概要
鬼神後鬼の血を引く一族の若であり、後鬼自身の転生体でもある。
12歳くらいの中性的な外見を持つ少年で、とても臆病な性格だったが、後鬼として覚醒した後、心が後鬼と融合したため大人っぽくなった。
当初は自分の力で鬼神に変身できなかったが、水の力を得てからは「鬼神変現アカーシャ・オン」という呪文で変身できるようになった。
アニメ版では人間時の名前は後藤晶(ごとう あきら)で最初から自分で変身できる。
声優は緒方恵美。
鬼神後鬼
前鬼と同様に役小角に使役されていた鬼神で、人間を愛したため人と契を結んで子孫を残した。
千数百年の間、子孫の中を転生し続けたため膨大な知識を得ている。
単純な力は前鬼に及ばないものの、身体能力はほぼ互角。温厚な性格で、役小明のことを「マスター」と呼び、サポートする。
封印解放時の前鬼をたしなめることができる数少ない人物の一人で、ボディカラーも前鬼と対照的な蒼。
もともとは「空」「風」「火」「水」「地」の五つの力を持っていたのだが、子孫たちには一つずつ分割して受け継がせたために覚醒したばかりの頃は本家に伝わる守護と回復の「空」の力しか使えなかった。
(後に神仙坊の「地」の力と母親の「水」の力を取り戻した。)力を取り戻すたびに、鬼神時の姿も変わった。
「空」の力
後鬼の五つの力のひとつ。この力のみ使えた時は後鬼丸の外見に鬼神の鎧をまとった姿になる。敵を弾き飛ばす盾「守護光盾」(しゅごこうじゅん)とドーム状のバリア「守護天蓋」(しゅごてんがい)などの守護の力と傷や毒を治す回復の力「回復光」(かいふくこう)を使える。攻撃技がないため、役寿海の拳法を元に回避能力とカウンター攻撃に優れた「虚空拳」を編み出す。後述の他の力を取り戻す度に「空」の力も強化されていく。
「地」の力
後鬼丸のお守役である深仙坊が瀕死の状態になったとき、深仙坊からこの力を受け継いだ。この力に目覚めた時は、長い髪の成人の姿になった。肉体を主とした戦法を得意とする力で「不動龍棍」(ふどうりゅうこん)という棒を使えるようになっている。アニメ版は深仙坊が未登場で力を取り戻す経緯が異なり、「空」の力しか持たない外見のままで「不動龍棍」を使用可能。
「水」の力
憑依神編で死亡した際、意識の中で母親から与えられた力。小明と同い年くらいの青年の外見になり、ポニーテールのような髪型。氷の力を操ることができる。切り裂いた敵を凍りつかせて破壊する「氷牙斬」(ひょうがざん)と強力な冷気で周囲のものを凍らせる「凍結波」(とうけつは)を使える。アニメ未登場。