ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

昆虫ウォーズ

こんちゅううぉーず

2007年にサクセスが発売したニンテンドーDS用ソフト。ジャンルは昆虫メカアクションシミュレーションRPG。
目次 [非表示]

概要

2007年8月にサクセスより発売されたドマイナーで超無名のSRPG。

飾りけのない渋いパッケージかつド直球のネーミングからはSIMPLEシリーズの様な低予算作品の雰囲気が漂っているが、これでもれっきとしたフルプライスの作品である。

(ちなみに海外タイトルは「Drone Tactics」)

もっとも宣伝もほぼ行われず、当時昆虫ゲーム界の覇権であったムシキングの陰に埋もれ速攻でワゴンセール送りとなった為小売価格はタイトル相応であったが。


実際のところサポート能力のカード発動に重要なミニゲーム周りのシステム(テンポ、難易度、タッチペン)に不満点が非常に多いという問題がある。他にはユーザーインターフェイス面に不便な点も散見される。


しかし、ストーリーモードはSRPG初心者から上級者でも楽しめる難易度でバランスも絶妙。

SRPG上級者でも苦戦する詰め将棋のようなEXステージ。

軽快に進む戦闘テンポとストーリー。

ユニットごとの能力、スキル、地形適性の差が大きく、レベルを上げて改造を重ねても万能機とはならない。

装甲(格闘と実弾に対する物理防御力)とBバリア(ビームに対する防御力)は別に設定されているので、いくら装甲が高いキャラでもビーム攻撃は防げない。

などなどユニットの得意、不得意がかなりはっきりしていてステージや敵に合わせて出撃ユニットや武装を使い分けて思考錯誤する楽しみがある。

経験値はステージ終了後、未出撃機も含めて全キャラに一定数支給されるため(弱冠振り分けもあるが)クセの強いキャラのレベル上げのために無理に出撃や止め刺しを工夫したり、複数回同じステージに出撃する必要がない。

さらに曲は「テイルズ」「スターオーシャン」「バテン・カイトス」「黄金の太陽」の桜庭統氏が担当。

総合的には、手放しで絶賛はできないが丁寧にバランス調整された良作と言われる。


ストーリー

ある夏の日、主人公のヤマトと幼馴染のツバサが見つけたカブトムシとモンシロチョウは通常とは違う昆虫だった。彼らは言葉を話し、2人に助けを求めてきた。

知恵と意思を持った昆虫たちの住む異世界「ムシワールド」から来た彼らはムシワールドの危機を救うため、2人にパートナーとなってもらうよう頼む。

巨大なムシ型ロボット「ムシボーグ」の侵攻を受けるムシワールドを救うための戦いが始まる。


システム

子供やSRPG初心者向けを意識しているのか戦闘システムはかなりシンプルでごく最初期のSRPG並。

他作品の経験者にはギミックが少なすぎると感じる人も多いと思われる。

範囲攻撃、MAP兵器、仲間会話、支援攻撃防御、ユニット向き、ステータス異常その他昨今のSRPGによく見られる要素類が無い。


強いて挙げれば装甲(格闘と実弾の物理防御)とBバリア(ビームに対する防御)は別計算。

地上、飛行への威力が倍に上がる特効スキル。

攻撃を受けた際の反撃は同系統の武装に限定されるので読みが必要。(例えば格闘攻撃には格闘でしか反撃できず、射撃で反撃できない。)

ニンテンドーDSらしいオリジナル要素として回復、障害物、ステータス強化、移動補助などができるカードをデッキとして用意。タッチペンを利用したミニゲームによってカード効果発動の強弱が判定される。


