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資料に乏しい部分は描写や少ない情報から判断し、独自解釈をして書いているところが結構ありますので、新たな事実や設定が分かれば随時編集してください。

 

「士道、おはよう。……待ってたんだよ? ――ずっと」

CV花澤香菜

概要1

初出はPS3専用ゲーム「デート・ア・ライブ 凜祢ユートピア」。


謎の存在により張られた結界内に閉じ込められた『天宮市』の中で唐突に現れたラクロス部所属の士道の幼馴染で慈母を彷彿とさせるような雰囲気を持った健康的な少女(?)。意外にも背が高く女の子の中では背が高い部類に入る美九と並んでもさほど変わらなくスタイルも彼女と同様に良い(そのためか『凜緒リインカーネイション』でも美九とも馬が合っていた)


緩いウェーブの掛かったセミロングの薄い桃色の髪とほんわかとした性格と口調が特徴的で神秘的な雰囲気を持っている。外見年齢は士道と同世代の少女(ルーラー時は20歳前後か?)だが少なくとも5年前から現在の凜祢の姿が構成されていた事から推測すると士道より歳上なのは間違いないようである(幼い頃の士道を知っているような素振りも若干見受けられるので)


士道の身の回りの世話を甲斐甲斐しくこなす姿はまさに大和撫子そのもの。


この手のキャラに見られがちなドジっ娘属性というわけではなく、むしろ琴里と同様にしっかり者のキャラであり運動もできる。


女神の特性なのか母性が強く世話焼きな性格であり士道や十香たちの事を常に気にかけている。それ故に士道からも「お前さ、こうしていると母親みたいだぞ」と突っ込まれている。


なお「私じゃなくても皆が幸せになればそれでいいの」というのが彼女のモットーらしい(後述参照)


そういった事から(殿町主催の)お嫁さんにしたい女の子のランキングではダントツの一位という実績を持っている。また、料理の腕前は士道曰く“神業”の領域に達しているらしい。


しかし性格上(男子は世話を焼かれるのを基本的に嫌がるので)、本編描写から男子というよりは同性受けの方が良い様子(ここの部分は男にモテる士道と似ている)。


ドラマCDの『愛さえあればケーキの味や材料なんて関係ないのだ!』でもその手腕を発揮している。


彼女を一言で言い表すなら柔らかそう、フカフカした布団に包まれているような感じになるそうだ。


ついでに、顔を合わせれば何かと士道を巡って対立し、デッドヒートしがちな十香折紙の暴走を止められる(またこの二人は女の子ながらも腕っ節が強いいわばじゃじゃ馬である)数少ない(?)大物だったりする。


時折不可解な行動や言動を取ることがあり、士道に何かを知られたくないような雰囲気や彼に何かを隠している様な素振り、淡い恋愛感情のようなものを見せることあるが…?


ここから先はネタバレになります。ご注意ください





















輪廻する園の神


「さようなら、五河士道、またあの日常の中にもどりなさい。そして次こそは幸せな夢を――」


概要2(ネタバレ)

彼女の正体、それは強大な霊力の残滓が何らかの要因(描写から推測するに全ての精霊の創造主にあたる<ファントム>が関与していると思われる)で意思を持ち、実体化した存在で、精霊とは似て非なる者。分かりやすく言い換えるならば体が霊力で形作られた一種のエネルギー生命体で云わば擬似精霊であり高度な知的生命体とも表現できる。(つまり極めて精霊に近い別の存在)


ただし万由里のように特定の人物にしか見えない幽霊のような存在ではなく外部の人間からも姿は認識できる。


従来の精霊と同様に発生源は不明であり、どのようにして意思や感情を持ったのかも不明だが彼女は<ファントム>から生まれた存在(後述参照)であるためどこか欠点を抱えた精霊たちと違い、ほぼ欠点らしきものが見当たらなく完璧に近い存在であった


純粋な精霊ではないため体内に霊晶石は存在しないが精霊に匹敵するくらいの強大な魔力は持っている。(後述参照)


またどこで知識を得たのかは不明だが七罪狂三と同様、地上の事については詳しいようであり対人スキルは高く学友たちとも交流があり人望もある模様。なお一般社会のルールは殆ど把握している模様である(そのためINT値も高い)。


