機体データ
分類 | イノベイター専用モビルスーツ |
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形式番号 | CB-0000G/C |
全高 |
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重量 | 79.1トン |
装甲材質 | Eカーボン |
動力 | GNドライヴ[T]x2(ツインドライヴ) |
マイスター | リボンズ・アルマーク |
概要
リボーンズガンダム(デザイン:海老川兼武)は、機動戦士ガンダム00(2ndシーズン)に登場するモビルスーツで本作のラスボス。実際に活躍するのは15分そこそこと短めではあるが、キャノンからの変身シーンでは視聴者の度肝を抜いた。イノベイター用として開発された「1(アイ)ガンダム」と、その1ガンダムの支援機である「GN(ガン)キャノン」を祖に持つリボンズ・アルマーク専用のガンダムである。
本来、1ガンダムとGNキャノンの2機で連携して戦う事を想定していたが、自分以外は誰も信じていないリボンズが、誰の手も借りずに自身の力だけで戦える事を望み、2機種の機能を1機にまとめた本機が開発された。本来は全く用途の異なる2機の性質を強引に纏めた為、各形態共に特化した性能では原型機に劣る部分があるものの、ツインドライヴシステムの搭載とリボンズの操縦技能によってほぼ完全に補われている。
アニュー・リターナーの裏切りによってもたらされた情報から、擬似太陽炉搭載型MSでは初のツインドライヴシステムを採用した機体であり、トランザムも使用可能。
何者かにヴェーダが奪われた場合でも独自の操縦システムを搭載しており、仮にヴェーダのバックアップが断たれても問題無く行動できる。
それまで敵うものが誰も居らず、無敵の機体として君臨していたダブルオーライザーと互角以上に渡り合い、最終的には相打ちに近い形で大破するも、ダブルオーライザーからオリジナルの太陽炉の片方を奪取した。その後、リボンズは放棄されていた0ガンダムに太陽炉と共に乗り換え、リボーンズガンダムは乗り捨てられている。一方の刹那も愛機に太陽炉ごと乗り換えたため、本機は完全撃破とはならなかった。
本機をもってしても刹那に勝てなかった事について、リボンズは「オリジナルの太陽炉と擬似太陽炉との差のせいだ」と考えていたが、この頃になると擬似太陽炉の性能は「半永久的に稼働出来ないオリジナルの太陽炉」と言える程までの段階まで改良されており、既に動力源としての両者の差はほとんどなかったとされている。
こちらはいくらでも代わりを用意出来る擬似太陽炉を採用したため、簡単にツインドライヴシステムの同調に成功した点ではオリジナルより優位に経っており、最後の相打ちでもオリジナルの太陽炉を一つ奪っている点からオーガンダムに乗り換える直前までは、むしろリボンズの方が勝ちだったとも言える。
機能
ツインドライヴシステム
擬似太陽炉によるツインドライヴ。これはアニューがソレスタルビーイングから盗み出した情報によって完成・搭載されたものである。
トランザムシステム
擬似太陽炉によるトランザム。こちらもツインドライヴと共に搭載されている。
変形
機体の構造を前後逆に入れ替える事で、メイン画像のガンダムモード「リボーンズガンダム」とキャノンモードである「リボーンズキャノン」を交互に切り替える事ができる。この仕様のため、各モードに応じた2種類の頭部を有し、切り替えの度に専用の頭部がせり出して同時にもう片方の頭部は機体の内部に埋没する。リボーンズキャノンはGNキャノンの特性を継承した砲撃用の形態となっていて、GN-XⅡの技術を応用した専用カメラアイを有する。
コクピットがどうなっているかは、ツッコんではならない(内部の形状はGNZシリーズに準ずる)。
武装
GNバスターライフル
手持ちの大型ライフル。直接肘の擬似太陽炉と接続することにより、強力な砲撃が可能となる。
ストック部分は腕のハードポイントに接続されている為、リボーンズキャノン形態でも使用可能。
大型GNビームサーベル
通常のビームサーベルより出力が強化されているビームサーベル。背部に2基を装備する。
GNバスターライフルと同じくキャノン形態でも使用可能。
GNシールド
