プロフィール
※1 オスのパフュートンの匂いで骨抜きになっていたため
概要
テレビアニメ『ポケットモンスター』の第8シリーズに登場するキャラクター。
本作のポケモン側の主人公格に当たり、クレジット位置は2番目である。
リコのバディであるポケモンで、セキエイ学園の授業にて配布されるという形で邂逅となった。
第40話でマーニャの猫ポケモン専門のブリーダーハウス出身である事が明らかとなる(詳細は後述)。
猫のように…というか猫そのものというべき、非常に気まぐれでマイペースな性格をしている。
普段はモンスターボールから出ており、モンスターボールに戻されるのを嫌がっている様子。大きな音も苦手で反射的に毛を逆立ててしまう。
リコの付近でうろついたり眠ったりしていることが多く、移動時は肩や頭に乗ることもある。
リコからのスキンシップもそれなりに許してはくれるが、気に食わない触り方をしようとすると容赦なく引っかいて拒絶する。
一方で餌さえくれれば誘拐犯であろうが媚びを売る現金な性格でもある。
ニャオハという種族自体は気まぐれでマイペースな性格であるが、特に個性的(及び後述する過去)故に同族とは馴染めずに孤立していた模様。
気まぐれさはバトルの最中も同様であり、指示も効かずに猛攻を仕掛けたかと思えば、疲れか飽きかで勝手に戦闘を中断してしまったりと手持ちポケモンとしてはなかなかの難物である。
ただバトルセンス自体は比較的高め。
リコが狼狽えている中でも指示を出すまでもなく構え、更には積極的に指示を要求してくるなど、緊急時においては頼りになる性格。
リコ曰く「(何考えてるかわかんないところが)私と似たもの同士」「ポケモンと言うよりトレーナーみたいな仕草」。
渋い味が好みのようで、抹茶味のお菓子を食べていた。
リコに危害を加えそうなトレーナーに関しては初対面から威嚇するが、紳士的な性格のスピネルには逆らえない等リコ同様に騙されやすい一面もある。
使用技
- このは
- このニャオハが放つ「このは」は明らかに規模が大きく、威力こそ未熟なもののその大質量でコントロールが可能で実力者をも怯ませ、目眩ましにも活用できるほど。それ以外にも身軽なスピードで接近戦に持ち込むのも得意としている。
- 第40話にて、やはり通常個体よりも威力が高い事が判明。更にリコと出会う前から習得していたものの、第2話でアメジオに向けて放つまでは過去のトラウマから出すのを躊躇っていた事も明らかとなった。
- ひっかく
- 初期に覚えていた技の一つ。
- でんこうせっか
- 第7話で習得。
主な活躍
リコとロイの旅立ち編
- 第1・2話 「はじまりのペンダント」
- 始めはリコに懐いておらず、初バトルとなったアンとの模擬戦では、ミジュマルに「みずでっぽう」で返り打ちにされる。
- その後はアンからアドバイスを受けたリコの研究を得て言うことを聞く様になり、彼女のペンダントを騙し取ろうとしたアメジオを初対面から威嚇して本性をすっぱ抜き、リコの逃走に一役買った。
- 逃げる途中でエクスプローラーズに見つかるが、フリード博士の加勢もあり、ブレイブアサギ号に乗せて貰った。
- ブレイブアサギ号では香りを使ってホゲータ達と仲良くなった。
- 後にフリードとアメジオとの戦いに割って入り、「このは」でエクスプローラーズの目を晦ますが、直後に起こったアクシデントによってエクスプローラーズに誘拐されてしまう。
- 第3話 「ニャオハとなら、きっと」
- 第4話 「ながれついた宝もの」
- 野生のストライク達に木の実盗難の犯人だと誤解され、エクスプローラーズ戦と同様に「このは」で目を晦まそうとするが、あっけなく塞がれ、リコと共に捕まった。
- 第5話 「みつけたよ、ホゲータ」
- 戦闘シーンこそカットされたが、コニアのゴルダックを倒していた。何気に初勝利であり、唯一エクスプローラーズに勝利したポケモンでもある。
- 第6話 「いにしえのモンスターボール」