登場人物


ヤマト

「なんだかわからないけど救ってやるぜ、まかせとけ!」

赤い服、ハーフパンツにポシェットの活動的な姿の少年。

昆虫が大好きな男子小学生。考えるより先に行動するタイプ。

裏表がないまっすぐな性格で良くも悪くも物怖じせず率直に話すので、老若男女昆虫はては敵とも会話が弾む。

難しい話は理解できなかったり、大人の意味深な発言に気づかずスルーしてしまうのはご愛嬌。

細かいことは気にするな!」という本人の言が何よりも彼という人物を端的に表していると言える。

勘が鋭く相手が嘘をついているか話していればわかるというが、女性からの好意には鈍感。


パートナーはカブトムシ型ムシボーグ「カブト」

ムシワールドのオスのカブトムシ。

真面目で誠実な性格でヤマトのいろんな問いかけに丁寧に返してくれる。

ホワイトとは同じ村に住んでいた。

高いHPと装甲を持つ格闘型。いわゆる主力戦車的な立ち位置。

主人公機らしく、トップクラスの白兵戦能力と優れた耐久力で終盤まで十分活躍できる高性能機。


エピローグではただの昆虫好きから抜け出すため、昆虫博士を目指して勉強を始める


ツバサ

昆虫ウォーズのツバサ姉貴

「ちょっ、じょ、冗談じゃないわよ!そんなのにつきあってらんないわよ!」

白い蝶のような大きなリボンをつけた少女。

ヤマトの幼馴染で彼女も昆虫好きである。

奔放なヤマトに振り回され突っ込みを入れつつ、結局はつきあってフォローする苦労女房役。


パートナーはチョウ型ムシボーグ「ホワイト」

ヤマトに振り回され、ムシワールドにとまどうツバサに対し女友達として良き相談相手となる。

高いBバリアと素早さ、回復カードの効果が倍になる固有スキルが特徴。また射撃命中も全味方ユニット中2位と高水準。

序盤は耐久面の頼りなさと火力の低さが目立つためサポートに徹することになりがちだが、シナリオが進みビーム装備持ちの敵が増えてくると囮や壁としても活躍するようになる。

また非常に強力な専用のビーム射撃武器が存在し、これを入手すると火力の面でも頼れるユニットに化ける。


エピローグでは勉強を始めたヤマトを手助けする。


ショウヤ

「ユイーーーーーーーーー!!!!」

「大丈夫か、ユイ!?」

頭にバンドをつけた少年。

ヤマト・ツバサの同級生。ヤマトをライバル視しつつも仲はいい。

とにかく妹のユイを可愛がり、ユイを気遣い、ユイを優先に考える妹命の超シスコン。


パートナーはクワガタ型ムシボーグ「アギト」

どの武装も扱えてステータスも平均的な万能型、しかしこのゲームにおいて万能型というのは大きな欠点である。

中盤まではその万能性でヤマトに次ぐアタッカーとしてバリバリ活躍するも、以降は器用貧乏で難しくなる。

タイヤ移動による整地での高機動が長所……とされているがものは言いよう、移動力は確かに高いものの、厳密に言うとタイヤ移動は「整地が得意」ではなく「整地以外が全部苦手」なので足場の悪いステージではかなり取り回しが悪くなってしまう。

活躍させるにはきちんと最新鋭の武装を優先に開発して整えることと愛が必要である。


ところで、昆虫ウォーズは王道的なストーリー運びなので多くの人は途中で察するかもしれない。

少年漫画的な展開、主人公の味方だけどライバル、大事な家族(妹)という弱点。

公式HPの4コマ漫画でも示唆(というかネタバレ)されている通り、中盤で裏切って一時的に抜けてしまう。

全員に経験値が配られるというシステム上、他とレベル差が確実についてしまうのも痛手となる。


ユイ

需要ないのは知ってるけど

「ありがとうお兄ちゃん」

おかっぱの小さな少女。

ショウヤの妹。おとなしく、ひっこみじあんな少女だが芯は強い。


パートナーはホタル型ムシボーグ「ヒカリ」

専用武装による強力な遠距離ビーム砲撃に特化した機体で、カブトムシ・ダンゴムシ・スズメガ等の重装甲・低移動力の敵ユニットに滅法強い。

飛行ユニットなので移動力の低さが気になりにくく、地上ユニットの接近困難な場所から砲撃できるのも強み。

反面、Bバリアを除いて耐久性能は低いため一度敵の射程内に入ってしまうと速攻で落とされがち。また、攻撃面もビームに依存している関係でサソリやムカデのような高Bバリアの敵には無力。

