概要
異名:緑林の小悪魔
パワー:6400rp スピード:4800rp
シグマの命により気象コントロールセンターを占拠したヘチマ型レプリロイド。
シグマが工場で造ったとも言われており、その意味では人間の目や思惑を離れた場所で誕生した、言わば生まれながらのイレギュラーとも言える。
CPUに支障があるため、知性はほとんど無く性格は至って陽気で無邪気。しかし、無邪気さ故の残酷さを持っている。
シグマに与えられた遊び場である気象コントロールセンターで天候を気ままに変えて遊んでいる。
アイテム回収に便利かつ攻撃力も実戦レベルと優秀な武器が手に入る事、初見でも比較的見切りやすいアルゴリズムを持つ事から最初に倒すボス候補の一人。
ただし、X2の8ボスは強さのレベルにそこまで差がなく、他のXシリーズのナンバリング作品の格差と比較すれば彼が飛び抜けて弱いという程でもない。
特に攻撃力倍加後の体当たりは初期エックスの体力の半分を持っていかれるため、初見だと結構面食らう。
ちなみに、ロックマンXシリーズにおける植物系のボスは彼が初となる。
海外名は「ワイヤー・スポンジ」。そのまんま和訳すると海綿モチーフのように解釈してしまいそうだが、ヘチマはたわしとしても使われるのでそこからの連想なのかもしれない。
岩本佳浩の漫画のワイヤー・ヘチマール
定石通りというかなんというか、8ボスでは1番手として登場。
設定は概ね原作同様。ただし、シグマの工場で作られたかについては言及されていない。
ダンス好きであり、気象コントロールのスイッチもダンスステージ型にしていた。
エックスと戦って敗北するが、怒りに呑まれてトドメを刺そうとしたエックスをケイン博士が諭し、修理された事で正気に戻った。
ロックマンX2に登場する8ボスの中では唯一の生存者である。
また、ロックマンX4のスプリット・マシュラーム戦において、マシュラームの姿にヘチマールを重ねあわせて、エックスは助けようと試みている。
使用技
怒り時は単純に技の威力が倍になる。
ストライクチェーン
威力:2(4)
リーチの長い鎖鎌で攻撃。
チェーンを振り回してから繰り出すパターン、小さめのモーションからエックスの高さに合わせて鎖を正面に投げ、そのまま突進してくるパターンがある。
前者のパターンは互いに画面端に居ると届かないが、念の為垂直ジャンプしながら反撃すると安全。
後者のパターンは画面の下半分までのエックスの高さをサーチする。
突進後、ヘチマールの位置が高いほど画面の真ん中に着地してしまうため、なるべくなら地上で誘いたいところ。
ぶら下がり
芽威力:2
天井にストライクチェーンを伸ばしぶら下がる。
ぶら下がったあとは、エックスに向かって種をまいてくる。4つ地上に芽を生やす、エックスが背後に回る、天井まで登り切る、の何れかで動作を終了する。
例え避けても、地面に落ちた種は芽になって、エックスの移動の邪魔になる。芽はバスターなどで破壊可能。
3段階目くらいの高さまでは地上からのダッシュジャンプ撃ちが当たる。
ヘチマールの真下辺りに芽を誘導→ダッシュ壁蹴り撃ちで本体攻撃→地上に降りてダッシュ撃ちで芽を破壊、と繰り返せば体力を4〜5割くらい削れる。
昇竜拳の格好の的でもある。
雷撃&攻撃力アップ
体力が約10以下になるとヘチマールが怒り出し、頭部のヘタが避雷針のようなものに変化し雷を落とす。怒っている間、もしくは雷を落としている間は無敵。
完全に画面端同士、もしくはヘチマールのすぐ近くが安全地帯。
更に、この攻撃を出した後は攻撃力が倍加する。
モーションが非常に長いため、RTA等では体力を調整した上で天井ぶら下がりを誘発し、いかにこの技を出させずに倒せるかが鍵。
ジャンプ
本体威力:4(8)
ただの移動手段だが、攻撃力倍加後は間違っても喰らわないように。
特にボスラッシュ時は部屋が狭いため、接触事故に注意。
弱点武器
ソニックスライサー(ソニック・オストリーグから入手可能)
チェーンによる防御を無視して攻撃が可能。
これで攻撃されても怯みモーションを取るだけだが、
この特殊武器でトドメを刺すと胴体が真っ二つになる(チャージだとそうならない)。
また植物モチーフ故か火にも弱く、ラッシングバーナーも2ダメージが入り(通常弾のみ)、ソウルイレイザーでは、ファイアウェーブが弱点。
獲得武器
ストライクチェーン
通常
攻撃だけでなく、アイテム回収にも使える電磁波を帯びたワイヤーを放つ。壁に撃ち込んで体を引き寄せ、壁に飛びつく事も出来る。武器ボタンを押している長さで射程も変わる。鎖の部分には攻撃能力が無い。
敵に当てるとすぐに引っ込むため連射も効きやすい上に燃費もよく、攻撃用としても雑魚戦・ボス戦共に使いやすい万能武器。
チャージ
通常よりさらに長く電磁力(引き寄せる力)が強くなった巨大なワイヤーを放つ。
こちらはボタンを押す長さに関係なく最大リーチまで伸びるので通常版と使い分けたい。
伸び方にクセがあり、ダッシュジャンプの離陸と同時に放つとだいたい頂点付近で最大リーチに達する。
この攻撃で敵を撃破すると必ずアイテムを落とす(トドメを刺すとボスも落とすが仕様上取れない)。
ソウルイレイザーのゼロの場合は、ポーズを構えた後、画面上空から雷を1発ずつ、計8発落とすライトニングになる。
ホイール・アリゲイツが弱点としている他マグネ・ヒャクレッガーにも大きめのダメージを与えられる。
また、ヒャクレッガーステージの中ボスの一体である剣の敵「チョップレジスター」にも有効で、ラスボスに唯一有効な特殊武器でもある。
シグマウイルスとチョップレジスターは共にワイヤーフレーム状の敵であり、それだけにワイヤーが弱点だったりするのかどうかは定かではない・・・。
ソウルイレイザーでは、X2とは逆にソニック・オストリーグの弱点。
余談
ロックマンゼクスアドベントのしんりょくのタワーの背景で、彼の残骸がある。
関連イラスト
関連タグ
シザーズ・シュリンプァー・・・・同じく生まれながらのイレギュラー