- ロイのホゲータと共闘してアメジオのソウブレイズと戦ったが、2VS1と言うハンデでありながら桁違いな強さに苦戦を強いられる。その後、ロイのいにしえのモンスターボールから解放された黒いレックウザが暴れまわった為、バトルは中断された。
- 第7話 「特訓!キャプテンピカチュウ」
- 前話でソウブレイズに苦戦した実力不足からホゲータと特訓していたが、戦意喪失した為、勝負は引き分けに終わった。
- 後にフリード博士の指導で最初はホゲータと協力して「一度でもダメージを与えたら勝利」と言う条件でキャプテンピカチュウとバトルを行ったが、一度もダメージを与えないまま途中で戦意喪失してフリード博士に敗北した。
- 次にホゲータと再戦を行い、今までとは違ったバトルスタイルで次々と攻撃を回避し、新しく覚えた新技でんこうせっかで勝利した。
- 第9話 「パルデア到着!」
- 第10話「ネモとコルサと」
- 第11話「オリーヴァの森」
- リコに木の実の成る木の場所へ案内して貰うが、逆に迷子になってしまう。
- その後、襲って来た巨大なオリーヴァをホゲータと連携して収めることに成功した。
- 第12話「わたしが選ぶ未来」
- オリーヴァの為に大量の木の実をもぎ取って畑の中に埋めた。
- 第13話「ピクニックは突然に」
- リコが作ったサンドウィッチを食べて大喜びした。
- 第15話「みえないヤツだ!何者なんじゃ?」
- ナンジャモのミニゲームでリコと共にターゲットにされ、追いかけて来るトレーナーを翻弄した。
- リコはニャオハの動機がきっかけで記憶を取り戻し、ビルの屋上から飛び移ってロイ達に助けてもらった。
- 第16話「クワッスとなら、できるよ」
- 他のパルテア御三家と共闘し、スピネルのポケモン達と戦った。
- 第20話「カブさんのバトル修行」
- 第21話「ひとりぼっちのミブリム」
- 第22話「激突!ガラルこうざん」
- 第23話「もえあがるガラルファイヤー」
テラパゴスのかがやき編
- 第38話「SOSはワッカネズミから?」
- 第40話「さよなら、ニャオハ?」
- ロイのホゲータとのバトルの最中、前に出てしまったテラパゴスをリコが庇い「このは」で怪我をさせた事で、テツロンタウンの近くにあるマーニャの猫ポケモン専門ブリーダーハウスへと逃げてしまい、リコを拒絶する様な素振りを見せる。
- 実は元々はブリーダーハウスの出身。リコと出会う前、個性的な性格故に同族と馴染めずにいたが、落ちそうになった他のニャオハを「このは」で助けた事を切っ掛けに「凄いこのはを出せる子」として他の猫ポケモンとも仲良くなったものの、ある時ブリーダーハウスの近くに住む野生のワナイダーに捕まったニャオハ達を助けようとして出した「このは」がニャオハ達に当たって怪我を負わせた事で怖がられて孤立するという哀しき過去が判明。リコがセキエイ学園と面談していた際、画面越しにリコに興味を見ていた事から運命を感じとったマーニャによって第1話での出会いへと繋がる。
- マーニャから話を聞いたリコに説得された事から和解、再び現れミブリムとテラパゴスを捕縛したあのワナイダー相手に「このは」から昇華する形で新たに覚えた「マジカルリーフ」でミブリムとテラパゴスを傷つける事なくワナイダーを撃破する。
- 第42話「変身!海のヒーローイルカマン」
- 変身する瞬間を撮ろうとするカメラこぞうがいて変身できないイルカマンをマジカルリーフでアシストした。
- 第43話「エクスプローラーズからの果たし状」
- オニキスのキョジオーンと対決。タイプ相性でも埋まらない実力差で苦戦を強いられるも、しんりょくを発動して抵抗する。だが途中でオニキスが撤退したためバトルは中断された。
- 続く44話ではレックウザ捕獲作戦を阻止するため、オニキスのキョジオーンをでんこうせっかで翻弄した。
- 第45話「はるか、遠くまで」
- エクスプローラーズの撤退後、ロイ、ドット、フリードと共に黒いレックウザと対決。仲間たちが次々と倒れていく中でも決して退かずに立ち向かう。その最中、ニャオハの体が淡い光に包まれ…。
戦績
相手 | 勝敗 | 備考 |
