概要
人と話をするなどが不得意な性格、またはそういう性格をした人のことを指す。
会話自体が上手くできなかったり、説明など限定的なことができなかったりなど、苦手の度合いは人によって異なる。
ただし口下手だからといってコミュニケーション能力が低いとは限らない。話すのは下手でも人の話を聞くのが上手な人もいるからだ。
フィクションでは
共感を得やすく、物語に深みを与える性格としてこの手の属性が採用されるキャラクターは非常に多く、
以下の特徴が見受けられる。
①偽悪的・皮肉屋・ツンデレ・寡黙・荒くれ者であるなど誤解を招きやすい性格から来るもの。
②常識の範囲内であれば、まず使わないであろうネガティヴな表現や難解な言い回しを何の悪気もなく使う。
③肝心な所で説明を切り上げたり、端的に述べすぎる傾向がある(いわゆる「一言足りない」)。
④逆に一言余計。
などなど…。
②や③のパターンではシンプルに解釈するならば、悪口やキツく見える言動もその裏に優しさや愛情・敬意を込められていたりする事があれば、客観的に見ても悪人と呼べる属性を持っている・好戦的な側面を持っている・嫌いな相手がいるなどの理由から好ましくない態度を取る例もあり、現実の人間と同様に口下手なキャラクターといっても一枚岩ではない。
こうした口下手なキャラクターに徐々に周囲が理解を示してくれたり、フォローをしてくれるのならいい方なのだが、普段の言動やすれ違いによって騒動や破滅の原因になる事も…。
有志の間ではこうした口下手なキャラクターの発言の意図を理解しようとする者が多数おり、ファンスレやSNSなどでは独自翻訳やエミュが行われる様子が散見される(特に難解な言い回しをするこのキャラクターなどがその代表例だと言える)。