🪐データ
太陽からの距離 | 14億2670万km |
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直径 | 120536km |
表面積 | 438億km² |
質量 | 5688垓t |
重力 | 0.93(地球を1とする) |
公転周期 | 29.5年 |
自転周期 | 0.43日 |
表面温度 | −140℃ |
分類 | ガス惑星(木星型) |
衛星の数 | 146 |
🪐概要
太陽系の第6惑星。直径約120,000km(赤道面。地球の約9.4倍)、太陽からの距離は約14億km。鎮星または填星とも呼ばれる。太陽を公転する周期は29.5年とされている。自転軸は約27度傾いている。
太陽系内では木星の次に大きな惑星であるが、ほとんどがガスからなるため密度が太陽系の惑星では一番低く地球上での水の密度よりも低いことから「土星をプールに放り込んだら浮かぶ」などと形容される。
外観としては倍率の低い望遠鏡でも十分確認できるほどの大きく美しい環と全体が上下に潰れた楕円形(赤道面と両極面での直径が1割も違う)であることが特徴。
また、大気には木星と同様に縞模様がみられるが、木星に比べてぼんやりとしている。これまた木星に比べぼんやりしているが、大白斑という白い渦もみられる。
西洋占星術において
天王星が発見されるまでは最も遠い惑星であり、試練及びカルマを司るとされている。
🪐土星の環
太陽系のガス惑星には環があると言う特徴がある。土星も例に漏れないが、特に土星の環は有名であり、代名詞的な存在である。土星のイメージと環は切っても切れないものと言える。
その外観だが、見た目は板のように見える。しかし、実際は氷などの粒でできている。厚さは数百mほどしかなく、地球から見て真横になると見えなくなってしまう。この事象を「消失現象」と呼ぶ。
また、環は目視出来るもの以外にもさらに広がっており、それを含めると、極めて広大な構造物である。
環にはいくつかの隙間があり、最も大きなものは発見者にちなみ「カッシーニ間隙」と呼ばれ、他にも「エンケ間隙」などもある。こうした隙間には小さな衛星があることが多く、これが間隙を維持していると考えられている。
なお、土星の環は氷の雨となって土星に降り注いでおり、億単位という気が遠くなる未来に土星の環は消滅するだろうと言われている。
起源
この土星の環だが、その起源はよくわかっていない。最も有力な説では、数十億年前に、強い引力でガスや氷の粒が引き寄せられ、取り込まれなかったもののうち氷の粒が残り、環となったと考えられている。
時期としては土星が出来た頃で、微惑星か近くを通過した惑星サイズの天体が砕けたものが材料になったとされる。
しかし、近年の研究でもっと新しい時期に出来たのではないかと言われはじめている。
カッシーニの観測データから推定される、土星外由来の塵の堆積量から4億年未満ではないかという研究もある。
しかし、土星が形成されたときに比べ、微惑星や彗星が少ないそんな時期にどのようにして、あの巨大な環が形成されたのか。
それを説明する仮説として、“蝶の蛹”の意の仮説上の天体「クリサリス」が土星の環になったという「クリサリス起源説」が唱えられている。太古に存在した土星の衛星クリサリスが不安定な軌道に入ってしまい、砕け散って土星の環となったという。
🪐関連タグ
平安名すみれ(Liella!) - 土星がシンボルアイコンとして設定されている。
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