概要
週刊少年ジャンプ2021年51号から2022年27号まで連載されていた。作者は伊原大貴。
作中では遊☆戯☆王を絡めたネタが多く、下ネタや予告無しのコラボなど超展開のオンパレードなのも特徴である。第14話の劇中で、静岡県が舞台であることが判明した。
作者の伊原が『恋するワンピース』の元ネタである『ONEPIECE』と同じ雑誌で連載したいという理由で、恋するワンピースを休載してまで連載を強行した意欲作であったが、『遊☆戯☆王』のネタに頼り気味で(特にスカルとの最終決戦は完全に遊☆戯☆王のデュエルであった)オリジナリティの欠如などが仇となったか掲載順も早々に低迷。中盤以降は最下位が定位置化し全26話での打ち切りとなった。作者当人もこの結果や漫画の出来に不満だったようで連載終了後に「今後は色んなものに左右されずに信じられるもの、描きたいものだけ描く」「しゅごまるが伊原の100%だと思われるのが悔しい」「自分、もっと面白いもの描けます」といった心中をTwitterで吐露していた。(現在は削除済)
登場人物
CVは関連動画の公式ボイスコミックでの配役
主要人物
CV:茅野愛衣
王城財閥の一人娘。いつも守護丸に振り回されている。
鉄虎守護丸(てっこ しゅごまる)
CV:桑原由気
王城財閥に雇われたボディーガードの10歳の少年。さなぎを守る為に虫が近づいただけで手榴弾を投げたりジャンプを読もうとした所を罠だと勘違いして燃やしたりとやる事が滅茶苦茶である。物心が付いた頃には両親はおらず、毒殺されたらしい。
さなぎを取り巻く人々
小福ちゃん(こふく―)
CV:北奈つき
さなぎのクラスメイト。守護丸のせいでほとんど人が寄ってこないさなぎに唯一話し掛けてくれるため、彼女からは「女神」と称されている。学校の噂にある程度詳しいどころか、ホビーなどに関する知識も深い。
蛇原輝輝(へびはらこうき)
CV:伊藤雄貴
さなぎに近づくチャラ男少年。今まで千を超える程の女性を口説いたと言われており、「生粋のナンパ師」「たまたま人の形をしている性欲」と呼ばれているらしい。
黒条院霧衣(こくじょういんきりえ)
さなぎの幼馴染にして親友。
森木(もりき)
デーモンの召喚似の風貌を持つ青年で腕には龍の刺青がある。当初さなぎからは「scullからの刺客」と思われていたが、実際はただの料理部部長である。
筋肉増強児 薫(きんにくぞうきょうじ かおる)
にこちゃんマークのような顔のマッチョ。ドーピングで捕まったが後に脱獄し再登場。
へいお待ち!寿司次郎(へいおまち!すしじろう)
寿司職人。密猟(密漁の誤表記?)で逮捕された。
闇に集いし者(やみにつどいしもの)
黒づくめの謎の人物。いつの間にか転校した。
最強さなぎ団
「5call」壊滅後に、しゅごまると彼のボディーガード学校時代の同級生で結成されたさなぎの護衛チーム。全員10歳であり、いずれもさなぎのじいやによって派遣された。
鋼鼠(ハガネ)
眼鏡をかけている真面目な少年。メンバーの中で最もしゅごまるに意見するが、いざという時は連携して行動する。真面目な割りにませている面もあり、さなぎが入浴中の浴室に(しゅごまるの暴走を止めるために)入った時は赤面で動揺していた。
愛樹(アージュ)
美意識の高い少女。常に美しいものしか認めない。
硯(すずり)
泣き虫ながら物凄い怪力の少女。さなぎと同じ制服を着ている。
守護丸の兄弟達
鉄虎一心(てっこ いっしん)
鉄虎家の長男。5callの用心棒。五分以内に守護丸に名古屋城のしゃちほこを見せるように命令した。
鉄虎助有(てっこ じょう)
鉄虎家の次男。丸眼鏡と灰色の長髪が特徴の青年。
鉄虎見張(てっこ みはり)
鉄虎家の三男。当初は長女として登場させる予定であったが、これだとしゅごまるが四男になってしまうという設定ミスが判明したため、男の娘に設定変更された(ソースは作者ツイッター)。
鉄虎保士之助(てっこ ほしのすけ)