有利不利のかなりはっきりしているユニットなので使い所が重要。

ムシワールドから戻ってからは少し明るくなった。


サクマ

白衣を着た男性。

ツバサのおじさん。昆虫の研究家。通称「ハカセ」と呼ばれる。名は「ダイチ」

昆虫だけでなく、機械やエネルギー関連の知識も豊富でムシワールドのヒトが残した超科学の一端を解明する。

研究に没頭すると寝食も忘れ、他のことがおざなりになってしまう。

ミサキには好意をもたれているようだが鈍感である。


パートナーはカタツムリ型ムシボーグ「ドロシー」

数百m級のベースタイプ(移動基地)で突出して大きい。十数体のムシボーグを格納できる。

主人公達の生活拠点となる。

ちなみにカタツムリは「虫」だが「昆虫」ではない(陸生の巻き貝の仲間)。

最後はムシワールドを救うことと、地球から来た仲間達を無事に送り返すためムシワールドに残ることになる。


ラファエル

「この攻撃、見切れるかな?」

ムシボーグ戦闘集団「ブルーフォース」のリーダー格。

白ラン風の詰襟?を着た、理知的な風貌の眼鏡をかけた金髪の男性。

冷静な頭脳派タイプだがワキが甘く、つい熱くなったり狼狽えたりすることもしばしば。エリーシャのわがままによく振り回されている。


パートナーはカマキリ型ムシボーグ「デスサイズ」

飛行タイプへの威力が倍に上がる飛行特効スキルを持つ対空特化格闘型。

対空格闘の威力は凄まじい反面、生存性に乏しく移動力も低いピーキーなユニット。迂闊に攻撃に晒すとすぐ落とされるため、前線に出るタイミングが重要になる。

エピローグでは約束どおりジェイニーとブレイドを連れてヤマトたちに会いに日本に来る。


ジェイニー

「フフ・・・・・これに耐えられるかしら?」

「ブルーフォース」の一員。

帽子を被り、金髪ロングでグラマーな褐色肌の女性。

勝気で負けず嫌いな性格。


パートナーはハチ型ムシボーグ「ハニー・B」

地形の影響を受けない飛行型ユニット。ゲーム中では「格闘・射撃が得意」と説明されているが、実際は格闘偏重型のステータスで射撃は苦手。

火力はやや控えめだが、トップクラスの素早さと飛行型としては高めの装甲・HPを併せ持ち、華奢な見た目とは裏腹に生存性が非常に高い。

意外に装備の選択肢も多く、カスタマイズ次第で壁役・囮役や空対空戦闘など様々な仕事を任せられる。

上手く扱えば戦場を縦横に飛び回り八面六臂の活躍をしてくれるだろう。


エピローグでは約束どおりヤマトたちに会いに日本に来て、ツバヤやユイとショッピングを楽しんだ。


ブレイド

「グランデの装甲はダテじゃないぜ!」

「ブルーフォース」の一員

アーミールック風の体格のいい男性。

気は優しくて力持ち。大らかというかヤマトと同じく細かいことは気にしない性格。


パートナーはダンゴムシ型ムシボーグ「グランデ」

格闘攻撃力・HP・装甲はトップクラス、敵を遮る盾としてだけでなく攻撃も優秀。

集中攻撃を浴びても耐え切り、高い格闘でカウンターを決めていける。

ただしBバリアが低いので敵雑魚にビーム兵装が増える終盤は対策が必要になる。

欠点は足回りがとにかく悪いこと。そもそも移動力が3と極端に低い上に移動タイプがタイヤのため整地以外ではまともに動けたものではなく、できることなら移動力を強化できる装備が欲しくなる。

ちなみにダンゴムシも「虫」だが「昆虫」ではない(エビ・カニ等と同じ甲殻類に含まれる)。


エピローグでは約束どおりヤマトたちに会いに日本に来て、日本の食べ物を楽しんだ。

アカネ

イラスト5枚目参照

[pixivimage:46507008_p4]

イラスト5枚目参照

スケッチが趣味の巫女さん。中高生ぐらいの少女。

髪はショートカット、巫女、スケッチブックを抱えて間延びした独特のしゃべりというマニアックな属性を複数持つ。

とてもマイペースでとぼけているようにも見えるが、実際は常に冷静かつ理性的にものを考えており、撃墜される時すら動じる様子を見せないほど。大事なところでは他の誰より的確な質問や意見を出すこともしばしば。