それ故に一般常識に疎い十香や四糸乃をサポートする役割が多かった。


PS3専用ゲーム『凜祢ユートピア』の限定版の特典として収録された『凜祢バスタイム』の描写によれば彼女の身体はマシュマロ的なイメージであり男子が憧れる理想の女の子と女性が理想とする女の子の中間に位置し造物主に愛されたとしか言い様がないくらい美しい肢体だという。またスタイルの良さは十香や折紙にも匹敵するレベルらしい。


精霊ではないため琴里にも精霊だとは認識されず日頃は無害なためASTにもあまり危険視されていなかった。


ただし或守鞠奈のような人為的に作られた人工精霊とは異なりあくまでも自然物の存在であるという点に注意されたし。


全てを超越した存在でもあるので大まかな定義としては神に近い。


また苗字にもなっている園神とは平安京の宮内省に祭られていた神の事であり恐らく彼女のモチーフと思われる。


因果や記憶、時空を操作するという人智を超えた能力を持っており、周囲の記憶を操作し、自身を士道の幼馴染と認識させていたが何故このような能力を得たかは不明でありきっかけとなった動機も謎。


またドラマCDの『おかえりなさいませご主人様なのだ!」では仕事ぶりもよく気働きが出来るため店長からもそれなりに評価されていたようだ。


人間が名づける方式に則って自称する識別名は〈ルーラー〉。力の密度は“原初の精霊”には及ばないものの、それに準ずるほど強大な力の持ち主であり、一度暴走すれば日本を消し飛ばす危険性を秘めている。精霊が乗り込んできてもあっさりと一蹴するほどの実力を持ち戦闘能力の高い十香や折紙、琴里でさえも全く歯が立たなかった。


瞬時の間に凜祢の肉体を再構成した後、まばゆい光と共に<ルーラー>に変身する。


普段の平常時の姿と霊装を纏っている時の姿では髪、瞳、声(ただし声は任意のようだが)が若干異なっており、更にウェールで顔を覆っているため、士道が当初彼女の霊装姿を夢の中で目撃しても凛祢本人だとは悟られなかった(メインイラストと上記のイラストを参照)。


またこの時の姿や性質は反転体を彷彿とさせるが理性はある程度残っている様子であり意思の疎通は出来る模様。


この世に誕生してから永らく別空間にて士道のことを観察していたのか、士道のことは誰よりも理解している素振りみせ、十香たちと同じぐらいか、それ以上に士道に好意を抱いている。


『凜祢ユートピア』のPVによれば士道の事は現界する前からずっと見守っていたとのこと。


しかし彼にたいする彼女の献身ぶりは半ば狂気じみており、士道が誰とどのような結末を得ようとも(彼が求めるならば自分すらもその身をささげると言い切っている)、自分が敵味方関係なくどんな関係であれ士道の幸せだけを願うという常軌を逸した面をもち、その一端を垣間見た十香は戦慄を覚えたほど(作者の弁によれば善意の塊だがどこか壊れているという事であり、一言でいうと綺麗なヤンデレ?)。


よって彼女自身は彼に並々ならぬ好意を抱いているが、士道の幸福こそが全てを優先するという思考の持ち主であるため、自らの思いは常に押し殺し、常に士道の思いを優先させる傾向があり、自分から気持ちを前面に出す事は稀で、半ば士道の幸福のためには手段を択ばない(〈凶禍楽園〉管理維持を優先する)非人間的な一面を持っている。

そのため本当の士道と自身のためになる行為の本質を見失ってしまう所があり、また本来存在しない存在のためか、(凜祢ルート解禁後で)士道から初めて貰った家の合鍵をとても大切にしており、また、士道本人から自身の存在を否定される事を何よりも恐れている。


なお、彼女本来の性格は琴里よりも豪快かつ面倒で重くてお節介な性格の持ち主である。仲自体は悪くないものの鞠亜も似たような性格であり無意識にお互いをライバル視している。


呼び出す天使は、巨大な塔(内部が植物の枝や根がそこら一体に張り巡らされたとあるので知恵の樹を模したものかもしれない)をコアとした広域結界〈凶禍楽園(エデン)〉。


能力としては〈凶禍楽園〉によって張られた広域結界内の人物たちの記憶や因果を操作し、本命となる対象者(士道)の願いや願望を叶えることが出来る。ただしこの効果はあくまでも副次的なものであり、この能力の真価は“世界を一からやり直す”事が出来る。