鉄虎家の四男。幼少期から自分のパソコンを持っている。
暗殺者
スカル
さなぎの命を狙う正体不明の暗殺者。仮面を付けた三人衆でボスが遊戯王で戦う。敗北後は、ボスが助有、他の2人は見張、保士之助であることが判明した。何故遊戯王かと言うと物理では弟の守護丸に勝てないからである。
5call(ファイブコール)
生徒会長
「5call」のボス。普段は全身黒タイツを着ている。「スカル」のボスと思われていたが実は他人だった。
追風マッシュルーム(おいかぜマッシュルーム)
「5call」のメンバー。菌を研究し続けた結果、体が菌と一体化した。ぶっちゃけチン(ry
菌を相手に植え付け支配する。頭から武器を出す。
守護丸に粘菌を掛け動きを封じるが、それを利用して弾き飛ばされ校舎の壁に埋まった。
初期案ではなんと彼が主人公だった。が、当然没にされるが暗殺者として再登場した。
藤井(ふじい)
「5call」のメンバー。関西弁を話すおさげの女性。手品を使う。暗殺の時もつい手品を使ってしまいターゲットを殺せない。葵に薬を飲まされ怪物化して理性を失うがそれでも手品を使う。葵に更に薬を飲まされ凶暴性が増し「増え続ける殺戮人形(ビスケット・ドール)」で校舎をパンクさせようとするが脱獄した筋肉増強児薫に北校舎ハンマーで力尽き、薬の効果が切れて倒れた。
葵(あおい)
「5call」のメンバー。髪を短くしたキャンディス・キャットニップそっくりの少女と思いきや、実は男の娘だった。飲んだ相手を怪物化させる薬や、一時的に服用者を成長させる薬を持っている。
その他の暗殺者
フェネック
暗殺者の一人。生徒として高校に潜入していた。守護丸の毒ガス攻撃を受けたが解毒剤により無効化させた。守護丸の氷で作った避雷針(クラスメイト入り)で感電して敗れた(さなぎも巻き添えになった)。
他作品からのゲスト
遊戯王のカードから召喚された。オリジナルと違い髪がボサボサで治療もしてくれないただのおばさん。
遊戯王のカード「聖域の歌声」から召喚された。藤井にダイナマイトでバラバラになるが、実は本物ではなく人造人間だった。
破壊神マグちゃんの主人公。守護丸に召喚される。校長像を破壊しエネルギー切れを起こし、守護丸にドーナツを頂いた。
混沌の神の第五柱。ヤドカリーズは不在の為この世界の新たな眷属を作ろうと狂乱の咆哮を使うがスズメバチを仲間にしてしまう。
混沌の神の第四柱。正気に戻った筋肉増強児 薫にポーションを飲ませた。
一コマのみの登場。
振り子刃の拷問機械
さなぎへの誕生日プレゼントとして最強さなぎ団が用意したロボット。
関連動画
ジャンプ公式ボイスコミック
関連タグ
まもって!ロリポップ…「敵に狙われるヒロインとヒロインを守るヒーロー」とどことなく似ている。
妖怪バスター村上:次回作。
以下ネタバレ注意!
本当の「スカル」とは守護丸に注入された人工遺伝子のコードネーム「System Kill And Love」(愛と殺戮の構築という意味)であり、10年前に死んだ鉄虎家の父親「鉄虎零警」が遺伝子操作して生まれた子供だった。零警はかつてさなぎの母親のボディーガードをして愛していたが自分はさなぎの母親とは決して結ばれない。失望した彼は世界を壊す研究をし生まれた四人の兄は失敗作だった。五人目の子供の遺伝子が破壊の遺伝子が伝達し彼は拳銃自殺をしてこの世を去った。なぜかそれが零警の部下であるSKAL研究室副室長・牛尾糸美(小福の正体)の手によって暗殺者の名前として外部に漏れてしまった。
実は牛尾も両親からの虐待を受けて周囲に絶望していたことから、零警と同様しゅごまるによる世界の破壊を望んでいた。しかししゅごまるの純粋無垢さやさなぎ達の友情に触れていくうちに、その思いは徐々に薄れ、最終的に破滅を望まなくなったのである。
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