小型GNフィンファングのキャリアを兼ねる専用シールド。フィンファングを装着したまま展開し、ビーム砲としても使用可能。
GNフィンファング
無線式オールレンジ攻撃兵器。放熱板の様な形状からこの名で呼ばれる。大型GNフィンファングと小型GNフィンファングがあり、合計12基装備している。
小型GNフィンファング
背部腰アーマーと、専用のGNシールドに搭載された各4基ずつのGNフィンファング。ビーム砲としての機能の他、先端にビームスパイクを発生させて突き刺す攻撃としても機能する。
大型GNフィンファング
背部に搭載された4基のGNフィンファング。リボーンズキャノン時の主砲としても機能する。
エグナーウィップ
リボーンズキャノンに変形した際の、マニピュレーターとして装備されている。ワイヤーで相手に絡みついて動きを封じたり、電流を流してパイロットと機体にダメージを与える兵装と見られる。実体がある為、GNフィールドも貫通してくる。
リボーンズガンダム用GNソード(仮)
舞台『機動戦士ガンダム00 -破壊による覚醒-Re:(in)novation』で初登場した。両刃の大型GNソードで刃の部分がクリアの黄色いパーツになっている。劇中では電飾により黄色く発光していた。
関連動画
リボーンズガンダム・オリジン
詳細は該当記事を参照。公式外伝『機動戦士ガンダム00V』に登場するツインドライヴが搭載される前のリボーンズガンダム。真の一人V作戦。
アニメ企画段階でのリボーンズガンダムはガンダム、ガンキャノン、ガンタンクの3つの特徴を併せ持った機体として設定されていたが、スケジュールと演出の都合上タンク形態への変形はオミットされた。その没案を流用する形で設計段階ではタンク形態も存在したが、ツインドライヴ実装に伴いオミットされたという設定がある。この設定はリボーンズガンダムオリジンとして00公式バリエーションに昇華された。
その他のバリエーション
1ガンダム
詳しくは1ガンダムを参照。
リボーンズガンダムの基となった機体の一機。アイガンダムと読む。
発展型の1.5ガンダム(アイズガンダム)もある。
GNキャノン
詳しくはGNキャノンを参照。
リボーンズキャノンの基となった機体。ガンキャノンと読む。
リバーシブルガンダム
詳しくはリバーシブルガンダムを参照。
アニメ『ガンダムビルドファイターズバトローグ』に登場する改造ガンプラ。
立体化
表裏別々の機体の様な特徴も当然再現されたが、エグナーウィップにあたる手首部分は差し替えとなる。
ガンプラ
HG00 1/144で展開。プロポーションがかなり優秀。
リボーンズキャノンへの変形もガンダム/キャノンの手首の付け替え以外差し替えなしで可能。膝を曲げるだけで腿部の装甲が拡張されるギミックがある。
ただし、つま先のみリボーンズガンダム用に曲がったまま固定式となっている。
GNフィンファングはバックパックの4基のみ取り外し可能。シールド搭載のものは展開状態のみ再現可能な一体式、リアスカートのものは完全固定。またビームサーベルは無色透明の一本しかない。
肩スイングの方もリボーンズキャノン側に準じているためガンダム形態での肩の引き出しは苦手。
後にトランザムバージョンも発売された。
RE/100の今後の発売予定ラインナップにも入っていたが、未だに実現はしていない。
アクションフィギュア
ROBOT魂にて立体化。
こちらも手首交換以外は差し替え無しの変形で、つま先にもしっかり可動軸を持つ。
サーベル刃もこちらはクリアオレンジで2本付属する。
どうも経年劣化に弱いらしく、「長らく放置していたロボ魂が赤く変色していた」という報告が相次いでいる。
SDガンダムでは
シリーズの1つであるSDガンダムザ・ラストワールドにてオリジンがモチーフのガンダム・ザ・ゴールドが登場した。
ゲーム作品では
Gジェネレーション
「ワールド」から登場。
高性能の機体として登場し、リボーンズキャノンへの変形も再現。
トランザムは超強気で使用可能。0ガンダムから開発可能で
一部ミッションでは原作通りにリボンズが搭乗している。
デモムービーではキラのストライクフリーダムをデスティニー、レジェンドを従えて追い詰めたが、そこに新たなガンダム、ダブルオークアンタが登場し…
一方、「3D」では開発もできるが、ラスボスの前座としてとんでもないHPで登場。