---|---|---|
アンのミジュマル | ✕ | 指示を聞く前に飛び出したが迎撃される。 |
ジルのサイドン | ー | このはで目を潰して逃亡 |
アメジオのソウブレイズ | ー | アメジオにこのはをぶっ放すという暴挙に対しソウブレイズが盾になった形。その後アメジオらが逃亡 |
コニアのエアームド | ー | このはを目眩ましに逃亡 |
コニアのゴルダック | ◯ | 戦闘シーン全カット |
アメジオのソウブレイズ | ー | 圧倒的実力差により敗北必至の状況だったが黒いレックウザの乱入により中断 |
ロイのホゲータ | 引き分け | 両者戦意喪失。疲弊し座り込んでいたホゲータに対しニャオハは毛づくろいをしており、手を抜いていた節がある |
キャプテンピカチュウ | ✕ | 挑発に乗って吶喊するも飽きてしまったのか戦意喪失 |
ロイのホゲータ | ◯ | でんこうせっか習得 |
野生のグルトン | ◯ | 荷物を取り返せなくて苦戦しているリコを助ける為に実家から駆けつけた |
オリーヴァ | ー | 治療の時間稼ぎのため |
一般トレーナーのモココ | ー | 鬼ごっこ企画の最中、でんこうせっかで撹乱し逃走 |
◯ | ロイのホゲータ&カイデンとドットのクワッスと共闘。クワッスとの連携でオーベムを撃破 | |
スピネルのブラッキー | ✕ | オリーヴァが救済したが、結果的に実力差がありすぎて敗北 |
ー | マードックが指示するマホイップとペアでダブルバトルになるが、途中でスイーツバトルになった。 | |
野生のヒトモシ | ✕ | エンジンシティのジムミッションにてロイのホゲータと競争したが、徐々に追い抜かれて最後はリコが躊躇った結果敗北 |
| ✕ | ロイのホゲータとペアでダブルバトルになるが、ホゲータが倒れたことによりカブが身を引きタンドンと1v1に。しかしリコがワカバに気を遣って降参してしまう。その際は不貞腐れた |
○ | 途中で現れたガラルファイヤーが倒した | |
ガラルファイヤー | ー | キャプテンピカチュウの治療の為トロッコに乗って逃走 |
ガラルファイヤー | ー | このはを使って怒りを治めた |
| ◯ | ロイのホゲータとタッグ。「本気のこのは」でゴルダックに勝利。 |
ラプラス海賊団 | ◯ | 防衛成功 |
ダイアナのウインディ | ◯ | 「一度でも攻撃が当たれば勝ち」という特殊ルール。ロイのホゲータが気をひかせている隙に死角から攻撃し勝利 |
◯? | ホゲータと共にキャップを援護。 | |
? | タッグバトル大会に向けての練習。勝敗は不明。 | |
| ― | リコ負傷により中断 |
| ◯ | |
| ◯ | 「マジカルリーフ」を乗員に初披露。 |
| ー | 途中でオニキスが撤退して中断 |
| ✕ | 途中でニャローテに進化 |
ゲームでは
2024年3月、ポケモンSVのふしぎなおくりものでリコのニャオハが配信された。期限は同年の9月末までで、性格は本編同様きまぐれ。
余談
- 意外な事に、サトシの旅シリーズでサトシの歴代女性同行者が草御三家を手にしたのは、ハルカのフシギバナ系統のみである。しかし、ハルカはホウエン地方出身であり、フシギバナはカントー地方(第1世代)出身のポケモンであることを考えると、アニポケでレギュラートレーナーと所有する草御三家ポケモンの出身地方が同じであるのは、実はこのリコが初である。
- なお、ハルカには手持ちにエネコがおり、中の人は同じである。
- 主人公のパートナーポケモンが進化するのは前作新無印のゴウのヒバニーに次いで二例目。しかし、ゴウがサブ主人公でリコがメイン主人公であることを踏まえると、メイン主人公のパートナーポケモンが進化するのは前代未聞の展開と言える。
外部リンク
関連タグ
ポケットモンスター(アニポケ第8シリーズ) アニポケ手持ち一覧
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