パートナーはトンボ型ムシボーグ「クローバー」

移動力と射撃攻撃力が高く、地上特効のスキルをもつ。

飛び回ってのカードによるサポートやアイテム回収、地上の雑魚掃討やベース・コロニーの破壊に向く。

また、飛行ユニットの中ではホタルに次ぐ砲戦能力を持っているため、場面と装備次第では空中砲台としても運用可能。

HPと装甲が低く、回避力も微妙なので他の飛行型以上に攻撃を受けないよう注意が必要である。

攻撃ヘリ的な立ち位置。

エピローグでは美術のコンクールで賞を獲得したと語られる。


ヒロト

常にヴァイオリンを演奏するマイペースな中高生ぐらいの少年。

どんな状況でも動じず余裕を持った図太い精神を持つ。

いいところのぼっちゃんなのか、やや言動に浮世離れしたところがある。


パートナーはバッタ型ムシボーグ「ホッパー」

攻撃後に再移動が可能という特性を持つ唯一のユニット。

移動力の低いユニットに射程外からの一撃離脱を決めて一方的に消耗させる、砲撃しながら進軍する、離脱したところに他のユニットを向かわせて追撃させる、等他にできない器用な立ち回りが可能。

一方、ステータスは全体的に控えめ。特に火力面の貧弱さがかなり気になりやすく、扱いには技量が問われる。

他のSRPGにおける騎兵や装甲車的な立ち位置。


エピローグでは相変わらずマイペースに過ごし、後に皆を大きなお屋敷に招待して驚かせたらしい。

ゴンベエ

独特の髪型で探検服を着た初老の男性。(例えるなら髪が多くて背筋の伸びた銀魂の平賀源外

地球では病院の院長を務めていた。

がさつそうな見た目とは違って、職業柄か年長ゆえかこう見えて配慮が効く性格。


パートナーはセミ型ムシボーグ「フリスビー」

移動力に優れ、自分自身も飛行ユニットでありながら飛行特効の射撃が可能な対空戦闘特化型のユニット。

制空戦闘機のような立ち位置。

多くの飛行ユニットに対して一方的に有利に立ち回れるが、良くも悪くも一点特化型の性能であるため地上ユニットの相手は苦手。

また、終盤になると飛行特効付きの装備やユニットが増えてくるため相対的に個性を失いがち。

エピローグでは診療所を開いて後進の育成にせいをだす。


ミノル

赤い自転車用ヘルメットを被り、大きな双眼鏡を持った小学校低学年ぐらいの少年。

口下手で自信がなさげな言動が多いが、ストーリー進行とともに少し自信がついてくる。

てんとう虫が大好きで知識がとても豊富。


パートナーはテントウ型ムシボーグ「セブン」

全ユニット中最高の砲撃命中と砲撃射程+1という機体特性を持つが、それ以外の能力は全て最低クラスという砲戦特化型のユニット。

ホタル同様一度懐に入り込まれるとどうしようもなくなる、素早さが低いため相手次第では命中精度がかなり落ちてしまうなど欠点はあるが、うまく扱えばアウトレンジから凶悪な威力の砲撃を一方的に叩き込んでいける非常に強力な火力要員となる。

