「黒衣の使者は問う、『なぜ生きるのか?』。彼は考えたが、曖昧で不明瞭な答えしか出せなかった。使者は致命的な笑みを浮かべた、『聞き方を変えよう――どうしてまだ生きているんだ?』」——エイドリアン・スペンサー-スミス 『星空に関する寓話集』
「壊滅」の星神ナヌークは、大規模な軍隊を率いて、何千もの世界に混乱と不幸をもたらす。彼の信徒は、文明や生命の絶対的な対極に身を置き、宇宙を揺るがす「反物質レギオン」を編成し、「壊滅」の運命を歩むことを誓った。
星間の獰猛で野蛮な種族が軍団の先鋒として活躍する。また、世界を滅ぼそうと画策し、レギオンの賢者となった邪悪な野心家もいた。不運な新世界は容赦なく焼き尽くされ、自負していた文明は崩壊寸前で謙虚さを学んだ。陽の光が乏しい世界でのみ「壊滅」の意志は少しだけ鈍る――レギオンは断片化された惑星をさまよい、星が枯れていく過程でこぼれ落ちる混沌としたエネルギーを好物としている。文明の最後の火が消えると、彼らは満足げに次の破壊目標を求めて出発する。
レギオンに蹂躙された世界は、最期に必ず力なく問う「どうして?」と。子羊たちの必死の叫びに、何千もの悪魔たちが、星が震えるほどの嘲笑を浮かべた。邪悪と共に、「壊滅」の神の影が星空に浮かび上がり、また1つの世界の悲劇的な終焉を目撃する。
概要
ナヌークが率いる軍隊。
宇宙のすべての生命を征服し、壊滅させることを目的とし、宇宙のあらゆる場所に出没する。
基本的にあらゆる派閥と敵対しており、宇宙における最大の脅威の一つである。
【ロード画面】
星神ナヌークに属する軍団。宇宙の悪しき造物が集まっている。すべての文明と生命の滅亡を誓っている。
自我を持たない兵隊「ヴォイドレンジャー」を大量にけしかける物量戦を基本としており、「絶滅大君」と呼ばれる7人の司令官によって統制されている。
構成員
リーダー
壊滅の星神。
絶滅大君
ナヌークが直接力を分け与えた「壊滅」の使令であり、誰もが絶大な力を有している。各々の美学に従ってそれぞれが標的世界を定め、得意とする手段で滅ぼす。
欠員が出ると補充される仕組みになっている。
メンバーの詳細はこちらを参照。
ヴォイドレンジャー
多種多様な姿を持つ怪物の兵隊。
元は強い破壊衝動に目覚めた生物であり、ナヌークに一瞥され力を得た。
「戦争洪炉」という世界に身を投じ鍛えられた結果姿はねじ曲がり、自我無く「壊滅」の意志に実直に従うしもべとなった。
バリオンと反バリオン
反物質レギオンが反粒子消散による対消滅を防ぐために作った、持ち運び型の小型イオントラップ。