概要
CV:阪口周平
妖精の尻尾の魔導士。ハンサムな男性で、左目の下に十字傷がある。好奇心(知識欲)が非常に強く、「知りたい!」が口癖で子供並みに行動力抜群。
S級魔導士試験に選ばれたのだが、そのエピソードまでモブとしてすら登場したことが無く、読者からは「誰だコイツ?」と思われていた。実は前年のS級魔導士試験に落ちたそうだが、あまりに影が薄いため、グレイからは相方が誰だったのかすら忘れられていた。
試験に際しウェンディ・マーベルをパートナーに選び、その時自身がミストガンの弟子だった事を明かした。
…が、(正体を隠すためにあえて仲間と関わらないようにしていた)ミストガンの弟子という「設定」はかなりムリがあり、天狼島にてグレイ(とロキ)に破れた後、パンサーリリーにギルドメンバーではないことを見破られてしまった。
彼はドランバルトの名で知られる評議院の検束魔導士であり、トラブルメーカーの「妖精の尻尾」を潰すために潜入したスパイであった。記憶を操る魔法とテレポートする魔法を用いて自身の正体を隠し、本性を暴かれると本隊に合流しようとした。
しかしゼレフ復活を目論む闇ギルド「悪魔の心臓」により評議院の艦船が破壊されてしまい、更に悪魔の心臓とゼレフを滅ぼすために新生評議院がエーテリオンの投下も辞さない構えを見せたことで動転し、連絡を妨害して天狼島への干渉を防いだ。
7年後は評議院を辞め、酔いどれメストとしてニート生活を送っていたものの、ラハールから新生六魔将軍が悪事を働いていることを聞かされてこれに協力。その後「ドランバルト」の名で評議院に戻った。(このエピソードはアニメオリジナル「星空の鍵」編を参照)
その後の大魔闘演武では評議院職員として登場する。この辺は「ドランバルト」の方の記事を参照してほしい。
そして冥府の門との戦いが終わった後で、ドランバルトはマカロフに呼び出され、真相を聞かされる。
実はメスト・グライダーの名こそが彼の本名であり、「ドランバルト」の名は評議院に潜入するための偽名だったのである。
記憶を操る魔導士だったメストは元々妖精の尻尾の魔導士であり、マカロフの命を受けて自分の記憶まで消して評議院に潜入し、月に1回面会するマカロフと出会う時のみ記憶を元通りにされ、情報を提供していたのだ。この一件が終わると自分の意志で「面会した記憶」ごと「メストとしての記憶」を消し、「ドランバルト側の人格」のみが遺されるので、事実上の二重人格だったのである。(※ガジルのような二重スパイではない。)
事実を知ってからは冥府の門により滅ぼされた評議院の復興を取り仕切り、正式に妖精の尻尾に復帰した。
…しかしスプリガン12との対決では、彼が信用しきれなかったせいで事態が急変。自責の念を感じたメストは捲土重来のために再び戦線に戻り、最後はアクノロギア討伐のためにメルディを大陸中に連続ワープさせ続けるという無茶を慣行。これにより世界は首の皮一枚繋がり、かくしてメストは再び英雄となった。
最終回では引退したマカロフの車いすを押している。
使用魔法
記憶操作
相手の記憶を操作する。複数人に同時にかけることも可能で、自分自身にもかけられる。
記憶を「消す」魔法ではなく「思い込ませる」魔法のため、対象がダマされていることに気付いた場合、魅了魔法などと同じく暗示は解ける。
瞬間移動(ダイレクトライン)
初期は数百m飛ぶのがやっとだったが、終盤ではワープを連続して行うことで数千㎞先まで数分で移動するという無茶な機動も可能になった。