なお、霊装は白と青をベースとした神話に登場する女神や聖母マリアを思わせる神秘的かつ威風堂々としたローブをまとい、ベールを羽織った姿が特徴的であるが名称は明かされていない。頭部には歯車のようなエンブレムもある。


ちなみに平時の姿は士道の好みに合わせて取った姿であるため(一応周囲からも凜祢の姿として認識されている)、<ルーラー>としての姿こそが、彼女の本来の姿である可能性が高い。


ルーラーは瞳が赤く髪の毛の色素が薄いのが特徴であり(いわばアルビノ)霊装も相まって凜祢の時よりも無機質な印象を与える。


※天使名が〈凶禍楽園(エデン)〉でおそらく知恵の樹がモチーフに使われている事から、その名称は禁断の果実(フォービドゥン)だと推測されるが詳細は不明である。


目的及び主な活躍

天宮市を広域結界に閉じ込めた張本人だが、その目的は利己的な物ではなく士道を護るためである。


実は精霊をデレさせるための過酷な勤務(?)がたたり、過度のストレスや体調不良やその他さまざまな要因が重なり、士道に封印された霊力が暴走、精霊たちへの霊力の逆流現象が起こり、琴里の炎の力がない状態で士道が霊力の暴発に巻き込まれ死に直面したため、その事実をなかったことにするために、暴発に巻き込まれた瞬間、広域結界であり彼女の<天使>である〈凶禍楽園(エデン)〉を作り出し、その内部に彼を保護した。


この結界内では、その時点で士道が一番幸せだと思っていることが何でも実現できるほか、もしも士道が精霊との交渉に失敗て死んでしまったり、自ら〈凶禍楽園〉で得られたはずの幸福を放棄し“真実(禁断の果実)”に辿り着きそうになった場合は自ら手を下し、士道が死んでしまう最悪の事態になる度に、〈凶禍楽園〉の能力で結界内部に保護する直前まで時間を巻き戻し、彼が幸福になるようにするため何度もやり直すということを繰り返していた。


しかし度重なるリセットによる影響なのか(※原因は不明)、彼や彼に関係する人々(精霊)の記憶の消去が不完全となり、このままでは〈凶禍楽園〉の維持管理に支障が出て士道を護れないと判断。

当初は原因の究明と記憶の消去に躍起になっていたが、記憶消去が不完全だったため、凛祢の事が気になり始めた士道が自分をデートに誘ってくれたのを切っ掛けに、内に自身の秘めた感情を徐々に抑えられないようになっていく。


※結界が不安定になった理由は何度もリセットを続けているうちに、次第に自身の精神が疲弊して行き、精神的に追い詰められていった為だったことが、『凜緒リンカーネイション』のストーリダイジェストで判明する。


それでも、〈凶禍楽園〉の維持管理に固着する彼女は、他の精霊たちと同じように振る舞い(本人曰く精霊たちの真似ごと)、士道と共にデートをして力の安定を試みるが、所詮、〈凶禍楽園〉の維持のために自分から誘ったデート。

士道とのデートを心から楽しめるはずも無く、ますます力が不安定となり、消去したはずの士道の記憶が次々に蘇っていき、さらに士道の幸福こそが全てを優先するという性格も災いし、上手く行かず、逆に自身が精神的に追い詰められてしまう。


そして精神的に追い詰められた彼女は、士道を護るため止むを得ず、自らの手で士道の命を絶って再び一からやり直すことを決意し、決行するが、士道が〈凶禍楽園〉で過ごした全ての記憶を取り戻したことが切っ掛けで、これに連呼するように他の精霊たちや折紙の記憶も戻り、彼女たちも真実を知ったため、士道の窮地を察して、士道を助けに来たことにより妨害される。

そして真実を知った士道が与えられた幸せより、自らの力で幸せをつかみ取る事こそが自身の幸せとして〈凶禍楽園〉を否定したことにより、〈凶禍楽園〉の崩壊がついに始まってしまった。


俺は・・・ここが楽園なんて認めない!