特に終盤は攻撃の要と言っても過言ではない重要なユニット。

自走砲のような立ち位置。


イェガルド

ブラックフォース四天王のリーダー格。

将校服を着て口髭が似合うナイスミドルの男性、古風な語り口。

どこかの元高級軍人で資産家でもあるらしく、キドー博士の援助を行った。

決して悪人ではなく、むしろ高潔で使命感に燃える人物である。だからこそ敵に回すと厄介なタイプでもあるが。


パートナーはムカデ型ムシボーグ「カーネイジ」

飛行特攻とずば抜けた射撃命中を持つ対空射撃のスペシャリスト……と言いたいところだが、シンプルに射撃能力が高いので地上ユニット相手でもえげつない火力を発揮する。

耐久面もかなり優秀で、特にBバリアは自軍でもトップクラスの高さ。装甲が薄いのが難点だが、HPが高いので物理攻撃にも多少被弾するくらいなら平気。

敵のボスポジションなだけあって総合的に高いスペックを誇り、後半の即戦力になれる。

無論敵ユニットとして見ても非常に厄介で、飛行ユニットはもちろんのこと地上ユニットでも不用意に接近するのは危険。

ちなみにムカデも「虫」だが「昆虫」ではない(カタツムリやダンゴムシよりは近縁だが、体の構造や脚の数が昆虫とは異なる)。

エピローグでは探検家として活躍して名を残したことが語られる。


ミサキ

蜘蛛女

ブラックフォース四天王の一人。

どこか物憂げな影のあるクールな風貌と白衣、そして巨乳の女性。

以前はサクマと共にキドー博士の下で昆虫の研究を行っていた。

本来は気遣いのできる知的で優しい女性なのだが、敵対時はキドー博士に洗脳され冷酷な性格に変貌してしまっている。

彼女も昆虫だけでなく機械やエネルギー関連の知識が豊富にある。昆虫学者とはいったい・・・

味方になった後はサクマの側に寄り添いサポートする。


パートナーはクモ型ムシボーグ「ナイトメア」

攻撃面は万能型で、格闘・射撃・砲撃のいずれも十分こなすが尖った部分はない。

しかし移動力からくる不整地踏破能力、高いHPと素早さ・Bバリアからくる耐久性能と安定感のある性能を持つ。

森林や岩場に入り込み、地形効果を利用した戦闘がおすすめ。また、砲戦要員としてもなかなか使い勝手がいい。

ちなみにクモも「虫」だが「昆虫」ではない(ムカデ同様、比較的近縁だが構造や脚の数が異なる)。

敵ユニットとしても生存性に優れるため、こちらも素早さの高いユニットで挑まないと撃破に手間取りがち。

最後はサクマとともにムシワールドに残る。


ヒュードル

ブラックフォース四天王の一人

見た目は一言で言うなら不審者

スキンヘッドに細身ながら鍛え上げられた体、赤いマフラー、黒のぴっちりスーツ、変身ベルト?

しかしてその実態は!ムシワールドの平和を願い、自らの信念に殉じる漢にして正義の味方なのである!

他人への振る舞いは常に礼儀正しく紳士的で、一時的に指揮下にいたミノルとアカネにも面倒見よく接していた。

また敵方のこの手の人物としては珍しく、自分の掲げる「正義」以外にも寛容な広い視野を持っている。

とにかく顔を出すたびに株を上げると言ってもいいくらいの人格者で、プレイヤーからは高い人気を誇る。

地球でもムシワールドでもない別のさらなる異世界から来たとしか思えないキャラと言動だが地球出身である。


パートナーはゴキブリ型ムシボーグ「ジェット」

ゴキブリらしく全ユニット中トップの移動力と素早さを誇り、Bバリアも高い方に入る。

さらにテントウムシ・ホタルに次ぐ砲撃命中と砲撃射程+1の機体特性を持つため、足回りと命中精度に優れる砲撃要員として頼りになる。

欠点は装甲とHPが低いのでイメージに反して打たれ弱いことと、移動タイプがタイヤであるため整地でないと強みの移動力が大幅に落ちてしまうこと。

また、ゲーム中では何故か「射撃が得意」とされているが射撃命中は並〜やや低いくらいの水準。そして砲撃能力の高さについてもほぼ言及されていない。

装輪式自走砲のような立ち位置。

敵ユニットとしては走り回りながら攻撃を回避してくるので邪魔になる。

耐久は低いので命中が高いユニットを用意すればさほど苦労はしない。

エピローグでは謎の正義の味方として活躍していると語られている!


エリーシャ

「上等よ!かかってらっしゃい!」

ブラックフォース四天王の一人。

ヤマトより年下でユイと同年代のようだ。

ウェーブのかかったロングヘアー、帽子ともこもこの厚着な少女。

どこぞのお嬢様らしく元の世界では窮屈な生活だったようだ。

ムシワールドでは箍が外れたのか奔放に暴れ回る。


パートナーはスズメガ型ムシボーグ「クリスティン」

高いHPと装甲を誇り、耐久性能は飛行型ながらかなり高水準でグランデに次ぎカブトを上回るほど。さらに対地特攻と高い射撃能力を持つため火力も優秀。

反面、回避力と移動が低いので対空特効を持つ敵は他の飛行型以上に苦手とする。

重攻撃機のような立ち位置。

敵ユニットとしては飛行特効スキルや対空武装がない物語序盤から登場して重装甲・地上特効スキルで強力な壁としてプレイヤーの前に立ち塞がる。

一方、自軍への加入後は前述した耐久性能と対地射撃により非常に頼もしい空中要塞と化す。


エピローグではヤマトの学校に無理やり転校してくる。



キドー博士

ブラックフォースのボス。

バイザーをつけた大柄な老人。

以前はサクマ、ミサキの恩師である高名な昆虫学者だった。

ムシワールドへの行き方を発見、複数のカードを入手して地球に帰還。

その発見を学会で発表するも誰にも相手にしてもらえず学会を追放されるというテンプレ的な流れをたどる。

そのことを恨み、ムシワールドが存在することを証明するため、イェガルドを騙す形で利用して黒いムシボーグの軍団を作り上げ、超科学の遺跡群を復活させた。さらにオリジンを集めてその莫大なエネルギーを手に入れようとした。