しかも倒すとELSを操って変異し、ネメシスR.A.という形態に姿を変える。恐ろしいことに黒歴史∀も驚きの超性能。HPはリボーンズガンダムが霞むほど高く、スパロボのシステムである精神コマンドが輸入されているとはいえ、ヘタに乱用すると詰む。スパロボと違ってHPが回復しないだけマシか。逆に武装は侵食に覚醒とバリアは役に立たない。確実に避けること。
ガンダムVS.シリーズ
家庭版のNEXT PLUSから参戦。
コスト3000の射撃寄り万能機として登場。モビルアシストはガデッサ。
特殊射撃のトランザムは機体性能を強化し、メイン射撃などの性能が変化するが、1回しか使えない。
特殊格闘でリボーンズキャノンに変形可能。格闘は少なくなるが、強力な射撃攻撃を使用可能とする。
なお、本機の代名詞であるフィンファングは性能が低く、あまり役に立たない。
ネクプラの要素をある程度引き継ぎながらも、新コマンドを引っ提げて登場した。
ガンダム時では移動撃ち可能なサブ射撃のバスターライフル照射、3機のガガを呼び出す特殊射撃を持つ。
キャノン時では性能がアップしたサブ射撃の小型フィンファング、特殊射撃は大型フィンファング分離攻撃とゲロビを使い分けが可能。
トランザムはEXバースト(覚醒)に移り、通常格闘が乱舞技に変化するという強化点がある。バーストアタックはラストシューティングで攻撃する「救世主なんだよ、ボクは!」。
解禁当初からその猛威を振るい、いくつかの修正があったにもかかわらず(ガガの弾数が5から2になるなど)全国大会の優勝機体にもなった。
MBではFBで大暴れした反動か、大きく弱体化された。
しかし3回の修正の結果、キャノン時には使いたい武装がある時のみ変形すると割り切って動くことで「他の倍近くの射撃武装を持つ、豊富な射撃の選択肢を持った機体」となり、一部の弱点が補修されたため、良機体として扱われた。
ONではやや当てにくかった前格闘及び覚醒技のモーションが変更され、当て易くなったほか、GサブやC特射の銃口補正が強化され、特格の変形がテンポアップし、レバー入れの慣性の乗りが大幅に上昇、なんと移動手段としても使えるようになった。
最後まで修正されることなく家庭版に移植された結果、家庭版の大会では試作3号機と共に優勝を飾った。
2では新武装として連続パンチや細いゲロビが追加。
だが、前作で暴れ過ぎたために「お仕置き」がなされ、特格周りを中心に弱体化。
GVSのシステムの一つ「一律キャンセル補正」が実装されたため、火力が低下してしまってる。
XBではC特射の弾数が独立し、CSの誘導が大幅に強化された。
だが、21年9月のアップデートにて、ガガ呼出が後覚醒技になり、特射がガデッサ、ガラッゾ呼出に変化。更に復活で0ガンダムになるという大幅な変化を遂げた。
一方で耐久値は3000コスト機体ではワーストクラス。これまでよりも繊細な立ち回りを要求されるようになった。
スーパーロボット大戦シリーズ
『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』に登場。
リボンズのレベルが恐ろしく高いためそう簡単には当てられず、さらに2回行動を持つため、MAP兵器を使われると危険。幸いなことにHP回復系の特殊能力はなく、リボンズも刹那だけを狙う思考ルーチンなので、刹那に任せてしまうとよい。エースボーナスがあればさらに楽。
なお、リボーンズキャノンへは演出以外で変形しない。特殊能力にも変形は無い。さらになぜかオリジナルの太陽炉を持つダブルオーライザーよりEN回復が強化されている。
余談
あまりにも強烈過ぎるデザイン故に一人V作戦と呼ばれているが、以下の類似点から実質的には『アムロ・レイの機体の総決算』という指摘もある。
- 頭部はリ・ガズィもといリ・ガズィ・カスタム
- カラーリングとアンテナはアムロ専用Ζプラス
- キャノン時の体型はディジェ及びリック・ディアス
関連イラスト
関連タグ
ガンキャノン:キャノン形態とGNキャノンの元ネタ
ガンタンク:オリジンにおけるタンク形態の元ネタ
プロヴィデンスガンダム:同じく短い出番ながら強烈な印象を残したラスボスガンダム。
サーベラス・イグナイト:先輩と呼べる機体。
ゴリワシギン:地球戦隊ファイブマンに登場する合身銀河闘士。裏表で別の姿を持つ点が共通。