その後〈凶禍楽園〉の中心地へとやって来た士道に自ら正体を明かし、〈凶禍楽園〉の本来の姿である【無へと帰す者(パラダイス・ロスト)】を発動させ、〈凶禍楽園〉を永遠に続かせようとする。

しかし最後の切り札である、【無へと帰す者】を抜け出した士道を目の前にしたことで自分の役目は終わったことを悟り、自ら自発的に霊力を封印される事を決意。


しかし実は彼女はほかの精霊と違い、肉体という器がない霊力という力のみの精神生命体のような存在だったので、霊力を封印は彼女の消滅を意味していた。


惜しむべき点は他の精霊のように体内の霊晶石が無かった事であろう(少なくとも霊晶石があれば彼女の消滅は免れていた)


ただ本編の描写からすると凜祢の状態では少なくとも暑さや寒さなどの生物的な感覚はあるらしい。


「その事実を知ればきっと士道は躊躇するだろう」と考えた彼女はあえてその事実を士道に知らせないまま、彼に力を封印させ、最後にその事実を彼に伝えた後、士道への感謝と自分の思い、そして別れの言葉を残し消滅してしまった。凜祢とも、これから十香たちと同様、一緒に日常を過ごしていくことができると信じていた士道の願いも虚しく…。


そして〈凶禍楽園〉の消滅と共に最後のリセットが起き、彼女の記憶はおろか存在そのものもなかったことになってしまったため、士道達の記憶からも消え去るという物悲しい結末を迎えたが……。


『……じゃあ、みんなが聞いてない今のうちに……言っちゃいます』

『私……ずっと、ずっとね?』

『……好きだったよ。士道のこと……』


ラタトスクの観測精霊データー

名前園神凜祢
識別名ルーラー
総合危険度SS
空間震規模S
霊装S
天使SS
STR(力)110 (205)
CON(耐久力)180(220)
SPI(霊力)210(244)
AGI(敏捷性)101(209)
INT(知力)170(200)
霊装不明
天使凶禍楽園(エデン)

※()内は<凶禍楽園>内部での数値。


本編での扱い


力を封印されたことにより、存在はおろか士道たちの記憶からすら消えてしまった彼女ではあるが、エンディングで士道がなんとなく彼女のことを覚えているような旨の発言をしていること、トゥルーエンディング後に解禁されるIfエンディングの題名が「小さな奇跡」(デート・ア・ライブ 凜祢ユートピア パーフェクトビジュアルガイド収録ではCG名がもう一つの未来、もしも奇跡が起きたなら)であることや内容が思わせぶりなこと(作者も凛祢のことをゲームだけのキャラにして置くことは勿体ないと発言している)。


そのほか、作品出版社は違うものの似たような前例があることから何らかの形で彼女が復活する可能性は無きにしも在らずなため、凛祢ファンの皆さんは望みを捨てずに待ってみてもよいのかもしれない。


そして…


遂に11巻で「ファントム」が偽装した姿として登場を果たした(凜祢本人ではないが…)。

この事から彼女と<ファントム>とは何らかの関係(恐らく分身体の可能性が高い)を匂わせているが、詳細は不明である。

『デート・ア・ライブ マガジン』の説明では士道が理想とする女性をイメージしたと記述してある。


余談

永らく彼女の名前には数字が入っていないと思われていたが、実は中国では“零”をリンと発音することから、さり気に彼女の名前に数字が含まれており、さらにさり気なくある人物(リンク先は重大なネタバレに付き閲覧注意)との繋がりが示唆されていたことが、雑誌『デート・ア・ライブ マガジン』において発覚した。


アニメ3期で登場したものの似て非なるものであるため、役名未表記となっている。


関連タグ

デート・ア・ライブ 凶禍楽園

精霊

ヤンデレ

園神凜緒-士道と凜祢の実子。容姿は母親似。まだ5歳児であり言動も幼いが両親の血筋を受け継いでおり、秘めたる潜在能力を持っている。


戯睡郷メア-同じくゲームが初出で、その後、小説本編に逆輸入、能力や扱いが似通っている。

倉敷栞-町田市もとい天宮市とは別の多摩地区(作中は「杜宮市」)を偽りの世界で覆った主人公の幼馴染。やはり凜袮同様、偽りの世界を維持出来なくなった事で主人公と対峙してしまう。根本的な元凶は主人公である点や、主人公に対して世話焼きな点も共通している。

デスタムーア-目的は全然違うが夢の世界を統治しているという点で

鹿目まどか-最終的に世界を救うため自ら概念となり皆の記憶からも忘れ去られたため

ベルダンディー-母性的な性格やルーラー時の服装が似ている

ニャル子-外見は全然違うが、家事万能、頭脳明晰、重くてお節介な性格など共通点が多い

モモ・ベリア・デビルーク-身体的な特徴が似ており性格もやや似ている(モモは凜祢ほど重くはないが)