その最終目的は地球を征服して自身が全てを管理する存在になることであった。


パートナーはサソリ型ムシボーグ「ヘルドゥーム」

ラスボスらしく全能力が高い上に、全ての攻撃方法を得意とする強力なユニット。

生半可な攻撃では強力な反撃を受けて叩き潰されることになる。

弱点は移動力が低いのでプレイヤーに有利なタイミングで攻撃できること。

いくらステータスが高くても一体だけなのでプレイヤーはしっかり準備して集中攻撃を行いやすい。

ちなみにサソリも「虫」だが「昆虫」ではない(クモに近縁の生物)。


その他ムシボーグ

アリ型ムシボーグ

量産型雑魚ユニットその1。多脚タイプ。

ちまちま格闘攻撃してくる。単体での性能は貧弱そのものだが、コロニー等から大量に湧いてきて数にものを言わせてくる。

ぶっちゃけそれでも「数だけの雑魚」感の否めない存在だが、終盤になるとビーム武器を積むようになり脅威度が跳ね上がる。


カ型ムシボーグ

量産型雑魚ユニットその2。飛行タイプ。

ちくちく攻撃してくる。飛行中のSEが妙にリアルで非常にうっとうしい。

能力的にはアリに輪をかけて貧弱で、おまけに終盤になってもビーム武器すら積んでこない。

しかしコマンドカード「セミのレクイエム」で自爆特攻を仕掛けてくる個体がちょくちょく見かけられるため油断は禁物。


アメンボ型ムシボーグ

量産型雑魚ユニットその3。車両タイプ。

毒の沼地でもダメージを受けない特性がある。

アリやカよりはマシ程度の性能で、一応射撃寄り。

地味な存在だが何気に砲撃命中がゴキブリと同程度にはあるため注意が必要。


タガメ型ムシボーグ

量産型雑魚ユニットその4。クロウラータイプ。

毒の沼地でもダメージを受けない特性がある。

他の量産型ユニットに比べるとタフで格闘性能もそこそこあり、カマキリ等耐久面が貧弱なユニットだと一撃で落とされることもある。

数多く出てこられると少々厄介な相手。



設定

ムシワールド

地球とは違う異世界。

かつてはヒトがいて様々な技術をカードに収め、知恵あるムシ達をパートナーにし機械化したムシボーグを利用し栄えた。

えいち、そうぞう、ゆうきの三つの「オリジン」に超科学技術のエネルギーや情報を収めていた。

しかし、ある時に突然ヒトは姿を消してしまい滅んでしまった。

知恵のあるムシ達にも何が起きたのかはわからなかったらしい。

空には月以外に人口の月らしきものが浮かび。超科学の施設などが一部残っている。

カード技術の一部はムシ達にも残っているが、異世界を移動するものやムシボーグに変身するマスターカードなどは作れないようで貴重品。


ムシボーグ

ムシワールドのヒトがかつてつくったカード「マスターカード」の力でムシが巨大メカになった姿。

マスターカードを使うには人とムシが心を通わせることができないといけない。

特にヒトにはムシを愛する心が必要で、それがあれば強い力を発揮できる。

性能は劣るがムシが作ったマスターカードのレプリカ(廉価版)が存在し、人間なしでもムシボーグになれる。

それはキドー博士の手に渡りムシボーグ軍団が生み出された。


余談

子供向けのゲームであるが、明らかに子供には理解できないスラングやネタがさりげなく混ぜられている。


関連動画


関連タグ

ゲーム シミュレーションゲーム

サクセス(ゲームメーカー) SRPG

昆虫 巨大ロボット ニンテンドーDS


外部リンク

昆虫ウォーズの公式サイト

関連記事

親記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 6606

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました