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「あなたに、問います――『愛』とは、なんですか?」


CV三森すずこ

概要

初出はPS3専用ゲーム版第二弾「デート・ア・ライブ 或守インストール」。


士道が閉じ込められた〈ラタトスク〉が作り出した天宮市を模したスーパーシミュレイテッド・リアリティの電脳空間「恋してマイ・リトル・シドー2」に現れた見覚えのない少女。アッシュブロンドの髪に青い瞳をしている。


身体的な特徴が鳶一折紙とやや似ているが両者に関連性はなく単なる他人の空似。


服装のせいで分かりにくいがスタイルは姉と同様に良く胸もある。


外見は人間や精霊に近いがよく見ると瞳の奥がカメラアイを彷彿とさせるレンズ状になっており機械的である。


電脳世界の全てを掌握しているらしく、その事からその世界の維持、管理する存在であるようだが、何故か自身に対する記憶を殆ど持っておらず、折紙以上に感情表現が乏しく言葉も抑揚がなく事務的な言動が多いため、人形と錯覚すら覚える程に機械的な印象を受ける。

どうやら『愛』を知ることのみを目的としているようだが、時折士道を気遣うような行動を起こすこともあり、本質的には心優しい性格の持ち主であるようだ。


ちなみに電脳空間に現れた存在であるためかバグが嫌い。当初はただ単に或守としか呼ばれていなかったが、後に士道により鞠亜と名付けられた(名前の由来は彼女の清楚な雰囲気と服装が修道服っぽい=シスターを思わせるから)。

フラクシナスのメインコンピューターにアクセスする際は一種のトランス状態になるため無防備になってしまうという弱点を持っている。


また、平時を過ごしている姿は白に十字が象られた霊装に似たような光の膜がある近未来的な修道服を纏っているが、戦闘時に顕現する天使とおぼしき姿は全くの別物で、機械的なパーツがある姿はむしろASTDEMのワイヤリングスーツに近い。その為、戦闘時の姿はどこか見覚えのあるモチーフが随所に見受けられる。


なお、人工精霊と称されていることから、一応精霊に分類される存在のようだが、そもそも電脳世界の住人である為、現実世界に肉体が存在するかすら不明であり、その正体や素性については一切が謎に包まれている。

さらに、彼女と酷似した存在として自らを或守であり或守でない者と語るもう一人の黒い姿をした或守(或守鞠奈)が存在しているが、彼女との関係は不明である。


琴里たちは彼女こそが士道を電脳空間に閉じ込めた張本人だと疑っているようだが…?


ラタトスクの観測精霊データー

名前或守鞠亜
識別名フラクシナス?
総合危険度※C
空間震規模※?
霊装AA
天使???
STR(力)99
CON(耐久力)102
SPI(霊力)178
AGI(敏捷性)107
INT(知力)121
霊装擬似霊装
天使不明

※元々が外敵から身を守る護衛艦のフラクシナスであるため総合危険度が低いと思われ空間震規模もCだと推測される


ここから先はネタバレになります。ご注意ください





















「さぁ――最後の戦争(デート)を始めましょう……」

概要2(ネタバレ)

彼女の正体……それは<フラクシナス>内に侵入した未知の脅威である人工精霊(イレギュラー)・鞠奈に対抗する為、フラクシナスの管理AIが彼女を模して実体化した鞠奈とは姉妹的な存在とも言えるもう一人の人工精霊。


事件の真相も鞠奈がフラクシナスのメインコンピューターに侵入した際に、彼女を最もプロテクトが強固な仮想世界に閉じ込めた際、偶然、仮想世界「恋してマイ・リトル・シドー2」に立ち寄っていた士道がそれに巻き込まれてしまい電脳空間から出られなくなったというのが真相であった。


鞠奈を仮想世界に封印した際、記憶にもロックが掛かってしまったため、自身に対する事柄の殆どを覚えておらずその為、AIの本来の目的である士道のサポートの為、あるいは根本的な欲求を満たすために『人にたいする愛(恋愛感情)』を理解することのみを目的として行動し、『愛』を知るために彼を愛している者たちを仮想世界へと招待し、士道と彼女たちの設定を変更して様々なシチュエーションを観察、更に記憶の改ざんやの記憶の変更そしてリセットを繰り返す事により様々な場面を観察し『愛』とは何かを観察していた。意外にもロマンチストらしく月に対して趣を感じるらしい


士道、月が綺麗ですね


上記の機械的な人形のような性格も当初は人間の感情というものを理解、もとい感情を表に出して表現する方法を知らなかったためであるが、愛の観察の過程で様々な事を実際に体験することによりそれ以外の多くの物を学び、徐々に感情を理解、上手く自身の気持ちを表現出来るようになっていき人間らしくなっていくのと同時にいつも優しく自身に様々な未知の事柄を教えてくれる士道に好意を抱いていく。


彼女の本来(?)の性格は知識はあっても実際に物事を体験したことが皆無なため十香以上に好奇心旺盛かつ相手をいたわる心優しい性格の持ち主で当然ながら芯も強い。


また、フラクシナスの管理AIなだけに『愛』を様々なシチュエーションで観察していた事も手伝って士道のことを誰よりもよく知り尽くしているため、それらを生かしてさりげなく彼を気遣い、さり気なく自身が正妻ポジションに収まるなど、したたかな一面もあり、人によっては同じくゲームオリジナルキャラの園神凜祢と並ぶ精霊たちの強力なライバルと受け取った人も多いだろう。


が、何よりも彼女の一番の魅力は個性豊かなデート・ア・ライブのヒロインたちの中では一番の良識人にして普通の女の子(?)という事である。


というより、真顔で皮肉(本人にはその自覚がない)のような事をいう天然毒舌家な性格ではあるが悪意は一切ない。


上述の通りAIが非常に高度なため人並み異常に優れた頭脳と人間に近い感情のプログラムを持っており定義としては精霊というよりプログラム生命体やロボットに近い。


身にまとう霊装は白い近未来的な修道服の形状をしている。なお、名称は不明であるが本人の弁によれば疑似霊装とのこと。


天使に相当する能力は、彼女の正体であるフラクシナスの管理AIであることを彷彿させるような白い機械のパーツが多数付けられたのワイヤリングスーツに近い形状をしており、それを纏って戦う姿はさながら機械を纏った戦乙女といった感じである。


ちなみに天使を顕現させた際の姿はフラクシナスが擬人化したかのような姿をしており、目もレンズ状になっているなど、よくよく観察すれば彼女の正体を察することが出来るかもしれない。


なお、その具体的な能力は、描写から察するにフラクシナスの防衛機構を駆使した砲撃やバリアなどの展開、更には相手へ干渉することにより情報のやり取りなどが行える模様。


結末

様々な、シチュエーションを観察し様々な体験を通し、そして自身が目的を果たすことで存在が消えてしまう事を覚悟しながらも実際に士道とデートをすることにより遂に『愛』とは何かを理解した彼女は、せめて消えてしまう前に士道の役に立ちたいとの想いから無意識下で仮想空間のロックを解除してしまう。


その時を狙っていた黒い或守=或守鞠奈により<フラクシナス>の管理システムの権限のほとんどを奪われるという最悪の結果になってしまい、電脳世界および現世界に未曾有の災害の危機が迫す。

そのことから、自身の行いを悔いるが、今まで過ごした時間で得た士道以下大切な友人である十香たちに励まされ、<フラクシナス>を操り電脳世界や現実世界の天宮市を消し去ろうとする鞠奈を取り戻す為行動を開始。


最後は士道を護りたいと思う強い思いが奇跡を呼び起こしたことで、<フラクシナス>の管理システムの権限を取り戻し、士道との触れ合いから自身の気持ちが理解できなくなり<フラクシナス>を墜落させ、自身を元も全てを無に帰さんと暴走する鞠奈と情報を共有することで彼女をオーバーフローさせて共に消え去る道を選択するが、自身を鞠亜と共に必死に救おうとしてくれる士道の姿を観てなにかしらの心境の変化(士道に対する御礼と贖罪、恋心?)があったらしい鞠奈が密かに彼女の人格と記憶を密かに士道の携帯電話にインストールしており、それにより消滅を免れ生き残る事が出来た。


本編での活躍

上記のように彼の携帯電話に乗り移る事で生存しており、また、劇中<フラクシナス>の管理システムから独立した存在にとなったため、鞠奈の為にAIの復旧が終わるまでしばらく士道の携帯に居候し、彼のサポートを行うそうなので何らかの形で登場する可能性はある(とはいえ本編の10巻の終盤、フラクシナスがあの人物(リンク先ネタバレ注意)に迎撃されているため安否は不明であるが…)。

もしかするといつの日か肉体を得て実体化し、士道たちと暮らす可能性もあるかもしれない。


なお、11巻において、彼女の存在が示唆されていた(直接の描写は無かったが、士道の携帯に居候したまま過去に跳び、歴史改変を経験したならば、改変前の記憶(情報)を保持していた可能性がある。事実、士道が歴史改変後のとある人物とのデートにて…)。

ちなみにフラクシナスは士道の決死の行動により10巻終盤の出来事がなかったことになったので健在だったが、結局は前述の人物に迎撃されて沈められかけた。これには琴里もご立腹だった模様。


また身体がデータで構成されている生きたホログラムのような存在のため、現実世界では実体化が出来ないが『凛緒リインカーネーション』では〈凶禍楽園〉の影響もあって凜祢たちと同様に実体を持つことが出来た。


ちなみにそのような特異な存在のためか(あるいはとある事情で)、〈凶禍楽園〉の影響を受けずに本来の記憶を保持しており、士道と共に事件の真相の究明を行う事となる。


ちなみに11.5巻での琴理によれば、彼女の本体である<フラクシナス>の開発には親たちが携わっているため、士道たちのに当たる存在らしい。


14巻ではフラクシナスの改修修理が完了し、管理AI MARIA(マリア)としてついに本編に登場した。旧フラクシナス本体の時では対話機能は無かったが、改修されたことによってクルーとも直接会話をする。ここぞとばかりに人間的に問題児なクルーの奇行に毒づくが、DEMの襲撃に対し、その問題行動が元となって窮地を脱したことにより、奇行を許可することを考慮に入れる。

具体的には藁人形の呪いで敵を足止め、フィギュアが壊されたことの怒りでただの人間が魔術師をぶちのめしたなど。


19巻において、ニベルコルと同じ要領で囁告篇帙の力で実体を持った姿で複数体が登場し、士道たちをサポートするという活躍を見せた。


余談

作者によると厳密には鞠亜の髪の色は白よりの灰色のイメージカラーらしく、その発言から彼女の素体となった鞠奈(彼女の髪の色のイメージカラーは黒よりの灰色)はセフィロトにて『知恵』を象徴し二亜と関係があるのかもしれないが詳細は不明である。鞠奈が二亜を参考に作られたとするならばある種の親子関係とも言え、そのためか15巻では反抗的な子供のように二亜に突っかかっている。


アニメ版4期では、接点があるため、MARIAの声優も三森氏が担当している。

ただ、アニメ版ではニベルコルの役には別の声優があてがわれている。


関連タグ

デート・ア・ライブ 精霊(デート・ア・ライブ) ラタトスク(デート・ア・ライブ)

或守鞠奈-鞠亜と同型機であり姉に該当する。

聖女 AI 電子の妖精

園神凜祢 園神凜緒 万由里-精霊とは異なる似たような境遇の者たち


ロボット

クライアントサーバ

プログラム生命体

メンタルモデル-高度なAIを持ったプログラム生命体つながり

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