として、「白いドレスの少女」と呼ばれる人物が登場している。
祖龍を畏れるそぶりを全く見せない、ミステリアスな存在感を依頼文の端々から醸し出していることから、ハンター界隈においては彼女の正体について「ヒトの少女の姿を模って現れた祖龍そのもの」ではないかという推測がなされている。
これを裏付る情報は残念ながら存在しないものの、この仮説を支持する層は多く、Pixiv内でも「祖龍=白いドレスの少女」とする内容の作品がいくつか投稿されている。