概要3

――〈凶禍楽園〉再臨 これは別れをいえなかった者たちが起こした小さな奇跡――

自身の役割を終え、士道に自ら促し霊力を封印された事で、存在がなかったことになったはずの凜祢。

彼女の事は朧げな感じで士道の記憶のみにしか残っていない筈であった…。

しかし、突如として再臨した彼女の天使〈凶禍楽園〉と共に、再び士道達の前に現れ再会を果たす事に。


だが、今回起きた事件に関しては全く彼女は係っておらず、尚且つ彼女は<ルーラー>としての力を失っていたばかりか、何故〈凶禍楽園〉が再び発動したのかさえ分かっていなかった。


果たして何が起こったのか、そしてその真相は一体何なのか。

別れをいえなかった者たちが小さな奇跡を起こす。


以下、『凜緒リンカーネイション』のネタバレが含まれます。ご注意ください‼





















全ての原因は士道が嘗て凜祢に渡した自宅の合鍵を観たことで無意識下に凜祢の事を思い出し、彼女との再会を望んだ事で、彼の中に封印されていた凜祢の力が発動。

その結果、不完全(おそらく凜祢が特殊な存在であったためだと推測される)とはいえ〈凶禍楽園〉が顕現した事で再び現世へと蘇る事ができたというのが事の真相である(まさに偶然が重なった“奇跡の復活”である)。


力を失っているとはいえ、士道や鞠亜と同じく元、〈凶禍楽園〉の管理者を務めていた為か、〈凶禍楽園〉の影響はさほど受けておらず、以前の出来度との記憶を保持している。


ただし以前とは違って士道に対する恋愛感情には素直になっており、似た者同士である鞠亜とは士道を巡るライバルであり、仲の良い友達とでもあるという十香と歴史改変前の折紙との関係と同じという、極めて複雑な関係となっている(あの2人よりは幾分かはましではあるが…)。


ちなみに彼女の<ルーラー>としての力はとある姿となって独立した存在となっていた(詳しくはこちらで。ネタバレ注意)


その後、迂曲曲折を得て再び<ルーラー>としての力を取り戻した彼女は、士道に未来を返すために自身の思いと三度の再会を果たすことを願いあるおまじないをした合鍵を渡した後、自らの意思で士道にキスをして消えていった…。


なお、エンディング後の後日談を見る限り、彼女の意思と思いは今でも士道の中で息づいており、また原作の11巻の描写から察するに士道も完全に彼女の事を忘れたという訳でもない。と思われたが、2019年発売の『デート・ア・ライブマガジン』でそういうわけではなかったことが断定されてしまった。


真実の正体(原作小説終盤に準拠する重大なネタバレと考察を含みます)

――彼女が誰よりも士道に詳しい本当の理由《わけ》――


前提として、地上に存在する全てのマナを集約して産み出された存在である《原初の精霊》誕生以後に現れたマナ関連事象や人物には彼女が直接または間接的に関わっている。


園神凛祢の持つ『莫大な霊力』もまた《原初の精霊》崇宮澪の力の残滓であり、そういった存在の中でも凛祢は特に《原初の精霊》の性質を強く受け継いでいる傾向にある。


一例

士朗至上主義的な性格 《原初の精霊》を参照

目的のために手段を選ばない残虐性 同上

強い母性(下記参照)


また《ルーラー》としての彼女の容姿が『《原初の精霊》の分体』である ある人物と酷似している(名前も似ている)ことや、《原初の精霊》ファントムが凛祢の姿を擬態に好んで用いることからも、《原初の精霊》にはかなり強く気に入られているものと思われる。


ここから先は本編の重大なネタバレを含みます。


























《原初の精霊》ファントムは『五河士道の実の母親』である。

そして分体などを用いて五河士道の行動を事細かに監視していたことから、彼女は士道(前世を含めて)について作中でもっとも彼について詳しい人物と考えられている。園神凛祢もまたこの影響下にあるのか(或いは監視に使われていた分体そのものなのかもしれない)《原初の精霊》と同じく士道について非常に詳しい。


そして園神凛祢が十香と折紙の喧嘩を仲裁できるのも恐らくこの辺が影響しているのかもしれない。

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